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第二章

サツマイモ無双

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 えー、っと。アレンにお手紙を書いてもらって、実物が見たいと両家から使いが来た。ん、好感触で普及してもらえるかな?って思っていました。

 王家が動きました。

 王家に呼ばれて、付け焼き刃のマナーで謁見。


 サツマイモは国の事業として扱うこと。また、種芋が増え次第、周辺各国にも普及をしていくとのこと。


 謁見後、大臣に報酬は出来高制になることを言われたが、飢饉の為の為の作物でお金は要らないので、みんなに広げてほしいことを伝えたら、怒られた。

 なんか、お金を貰わないといけないらしい。100個で1番安い銅貨1枚にした。

 大臣と役人には、微妙な顔をされた。

 でも、知らなかったんだよ。王様も大臣も。全ての領で生産をすることや、サツマイモは芋なんだよ芋づる式に増えるんだよ。

 1つの種芋から、うまくいけば一畝分のツルを育てて植えることもできるし。


 3年後。国中にサツマイモが生産されるようになった時は、不労所得がすごいことになっていたので、サツマイモのお金で病院を1つ作った。

 貧民に限り、労働で支払いができる病院。本当は無料にしたいけど、他の人の利益を害してはいけない。

 労働となると、お金のある人は今までのようにお金を払うし。今まで病院に行かなかった人も労働で払えるならと、早めに病院に来ることで重病者や助かったはずの後遺症が減った。特に、子どもの死亡率が減った。母なら働いて見てくれるなら風邪なども早いうちに連れてきてくれるようになったからだ。

 6年後、周辺各国にもサツマイモが伝わった。

 砂漠地帯でもサツマイモができた!驚!!
 すごい、サツマイモ。国賓として呼ばれたけど辞退した。コノキ王国の功績にしてもらおう。3人の子育てで忙しい。

 あ、子どもが増えました。男の子と女の子。3人とも色は私より。造形はアレンより。なので、そこそこ美形な気がする。(親バカ)

 ハーフのいいとこ取りのようなかわいさだ。母は、メロメロンです。

 例え、庭先の石を半日観察するような息子でも、お花が咲いたのを見て今日は平和ねぇというのほほんな娘でも、アレンに憧れて3歳から毎日素振りや筋トレをする脳筋息子でもかわいい。

 でも、筋トレはそこそこにしないと身長伸びなくなる説があるぞ!
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