2 / 74
第1章:仮冒険者と魔王様、冒険者になる!~エンの場合~
第1話:出会い
しおりを挟む
「ヤバい、陽が傾いてきた」
僕ことエンは、焦っていた。
というのも仮冒険者でありながら、D級推奨の迷いの森ことアスラの森の奥まで迷いこんでしまったからだ。
何故こんなことになってしまったのかというと、仮冒険者からF級に上がるための課題の討伐対象である角ウサギを追いかけていたら、いつの間にか見知らぬ場所に出たからだ。
道があるところは仮冒険者でもなんとかなる。
道の脇で薬草採取をすることは、仮冒険者の生活費を稼ぐ手段のひとつだし、定期的にギルド職員が巡回に来てくれるからだ。
主に外担当のギルド職員はC級からD級の実力がある。
だから道で、ちょっとくらい強い魔物に出会っても、時間さえ稼ぎつつ死ななければ助けてもらえる。
彼らは回復系のアイテムも常備しているしね。
ちなみに森の浅いところはE級からF級の主な狩場でもある。
彼らでも狩れる程度の魔物しかいない。
イレギュラーなことはあるが、それでもそこまで深くに入らなければ問題ない。
さらに奥に進むと、そのE級やF級冒険者が狩る魔物を主食とした魔物が多くいる。
うん、E級冒険者が狩る魔物を狩る魔物ということは、同じようにそのくらいの実力がある。
そして狼系の魔物であれば、それが群れを形成している。
E級冒険者10人から20人の集団と思えばわかりやすい。
あと空を飛ぶ魔物は、翼の生えたE級冒険者……うん、弱いわけがない。
だから、森の深部はD級推奨。
ここには、ギルド職員の巡回もない。
なぜなら、ここは初心者が来るような場所じゃないからだ。
所謂、自己責任の領域。
詰んだ。
「はぁ……失敗したなー」
僕は切り株に腰掛けて頭を抱える。
こんなところまで来られる樵がいるのか……ここに座ってたら、来てくれないかな?
と、あほなことを考えてみる。
いや、風魔法が得意な魔物が、切り倒した可能性の方が高いか。
せっかく休めそうな場所なのに、すぐに移動したくなった。
「全然、見覚えが無い」
森に踏みいるときは、後ろを振り返って反対側の景色を覚えつつ印を残すのは基本中の基本だが、目の前に冒険者の免許が歩いてたもんだから完全に欲に駆られて行動してしまった。
でもしょうがないじゃん!
仮冒険者とF級冒険者には、とてつもなく大きな差があるんだから。
その差というのは、依頼が受けられるか受けられないかだ。
ちなみに仮冒険者は依頼を受けることは出来ない。
依頼を失敗すると、ギルドの信頼にも関わるからね。
ある程度の実力を持ってからじゃないと、依頼を受けられないんだよね。
その分、依頼はある程度の報酬が約束されているから、生活がグッと楽になるんだよね。
逆に仮冒険者というのは、ただ素材や薬草をギルドで買い取ってもらえるだけだ。
基本的にギルドは、市場適正価格でそういったものを買い取ってくれる。
商店に持ち込めば、それより高く買い取って貰える事もあるが、それは、知識があってこそ。
普通は足元を見られて安く買い叩かれる。
だから、僕みたいに学も技術も無い人間は冒険者としてギルドに登録するのが普通だ。
「うわー! 冒険者未満で死亡とか、人生ついてなさすぎでしょ!」
思わず大声を出してしまい、慌てて両手で口を塞ぐ。
こんなとこで、大声だしたら魔獣ホイホイじゃん。
はぁぁぁぁ……
ため息しかでない。
日帰りだから食料も用意してないし。
助けを呼ぼうにも、大声も出せないのが現状だ。
もう、やだ……
「ゴホンッ!」
「ひゃわっ!」
なんてことを考えていたら、急に背後から咳払いが聞こえて飛び上がってしまった。
慌てて口を塞いでからゆっくり、おそるおそる咳払いが聞こえた方に振り返る。
次の瞬間、僕は余りの嬉しさには天にも昇る気分だった。
捨てる神あれば、拾う神ありか……
なんとそこには、一人の男性が立っていたのだ。
背格好はそこまで大きくはないけど、身に着けているものはなかなか良いものだ。
顔は平べったくて、艶のある黒い髪と吸い込まれるような黒に近い茶色の瞳が特徴的で、年齢は僕より少し上くらい? 20代前半といったとこかな?
一番目立つのは、まず森の中なのに靴が全く汚れてないことだ。
そして、パンツは黒なので汚れはあまり分からない。
パリっとした白いシャツに、黒のマントを羽織っている。
一見、ヴァンパイアのようにも見えるが、瞳の色からそうじゃないことは分かる。
武器も防具も持たずにこんなところにいるくらいだから、きっと魔法を修めているのだろう。
特に際立つのは、身に纏うオーラが一般人のそれじゃない。
凄く偉そうだ。
もしかしたら貴族様か何かで、護衛も連れてきているかもしれない。
良かった……これで帰れるかもしれない。
しかしそんな淡い期待は、次に彼が発した言葉で脆くも崩れ落ちる。
「ねえキミ、ここはどこかな?」
僕は膝を折って、両手を地面についた。
さようなら、マイライフ……
自分の短すぎる人生を嘆いていると、不意に肩に手が置かれる。
「何やら落ち込んでいるみたいだけど、誰か探してたのかい? もしかして、俺をその誰かと勘違いさせて落胆させちゃったかな?」
はっ、そういえばこの人放置したままだった。
思わず走馬灯をぼんやりと、眺めていたためすっかりこの人の存在を一瞬で忘れてしまった。
しかし、いきなり出会ったばっかりの人を心配するなんていい人だよね。
勝手に期待して、勝手に落ち込んでごめんなさい。
「えっと、誰かを探してるというか……探してるのは帰り道?」
恐る恐る、分かりやすくかつオブラートに包んで自分の状況を伝えると、男性がああと言った表情を浮かべ微笑みかけてくる。
なに、その余裕……
貴方も僕と一緒ですよね?
2人揃って迷子Sですよ! 分かってますか?
しかも、貴方手ぶらですよね?
僕も、食料なんてもってませんよ?
そんな事を考えながら、じっと見つめていると溜息をつかれた。
やっと、自分の状況を理解したかいこのすっとこナイスガイ!
「ああ、それなら安心して。人が大勢居る気配は分かるから、多分そっちに街があるんだよね? それから、少し行ったところを誰か真っ直ぐ歩いてるね。ああ、これは人だから大丈夫かな? この辺盗賊とか出る? って、一人でそんな事するやつ居ないか」
ナンダッテー!
僕は男性の言葉に耳を疑った。
えっ? 人の居る気配とか分かる?
ここから、町まで歩いて1時間以上かかるんだけど?
「ああ、ごめんごめん。違う意味で勘違いさせちゃぅたみたいだね。別に俺は迷子ってわけじゃないから。ただ、この世界……いや、この辺の地理に詳しくないから、町や周辺の事が聞きたかったんだ」
ああ、本当にごめんなさい。
てっきり、この人も道に迷ったのかと……って、いまこの世界のって言い掛けたのかな?
いや、言い間違いだよね。
その言い方だと、他の世界から来たみたいな……
チラッと、男性の方に目をやると爽やかな笑みを浮かべてこっちを見ている。
眩しい! 眩しすぎる!
「というか人の気配が分かるとか……」
「ん? ああ、戦闘とかは苦手だけど、そっち方面に才能あったみたいで、それを活かして世界を見て回ってるんだ」
なんで思ってることを!
驚愕に目を見開いていると、またもクスリと笑われた。
これ、女だったら惚れてまうわってレベルの爽やかさだ。
「いや、口に出てたよ?」
「あっ! はっ! いえ、すいません」
あうー……自然と言葉にしてたのか。
恥ずかしー!
「フフッ、青くなったり、赤くなったり忙しい人だね。まあ、いいや。道まで案内するから、町を案内してくれないかな?」
笑われたー!
でも、仕方がないか。
これが、大人の余裕ってやつなのかな?
ていうか、僕だけか! 迷子は!
流石にちょっと、情けなくなってきた。
僕ことエンは、焦っていた。
というのも仮冒険者でありながら、D級推奨の迷いの森ことアスラの森の奥まで迷いこんでしまったからだ。
何故こんなことになってしまったのかというと、仮冒険者からF級に上がるための課題の討伐対象である角ウサギを追いかけていたら、いつの間にか見知らぬ場所に出たからだ。
道があるところは仮冒険者でもなんとかなる。
道の脇で薬草採取をすることは、仮冒険者の生活費を稼ぐ手段のひとつだし、定期的にギルド職員が巡回に来てくれるからだ。
主に外担当のギルド職員はC級からD級の実力がある。
だから道で、ちょっとくらい強い魔物に出会っても、時間さえ稼ぎつつ死ななければ助けてもらえる。
彼らは回復系のアイテムも常備しているしね。
ちなみに森の浅いところはE級からF級の主な狩場でもある。
彼らでも狩れる程度の魔物しかいない。
イレギュラーなことはあるが、それでもそこまで深くに入らなければ問題ない。
さらに奥に進むと、そのE級やF級冒険者が狩る魔物を主食とした魔物が多くいる。
うん、E級冒険者が狩る魔物を狩る魔物ということは、同じようにそのくらいの実力がある。
そして狼系の魔物であれば、それが群れを形成している。
E級冒険者10人から20人の集団と思えばわかりやすい。
あと空を飛ぶ魔物は、翼の生えたE級冒険者……うん、弱いわけがない。
だから、森の深部はD級推奨。
ここには、ギルド職員の巡回もない。
なぜなら、ここは初心者が来るような場所じゃないからだ。
所謂、自己責任の領域。
詰んだ。
「はぁ……失敗したなー」
僕は切り株に腰掛けて頭を抱える。
こんなところまで来られる樵がいるのか……ここに座ってたら、来てくれないかな?
と、あほなことを考えてみる。
いや、風魔法が得意な魔物が、切り倒した可能性の方が高いか。
せっかく休めそうな場所なのに、すぐに移動したくなった。
「全然、見覚えが無い」
森に踏みいるときは、後ろを振り返って反対側の景色を覚えつつ印を残すのは基本中の基本だが、目の前に冒険者の免許が歩いてたもんだから完全に欲に駆られて行動してしまった。
でもしょうがないじゃん!
仮冒険者とF級冒険者には、とてつもなく大きな差があるんだから。
その差というのは、依頼が受けられるか受けられないかだ。
ちなみに仮冒険者は依頼を受けることは出来ない。
依頼を失敗すると、ギルドの信頼にも関わるからね。
ある程度の実力を持ってからじゃないと、依頼を受けられないんだよね。
その分、依頼はある程度の報酬が約束されているから、生活がグッと楽になるんだよね。
逆に仮冒険者というのは、ただ素材や薬草をギルドで買い取ってもらえるだけだ。
基本的にギルドは、市場適正価格でそういったものを買い取ってくれる。
商店に持ち込めば、それより高く買い取って貰える事もあるが、それは、知識があってこそ。
普通は足元を見られて安く買い叩かれる。
だから、僕みたいに学も技術も無い人間は冒険者としてギルドに登録するのが普通だ。
「うわー! 冒険者未満で死亡とか、人生ついてなさすぎでしょ!」
思わず大声を出してしまい、慌てて両手で口を塞ぐ。
こんなとこで、大声だしたら魔獣ホイホイじゃん。
はぁぁぁぁ……
ため息しかでない。
日帰りだから食料も用意してないし。
助けを呼ぼうにも、大声も出せないのが現状だ。
もう、やだ……
「ゴホンッ!」
「ひゃわっ!」
なんてことを考えていたら、急に背後から咳払いが聞こえて飛び上がってしまった。
慌てて口を塞いでからゆっくり、おそるおそる咳払いが聞こえた方に振り返る。
次の瞬間、僕は余りの嬉しさには天にも昇る気分だった。
捨てる神あれば、拾う神ありか……
なんとそこには、一人の男性が立っていたのだ。
背格好はそこまで大きくはないけど、身に着けているものはなかなか良いものだ。
顔は平べったくて、艶のある黒い髪と吸い込まれるような黒に近い茶色の瞳が特徴的で、年齢は僕より少し上くらい? 20代前半といったとこかな?
一番目立つのは、まず森の中なのに靴が全く汚れてないことだ。
そして、パンツは黒なので汚れはあまり分からない。
パリっとした白いシャツに、黒のマントを羽織っている。
一見、ヴァンパイアのようにも見えるが、瞳の色からそうじゃないことは分かる。
武器も防具も持たずにこんなところにいるくらいだから、きっと魔法を修めているのだろう。
特に際立つのは、身に纏うオーラが一般人のそれじゃない。
凄く偉そうだ。
もしかしたら貴族様か何かで、護衛も連れてきているかもしれない。
良かった……これで帰れるかもしれない。
しかしそんな淡い期待は、次に彼が発した言葉で脆くも崩れ落ちる。
「ねえキミ、ここはどこかな?」
僕は膝を折って、両手を地面についた。
さようなら、マイライフ……
自分の短すぎる人生を嘆いていると、不意に肩に手が置かれる。
「何やら落ち込んでいるみたいだけど、誰か探してたのかい? もしかして、俺をその誰かと勘違いさせて落胆させちゃったかな?」
はっ、そういえばこの人放置したままだった。
思わず走馬灯をぼんやりと、眺めていたためすっかりこの人の存在を一瞬で忘れてしまった。
しかし、いきなり出会ったばっかりの人を心配するなんていい人だよね。
勝手に期待して、勝手に落ち込んでごめんなさい。
「えっと、誰かを探してるというか……探してるのは帰り道?」
恐る恐る、分かりやすくかつオブラートに包んで自分の状況を伝えると、男性がああと言った表情を浮かべ微笑みかけてくる。
なに、その余裕……
貴方も僕と一緒ですよね?
2人揃って迷子Sですよ! 分かってますか?
しかも、貴方手ぶらですよね?
僕も、食料なんてもってませんよ?
そんな事を考えながら、じっと見つめていると溜息をつかれた。
やっと、自分の状況を理解したかいこのすっとこナイスガイ!
「ああ、それなら安心して。人が大勢居る気配は分かるから、多分そっちに街があるんだよね? それから、少し行ったところを誰か真っ直ぐ歩いてるね。ああ、これは人だから大丈夫かな? この辺盗賊とか出る? って、一人でそんな事するやつ居ないか」
ナンダッテー!
僕は男性の言葉に耳を疑った。
えっ? 人の居る気配とか分かる?
ここから、町まで歩いて1時間以上かかるんだけど?
「ああ、ごめんごめん。違う意味で勘違いさせちゃぅたみたいだね。別に俺は迷子ってわけじゃないから。ただ、この世界……いや、この辺の地理に詳しくないから、町や周辺の事が聞きたかったんだ」
ああ、本当にごめんなさい。
てっきり、この人も道に迷ったのかと……って、いまこの世界のって言い掛けたのかな?
いや、言い間違いだよね。
その言い方だと、他の世界から来たみたいな……
チラッと、男性の方に目をやると爽やかな笑みを浮かべてこっちを見ている。
眩しい! 眩しすぎる!
「というか人の気配が分かるとか……」
「ん? ああ、戦闘とかは苦手だけど、そっち方面に才能あったみたいで、それを活かして世界を見て回ってるんだ」
なんで思ってることを!
驚愕に目を見開いていると、またもクスリと笑われた。
これ、女だったら惚れてまうわってレベルの爽やかさだ。
「いや、口に出てたよ?」
「あっ! はっ! いえ、すいません」
あうー……自然と言葉にしてたのか。
恥ずかしー!
「フフッ、青くなったり、赤くなったり忙しい人だね。まあ、いいや。道まで案内するから、町を案内してくれないかな?」
笑われたー!
でも、仕方がないか。
これが、大人の余裕ってやつなのかな?
ていうか、僕だけか! 迷子は!
流石にちょっと、情けなくなってきた。
168
お気に入りに追加
351
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
神様の願いを叶えて世界最強!! ~職業無職を極めて天下無双する~
波 七海
ファンタジー
※毎週土曜日更新です。よろしくお願い致します。
アウステリア王国の平民の子、レヴィンは、12才の誕生日を迎えたその日に前世の記憶を思い出した。
自分が本当は、藤堂貴正と言う名前で24歳だったという事に……。
天界で上司に結果を出す事を求められている、自称神様に出会った貴正は、異世界に革新を起こし、より進化・深化させてほしいとお願いされる事となる。
その対価はなんと、貴正の願いを叶えてくれる事!?
初めての異世界で、足掻きながらも自分の信じる道を進もうとする貴正。
最強の職業、無職(ニート)となり、混乱する世界を駆け抜ける!!
果たして、彼を待っているものは天国か、地獄か、はたまた……!?
目指すは、神様の願いを叶えて世界最強! 立身出世!
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ユウ
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる