90 / 95
第三章:王都学園編~初年度後期~
第25話:楽しい休日
しおりを挟む
「じゃあ、買ったものは私の鞄にいれとくから! また、あとで家に届けさせるね」
そう言ってテレサとフローラから荷物を受け取ると、自分のマジックバッグにどんどん突っ込んでいく。
ちなみに、ポーラはマジックバッグを持ってた。
やっぱり日本人からしたら、必須品だよね?
多少高くても、無理して買うくらいに。
「時間停止異空間収納型のスキルがあっても、良いと思います!」
と、ポーラが切実に言ってたけど。
そういえばこういったファンタジーならど定番だもんね。
……いや、無い話も多いけど。
PCのフォルダーみたいなインベントリが、いまじゃ主流かな?
マジックバッグも進化してるんだよね。
「でも、乙女ゲーではそもそも、そこまで必要性がないですもんね。インベントリの中からアイテムを選択して使うシーンはありますけど、そんなにたくさんのキーアイテムがあるわけでもないですし」
そして、自己解決してた。
うーん、確かに転送魔法や転送魔法陣で物を送ることは出来るんだけどね。
取り出すのは、無理だよね。
向こうから送ってもらわないと。
そもそもが空間接続型の転移だと、物は送れないからね。
いや厳密には送れるんだけど、物は勝手に動かないからね。
繋いだあとでこっちが手で押し込むか、向こうから取ってもらわないといけない。
動物は自分で動くから、かろうじていけるけど。
でもって座標指定型だと、物は座標を思い浮かべられないから魔法陣で指定するのが一般的だったりする。
だから、特定の場所同士でしかやり取りができないんだよね。
どっちにしろ、取り出そうと思ったら向こうから送ってもらわないといけないし。
だったら、自分で持って転移で運ぶのが一番簡単なんだよね。
とりあえず、倉庫に放り投げといたら、あとはあっちの変異生物が勝手に整理してくれるし。
細かい場所は、サガラさんが指示してくれるから。
取りに行った時も、言えば持って来てもらえるし。
そして荷物が入ったバッグをテレサが持ってくれる。
私は別で、小さいマジックバッグも持ってるからね。
お菓子用の。
あまり気にしなくてもいいのに、やっぱり体裁を気にするらしい。
それだったら、皆で空のバッグを持ったらいいかな?
それなら、いちいち私のバッグを誰が持つかで、揉めないし。
うん、次からは人数分のバッグを……いや、いっそのこと全員にマジックバッグを配るか。
それだと本末転倒か。
荷物を減らすためのマジックバッグなのに。
一人一つずつ鞄を持ってたら、意味がない。
うん、空のバッグの配布も却下だ。
「次は何を見に行こう?」
「そうですね……私たちの買い物に付き合ってもらったわけですし、ポーラ嬢は何か欲しいものはありますか?」
フローラが優しくポーラに声を掛けているが、彼女は恐縮した様子で首を横に振っている。
いやいや、せっかく参加したんだから、行きたい場所を言えばいいのに。
「私は本当に時間があったからご一緒させてもらっただけで、皆さんと一緒にいられるだけで楽しいですよ」
なんていじらしいことを言っているけど、キャラ変わりすぎだと思う。
テレサとフローラが訝し気にしてるのを見て、溜息を吐く。
というか、私の方が前世でもかなり年上だったことで、変に懐かれてるんだよね。
気持ちは分かる。
こんな世界に生まれ変わって知り合いもいないなかで、日本人に出会えただけでもホッとするだろう。
ましてやそれが、大人だったりしたらね。
歳のことは言わないけど、彼女からすれば頼れる存在なんだろうね。
彼女がなるべく、私と一緒に居たい理由は痛いほど分かるよ。
そう居たい理由が痛いほど……これ、この世界の言葉でもダジャレになってるんだろうか?
試したところでダジャレになっていようがなってなかろうが、大火傷するのは目に見えてるのでやめておこう。
あとで、クリントあたりに言ってみようかな?
それよりもここは年上の女性として、ポーラの本音を引き出さないとね。
全員が一日を振り返って、今日は良かったななんて思い出になる日にしたいし。
「ポーラは食べるのが好き? それとも、可愛いものが好き? あっ、もしかして何か実用的なものを探してたり」
「うーん……食べるのは好きですね。特に、レオハート領の料理は……当然ですよね」
「ん? どうして、当然なんだい?」
私の質問に対するポーラの答えに、テレサが突っ込んでいる。
こ……これは、答えに窮するよね。
前世の日本で食べたものと似ているから! とは答えるわけにはいかないだろうし。
ポーラが困ってるのを見て助け舟を出してあげたいけど、私もどう言いつくろうべきか困ってしまった。
「そ……そうでしょう? 私が、色々と考えたものですし。そういえば、レオハート領に来られたことが?」
「幼い頃に何度か、父に連れられて」
「でしたら、美味しくて当たり前ですわ! 楽しい思い出に彩られた食事には、思い出補正というスパイスが降りかけられてますので!」
よーしよし、上手く胡麻化せたはずだ。
「思い出補正……ですか」
「ええ、自分にとって良い思い出は、その時の体験を何倍にも際立たせるものですよ!」
「ど……どおりで、レオハート領の料理はどこで食べても、確実なお味だったんですね」
「そうじゃなくても、美味しいけどね」
ポーラも私に乗っかってきて、上手い事この流れを胡麻化せた。
テレサが、身も蓋もないこと言っているが。
「エルザ様がお嬢様のような言葉を使われるときは、何かを隠してる時だってレイチェル嬢が……「えっ?」」
ちょっと! フローラ!
そう言うのは、知ってても言わないのがお約束でしょう!
というか、それ以前にレイチェル!
なんで、そんな情報を伝えるのよ!
「エルザ様を前にして、それを言ってどうするんですか……これで、エルザ様の嘘が更に上手になられても困るでしょう」
テレサが呆れた様子で、フローラに突っ込んでいる
いや……突っ込むところが違わなくないかい?
あってるんだけど、なんか違うというか……
「とっ、とりあえずお腹も空いてきたし、こっ、ここはポーラの提案を受け入れて、うちの料理を出してくれる場所に行きましょう!」
「てことは、レオハート邸ってことですか?」
「まっ、まあ……あそこが、たぶん一番ですけど。そうじゃなくて最近、この先の通りの角に多国籍料理のお店を出したんだよ」
「出した? 出来たじゃないということは、エルザ様が出資されてるのですか?」
「そ……そだよー……」
別に、隠すようなことじゃないけど。
自分の経営しているレストランに招待って、ちょっと気恥しい気がしてきたぞ。
気にしても仕方ないか。
「た……多国籍料理とか……自重しないんですね」
「食べたいものを食べたいときに食べられるのは、最高の幸せだからね! ハンバーガーとか炙りになるけどお寿司もあるよー」
私の答えに、ポーラが目頭を押さえていた。
あ、あれは違う……眉間を揉んでいたの見間違いだった。
「フードコートですかっ!」
「違うよ、厨房はちゃんと一つだよ……でも、フードコートか。ポーラも良いところに目を付けたね!」
「余計なことを言った……」
「出資はするし、共同経営にしてあげるって」
そんな感じでポーラとワイワイやってたら、二人が首を傾げていた。
「妙に仲が良いですね」
「誰とでも仲が良くなれるのは凄いですけど……距離感の詰め方異常じゃないですか?」
そ……それは、ちょっと見逃して欲しいかなぁ……
そう言ってテレサとフローラから荷物を受け取ると、自分のマジックバッグにどんどん突っ込んでいく。
ちなみに、ポーラはマジックバッグを持ってた。
やっぱり日本人からしたら、必須品だよね?
多少高くても、無理して買うくらいに。
「時間停止異空間収納型のスキルがあっても、良いと思います!」
と、ポーラが切実に言ってたけど。
そういえばこういったファンタジーならど定番だもんね。
……いや、無い話も多いけど。
PCのフォルダーみたいなインベントリが、いまじゃ主流かな?
マジックバッグも進化してるんだよね。
「でも、乙女ゲーではそもそも、そこまで必要性がないですもんね。インベントリの中からアイテムを選択して使うシーンはありますけど、そんなにたくさんのキーアイテムがあるわけでもないですし」
そして、自己解決してた。
うーん、確かに転送魔法や転送魔法陣で物を送ることは出来るんだけどね。
取り出すのは、無理だよね。
向こうから送ってもらわないと。
そもそもが空間接続型の転移だと、物は送れないからね。
いや厳密には送れるんだけど、物は勝手に動かないからね。
繋いだあとでこっちが手で押し込むか、向こうから取ってもらわないといけない。
動物は自分で動くから、かろうじていけるけど。
でもって座標指定型だと、物は座標を思い浮かべられないから魔法陣で指定するのが一般的だったりする。
だから、特定の場所同士でしかやり取りができないんだよね。
どっちにしろ、取り出そうと思ったら向こうから送ってもらわないといけないし。
だったら、自分で持って転移で運ぶのが一番簡単なんだよね。
とりあえず、倉庫に放り投げといたら、あとはあっちの変異生物が勝手に整理してくれるし。
細かい場所は、サガラさんが指示してくれるから。
取りに行った時も、言えば持って来てもらえるし。
そして荷物が入ったバッグをテレサが持ってくれる。
私は別で、小さいマジックバッグも持ってるからね。
お菓子用の。
あまり気にしなくてもいいのに、やっぱり体裁を気にするらしい。
それだったら、皆で空のバッグを持ったらいいかな?
それなら、いちいち私のバッグを誰が持つかで、揉めないし。
うん、次からは人数分のバッグを……いや、いっそのこと全員にマジックバッグを配るか。
それだと本末転倒か。
荷物を減らすためのマジックバッグなのに。
一人一つずつ鞄を持ってたら、意味がない。
うん、空のバッグの配布も却下だ。
「次は何を見に行こう?」
「そうですね……私たちの買い物に付き合ってもらったわけですし、ポーラ嬢は何か欲しいものはありますか?」
フローラが優しくポーラに声を掛けているが、彼女は恐縮した様子で首を横に振っている。
いやいや、せっかく参加したんだから、行きたい場所を言えばいいのに。
「私は本当に時間があったからご一緒させてもらっただけで、皆さんと一緒にいられるだけで楽しいですよ」
なんていじらしいことを言っているけど、キャラ変わりすぎだと思う。
テレサとフローラが訝し気にしてるのを見て、溜息を吐く。
というか、私の方が前世でもかなり年上だったことで、変に懐かれてるんだよね。
気持ちは分かる。
こんな世界に生まれ変わって知り合いもいないなかで、日本人に出会えただけでもホッとするだろう。
ましてやそれが、大人だったりしたらね。
歳のことは言わないけど、彼女からすれば頼れる存在なんだろうね。
彼女がなるべく、私と一緒に居たい理由は痛いほど分かるよ。
そう居たい理由が痛いほど……これ、この世界の言葉でもダジャレになってるんだろうか?
試したところでダジャレになっていようがなってなかろうが、大火傷するのは目に見えてるのでやめておこう。
あとで、クリントあたりに言ってみようかな?
それよりもここは年上の女性として、ポーラの本音を引き出さないとね。
全員が一日を振り返って、今日は良かったななんて思い出になる日にしたいし。
「ポーラは食べるのが好き? それとも、可愛いものが好き? あっ、もしかして何か実用的なものを探してたり」
「うーん……食べるのは好きですね。特に、レオハート領の料理は……当然ですよね」
「ん? どうして、当然なんだい?」
私の質問に対するポーラの答えに、テレサが突っ込んでいる。
こ……これは、答えに窮するよね。
前世の日本で食べたものと似ているから! とは答えるわけにはいかないだろうし。
ポーラが困ってるのを見て助け舟を出してあげたいけど、私もどう言いつくろうべきか困ってしまった。
「そ……そうでしょう? 私が、色々と考えたものですし。そういえば、レオハート領に来られたことが?」
「幼い頃に何度か、父に連れられて」
「でしたら、美味しくて当たり前ですわ! 楽しい思い出に彩られた食事には、思い出補正というスパイスが降りかけられてますので!」
よーしよし、上手く胡麻化せたはずだ。
「思い出補正……ですか」
「ええ、自分にとって良い思い出は、その時の体験を何倍にも際立たせるものですよ!」
「ど……どおりで、レオハート領の料理はどこで食べても、確実なお味だったんですね」
「そうじゃなくても、美味しいけどね」
ポーラも私に乗っかってきて、上手い事この流れを胡麻化せた。
テレサが、身も蓋もないこと言っているが。
「エルザ様がお嬢様のような言葉を使われるときは、何かを隠してる時だってレイチェル嬢が……「えっ?」」
ちょっと! フローラ!
そう言うのは、知ってても言わないのがお約束でしょう!
というか、それ以前にレイチェル!
なんで、そんな情報を伝えるのよ!
「エルザ様を前にして、それを言ってどうするんですか……これで、エルザ様の嘘が更に上手になられても困るでしょう」
テレサが呆れた様子で、フローラに突っ込んでいる
いや……突っ込むところが違わなくないかい?
あってるんだけど、なんか違うというか……
「とっ、とりあえずお腹も空いてきたし、こっ、ここはポーラの提案を受け入れて、うちの料理を出してくれる場所に行きましょう!」
「てことは、レオハート邸ってことですか?」
「まっ、まあ……あそこが、たぶん一番ですけど。そうじゃなくて最近、この先の通りの角に多国籍料理のお店を出したんだよ」
「出した? 出来たじゃないということは、エルザ様が出資されてるのですか?」
「そ……そだよー……」
別に、隠すようなことじゃないけど。
自分の経営しているレストランに招待って、ちょっと気恥しい気がしてきたぞ。
気にしても仕方ないか。
「た……多国籍料理とか……自重しないんですね」
「食べたいものを食べたいときに食べられるのは、最高の幸せだからね! ハンバーガーとか炙りになるけどお寿司もあるよー」
私の答えに、ポーラが目頭を押さえていた。
あ、あれは違う……眉間を揉んでいたの見間違いだった。
「フードコートですかっ!」
「違うよ、厨房はちゃんと一つだよ……でも、フードコートか。ポーラも良いところに目を付けたね!」
「余計なことを言った……」
「出資はするし、共同経営にしてあげるって」
そんな感じでポーラとワイワイやってたら、二人が首を傾げていた。
「妙に仲が良いですね」
「誰とでも仲が良くなれるのは凄いですけど……距離感の詰め方異常じゃないですか?」
そ……それは、ちょっと見逃して欲しいかなぁ……
242
お気に入りに追加
2,421
あなたにおすすめの小説
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
実は家事万能な伯爵令嬢、婚約破棄されても全く問題ありません ~追放された先で洗濯した男は、伝説の天使様でした~
空色蜻蛉
恋愛
「令嬢であるお前は、身の周りのことは従者なしに何もできまい」
氷薔薇姫の異名で知られるネーヴェは、王子に婚約破棄され、辺境の地モンタルチーノに追放された。
「私が何も出来ない箱入り娘だと、勘違いしているのね。私から見れば、聖女様の方がよっぽど箱入りだけど」
ネーヴェは自分で屋敷を掃除したり美味しい料理を作ったり、自由な生活を満喫する。
成り行きで、葡萄畑作りで泥だらけになっている男と仲良くなるが、実は彼の正体は伝説の・・であった。
逆ハーレムエンドは凡人には無理なので、主人公の座は喜んで、お渡しします
猿喰 森繁
ファンタジー
青柳千智は、神様が趣味で作った乙女ゲームの主人公として、無理やり転生させられてしまう。
元の生活に戻るには、逆ハーレムエンドを迎えなくてはいけないと言われる。
そして、何度もループを繰り返すうちに、ついに千智の心は完全に折れてしまい、廃人一歩手前までいってしまった。
そこで、神様は今までループのたびにリセットしていたレベルの経験値を渡し、最強状態にするが、もうすでに心が折れている千智は、やる気がなかった。
天才になるはずだった幼女は最強パパに溺愛される
雪野ゆきの
ファンタジー
記憶を失った少女は森に倒れていたところをを拾われ、特殊部隊の隊長ブレイクの娘になった。
スペックは高いけどポンコツ気味の幼女と、娘を溺愛するチートパパの話。
※誤字報告、感想などありがとうございます!
書籍はレジーナブックス様より2021年12月1日に発売されました!
電子書籍も出ました。
文庫版が2024年7月5日に発売されました!
転生幼女の異世界冒険記〜自重?なにそれおいしいの?〜
MINAMI
ファンタジー
神の喧嘩に巻き込まれて死んでしまった
お詫びということで沢山の
チートをつけてもらってチートの塊になってしまう。
自重を知らない幼女は持ち前のハイスペックさで二度目の人生を謳歌する。
私の家族はハイスペックです! 落ちこぼれ転生末姫ですが溺愛されつつ世界救っちゃいます!
りーさん
ファンタジー
ある日、突然生まれ変わっていた。理由はわからないけど、私は末っ子のお姫さまになったらしい。
でも、このお姫さま、なんか放置気味!?と思っていたら、お兄さんやお姉さん、お父さんやお母さんのスペックが高すぎるのが原因みたい。
こうなったら、こうなったでがんばる!放置されてるんなら、なにしてもいいよね!
のんびりマイペースをモットーに、私は好きに生きようと思ったんだけど、実は私は、重要な使命で転生していて、それを遂行するために神器までもらってしまいました!でも、私は私で楽しく暮らしたいと思います!
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる