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〜第1章〜
⑭『〜みつれの過去編〜監禁3日目』
しおりを挟む監禁されて3日の朝。
ボロボロの白い布切れ一枚を着ているみつれは虚ろな目をしていた。
『もうどうにでもなれ。』
彼女の心は折れ、全てを諦めていた。
部屋のドアが開き、
スイが朝食を持って入ってくる。
スイ「おはようポチ。」
みつ「おはようございます。」
スイ「ご飯の前に身体拭くよ。布を脱いでそこに立ちな。」
みつれは布を脱ぎ、全裸で直立する。
みつ「すみません。ポチの排尿、排便の許可をお願いします。」
スイ「分かった。コレにしな。」
スイは桶を足元に置く。
みつ「ありがとうございます。排尿、排便させていただきます…」
みつれは脚を開いて中腰になり排尿をする。
みつ「んッ……」
みつれは力み、排便する。
スイに見られながら排泄することに多少慣れてしまったみつれ。
躊躇など無く排泄する。
みつ「はぁ…はぁ…排尿、排便完了致しました…拭き取りをお願いします…」
みつれは仰向けに寝転がって脚を開いて秘部と肛門をスイに晒す。
スイ「いっぱい出たね。えらいねぇ。」
スイは子どもをあやす様にウエットティッシュで拭き取る。
みつ「・・・。」
もう3日前のみつれとは別人のようになっていた。
あらがっても無意味。
それに生理現象はどうしようも無い。
羞恥と屈辱を感じるがみつれは抵抗をやめた。
みつ「ありがとうございます…」
みつれは立ち上がり直立する。
スイ「じゃあ身体拭くよ。」
みつれはスイに濡れタオルで身体を隅から隅まで綺麗に拭かれる。
みつ「綺麗にしていただきありがとうございます…」
スイ「さあ、朝食だよ。」
朝食はパン、焼いたベーコン、刻んだフルーツなどが混ざったスムージーだった。
パンとベーコンは喉に詰まらせて自殺しないように細かくちぎられている。
自殺防止のためか箸やフォーク、スプーンといったモノも無く、素手で食べなければならない。
与えられた布を汚さないように全裸で食べなければならない。
みつ「朝食ありがとうございます。…いただきます。」
みつれは床に置かれた朝食を正座して食べる。
椅子に座るとこも許されず床で食べさせられる。
その横でスイはテーブルに朝食を置き、椅子に座って食べている。
惨めさを感じるみつれだったがもう諦めていた。
みつ「ポチ、完食しました…。」
食べ終わったらスイに報告しなければならない。
スイは全部食べ終わったことを確認すると錠剤を取り出した。
スイ「綺麗に食べたね。はいこれ。飲みなさい。」
みつ「はい……」
みつれは渡された錠剤を素直に飲んだ。
スイ「確認する。口を開けて。」
みつれは口を開け、スイに見せる。
スイ「よろしい。今日は部屋を出て掃除してもらうよ。」
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みつ「・・・はい。」
スイは食器を片付け、支度する。
スイ「布を着なさい。」
みつれは白い布を着る。
スイはみつれの着けている首輪に鎖を繋げた。
スイ「この鎖は一応ね。行こうかポチ。」
みつ「はい…」
監禁されて3日目。
みつれは初めて部屋の外へ出た。
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