聖女と聖主がらぶらぶなのが世界平和に繋がります(格好良すぎて聖主以外目に入りません)

ユミグ

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聖女様と呼ばれてあげましょう26

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歌い終わる時に必死な顔のレドモンド様が私を掴もうと一生懸命手を伸ばした
その時のレドモンド様から深い深い愛情を感じてゾクゾクした
ずっとその愛情で愛されたいと思った
泉に2人で落ちれば深く深く沈んで……………




って、危なーーーーい!!
レドモンド様が息出来なくて死んじゃうよ!
レドモンド様に酔いすぎた………
呼吸が出来るようにして口で息を吐いて吸える事をジェスチャーで伝える
理解したレドモンド様に丁度いいから浄化場所まで案内しようと泉の底まで一緒に泳ぐ

気持ちいいねぇ
レドモンド様も楽しそう
ふふ
私が笑えばレドモンド様も笑ってくれる
嬉しい嬉しい嬉しい

そんな風にいちゃいちゃしてればあっという間に底につく
浄化は口ではうまく説明出来ない
でも浄化した時の世界を感じて核を見ればどうすればいいか分かる

うん、そう
核は浄化すればとても澄んでいるモノなのに魔獣を放ったらかしにすると魔獣の苗床となる
だから、本来核はとても清いモノ

核に触れさせる
まるで生きているかのように暖かい
そして、このままを維持することが大切だと伝えればレドモンド様は理解してくれた

レドモンド様と繋いでいた手を恋人繋ぎに変えてキスをする

まるで誓いのキスみたいだな、と思った




ぷはっ
泉から上がれば
「「「「「「「「「聖主(女)様!!!」」」」」」」」」
持ち上げられて周りを見渡せば死者なし!
このまま転移しようと転移陣を出して泉から出されてる最中に転移を行使した

「「「「「「「「!?!?!?」」」」」」」」

「ひなの!!!!」

騎士団長から抱き上げられていた私をレドモンド様が抱きしめる
とりあえず風邪引いちゃうから乾かして
あとは………
「みんなお疲れ様、ありがとう…回復して」

とりあえず怪我を治してご飯食べて集まろう

「レン、ちょっと血が足らないかも」
「え」

そのまま限界だった意識に任せて寝た………






「誰も入るな!!!!」

「………………………レン?」
「ひなの!」
「………………どうしたの?」
「とりあえず栄養のある食事と暖かい飲み物は用意してありますからそれを召し上がりましょう、起き上がれますか?」
「………ん」

ゆっくりと背中に手を当てて起こしてくれる
きっとクーパーが習得しただろう保存魔法で食事と紅茶を暖かいまま置いてある

なんかぴりぴりしてる………
心当たりはあるけど、うん、大人しくしてよう
紅茶をゆっくり飲ませてもらう

「食事はとれますか?」
「レンは?」
「今は結構です」
………………………………ふむ。
「手作り、食べる?」
空間収納から出したレンが好みそうな食事を出す
「…………………どなたかに作られた物ですか?」
ふるふる
「自分の為……作るの好き」
「いただきます」
「あーん」
食べさせ合いっこしました、起き抜けから幸せです


ご飯を食べ終わってレドモンド様に聞く
「みんなケガは?」
「っっっ問題ありません、すでに回復をしている者と重症の者は神殿内で引き続き回復をしていますが後遺症もありません」
「レン、騎士集めて反省会」
「っっっ~~~ひなのが1番重症だったのが分からないのか!何故回復を弾くのか教えなかった!!何故あんなにも無茶をする!!俺はひなのが居なくなったら………!!」
「!!!ごめんなさい」
「嫌だ、傍に居ると言っただろう」
「うん」
「離れるな」
「わかった」
「腕の中で守られてくれ」
「分かった」
「ひなの」
「うん、レン」
「ひなの…」
「うんっ」
「ひなのっ………」
「ごめんなさい」
「許さない」
「うん」
「怖かった」
「うん」
「愛してる」
「私も」
「ひなの」
「レン」

ぽたぽたと涙を流すレドモンド様
怒られるとは思った、でも悲しませるつもりはなかった
そんな事分かっていたのに、人と接しなさすぎて機敏に疎くなっていたみたい
まだまだ眠ってたみたい
ちゃんと起きてレドモンド様の事を1番に考えるから……………だから泣かないで

ごめんなさい




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