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王太子妃→王妃→王太后→后王太后……疲れた
第13話:あのバカにしては良い案だね……当然却下さね
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「それで、お話というのは?」
「随分と、綺麗な所作ですわね」
マリアンヌ……というか、はたから見たら侯爵家に拉致された私は、彼女の部屋でお茶を頂いているところさね。
馬車に向かう途中で、お隣のおばさんが心配そうに見てたけど。
笑顔で頷いておいたよ……警邏隊の詰所に行ってくれてたら有難いねぇ。
「そうですか? でしたら、親に感謝いたしませんとね」
「あと、喋り方もおかしいですし」
「あら? このような喋り方は、お気に召さないかしら?」
「そういう意味じゃなくて……今日の学校での話し方に、すでに慣れてしまったというか。この場で、その畏まった喋り方はおかしくないけど、貴女の口から出てると思うと違和感が」
「ホホッ、なかなか辛辣なお言葉ですね」
せっかく気を遣ってやってんだ。
気にせず、話を進めてもらいたいのだがねぇ。
「あとエリスさんが畏まった喋り方をされると、圧というかプレッシャーがのしかかってくるような……気のせいだと思いたいのですけど」
「なるほど……私よりもマリアンヌ様の方が、礼儀作法には詳しくないといけませんものね。必然と、敷居を上げてしまったようですね」
「実は他国から、お忍びで来てる王族とかじゃないですわよね?」
「安心してください。何度も伝えておりますが、ただの平民ですよ」
納得したようなしてないような、曖昧な表情で頷いているけど。
本題は、いつ話してくれるんだい?
私のカップが空になっちゃったよ。
すぐに、侍女の女性がおかわりを注いでくれたけど。
「茶器をカチャカチャ鳴らさない。曲りなりにも侯爵家の使用人ですよ。平民相手に緊張するなんて、教育も経験も足りていないのでは?」
「申し訳ありません」
最初にガッツリいったからか、妙に怯えてるんだよねぇ。
いや、平民だと思って対応がおざなりで、かなりの手抜きをしてたからね。
少しチクリと言ってやっただけなんだけどねぇ。
お茶を淹れる手が震えてるけど、もう少し平常心を保てないものか。
「申し訳ありません。教育が行き届いてなくて」
「いえ、こちらこそ出過ぎた真似を。それよりも、今日の本題はなんだったのでしょう? 早く伝えていただかないと、緊張で喉が渇いてしまって……この屋敷のお茶を全て、飲み干してしまいそうですよ」
「あっ、失礼しました! 大事な話があるのでした」
「……お貴族様のトップ層である侯爵家御令嬢が平民相手にどのように振舞っても、失礼にはあたりませんから……」
王族オーラ出すと、色々と貴族相手でも渡り合えるのはいいんだけどね。
ちょっと効果が強すぎて、平民なのに貴族に気を遣われるのは少し外聞が悪いね。
使用人や、木っ端貴族に舐められるつもりもないけどさ。
「本日、学園での式が終了した後で、ダーラシナス殿下にお茶に誘われまして」
「へえ……婚約者同士仲睦まじくて、羨ましい限りですわね」
「凄い勢いで、興味を失くしましたね」
「そんなこと、ありませんわ」
もう予感的中したし、ここまできたら逆に詳細は聞きたくないね。
碌でもないこと、間違いなしさね。
婚約者がお茶会に招かれて、その後に平民にその場での話を伝えに来た。
相変わらずの下半身脳なようで、懐かしくて涙が出るよ……
本当に、これだけは昔から変わらない。
「そこで、婚姻後の話になりまして」
「ほうほう……」
「言葉遣いまで、ぞんざいに」
「続けて」
「はい! えっと……王族の義務として、子供を多く残す必要があると」
「あの、くそ色ボケジジイが……」
「えっ?」
あっ、今はジジイじゃないんだった。
「それは……マリアンヌ様の負担が大きいですわね。まあ、予め伝え聞いておけば、覚悟はできますでしょうけど」
「側妃の話になりまして」
「はあ? なんてふざけたことを……勿論、手元のお茶をあの馬鹿……殿下の顔にぶちまけて、帰られたんですよね?」
「まさか! そんなことしたら、どんな酷い目に遭うか……」
遭わないよ。
ありのままを陛下と王妃に伝えたら、あの馬鹿が酷い目に遭うだろうねぇ。
「侯爵に伝えて断固抗議すべきですよ……嫁入り前の娘に対して、婚約者が結婚後の妾の話をするとか……私の命と引き換えに殺してきましょうか?」
「す……凄いことを言いますね。うちの使用人もドン引きです」
「普通のことじゃないですか? この話をしたら、フィアンス侯爵も殿下を殺したいほどにキレると思いますよ」
「そうでしょうか?」
「いや、もしくは優位に立てるカードが一枚増えたと、笑うかもしれませんね。怒りを押し殺しながら」
もう、あの馬鹿は後ろ盾が本当に、いらないんだろうね。
だから、マリアンヌとの婚約を破棄して、平民の私と婚約して結婚したりしたんだろう。
「ちなみに、側妃候補として貴女を紹介して欲しいと言われまして」
「だろうね! ここに連れて来られて、その話をされた時点で察したよ! やっぱり、あのバカちょっと殺してくるわ」
「その発言だけで、国家反逆罪で打ち首ですよ?」
「同じ学校の生徒に対する、度が過ぎた怒りの表現だから大丈夫さね」
「いつものエリス様に、戻りましたわね。そして、大丈夫ではないような気が」
「私に敬称は不要だよ」
そうか……あの馬鹿のことになると、完全にババアだったころの口調に戻っちまうね。
逆にいえば遠慮なく好き勝手に文句を言い合えたあの頃が、二人の人生では一番良かった時間かもねぇ。
「面白い話をしてるね、マリー……殿下は、本当にそんな話をされたのかな?」
「お父様!」
ちょうど会話が途切れたタイミングで、扉を開けてロマンスグレーのちょい悪な雰囲気の男性が入ってきた。
懐かしいね、フィアンス侯爵……人好きのしそうな笑みを浮かべているが、裏じゃけっこうえげつないことをしてたねぇ。
それをネタに強請ったら、国から出るくらいの資金は引っ張れないだろうかね。
いや、闇に消そうとするか……
「マリアンヌの御父君ですか……娘とその友人の会話を盗み聞きとは、なかなかいい御趣味をお持ちですことね」
「申し訳ありません」
「お父様?」
あっ、全力で威圧しながら嫌味をいったら、間髪入れずに謝ってきたよ……
王族オーラ……もしかして、使ったら拙いやつかもしれないね。
なんせ辛酸を舐めたバカ王子の嫁だったころから、后王太后までの122年間の蓄積されたオーラだもんねぇ……
王族経験122年とか、たぶん世界最長だろうし……
ハンドヒーリングよりも、拙い力のような気がしてきたよ。
「随分と、綺麗な所作ですわね」
マリアンヌ……というか、はたから見たら侯爵家に拉致された私は、彼女の部屋でお茶を頂いているところさね。
馬車に向かう途中で、お隣のおばさんが心配そうに見てたけど。
笑顔で頷いておいたよ……警邏隊の詰所に行ってくれてたら有難いねぇ。
「そうですか? でしたら、親に感謝いたしませんとね」
「あと、喋り方もおかしいですし」
「あら? このような喋り方は、お気に召さないかしら?」
「そういう意味じゃなくて……今日の学校での話し方に、すでに慣れてしまったというか。この場で、その畏まった喋り方はおかしくないけど、貴女の口から出てると思うと違和感が」
「ホホッ、なかなか辛辣なお言葉ですね」
せっかく気を遣ってやってんだ。
気にせず、話を進めてもらいたいのだがねぇ。
「あとエリスさんが畏まった喋り方をされると、圧というかプレッシャーがのしかかってくるような……気のせいだと思いたいのですけど」
「なるほど……私よりもマリアンヌ様の方が、礼儀作法には詳しくないといけませんものね。必然と、敷居を上げてしまったようですね」
「実は他国から、お忍びで来てる王族とかじゃないですわよね?」
「安心してください。何度も伝えておりますが、ただの平民ですよ」
納得したようなしてないような、曖昧な表情で頷いているけど。
本題は、いつ話してくれるんだい?
私のカップが空になっちゃったよ。
すぐに、侍女の女性がおかわりを注いでくれたけど。
「茶器をカチャカチャ鳴らさない。曲りなりにも侯爵家の使用人ですよ。平民相手に緊張するなんて、教育も経験も足りていないのでは?」
「申し訳ありません」
最初にガッツリいったからか、妙に怯えてるんだよねぇ。
いや、平民だと思って対応がおざなりで、かなりの手抜きをしてたからね。
少しチクリと言ってやっただけなんだけどねぇ。
お茶を淹れる手が震えてるけど、もう少し平常心を保てないものか。
「申し訳ありません。教育が行き届いてなくて」
「いえ、こちらこそ出過ぎた真似を。それよりも、今日の本題はなんだったのでしょう? 早く伝えていただかないと、緊張で喉が渇いてしまって……この屋敷のお茶を全て、飲み干してしまいそうですよ」
「あっ、失礼しました! 大事な話があるのでした」
「……お貴族様のトップ層である侯爵家御令嬢が平民相手にどのように振舞っても、失礼にはあたりませんから……」
王族オーラ出すと、色々と貴族相手でも渡り合えるのはいいんだけどね。
ちょっと効果が強すぎて、平民なのに貴族に気を遣われるのは少し外聞が悪いね。
使用人や、木っ端貴族に舐められるつもりもないけどさ。
「本日、学園での式が終了した後で、ダーラシナス殿下にお茶に誘われまして」
「へえ……婚約者同士仲睦まじくて、羨ましい限りですわね」
「凄い勢いで、興味を失くしましたね」
「そんなこと、ありませんわ」
もう予感的中したし、ここまできたら逆に詳細は聞きたくないね。
碌でもないこと、間違いなしさね。
婚約者がお茶会に招かれて、その後に平民にその場での話を伝えに来た。
相変わらずの下半身脳なようで、懐かしくて涙が出るよ……
本当に、これだけは昔から変わらない。
「そこで、婚姻後の話になりまして」
「ほうほう……」
「言葉遣いまで、ぞんざいに」
「続けて」
「はい! えっと……王族の義務として、子供を多く残す必要があると」
「あの、くそ色ボケジジイが……」
「えっ?」
あっ、今はジジイじゃないんだった。
「それは……マリアンヌ様の負担が大きいですわね。まあ、予め伝え聞いておけば、覚悟はできますでしょうけど」
「側妃の話になりまして」
「はあ? なんてふざけたことを……勿論、手元のお茶をあの馬鹿……殿下の顔にぶちまけて、帰られたんですよね?」
「まさか! そんなことしたら、どんな酷い目に遭うか……」
遭わないよ。
ありのままを陛下と王妃に伝えたら、あの馬鹿が酷い目に遭うだろうねぇ。
「侯爵に伝えて断固抗議すべきですよ……嫁入り前の娘に対して、婚約者が結婚後の妾の話をするとか……私の命と引き換えに殺してきましょうか?」
「す……凄いことを言いますね。うちの使用人もドン引きです」
「普通のことじゃないですか? この話をしたら、フィアンス侯爵も殿下を殺したいほどにキレると思いますよ」
「そうでしょうか?」
「いや、もしくは優位に立てるカードが一枚増えたと、笑うかもしれませんね。怒りを押し殺しながら」
もう、あの馬鹿は後ろ盾が本当に、いらないんだろうね。
だから、マリアンヌとの婚約を破棄して、平民の私と婚約して結婚したりしたんだろう。
「ちなみに、側妃候補として貴女を紹介して欲しいと言われまして」
「だろうね! ここに連れて来られて、その話をされた時点で察したよ! やっぱり、あのバカちょっと殺してくるわ」
「その発言だけで、国家反逆罪で打ち首ですよ?」
「同じ学校の生徒に対する、度が過ぎた怒りの表現だから大丈夫さね」
「いつものエリス様に、戻りましたわね。そして、大丈夫ではないような気が」
「私に敬称は不要だよ」
そうか……あの馬鹿のことになると、完全にババアだったころの口調に戻っちまうね。
逆にいえば遠慮なく好き勝手に文句を言い合えたあの頃が、二人の人生では一番良かった時間かもねぇ。
「面白い話をしてるね、マリー……殿下は、本当にそんな話をされたのかな?」
「お父様!」
ちょうど会話が途切れたタイミングで、扉を開けてロマンスグレーのちょい悪な雰囲気の男性が入ってきた。
懐かしいね、フィアンス侯爵……人好きのしそうな笑みを浮かべているが、裏じゃけっこうえげつないことをしてたねぇ。
それをネタに強請ったら、国から出るくらいの資金は引っ張れないだろうかね。
いや、闇に消そうとするか……
「マリアンヌの御父君ですか……娘とその友人の会話を盗み聞きとは、なかなかいい御趣味をお持ちですことね」
「申し訳ありません」
「お父様?」
あっ、全力で威圧しながら嫌味をいったら、間髪入れずに謝ってきたよ……
王族オーラ……もしかして、使ったら拙いやつかもしれないね。
なんせ辛酸を舐めたバカ王子の嫁だったころから、后王太后までの122年間の蓄積されたオーラだもんねぇ……
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