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こいつは色々と手際が良すぎる
今だっていつの間にかふわふわなラグを敷いておいてあるし、ぐちゃぐちゃになった下半身も俺の全身ごと、洗浄をかけてくれる
喉が渇いているだろうと冷たい飲み物を渡され、立とうと思ったら腰が砕けてたらいけないからと手を掴んでエスコートまでしてくれる、そういえば下着が濡れていたのにそれも綺麗になっている気がする・・・
「・・・んんっ、採集の帰りか?」
「うん」
「・・・・・飲みにでも行くか?」
「いいの?」
「別に構わん」
「俺とつるんでるところ見られたら面倒とかない?」
「問題ない」
「そっか、じゃぁ飲み行きたい、俺この街に来てまだ飲んだ事ないんだ」
弾んだ声を出すから少しびっくりする
飲みに行きたかったのか・・・
チラッと横を見るとフードを被っていて表情は分からないな・・・
「交流すればいい、お前ならすぐ馴染むだろう 」
「んー、俺割と自覚あるんだよね」
「なにがだ?」
「抱きたいって思う顔してるでしょ?」
「ぁあ、そうだな」
「そう見られるのが鬱陶しいし、襲って来る奴等も面倒だ」
「・・・・・俺が傍に居る時にみんなと飲めばいい」
「ふふ、優しいねジャクスティンは・・・でも俺別に飲みたいとか関わり合いたいとかあんまりないんだ、ジャクスティンと飲めるのが嬉しいんだよ」
そう言ってフードの隙間から顔を出して笑いかける、そうだった、そういえばこいつは可哀想な奴でもあるんだった
飲み屋の方に薬屋があるから先にギルドで俺の依頼を完了させに行く
「ギルドを通していないのか」
「薬屋が面倒になったみたいだよ」
「・・・ぁあ、想像がついた」
薬屋の爺はずっとこの街に根を張っているらしく誰も顔が上がらない、それに悪い事をするじいさんでもないから色々と融通が効くんだろう
そういうじいさんに気に入られるこいつも凄い、そういえば採集したところを見たのはあの珍しい密の採取だけだった
どんな手捌きか、純粋に気になる
「採集の仕方にコツでもあるのか?」
「んー、流れを見れば誰でも出来るよ」
「流れ?」
「うん、今度空いてる時あったら一緒に行く?」
「いいのか?」
「?どうして?」
「隠してたりするんじゃないのか?」
「ふはっ、してないよ・・・採集なんてってみんな言うから場所が被らないだけで隠してる訳じゃないよ」
「そうか、なら頼む」
「俺は大体暇してるんだ、ジャクスティンが暇な時に声かけてよ」
「家に居るか?」
「うん、それ以外でもいつでも訪ねてきてよ俺は可愛いジャクスティンが見れるのが大好きだ」
「っっっ、茶化すな」
「本気だよ」
可哀想な奴が可哀想な事を言う、可哀想だ
ギルドに着くとこいつが人と居るのが珍しいからか遠巻きに見られる
こいつは本当に今まで色々な目で見られてきたんだと分かるくらい周りを気にしない
本当に見え方が分かってる奴だ
「それはなに?」
魔獣討伐の際に拾ってきた素材に興味を示す
「これはテレキアラの目ん玉だな」
「何に使うの?」
「抽出して中の液を取り出すとこの街にかかせない火の原料にもなる」
「ふーん・・・ねぇお兄さんそれ俺が買い取りたい」
「え、あ、か、構いませんが」
「それくらいやるぞ?いいモノじゃないからな」
「いい、買い取る、いくら?」
テレキアラの目玉を買い取ったイヴに、本当に討伐のついでに暇だったから採っただけで価値はほとんどないと伝えたが
「俺には価値があるよ」
そんな事を言われれば黙るしかない
「おい!珍しい組み合わせだな!」
ザッカリーが話しかけてきた
大方こいつと歩いてる噂を聞きつけて話を聞きに来たんだろう
「ぁあ、途中で会った」
「そうか、大丈夫か?」
大丈夫か?の意味は襲われてるところを助けたり惚れられてないか?という色々な意味を含めた大丈夫か?だった
そこそこモテるとは言ってもそこまでモテる訳じゃない、こいつのように他と違う輝きや芯があるような人間に惚れられた事はない
「大丈夫だ」
「そうか!俺はザッカリー、困った事があれば俺かこいつに言ってくれ!割と安心だ」
「そう、ありがとう、俺はイヴよろしく」
イヴは見た事ない笑顔でザッカリーに笑いかけた、目の奥が笑ってなくいつもの笑顔がいいなと思った
「話すなら先に薬屋行くけど」
「いや」
「これから2人でどこか行くのか?」
「ぁあ、飲みに行くことになった」
「俺も着いていっていいか?可愛い旦那を待ってる間時間があるんだ」
「いや、あー、どうする?断ってもらっても構わない」
イヴに問いかける、じぃっとこちらを見た後猫のように目を細めて
「いや、いいよ楽しみだ」
「そうか!お前とは話したいと思ってたんだ!」
換金が終わり3人で薬屋に向かう
先に飲み屋に行っててもいいと言われたが道の途中だ、着いていく事にした
薬屋に来るのはこの間ぶりだ、なんだか最初に会ったときを思い出してしまった
「ジョニー」
そう言いながら店の奥に声をかける
ジョニーとはじいさんの事か?
思わずザッカリーと顔を合わせるがザッカリーも知らないみたいで首を振られた
「イヴ、よく来たな、怪我はないか?」
「ないよ」
びっくりした・・・・・
じいさんの口からそんな人を労うような言葉が出ると思わなかった、領主様だって来たら追い出されるくらいの勢いで・・・・・
「なんだ、お前ら今日はもう終いだ」
こんな風に追い出されるんだがな
「ジョニー」
びくっ「そ、そうだったな」
よくわからないがじいさんが叱られた子供みたいに見える
「これとこれ」
「ぁあ、いつもすまんな」
「楽しいから」
「それとこれあげる」
そう言いながら取り出したのはテレキアラの目玉だった
「これは、テレキアラの目玉か?」
「うん、焼いて炭にして」
「このままか?」
「このまま」
「中の液は?」
「そのまま」
「焼くだけか?」
「温度は・・・・・・」
そこから詳しくイヴがじいさんに話して
じいさんが一生懸命メモを取っていく
じいさんが弟子に見える・・・・・
「用が出来た!店仕舞いだ!」
「ちゃんと寝るんだよ」
「わかっとる!」
勢いよく店が閉められ・・・・・
「あんた、薬屋なのか?」
ザッカリーが聞く
「いや、冒険者だよ」
ザッカリーが探るが、のらりくらりとかわしていく
まるで猫みたいだ
気に入りの飲み屋に着く、イヴは自炊しかしないから名前を見ても物が分からないという
そこで俺らの気に入りの酒と飯を適当に頼んで気に入った物を選んでもらう事にした
イヴの飯に比べたら劣る全てに少し不安になったがどれも美味そうに食うから安心して俺も飲み進めた
チラッと横にいるイヴを見る
横顔も綺麗だな・・・可愛い顔もしてるが綺麗に整っている、こう見るとやはり“受”に見える
周りからの目線も襲いたいという目を配るものが多い、逆に受けの男たちは敵対するようにイヴを見る
こいつはどこもかしこも小さく、雪国出身のような白さではないが冒険者にしては白く、肌はつるつるすべすべとしている
どうしても乾燥する場所なのにいつもすべすべで毛も顔より下には見当たらない・・・
そういえば、俺の毛が邪魔にならないか聞いてなかったな
こいつの綺麗な肌を傷つけたらと思うと・・
さわっ…………びくっ!
いきなり太ももに手を置かれびっくりする
イヴが壁際に居るから周りから見えてはいないが・・・
そのまま触り続けるイヴにやめろともやめて欲しいとも思わなかった
だって、あの時イヴにとめられなかったらきっと俺は強請って・・・
「なら、イヴは酒が強いのか」
「っ・・・そ、うだな、俺が酔いつぶれても介護してくれたみたいだからな」
「へぇ、酒が好きなのか?」
「というより、美味いモノが好きだな」
「ぁあ、それは分かるな!なんでも美味いモノはいい」
「採集してると、変わった美味いモノに出会えるからやめられないね」
「へぇーそういうものか」
「ぁあ」
会話を進めてる間も手が俺の太ももを触り続けてる・・・さっきの熱が戻ってくるような感覚になる
きっとケツ穴が濡れてる事にも気付かれてるだろうな・・・
ぁあ、このまま挿れられたらどうなるんだろう
「なぁ!あんた!」
店に居た男がイヴに声をかける
「なに?」
「俺と飲まねぇか?」
「断る、友人と飲んでるんだ」
友人・・・・・
「じゃ、じゃぁ、その後付き合ってくんねぇか?」
「なにそれ?デートの誘い?」
「ぁあ!どうだ?」
「ふーん・・・遠慮しておくよ、タイプじゃないんだ」
そう言ったイヴに思わずそいつの顔を見る
俺よりは劣るが筋肉も猛々しさも感じる
受けではないとしてもこいつなら容易く落とせるんではないか?
それにこいつは・・・・・
「なっ!?」
「しかも、他の男の匂いをつけて言う言葉じゃないと思うけどね」
「っっっ!お前、喋ったのかよ!?」
俺に言ったんだろう
さっき魔導士の男と外でよろしくヤッてた奴だ
「あいつよりお前のがいい男だから抱いてやるっつってんだよ!」
「なっ!?ちょっと僕の事が1番可愛いって言ってたじゃんか!」
魔導士の男が居たのに気付かなかったんだろう、そいつらで揉めだし店が騒々しくなってきた
「はぁ・・・・・ザッカリー」
「っっ、はい!いや、んんっ、なんだ?」
命令するのに慣れた声だった
「これ、収めて」
「報酬は期待していいよ」
にっこりと笑いながら言う
「任せろ!!」
「ねぇ、ジャクスティン・・・このまま抜け出して俺の部屋でぐちゃぐちゃにされてくれない?」
今だっていつの間にかふわふわなラグを敷いておいてあるし、ぐちゃぐちゃになった下半身も俺の全身ごと、洗浄をかけてくれる
喉が渇いているだろうと冷たい飲み物を渡され、立とうと思ったら腰が砕けてたらいけないからと手を掴んでエスコートまでしてくれる、そういえば下着が濡れていたのにそれも綺麗になっている気がする・・・
「・・・んんっ、採集の帰りか?」
「うん」
「・・・・・飲みにでも行くか?」
「いいの?」
「別に構わん」
「俺とつるんでるところ見られたら面倒とかない?」
「問題ない」
「そっか、じゃぁ飲み行きたい、俺この街に来てまだ飲んだ事ないんだ」
弾んだ声を出すから少しびっくりする
飲みに行きたかったのか・・・
チラッと横を見るとフードを被っていて表情は分からないな・・・
「交流すればいい、お前ならすぐ馴染むだろう 」
「んー、俺割と自覚あるんだよね」
「なにがだ?」
「抱きたいって思う顔してるでしょ?」
「ぁあ、そうだな」
「そう見られるのが鬱陶しいし、襲って来る奴等も面倒だ」
「・・・・・俺が傍に居る時にみんなと飲めばいい」
「ふふ、優しいねジャクスティンは・・・でも俺別に飲みたいとか関わり合いたいとかあんまりないんだ、ジャクスティンと飲めるのが嬉しいんだよ」
そう言ってフードの隙間から顔を出して笑いかける、そうだった、そういえばこいつは可哀想な奴でもあるんだった
飲み屋の方に薬屋があるから先にギルドで俺の依頼を完了させに行く
「ギルドを通していないのか」
「薬屋が面倒になったみたいだよ」
「・・・ぁあ、想像がついた」
薬屋の爺はずっとこの街に根を張っているらしく誰も顔が上がらない、それに悪い事をするじいさんでもないから色々と融通が効くんだろう
そういうじいさんに気に入られるこいつも凄い、そういえば採集したところを見たのはあの珍しい密の採取だけだった
どんな手捌きか、純粋に気になる
「採集の仕方にコツでもあるのか?」
「んー、流れを見れば誰でも出来るよ」
「流れ?」
「うん、今度空いてる時あったら一緒に行く?」
「いいのか?」
「?どうして?」
「隠してたりするんじゃないのか?」
「ふはっ、してないよ・・・採集なんてってみんな言うから場所が被らないだけで隠してる訳じゃないよ」
「そうか、なら頼む」
「俺は大体暇してるんだ、ジャクスティンが暇な時に声かけてよ」
「家に居るか?」
「うん、それ以外でもいつでも訪ねてきてよ俺は可愛いジャクスティンが見れるのが大好きだ」
「っっっ、茶化すな」
「本気だよ」
可哀想な奴が可哀想な事を言う、可哀想だ
ギルドに着くとこいつが人と居るのが珍しいからか遠巻きに見られる
こいつは本当に今まで色々な目で見られてきたんだと分かるくらい周りを気にしない
本当に見え方が分かってる奴だ
「それはなに?」
魔獣討伐の際に拾ってきた素材に興味を示す
「これはテレキアラの目ん玉だな」
「何に使うの?」
「抽出して中の液を取り出すとこの街にかかせない火の原料にもなる」
「ふーん・・・ねぇお兄さんそれ俺が買い取りたい」
「え、あ、か、構いませんが」
「それくらいやるぞ?いいモノじゃないからな」
「いい、買い取る、いくら?」
テレキアラの目玉を買い取ったイヴに、本当に討伐のついでに暇だったから採っただけで価値はほとんどないと伝えたが
「俺には価値があるよ」
そんな事を言われれば黙るしかない
「おい!珍しい組み合わせだな!」
ザッカリーが話しかけてきた
大方こいつと歩いてる噂を聞きつけて話を聞きに来たんだろう
「ぁあ、途中で会った」
「そうか、大丈夫か?」
大丈夫か?の意味は襲われてるところを助けたり惚れられてないか?という色々な意味を含めた大丈夫か?だった
そこそこモテるとは言ってもそこまでモテる訳じゃない、こいつのように他と違う輝きや芯があるような人間に惚れられた事はない
「大丈夫だ」
「そうか!俺はザッカリー、困った事があれば俺かこいつに言ってくれ!割と安心だ」
「そう、ありがとう、俺はイヴよろしく」
イヴは見た事ない笑顔でザッカリーに笑いかけた、目の奥が笑ってなくいつもの笑顔がいいなと思った
「話すなら先に薬屋行くけど」
「いや」
「これから2人でどこか行くのか?」
「ぁあ、飲みに行くことになった」
「俺も着いていっていいか?可愛い旦那を待ってる間時間があるんだ」
「いや、あー、どうする?断ってもらっても構わない」
イヴに問いかける、じぃっとこちらを見た後猫のように目を細めて
「いや、いいよ楽しみだ」
「そうか!お前とは話したいと思ってたんだ!」
換金が終わり3人で薬屋に向かう
先に飲み屋に行っててもいいと言われたが道の途中だ、着いていく事にした
薬屋に来るのはこの間ぶりだ、なんだか最初に会ったときを思い出してしまった
「ジョニー」
そう言いながら店の奥に声をかける
ジョニーとはじいさんの事か?
思わずザッカリーと顔を合わせるがザッカリーも知らないみたいで首を振られた
「イヴ、よく来たな、怪我はないか?」
「ないよ」
びっくりした・・・・・
じいさんの口からそんな人を労うような言葉が出ると思わなかった、領主様だって来たら追い出されるくらいの勢いで・・・・・
「なんだ、お前ら今日はもう終いだ」
こんな風に追い出されるんだがな
「ジョニー」
びくっ「そ、そうだったな」
よくわからないがじいさんが叱られた子供みたいに見える
「これとこれ」
「ぁあ、いつもすまんな」
「楽しいから」
「それとこれあげる」
そう言いながら取り出したのはテレキアラの目玉だった
「これは、テレキアラの目玉か?」
「うん、焼いて炭にして」
「このままか?」
「このまま」
「中の液は?」
「そのまま」
「焼くだけか?」
「温度は・・・・・・」
そこから詳しくイヴがじいさんに話して
じいさんが一生懸命メモを取っていく
じいさんが弟子に見える・・・・・
「用が出来た!店仕舞いだ!」
「ちゃんと寝るんだよ」
「わかっとる!」
勢いよく店が閉められ・・・・・
「あんた、薬屋なのか?」
ザッカリーが聞く
「いや、冒険者だよ」
ザッカリーが探るが、のらりくらりとかわしていく
まるで猫みたいだ
気に入りの飲み屋に着く、イヴは自炊しかしないから名前を見ても物が分からないという
そこで俺らの気に入りの酒と飯を適当に頼んで気に入った物を選んでもらう事にした
イヴの飯に比べたら劣る全てに少し不安になったがどれも美味そうに食うから安心して俺も飲み進めた
チラッと横にいるイヴを見る
横顔も綺麗だな・・・可愛い顔もしてるが綺麗に整っている、こう見るとやはり“受”に見える
周りからの目線も襲いたいという目を配るものが多い、逆に受けの男たちは敵対するようにイヴを見る
こいつはどこもかしこも小さく、雪国出身のような白さではないが冒険者にしては白く、肌はつるつるすべすべとしている
どうしても乾燥する場所なのにいつもすべすべで毛も顔より下には見当たらない・・・
そういえば、俺の毛が邪魔にならないか聞いてなかったな
こいつの綺麗な肌を傷つけたらと思うと・・
さわっ…………びくっ!
いきなり太ももに手を置かれびっくりする
イヴが壁際に居るから周りから見えてはいないが・・・
そのまま触り続けるイヴにやめろともやめて欲しいとも思わなかった
だって、あの時イヴにとめられなかったらきっと俺は強請って・・・
「なら、イヴは酒が強いのか」
「っ・・・そ、うだな、俺が酔いつぶれても介護してくれたみたいだからな」
「へぇ、酒が好きなのか?」
「というより、美味いモノが好きだな」
「ぁあ、それは分かるな!なんでも美味いモノはいい」
「採集してると、変わった美味いモノに出会えるからやめられないね」
「へぇーそういうものか」
「ぁあ」
会話を進めてる間も手が俺の太ももを触り続けてる・・・さっきの熱が戻ってくるような感覚になる
きっとケツ穴が濡れてる事にも気付かれてるだろうな・・・
ぁあ、このまま挿れられたらどうなるんだろう
「なぁ!あんた!」
店に居た男がイヴに声をかける
「なに?」
「俺と飲まねぇか?」
「断る、友人と飲んでるんだ」
友人・・・・・
「じゃ、じゃぁ、その後付き合ってくんねぇか?」
「なにそれ?デートの誘い?」
「ぁあ!どうだ?」
「ふーん・・・遠慮しておくよ、タイプじゃないんだ」
そう言ったイヴに思わずそいつの顔を見る
俺よりは劣るが筋肉も猛々しさも感じる
受けではないとしてもこいつなら容易く落とせるんではないか?
それにこいつは・・・・・
「なっ!?」
「しかも、他の男の匂いをつけて言う言葉じゃないと思うけどね」
「っっっ!お前、喋ったのかよ!?」
俺に言ったんだろう
さっき魔導士の男と外でよろしくヤッてた奴だ
「あいつよりお前のがいい男だから抱いてやるっつってんだよ!」
「なっ!?ちょっと僕の事が1番可愛いって言ってたじゃんか!」
魔導士の男が居たのに気付かなかったんだろう、そいつらで揉めだし店が騒々しくなってきた
「はぁ・・・・・ザッカリー」
「っっ、はい!いや、んんっ、なんだ?」
命令するのに慣れた声だった
「これ、収めて」
「報酬は期待していいよ」
にっこりと笑いながら言う
「任せろ!!」
「ねぇ、ジャクスティン・・・このまま抜け出して俺の部屋でぐちゃぐちゃにされてくれない?」
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