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⑮『幼なじみの永遠の愛』
しおりを挟む私はひまちゃんが待ってる病院に向かう。
けど血が出すぎたのか凄いフラフラする…
ダメだ…ひまちゃんの顔をみるまでは倒れるわけにはいかない……
ようやく病院の近くまで来た。
けど、もう足に力が入らない。
病院の入口をみると、
そこには車椅子に乗ったひまちゃんといちごが見えた。
み「ひ、ひまちゃ……」
声もうまく出ない。視界も霞んできた。
ダメだ。意識が……
その時、
ひ「みずきぃぃぃ!!!」
ひまちゃんが車椅子から立ち上がり走り出した。
ひまちゃん…動けるように…なったんだね……
よかっ……た…
目を覚ましたら病室だった。
み「ひま…ちゃん…」
私はひまちゃんをさがした。
するといちごがいた。
い「目が覚めた?」
み「ひまちゃんは?どこ?」
い「隣だよ。」
私は反対側を見た。
そしたらひまちゃんがベッドで寝ていた。
い「同じ病室だよ。てかなんであんな怪我だらけだったの!?」
み「野暮用だよ。ひまちゃん立って走れるようになったんだね。」
い「あの時だけだよ。みずきが倒れた後、いっしょにひまわりも倒れたよ。」
私は思わず姿勢を起こそうとしたけど、
上手く起こせなかった。
い「まったく……愛だねぇ。倒れたあともアンタ達、しっかり手繋いでたよ。」
み「色々とすまなかったね。いちご。」
い「気にしないで。友だちでしょ?。早く回復するといいね。」
み「うん。ありがとう。」
いちごはその後、また明日も来ると言い帰宅した。
病室には私とひまちゃん。2人きり。
み「倒れてても手を繋いでた…か。」
私はニヤけながらまた眠りについた。
あれから数週間が経ち、私もひまちゃんも無事に回復して元の生活に戻れた。
そのあいだ、私は初めてひまちゃんに祖父の事を打ち明けた。
案の定ビックリしてたけど、「みずきのお祖父さんにご挨拶したい」と言ってくれた。
なんだか結婚を申し込むみたいだね。というと、
「当たり前でしょ!結婚するんだからちゃんとご挨拶しなきゃ!」と怒られた(笑)
それからいっしょに3年の時を過ごし、
私たちは約束を果たした。
み「綺麗だよ。ひまちゃん。」
ひ「みずきも綺麗だよ。」
2人ともウェディングドレス。
お互い幸せな気持ちになる。
「みずきさん。あなたは病める時も健やかなる時も生涯、ひまわりさんを心から愛することを誓いますか?」
み「誓います。」
「ひまわりさん。あなたは病める時も健やかなる時も生涯、みずきさんを心から愛することを誓いますか?」
ひ「誓います。」
私たちは教会で永遠の愛を誓いあった。
幼なじみといっしょに season2』 Fin.
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