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第2章:北風とカナタのバジリスク退治!~アリスの場合~
第22話:ペルセウスと北風とバジリスク8~北風とペルセウスのバジリスク退治~
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「おらっ!」
ジャンの振るう大剣が普通のバジリスクの胴体を切り裂く。
「っと、危ない!」
「有難う」
テオラの方に向かってきた別の一体をカバチが盾で押し返す。
そして、またも表情を歪める女神様。
「あっちは二人に任せましょう」
「ああ、ゴブリンジェネラルスレイヤーとの事だし、俺達でノーブラインドを倒すか」
アレクとクリスが一回り以上でかいバジリスクに向かって走り出す。
「頑張れよー」
そして木の上からこちらを見ようともせずに手を振るカナタ。
いい加減降りて来て手伝えよ!
「あの……いま、どうなってるんでしょうか?」
そして不安そうに、唯一何もしてない私に話しかけてくるバリイさん。
はい、私も手伝ってませんでした。
というか、この人可哀想過ぎるでしょ?
いきなり復活した場所が、バジリスクのど真ん中とか。
「いや、あの突っ込んでいった人と、木の上の馬鹿を探して居たらバジリスクに囲まれたので、なりゆきで討伐する流れみたいです」
「そうですか……」
うん、なんかもやっとした表情浮かべてるけどこれで全部だからね。
ありのままに説明したからね。
というか、かなり大きな声で馬鹿呼ばわりしたのに、無視された。
くそっ……絶対こいつ大人が子供のフリをしているに違いない。
「あっ、あんた弓使えるんだろ? ちょっとこの瓶を投げるからあいつの上で打ち抜いてくれない?」
「えっ? あっ、はい……」
と思ってたら、急にカナタがこっちに向かって話しかけてくる。
そして、バリイが弓を構えて少ししてからでかいバジリスクに向かって瓶を投げる。
丁度、バジリスクと二人が戦っているところで、バジリスクの石化睨みを躱すように動く二人が少しずつダメージを与えているところだった。
やまなりに飛んでいった瓶に向かって、バリイが矢を放つと先を行く瓶に対して一直線に距離を縮め、丁度ノーブラインドの真上で瓶が弾ける。
「グアッ? ギャッ?」
自分の身体に振りかかった青い液体を見て首を傾げるノーブラインド。
ピキピキっという音がして、徐々に鱗が凍っていく。
「ああ、冷凍液を投げたの?」
「そうだよ?」
私の質問に対してあっけらかんと答えるカナタ。
「冷たっ!」
「さぶっ!」
そしてクリスとアレクの叫び声も聞こえる。
どうやら、弾けた液体が少し掛かったらしい。
ププッとカナタが噴き出しているのがイラッとする。
「ほらっ、バジリスクって蜥蜴だろ? 寒い所に弱いみたいだし……見てみ?」
「えっ?」
カナタに言われた方に目を向けると、先ほどまでは凄い速さで尾や爪を使ってカナタとクリスとやりあっていたバジリスクの動きがあからさまに悪い。
というか、攻撃はしようとしているみたいだが、その場から動こうとしない。
その目も眠そうなものになっている。
「アレク! あれを」
「はいっ!」
カナタの言葉に元気よく大声で返事をしたアレクだけどさ……カナタは普通の声で話しかけてたよね?
なんであんな遠くでも聞こえるんだろ?
クリスの連続突きが鱗にぶつかる音とかして五月蠅いのに。
「ジャン、カバチさん! こっちに」
と思ったら、こっちにも動きが……あれっ? カナタも地味に参加してるし、これって役立たずなの私だけ?
「おいっ、カバチ!」
「えっ?」
「馬鹿ッ! 早く来いっての!」
急に呼びかけられたカバチが戸惑っていると、ジャンがその首根っこを捕まえてテオラの傍に来る。
「準備が出来たんだよ」
「ああ」
そして、再度ジャンに説明を受けてカバチが頷く。
「でも……」
「おいっ! そこから先は言うなよ?」
ん?
でもの後は何かしらカバチさん?
「全てを燃やせ! 【ファイアーストーム】!」
そしてテオラの範囲魔法がさく裂する。
彼女を中心に炎の竜巻が周囲のバジリスク達……バジリスク達?
2体しか巻き込まれてないし……
その2体も結構傷を負ってない?
「殆ど終わってたのにね」
「シッ!」
カバチがボソッとジャンに告げると、ジャンがその口を塞ぐ。
術者を中心に周囲には結界が張られるため、その熱は伝わってこないが周囲の木に若干火が燃え移っている。
これはチャンス!
ここは私の魔法で消火作業をしなければ。
「【アクア「【大瀑布】!」
消火するために水球を放とうとしたら、またもテオラを中心に上空から水流が降って来る。
そうですか、水の範囲魔法も使えるんですね。
やっぱりやり手はやり手かちくしょー!
テオラの放った中位水魔法で周囲が完全に鎮火される。
「ねえ……カナタがまだ木の上に居たんだけど?」
「えっ?」
全ての作業を終えたテオラに放たれたカバチの何気ない一言に、彼女の表情が一気に青くなる。
「うそ……ファイアーストームの周囲って軽く1000度超えるんだけど? それにウォーターフォール直撃って事……」
その場にへたりこむテオラ。
そして、その彼女の横に立って木の上を指さす私。
その木の上から不愉快そうな表情でテオラを睨む、傘を差したなんちゃって少年。
「しぶきが本に掛かったんだけど?」
怒るとこそこ?
「すいま……えっ? しぶき? はっ?」
「もお、この本こっちで手に入れるの大変なんだから、気を付けてよ」
「えっ、あっ、はいすいません。はっ? しぶき?」
プンプンといった音が聞こえてきそうな怒り方だ。
だからたぶん、あれは怒って無い。
魔法を防いだ事を悪戯っぽく見せつけて、彼女が狼狽えているのを楽しんでいるだけだ。
ちょっとは、カナタの事だって分かってるだからね!
「あの、なんとも無いんですか?」
「うん? 傘さしてたから」
「傘? はっ? 傘?」
傘をちょこんと上げてアピールするカナタに対して、テオラが完全に混乱状態だ。
「それにカバチも言ってたけど、もう殆ど終わってたんだからあんな大規模魔法使わなくても良かったんじゃない?」
「こらっ!」
カナタの言葉に思わず、バリイと二人で木の上を呆然と見ていたジャンが突っ込む。
「えっ? 殆ど? 終わって……た?」
そして何故かジャンでは無く、カバチの方を見るテオラ。
カバチが気まずそうに軽く頷く。
そしてジャンの方を見る。
ジャンが気まずそうに目を反らす。
鬼かあんたは!
「ははは! そんなんじゃ当たらないって。ていうか、俺じゃなくてバジリスクと戦ってよ」
イラッとしたので、木の上に石を投げまくるが私の腕力じゃ、カナタのところまで届かなかった。
「さっきから、アリスも何もしてないよ?」
グサッ! やられたあ……
無念……
一番気にしてるところを……
「何やってるんだ?」
「おいおい、こっちが一生懸命変異種と戦ってたのに、遊んでたの?」
地面に両手を付いて項垂れている私とテオラの下に、クリスとアレクが呆れた表情で帰ってきたけど、今はそっとしといて。
ていうか、追い打ちかけんなアレク!
――――――
結局のところ、アレクが投げかけたスライム溶液で、その目を焼かれたバジリスクは最後のあがきとばかりに第3? 第5の瞳で石化睨みを発動させたらしいけど、そこはあれ……カナタの胡散臭い紙人形が身代わりになって、そのまま額を割られたらしい。
単眼でも発動できる石化睨みってのは、相当なレアスキルらしい。
その目をくりぬいて、嬉しそうに笑っているクリスさんに狂気を感じるが、変異種や進化種の素材ってのはそれだけでも相当な価値があるらしく、その気持ちは分からなくもないか。
ジャンの振るう大剣が普通のバジリスクの胴体を切り裂く。
「っと、危ない!」
「有難う」
テオラの方に向かってきた別の一体をカバチが盾で押し返す。
そして、またも表情を歪める女神様。
「あっちは二人に任せましょう」
「ああ、ゴブリンジェネラルスレイヤーとの事だし、俺達でノーブラインドを倒すか」
アレクとクリスが一回り以上でかいバジリスクに向かって走り出す。
「頑張れよー」
そして木の上からこちらを見ようともせずに手を振るカナタ。
いい加減降りて来て手伝えよ!
「あの……いま、どうなってるんでしょうか?」
そして不安そうに、唯一何もしてない私に話しかけてくるバリイさん。
はい、私も手伝ってませんでした。
というか、この人可哀想過ぎるでしょ?
いきなり復活した場所が、バジリスクのど真ん中とか。
「いや、あの突っ込んでいった人と、木の上の馬鹿を探して居たらバジリスクに囲まれたので、なりゆきで討伐する流れみたいです」
「そうですか……」
うん、なんかもやっとした表情浮かべてるけどこれで全部だからね。
ありのままに説明したからね。
というか、かなり大きな声で馬鹿呼ばわりしたのに、無視された。
くそっ……絶対こいつ大人が子供のフリをしているに違いない。
「あっ、あんた弓使えるんだろ? ちょっとこの瓶を投げるからあいつの上で打ち抜いてくれない?」
「えっ? あっ、はい……」
と思ってたら、急にカナタがこっちに向かって話しかけてくる。
そして、バリイが弓を構えて少ししてからでかいバジリスクに向かって瓶を投げる。
丁度、バジリスクと二人が戦っているところで、バジリスクの石化睨みを躱すように動く二人が少しずつダメージを与えているところだった。
やまなりに飛んでいった瓶に向かって、バリイが矢を放つと先を行く瓶に対して一直線に距離を縮め、丁度ノーブラインドの真上で瓶が弾ける。
「グアッ? ギャッ?」
自分の身体に振りかかった青い液体を見て首を傾げるノーブラインド。
ピキピキっという音がして、徐々に鱗が凍っていく。
「ああ、冷凍液を投げたの?」
「そうだよ?」
私の質問に対してあっけらかんと答えるカナタ。
「冷たっ!」
「さぶっ!」
そしてクリスとアレクの叫び声も聞こえる。
どうやら、弾けた液体が少し掛かったらしい。
ププッとカナタが噴き出しているのがイラッとする。
「ほらっ、バジリスクって蜥蜴だろ? 寒い所に弱いみたいだし……見てみ?」
「えっ?」
カナタに言われた方に目を向けると、先ほどまでは凄い速さで尾や爪を使ってカナタとクリスとやりあっていたバジリスクの動きがあからさまに悪い。
というか、攻撃はしようとしているみたいだが、その場から動こうとしない。
その目も眠そうなものになっている。
「アレク! あれを」
「はいっ!」
カナタの言葉に元気よく大声で返事をしたアレクだけどさ……カナタは普通の声で話しかけてたよね?
なんであんな遠くでも聞こえるんだろ?
クリスの連続突きが鱗にぶつかる音とかして五月蠅いのに。
「ジャン、カバチさん! こっちに」
と思ったら、こっちにも動きが……あれっ? カナタも地味に参加してるし、これって役立たずなの私だけ?
「おいっ、カバチ!」
「えっ?」
「馬鹿ッ! 早く来いっての!」
急に呼びかけられたカバチが戸惑っていると、ジャンがその首根っこを捕まえてテオラの傍に来る。
「準備が出来たんだよ」
「ああ」
そして、再度ジャンに説明を受けてカバチが頷く。
「でも……」
「おいっ! そこから先は言うなよ?」
ん?
でもの後は何かしらカバチさん?
「全てを燃やせ! 【ファイアーストーム】!」
そしてテオラの範囲魔法がさく裂する。
彼女を中心に炎の竜巻が周囲のバジリスク達……バジリスク達?
2体しか巻き込まれてないし……
その2体も結構傷を負ってない?
「殆ど終わってたのにね」
「シッ!」
カバチがボソッとジャンに告げると、ジャンがその口を塞ぐ。
術者を中心に周囲には結界が張られるため、その熱は伝わってこないが周囲の木に若干火が燃え移っている。
これはチャンス!
ここは私の魔法で消火作業をしなければ。
「【アクア「【大瀑布】!」
消火するために水球を放とうとしたら、またもテオラを中心に上空から水流が降って来る。
そうですか、水の範囲魔法も使えるんですね。
やっぱりやり手はやり手かちくしょー!
テオラの放った中位水魔法で周囲が完全に鎮火される。
「ねえ……カナタがまだ木の上に居たんだけど?」
「えっ?」
全ての作業を終えたテオラに放たれたカバチの何気ない一言に、彼女の表情が一気に青くなる。
「うそ……ファイアーストームの周囲って軽く1000度超えるんだけど? それにウォーターフォール直撃って事……」
その場にへたりこむテオラ。
そして、その彼女の横に立って木の上を指さす私。
その木の上から不愉快そうな表情でテオラを睨む、傘を差したなんちゃって少年。
「しぶきが本に掛かったんだけど?」
怒るとこそこ?
「すいま……えっ? しぶき? はっ?」
「もお、この本こっちで手に入れるの大変なんだから、気を付けてよ」
「えっ、あっ、はいすいません。はっ? しぶき?」
プンプンといった音が聞こえてきそうな怒り方だ。
だからたぶん、あれは怒って無い。
魔法を防いだ事を悪戯っぽく見せつけて、彼女が狼狽えているのを楽しんでいるだけだ。
ちょっとは、カナタの事だって分かってるだからね!
「あの、なんとも無いんですか?」
「うん? 傘さしてたから」
「傘? はっ? 傘?」
傘をちょこんと上げてアピールするカナタに対して、テオラが完全に混乱状態だ。
「それにカバチも言ってたけど、もう殆ど終わってたんだからあんな大規模魔法使わなくても良かったんじゃない?」
「こらっ!」
カナタの言葉に思わず、バリイと二人で木の上を呆然と見ていたジャンが突っ込む。
「えっ? 殆ど? 終わって……た?」
そして何故かジャンでは無く、カバチの方を見るテオラ。
カバチが気まずそうに軽く頷く。
そしてジャンの方を見る。
ジャンが気まずそうに目を反らす。
鬼かあんたは!
「ははは! そんなんじゃ当たらないって。ていうか、俺じゃなくてバジリスクと戦ってよ」
イラッとしたので、木の上に石を投げまくるが私の腕力じゃ、カナタのところまで届かなかった。
「さっきから、アリスも何もしてないよ?」
グサッ! やられたあ……
無念……
一番気にしてるところを……
「何やってるんだ?」
「おいおい、こっちが一生懸命変異種と戦ってたのに、遊んでたの?」
地面に両手を付いて項垂れている私とテオラの下に、クリスとアレクが呆れた表情で帰ってきたけど、今はそっとしといて。
ていうか、追い打ちかけんなアレク!
――――――
結局のところ、アレクが投げかけたスライム溶液で、その目を焼かれたバジリスクは最後のあがきとばかりに第3? 第5の瞳で石化睨みを発動させたらしいけど、そこはあれ……カナタの胡散臭い紙人形が身代わりになって、そのまま額を割られたらしい。
単眼でも発動できる石化睨みってのは、相当なレアスキルらしい。
その目をくりぬいて、嬉しそうに笑っているクリスさんに狂気を感じるが、変異種や進化種の素材ってのはそれだけでも相当な価値があるらしく、その気持ちは分からなくもないか。
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