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聖女様と呼ばれてあげましょう32
しおりを挟む「イヴ様」
「うっ」
「感情は抑えて欲しいとお願いしたはずですが?」
「うっ、で、でも運命が……」
「まだ数日ですよ?」
「うっ………ごめんなさい」
「ですがまさか運命がいらっしゃるとは思わなかったですから仕方はないですね……」
「!!ほんと!?ありがとう!!精霊たちが戻るまではまたちゃんと抑えておくからっね?」
「はい…とはいえお願いしているのはこちらですから」
「まぁ、でも私もこんなにすぐ感情爆発させちゃうとは思わなかったから………」
「精霊がウォーカー国を見限って1000年であの国の人間が弱りあの程度も討伐できない事になるとは思わなかった私も見誤りましたから
人間を強化して人間だけでなるべく解決させて欲しいと無茶なお願いをしているのは私ですから」
「んふふ、嬉しいよ?世界を大切に愛してくれてるんだもん
神々の中では稀有な存在だもん
私も喜んで協力しますよ、人間大好きだし」
「人間との関わり合いが苦手なので助かります」
「ふふ、ん、レドモンド様が起こしてくれてる!もう戻っていい?」
「もちろんです
改めてどうか私にくださった世界を少しでも長く生き続ける為に聖女様と呼ばれながら力をお貸し下さい”世界様”」
「もちろん!」
「ひなの、朝ですよ……起きれますか?」
少し揺さぶられながらレドモンド様の柔らかな声に起こされる
「……………ん」
「おはよう」
「おはよう」
「レン………離れる時………いつも、こうやって起こして……ほし」
「………っっわ、分かりました」
「ん………ありがと」
その後抱っこされて色々と支度されながら徐々に覚醒した
「昨日、あれから話し合いが行われたんですが結論として精霊が私に着いているなら王都の外に出すのは賛成しない…と揉めています」
馬鹿ばっかりなんだけど
反省会だって言ってるんだけど
誰がレドモンド様のこれからについて話し合えって言ったんだよ、言ってないよ馬鹿かよ
「馬鹿と話はしないと伝えて、それと精霊はモノじゃない…精霊を使用・利用は間違えている」
「そうですね、それに他の人には見えていないみたいですから適当に誤魔化しましょう」
「クーパーに頼んでおく」
「今呼びましょう」
外に居るであろうクーパーを呼び出し情報操作よろしくしておいた
そのままクーパー達が部屋に入ってきてお世話されました
「これから訓練に時間をとってあのようにひなのに傷を負わすような事がないように騎士と神官の訓練を徹底させようと思います」
「うん」
「次の核はしばらく時間を開けますが、問題はありますか?」
「ない」
「民らの安全は今まで通り守りつつ核の消滅はもうしばらく待ってもらいます。あの記録石で見た者達のように動けるのには、どれほどの年月が必要ですか?」
「2年」
「では、その間にひなのに鍛え上げてもらおうと思いますがよろしいですか?」
「うん」
「その前に披露目をして早く伴侶になりましょう」
「うん」
「これからも末永くよろしくお願いしますね」
「こちらこそ、大好きレドモンド様」
「私も、愛していますよ」
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