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国立編手術2回目と経過
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本来なら3ヶ月(だっけ?)、間を空けて手術をするんだけど
ストーマーが持ちそうにないってことで、その間隔を縮めることになった。
手術日が決まるとその日が待ち遠しくてたまらなかった。
早くこの腹痛から開放されたいい!って思いしかなかった。
んで2回目の手術。この時は歩いて手術室へ。
回復室で目を覚まして1回目の術後より元気。
2日目に看護師長が来て、起きられる?と聞かれたから
「全然いけますよ。」と言って、起きようとしたら
頭の中がぐらぐらぐらーーーー。なんだこれは!??
ほろ酔いではすまされない意識さえ飛びそうなバランス感覚喪失。
麻酔の影響で酔ったような感覚?泥酔したことないので正確さにはかけるが。
一般病棟に戻って回診を受けるのだが、この外科医「いてぇっ!っ」ていっても手を緩めないんだよ
気がついたら手を出してて、医者の治療行為を一生懸命邪魔したけど、
何事もないように処置を続ける執刀医。回診の時間に逃げ出そうかと何度思ったことか。
この執刀医、(記憶が確かならば)なにげに剣道の有段者。腕を見ただけでもごつい。
ストーマーのあったところは溶ける糸で縫われているので抜糸する必要はないんだけど
ピンセットでぐりぐりひっぱりやがって。。。
しかも異常に治りが悪く、というより悪化?していった。つまり陥没し始めていた。
ストーマー時代の悪影響で治癒力が著しく低下していたそうで。
そんな状況で、この外科医がとった行動がなんと、
ハチミツだ。
医療用蜂蜜ってのがあってそれをたっぷりと傷口にたらしガーゼで覆う。
外科医曰く高濃度の糖分は殺菌効果があり且つ細胞に栄養を与えられる
とのこと。
確かに化膿はしなかったけど、確かに陥没は収まりだしたけど、ハチミツって。
そんなこんなで腹に穴が開き縫いなおされる事態は回避された。
安心した頃に副看護師長に穴開かなくてよかったーって言ったら、
ほんとにねー、開くと思ってたわ。
プロの発言力半端ねぇ。向こうは日常会話レベルなのかもしれないが
こっちは思考停止したよ。
しかし、今度は別な問題が。
肉芽。
傷口の再生が軌道に乗り始めると再生の早いとこと遅いとこがでてくる。
この早いとこが肉芽らしい。で、これがあると皮膚の再生がおそくなるとのこと。
で、これを取り除くために別の科へ。形成外科だったと思うけど行ったら
肉芽を削る!?まじで!?え、う、うん、はい、じゃあ、ってことで不安だらけでしてもらいました。
あのね、音が響いて来るんだ。体に響くんだ。がり、がり、がりって。
この音が気持ち悪くてすぐに止めてもらいました。
肉芽の除去は諦めました。
その後、順調?に回復してきて大分安定してきたので
シャワー浴びたら治りもはやくなるよ?と勧められた。が何度も断った。
単純にビビリなのと同じタイミングで他の患者が入ってきた時に
絶対不快な思いをすると分かってたから。
ゾンビと一緒に風呂入りたいですか?
そしたら看護師長がとうとう動いた。一緒に入ってあげるから、と。
何いってんだこいつは?と思ったよ。が、連行されました。
浴室に入り、シャワーを掴み、そぉぉっと弱いシャワーを掛けてみた。
すると・・・・・
透明な膜がするするーーーと流れていった。
!?
あれ、膜はってた!?あれ皮膚じゃないの!?
その後2回くらい同じ体験をしました。
念の為に、看護師長の名誉のために言っとく。ちゃんとナース服着てたからな。
手術して大分治ってきて症状が安定してくると執刀医が来ないことがあった。
その回診の時に無造作に腰周りの皮膚をつまみながら
普段は執刀医の後ろで見てる外科医がこう言った。
どのへんの皮膚とる?
はぁ!?
ぞっとした。なにをいってんだこいつは!?
その反応を見て、自分が何を言ったのか理解したらしい。慌てて説明を始める。
この外科医曰く新鮮な細胞は疲弊した細胞とくっつけると疲弊した細胞が活性化するとか。
けど、そういうことじゃねぇ!言い方!これだから外科医は!普段から人の体を切り刻んで縫い込んでるから
患者の気持ちや痛みに鈍感になりすぎてる!
仮に自分の体から皮膚とって移植したとして
とった場所はどうなるんだよ。そこもむき出しになるんじゃねぇの!?
当然、拒絶しました。
結局肉むき出しみたいな傷口になってしまったけどなんとか治りました。
現在は傷跡がしっかりのこってますが、9割がた肌色になってます。
この記事を書いたのは2012年11月。傷跡は現在は完全に皮膚に覆われて
でっかい傷跡だなぁと思うくらいです。周りの皮膚とむき出しの傷跡の段差が
1cm強あったとは思えないほど。
ちなみに、1日100回以上トイレに駆け込む生活の反動で
トイレに頻繁に行かなくて良くなってからはひたすら惰眠を貪りました。
快眠暁を覚えず。
最後にこれだけは書いておきたい。
俺はこの症状になって色々苦しんだけど全ての選択を後悔してない。
むしろ、この症状と向き合い続けた自分を誇りに思う。
これまでも、これからも。
ストーマーが持ちそうにないってことで、その間隔を縮めることになった。
手術日が決まるとその日が待ち遠しくてたまらなかった。
早くこの腹痛から開放されたいい!って思いしかなかった。
んで2回目の手術。この時は歩いて手術室へ。
回復室で目を覚まして1回目の術後より元気。
2日目に看護師長が来て、起きられる?と聞かれたから
「全然いけますよ。」と言って、起きようとしたら
頭の中がぐらぐらぐらーーーー。なんだこれは!??
ほろ酔いではすまされない意識さえ飛びそうなバランス感覚喪失。
麻酔の影響で酔ったような感覚?泥酔したことないので正確さにはかけるが。
一般病棟に戻って回診を受けるのだが、この外科医「いてぇっ!っ」ていっても手を緩めないんだよ
気がついたら手を出してて、医者の治療行為を一生懸命邪魔したけど、
何事もないように処置を続ける執刀医。回診の時間に逃げ出そうかと何度思ったことか。
この執刀医、(記憶が確かならば)なにげに剣道の有段者。腕を見ただけでもごつい。
ストーマーのあったところは溶ける糸で縫われているので抜糸する必要はないんだけど
ピンセットでぐりぐりひっぱりやがって。。。
しかも異常に治りが悪く、というより悪化?していった。つまり陥没し始めていた。
ストーマー時代の悪影響で治癒力が著しく低下していたそうで。
そんな状況で、この外科医がとった行動がなんと、
ハチミツだ。
医療用蜂蜜ってのがあってそれをたっぷりと傷口にたらしガーゼで覆う。
外科医曰く高濃度の糖分は殺菌効果があり且つ細胞に栄養を与えられる
とのこと。
確かに化膿はしなかったけど、確かに陥没は収まりだしたけど、ハチミツって。
そんなこんなで腹に穴が開き縫いなおされる事態は回避された。
安心した頃に副看護師長に穴開かなくてよかったーって言ったら、
ほんとにねー、開くと思ってたわ。
プロの発言力半端ねぇ。向こうは日常会話レベルなのかもしれないが
こっちは思考停止したよ。
しかし、今度は別な問題が。
肉芽。
傷口の再生が軌道に乗り始めると再生の早いとこと遅いとこがでてくる。
この早いとこが肉芽らしい。で、これがあると皮膚の再生がおそくなるとのこと。
で、これを取り除くために別の科へ。形成外科だったと思うけど行ったら
肉芽を削る!?まじで!?え、う、うん、はい、じゃあ、ってことで不安だらけでしてもらいました。
あのね、音が響いて来るんだ。体に響くんだ。がり、がり、がりって。
この音が気持ち悪くてすぐに止めてもらいました。
肉芽の除去は諦めました。
その後、順調?に回復してきて大分安定してきたので
シャワー浴びたら治りもはやくなるよ?と勧められた。が何度も断った。
単純にビビリなのと同じタイミングで他の患者が入ってきた時に
絶対不快な思いをすると分かってたから。
ゾンビと一緒に風呂入りたいですか?
そしたら看護師長がとうとう動いた。一緒に入ってあげるから、と。
何いってんだこいつは?と思ったよ。が、連行されました。
浴室に入り、シャワーを掴み、そぉぉっと弱いシャワーを掛けてみた。
すると・・・・・
透明な膜がするするーーーと流れていった。
!?
あれ、膜はってた!?あれ皮膚じゃないの!?
その後2回くらい同じ体験をしました。
念の為に、看護師長の名誉のために言っとく。ちゃんとナース服着てたからな。
手術して大分治ってきて症状が安定してくると執刀医が来ないことがあった。
その回診の時に無造作に腰周りの皮膚をつまみながら
普段は執刀医の後ろで見てる外科医がこう言った。
どのへんの皮膚とる?
はぁ!?
ぞっとした。なにをいってんだこいつは!?
その反応を見て、自分が何を言ったのか理解したらしい。慌てて説明を始める。
この外科医曰く新鮮な細胞は疲弊した細胞とくっつけると疲弊した細胞が活性化するとか。
けど、そういうことじゃねぇ!言い方!これだから外科医は!普段から人の体を切り刻んで縫い込んでるから
患者の気持ちや痛みに鈍感になりすぎてる!
仮に自分の体から皮膚とって移植したとして
とった場所はどうなるんだよ。そこもむき出しになるんじゃねぇの!?
当然、拒絶しました。
結局肉むき出しみたいな傷口になってしまったけどなんとか治りました。
現在は傷跡がしっかりのこってますが、9割がた肌色になってます。
この記事を書いたのは2012年11月。傷跡は現在は完全に皮膚に覆われて
でっかい傷跡だなぁと思うくらいです。周りの皮膚とむき出しの傷跡の段差が
1cm強あったとは思えないほど。
ちなみに、1日100回以上トイレに駆け込む生活の反動で
トイレに頻繁に行かなくて良くなってからはひたすら惰眠を貪りました。
快眠暁を覚えず。
最後にこれだけは書いておきたい。
俺はこの症状になって色々苦しんだけど全ての選択を後悔してない。
むしろ、この症状と向き合い続けた自分を誇りに思う。
これまでも、これからも。
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