『ブラックボックス』

うどん

文字の大きさ
上 下
50 / 190
〜第2章〜

㊽『〜ポチの鎖編〜異変(※R18)』

しおりを挟む


スイに攻められ続けて数時間。
しおんの助けはまだ来ない。


みつ「ひギィィ…///」
アダルトトイを秘部に挿入されたまま放置されている。
何度も絶頂を迎え、その度にプシャっと撒き散らすみつれ。

彼女はだんだんと支配されかかっていた。


スイ「可愛いよポチ♡」

スイはみつれの姿を観て満足そうな顔をしている。

みつ「うっ……あぁぁ……///」
みつれは唸り声のような喘ぎ声を出す。
抵抗の現れだろうか。


スイ「このまま堕ちちゃいな。何もかも忘れてずっと気持ちいいことしようよ…///アンタの全部…私が愛してあげる。」
耳元でスイに囁かれる。


みつ「やぁ……あッ…///あッ…///イクッ……/////あ"あ"あ"あ"ぁぁぁぁ…..///」

バチンッ!とみつれの頭で何かが弾けた。
視界は真っ白になり絶頂とともに気絶した。

スイ「あら…ちょっとやり過ぎたか…」
気を失ったみつれをみて微笑むスイ。

スイはみつれの拘束を解き、
みつれの身体を綺麗に拭いた。




スイに攻められ続けていたみつれは、
心のどこかで『スイには敵わない』と感じてしまっていた。

『しおんは死んだ。助けは来ない。』

そのスイの言葉が真実とさえ感じてしまっていた。

『スイの言葉全てが正しい。』

みつれは洗脳されかかっていた。。



スイ「ポチ。アンタは本当に可愛いね。」
スイはみつれの裸体をじっくり見つめる。

スイ「また明日もめちゃくちゃにシてあげる。私のこと以外考えられないようにしてあげるよ♡」
スイはみつれに首輪を着け、鎖に繋いだ。
そして毛布をかけ、スイは部屋を出ていった。




翌日、みつれは目が覚める。

しかし、みつれがいる部屋には窓が無く時計も無い。
みつれは今が何時で朝なのか昼なのか、はたまた夜なのか分からなかった。

ただ目覚めたみつれはボーッとしていた。
薬がまだ残っているのか頭が回らない。


スイ「起きたかい?ポチ。」
スイが部屋に入ってきた。

みつれは無言のまま、ボーッとスイを見つめる。


スイ「どうしたの?ポチ。まだ眠たい?」
スイは首を傾げる。

みつ「・・・」
みつれは無意識に右腕を掻く。
そこには数箇所の注射痕があった。

スイ「ご飯用意したけど食べる?」
みつれは無言で頷く。

スイ「持ってくるよ。」
スイはまた部屋を出た。

みつれは立ち上がり部屋を見渡す。

みつ「((あれ…わたし……なんでここにいる……))」
みつれは裸のまま部屋を歩く。

みつ「((なんで裸なんだ……なんで…首輪?))」
みつれは混乱する。

するとスイが戻ってきた。
スイ「どうしたの?ポチ?」
スイはみつれの様子がおかしいと気付いた。


みつ「・・・ここはどこ?わたしはなんでここにいる?なんで裸なんだ…アンタは誰だ?」

スイ「・・・まさか…」
スイはみつれの異変に気がついた。


記憶障害。


薬を過剰投与し続けた副作用か、はたまた過剰のストレスか。
昨日のみつれの雰囲気は無くなっていた。
スイは確かめることにした。

スイ「・・・自分の名前、分かるか?」

みつ「・・・わたしの…名前は……あれ?」
みつれは首を傾げた。

みつ「わたし…名前……」
みつれは言葉が詰まる。
自分の名前すら分からなくなっていた。

スイ「・・・私が誰か分かるか?」

みつ「・・・分からない。アンタ誰だ?」
みつれはスイのことも分からなかった。

なにもかも分からない様子のみつれ。
だがスイにとっては嬉しい誤算だったかも知れない。

スイはみつれに優しく声をかけた。

スイ「『スイ』って名前、聞き覚えない?」

みつ「・・・すまない。」
みつれは申し訳なさそうにする。

スイ「いいよ。あらためて自己紹介しよう。私の名前はスイ。アンタの名前はポチだよ。」

みつ「・・・ポ……チ?」

スイ「そう。私はアンタの味方だよ。」

みつ「・・・味方……」

スイはにっこりと笑顔をみつれに向ける。

スイ「そうだよ。ポチは私とここで暮らしてる。狭いとこだけどね。」
スイはみつれに手を差し伸べる。

スイ「あらためてよろしくね。ポチ。」

みつ「・・・うん。」
みつれは手を伸ばし、スイと握手をした。

スイ「ご飯食べよ!お腹空いたでしょ?」

みつ「うん。食べる。」

スイとみつれは2人で食事をとった。。。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

バレー部入部物語〜それぞれの断髪

S.H.L
青春
バレーボール強豪校に入学した女の子たちの断髪物語

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

処理中です...