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ふわっと香る



控えめな俺の大好きな花・・・



なんで



なんでいまさら



会いたかった



捨てるな



置いていくな



なんでもいい傍にいて



「っっっっっっイヴ・・・・・」



「ジャクスティン、ごめんね寂しかった?」



「っっっっふぅぅ、ぅ゙ぅ゙・・・・」



「!?だから言っただろうが!ジャクスティン泣かせる事になるに決まってるって!」



「んな!?生意気な事言わないで!私に会えて嬉しいんだわ!」



「認識もされてねぇだろうが!くそ女!」



「ま、まぁ落ち着きなさい、ジャクスティン怪我はどこだ?父ちゃんが怪我させた奴殺してやるから安心しろ」



涙が引っ込んだのはこの3年で初めてだ



「父ちゃん?」



「私も居るわ!」



「うるせぇ!黙ってろ!大体お前のせいで俺が恨まれる事になんだからな!」



「あんたよりいい男を連れ帰って来るに決まってるじゃない!」



「俺より大事に出来る奴がこの世界に居るのかよ!!!!!!」



「貴様ら!俺の前でいつまで「「殺していい?」」」



「駄目に決まってんだろ、俺の前でそんな事言うんじゃねぇよ、とりあえず今ここに領主の旦那連れてくるからジャクスティン見ててくれ」



「言われなくとも見るわよ!」



「・・・・・母ちゃん」



「お前!俺の旦那に手を出してみ・・・」

「消えた?どこに・・・・・!?!?」



イヴが消えてすぐに気の強そうな男を連れて戻ってきた・・・



「領主がうるさい」



「任せろ」



「な、な、なん、俺の旦那にさわ「うるさいんだよ!イヴの伴侶に手出すなんて馬鹿だろ!?死にてぇのか!?」」



「・・・・・」



意味がわからない・・・

誰か頼む・・・説明してくれ



「ジャクスティンお腹空いてない?ご飯食べた?怪我は治したからね?」



そういえばこいつなんでこんなキラキラしいんだ1枚の白銀の布を着てるような、まるで神みたいな雰囲気で・・・・・



「説明・・・してくれるんだろう?」

「うん、もちろん」



「馬鹿は任せてくれイヴ」

「頼んだ」

領主の旦那であろう男と気安く会話をする



瞬間



景色が変わったと思ったら俺の実家だった



「あら、気が利くじゃない」

「ジャクスティンがお前の料理食べたがってたから、作れる?」

「!?もちろん!待っててね、今すぐ作るわ」

「僕も手伝うよ、ジャクスティンの部屋はそのままだから使うといい」

「あ、ぁあ」



床に膝をついたままの俺を軽々しく抱き上げるイヴに流石に羞恥心が上回る



「こ、こんな筋肉抱き上げられるのは、見た目的にキツイんだが」

「うーん、でも気絶したジャクスティンにはいつもこうしてたけど」

「んなっ!?魔法でどうにかしてたんじゃないのか!?」

「なんで、世話するチャンスを魔法なんかで済ませるの?」

「・・・なにいってんだお前」



そんな事話してると俺の部屋に着く



「なんで、俺の部屋知ってるんだ」

「教えてもらってるし、匂いするよ」

「は?」

「うん?」



扉を開けると出てったままの部屋に嬉しくなる、いつも座ってた椅子に座らされる



「紅茶でいい?お酒?」

「あ、いや、紅茶でいい」

「待ってね」



出来上がってる湯にゆっくりと茶葉を沈めていく・・・綺麗だ・・・

くるくるとゆっくりと回る茶葉は意思を持って動いているように見える



「まずは、領主がごめんね、背中蹴られたでしょ?俺のせいで傷つけちゃった」

「・・・・・旦那と会ってたって言ってたな」

「うん、前に家に来た時誓約書書いてもらったの覚えてる?」

「ぁあ」

「あれね、魔力印って言って魔力とサインをもって契約するモノなんだ」

「ぁあ」

「あの時領主が魔力抜きでサインだけしたから、契約が成されてなくてしょうがないからあの後領主の旦那に脅されてもらったんだ」

「・・・・・全然分かんねぇな」

「どこがわからない?」

「魔力がないと意味ない書類なんだって事は分かるんだが、なんで脅しに繋がる?」

「契約されないという事は安全が保証されないという事、ならこちらも対抗で人質を取らなきゃならないでしょ」



そう言いながら紅茶を注ぐ

イヴの横にはデザート、俺の横には酒に合いそうなしょっぱいもん・・・ふっ



「お前は強いだろ」

「これからジャクスティンからの接触以外で近づかない事、俺の事で迷惑かけない事、その2点だよ」

「・・・・・俺の?」

「うん」

「ジャクスティンが弱いとは言ってないけれど権力は厄介でしょ?」

「・・・・・旦那と会い続けてるって言ってたぞ」

「最初に、脅されてくれる?って言いながらあの子と友達になったから記念にぬいぐるみプレゼントしたの」



取り出したぬいぐるみは家の玄関にあるカラフルな色のぬいぐるみと少し色味が違う者だった



「挨拶して?」

「・・・よろしく・・・ジャクスティン、僕はお茶を煎れるのが・・・・得意」

「あ?」

「魔石が散らばっててそれで動くようになってる」

「・・・・・玄関のもか?」

「あれは撃退用、襲撃に合ったら起動する仕組み、普段は何もないよ」

「そうか・・・」

「あげたぬいぐるみをどう説明したかは分からないけど、あの領主旦那馬鹿だから話を聞いてなかったんだと思うよ」

「なるほどな・・・薬屋の爺もか?」

「ジョニーが発端だからね、あれがジャクスティンに迷惑かけないよう抑止力が1番かな」



一口サイズの色とりどりのデザートを口にしてくイヴは可愛いモノがよく似合う



「どこ・・・・・行ってた」

「聖樹のところ」

「っっっ、子供がいるのか・・・?」

「んあっ!?いや、そうか、誤解だ!!俺に子供は出来ない!魂を洗ってたんだよ」

「あ?」

「この世界魂がちょっと種族混じり合いすぎて逆に弱くなってるから俺が直接磨いて戻してるんだ!本当に!!ずっとあれから磨き続けてたんだよ!」



その後も、俺に子供が居るかと聞かれて相当焦ったのか珍しくつっかえながら内容を要約すると



世界は複数あってここはその1つ

長く続く世界は魂が混ざり合う、それを防ぐために磨くんだが前回の聖樹が横着して取り返しのつかないことになったから助けて欲しいと神に頼まれて、綺麗に磨く為にこの世界に来た



「あー、お前なんだ?」

「分かんない」

「は?」

「神達からは世界様って言われてる」

「うん?」

「でも俺永く生きてるだけなんだよね」

「どれくらいだ?」

「さぁ?数百億万年まで数えてやめた」

「・・・・・」



よく数えたほうだと思った



「呼んでる、ご飯出来たって」

「聞こえないが」

「うん、俺耳いいんだ」



「行こ?」





「「ジャクスティン!!!」」

「母ちゃん、父ちゃん、俺、その、」

「とりあえず食べましょう」

「冷めると母ちゃんが怒るぞ」

「わ、分かった」

「いただきまーす」

「イヴは食べなくていいでしょ!?」

「そんな可哀想な事言うもんじゃない」

「み、みんなで食いたい」

「そ、そうね!」



久しぶりに母ちゃんが作る料理・・・

色んなものがたくさんある机に懐かしさを感じる、にしても



「知り合いか?」

「「違う」」

母ちゃんとイヴがハモる



「ジャクスティンが故郷の味が食べたいって言ったでしょ?」

「ぁあ」

「それで作り方聞きに来た」

「・・・は!?」



俺と初めて飯を食った時のあれやこれやの中の1つに故郷の飯があったから、聞いたら早いだろって事で母ちゃんに聞きに来たらしい・・・

ちなみに、挨拶は

“ジャクスティンの初めてをもらったイヴだ

よろしく、レシピを教えてくれ”

って言ったらしい・・・・・・

なんでそんな事言ったのかと聞いたら

関係性がそれだけだからと言われた・・・



それでも交換条件で、俺の戦闘風景(10日に1度変わる写真立て)との交渉で成立したらしい、ちなみに見せてもらったが10秒ほど動く



いっぱい食べてと言われ、俺も久しぶりの母ちゃんの飯に張り切りながら食べ続けてる間でそんな事を話された



飯を食い終わって馴染みのテラスで母ちゃんが淹れてくれた茶を飲む

酒は家を出た後に飲んだから目の前で飲むには少し気恥ずかしい



「先に食器洗ってくるから」

「今洗ったよ」

「「「・・・・・」」」

「あーー・・・母ちゃん、父ちゃん、その、反対されてたのに、俺、飛び出て・・・その結局・・・・・英雄になれなかった・・・」



「い、いいのよ!そんな事!」

「そうだな、こうして無事ならいいんだ」

「色々聞きたいわ」

「ぁあ、出ていった瞬間から今までの全てを聞きたい」



それは無理だろう、覚えてない事も多いし

今思えばケツ穴を考える人生だったからな

あんまり話せる事も少なそうだ

チラッとイヴを見ると耳を真っ赤にして顔を隠してた



「?」



話しかけようとしたが母ちゃんに話しかけられた



「それでね?やっぱり私は一緒の人生を歩んで一緒に老いて行くほうがいいと思うの、他のちゃんとした人間じゃ駄目かしら?」





そんな事を言われた・・・・・







人間と一緒に?

そもそも俺はこいつとなにも始まってない



「俺、イヴと話したい」



「っっっ、そう、そうね」



「いいのか?」



「息子の願いを無視できないもの・・・」



「今更だろ」



「うるさいわ!」



「お前がいいならいいけど、多分俺ジャクスティン説得出来るぞ・・・本当にいいのか」



凄い失礼な事を言われてる気がすんだが

確かに何聞いても傍に居たいと変わらず思ってるが



「だって、だって!」



「嫌なら、嫌といえばいいと言ってるだろ」



「そもそも、出会った事が間違いだわ!」



「そうだな」



「っっっ~~~」



「明日また来てもらえるか?」



「・・・・・分かった」



「イヴ」



「なんだ」



「全員が幸せになるなんて出来ないなんて分かりきってる事だろう」



「ぁあ、その子よろしく」



「僕の伴侶だ」



「そうだな」



言い終わったら俺のイヴの家に戻ってきた



「とりあえず、話す?」

「ぁあ、俺も話したい事ある・・・」



「うん」





戻った場所は寝室だった

ここでの思い出が多くて一緒に居られる事にほっとする







酒は酔いが回りそうだったからやめた

果実水と必ず横に食べる物があるのはイヴの甲斐甲斐しさを表してるみたいだ

イヴは酒に煙と合わなそうなデザート、でもイヴにはしっくりくる組み合わせだと思った



そう思ったら駄目だった・・・

怒涛な1日で夢心地で、でも寝室に来たら全部実感して・・・・・







「うっ、ふぅぅぅっっ、ぅあっ、ぅぅ」



今日は泣かないなんて無理だ







花の匂いがする・・・ふわっと香る

抱きしめられてる・・・・・帰ってきてくれた







「ふぅぅっっ、うっ、ぐすっ、うああ」



思いきりしがみついた、わざとだ

だってこいつはいつだってどこだって行けるんだから































「うあああああああんっっっっ!」





































「ぐすっ、ひっ!うあっ、ひっ!」

「一回飲み物口にしよう、喉が枯れる」



あれから泣き止めとも泣くなとも言わず俺にベッドに押し倒されても文句もなにも言わず口を開けば俺を気遣う言葉だけ



「い、いやだっ」



意味はないが拒絶したくなった、なにやってんだ・・・





くるっと体制を変えられて口づけられゆっくりと果実水を飲まされる、口から溢れてもいいから喉に詰まらないようにゆっくり飲めと言われた事を思い出す



零れ落ちる果実水を気にせず飲みたいだけ飲む、とめどなく与えられる果実水もイヴの正体を聞いた後だとただイヴだからだとしか思わなくなった



渇きが満たされると口を離される、そのままイヴの口に残ってた果実水をゆっくり嚥下する喉仏を見つめる



イヴの目が鋭く見下される、不機嫌とかじゃねぇこれは獲物を狩る目だ



イヴの舌が自身の唇をゆっくり舐め、その動作と一緒に俺の唇を指の腹でなぞっていく



























「はっ、たまんねぇな」



























そんな事言ったくせに物凄く苦々しい顔になると俺の胸に突っ伏して





「っっっっっ~~~~~、話し合おう」



「ふはっ!」



襲いたくてたまんねぇみたいな顔してたくせに、話を優先しようとする

だけど、俺もしたい



「どうせ、話したところで俺は納得すんだろう?」

「ジャクスティンはチョロい」

「本当に失礼な奴だな」

「チョロすぎて心配になる」

「なら、見張ってろよ」

「死んで魂になって洗うまで傍に居る」





あーーーー、すげぇ殺し文句だな





「俺に黙ってどっか行くのと嘘つくのはやめてくれ」

「分かった、今からどちらもやめる」

「色々と聞かなきゃなんねぇ」

「うん」

「とりあえず、抱いてくれ」

「・・・・・・・」

「寂しかったんだ」

「・・・・・・・」

「俺・・・」



「泣くな」

「っっっイヴ」

「くそっっ」

「あっんっ、んむっ、はぁ、イヴ、好きだ」

「っっっ~~~」















「いいんだ、俺がすげぇ好きでいるからだから俺の傍にイヴが居てくれるだけでいいんだ」



















「だって、もう離れねぇんだろ?」



















そこからまさか、10日間抱かれ続けるとは思わなかった・・・・・







俺のケツ、需要ありすぎだろ
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