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第一章:お嬢様爆誕
閑話3:ハルナの憂鬱
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「お嬢様っ!」
……夢か。
慌てて飛び起きたようですね。
寝汗が酷いです。
外はまだ暗いですし、誰も起こしに来た様子がないところを見ると夜中なのでしょうが。
夢の中では、また長い時間を過ごしたような気がします。
夢の中のお嬢様は、私が今知るお嬢様とはかけ離れております。
見た目の美しさはまるで研ぎ澄まされた刃のように鋭く、氷のように冷たくはかないもののように感じました。
おとぎ話の氷の女王と言われても、納得してしまいそうなほどの美貌。
そして、長い睫毛に鋭い目つき。
傲慢や不遜といったものではなく、自身が最高であることに疑いをもっていないことが、溢れ出る雰囲気から感じ取れました。
そのお嬢様がダリウス殿下に婚約破棄を言い渡されて、彼の息の掛かった騎士達によって修道院へと連行されていくところまでが夢の中でした。
その途中で、騎士達によってお嬢様は……
「おのれ、あのくされ王子が!」
気が付けば、呪詛めいた言葉が私の口から洩れておりました。
夢の中のお嬢様はとても気品が高く、自分以外のものを全て見下しておりましたね。
以前見た夢……板のような箱の中に映る現実めいた活劇のお嬢様とは、これまた少し違う様に感じました。
それよりも、より強く気高い存在のように見えました。
私がお嬢様の指示を失敗してしまった時も、とても凛々しい姿を拝見できましたし。
「ハルナ……この世界には二種類の人間しかいないのよ」
お嬢様が、私の後頭部に足を置いて語り掛けてきます。
「私の役に立つ人か、役に立たない人……」
「はい」
地面しか視界に入ってませんが、私には氷で作られた女神の彫像のようなお嬢様がはっきりと分かります。
「そして、後者は人ですらない……虫けらのように踏みつぶしても、なんの問題はないわね」
そう言って、お嬢様が足にグッと力を込めます。
ああ……至福です。
「私の役に立たない者は、この世界にとっても役に立たないのですから」
それだけ言うと、鼻でフッと笑い足をどけてくれます。
もう少し、このままでも良かったのですが……
「貴女はどちらかしらね?」
私の顎を人差し指と親指で掴むと、顔を上げさせられます。
ああ、女神様……
なんと美しいご尊顔。
天使が堕ちた様は、なにものにも形容しがたい美が秘められておりました。
そのようなお嬢様ですから、気紛れに使用人を消すことなどなんとも思ってなかったのでしょう。
消えた使用人のことを尋ねても、誰もかれも「実家に戻ったようですよ」としか、おっしゃられません。
しかし、お嬢様の気分を損ねると、そのご実家ごと潰されることもままあります。
そういうことなのでしょう。
そのご実家が、どこにあるかなど大した問題ではないのです。
この世の役に立たないゴミが、一つ片付いただけのこと。
学園でもあっという間に大きな派閥を作り上げ、そこのトップにおさまりました。
貴族の最高位である公爵家、そして王族の血筋、さらに次期国王の婚約者。
トリプル役満というやつですね!
はっ! 私は、何を……
トリプルはなんとなく分かりますが、役満の意味が分かりかねます。
これは箱の世界の方の記憶でしょうか?
ふっ……ふふふ。
冷酷という言葉が適しているのでしょうか?
人に対して無関心なのですから、慈悲や思いやる存在という前提すらないのですから。
役に立って初めて、人として認識されていただける。
まさに、王と呼んで差支えのない方……
それが、今回の夢の中のお嬢様でした。
そして、夢の中の私はやべー奴でしたね。
いや、ちょっとあの感覚が理解できてしまうのが、恐ろしいところではあります。
後頭部を足で踏まれていながら、その屈辱的な体制よりもお嬢様に触れたという喜びが勝るのは……あの、人を寄せ付けない夢のお嬢様相手なら生まれるかもしれません。
そのくらいに、美しいのですから。
それを婚約破棄するとか……あのバカ王子はB専なのでしょう。
意味は分かりませんが、ニュアンスは分かる言葉シリーズです。
それか、恐れ多すぎて……どっちにしろ、騎士に命じて途中で手に掛けさせたのだけは、許せません。
正確には手に掛けさせようとしたでしょうか?
ふっ……お嬢様の側に、人がいないわけないでしょう。
本人が言うまでもなく、幾人もの人間が息を潜めて周囲を固めているのです。
ひと、それをストーカーと呼ぶのです。
ちょっと、違うかもしれませんが。
動機は似たようなものです。
私も、居ましたし……
お嬢様を颯爽と助け出したら、そのお口から激レアな感謝の言葉が聞けるかもとチャンスをうかがうために。
ちなみに……人が飛び出してきた音に反応し、お嬢様から気を反らしてしまった騎士達は一瞬で地面にキスをすることになりましたけどね。
完全に気配を消して救出のタイミングを見計らっていたセバスと、私のお母様……そして、お嬢様自身によって。
そこで目を覚ましたので、その後のことは分かりません。
夢から覚めたいまとなっては、あのお嬢様についていってる人たちはみんなやばいなと思えますが。
夢の中だと、それが普通の感覚だったのが怖いですね。
そうあるべきだと、私自身も思っていたのですから。
そして、あのクソ王子と平民育ちの弱小貴族の小娘に対するヘイトが、大きく膨れ上がりました。
学園生活が始まったら、音速であの小娘の存在をこの世界から抹消しないと。
お嬢様の視界に入る前に。
物騒と思うかもしれませんが、私も貴族関係者です。
いままだ身分を明かされず、平民という扱いの彼女ならば軽い罰ですむでしょう。
建前さえ用意しておけば。
「ハルナ? 大丈夫?」
おっと、同室にいた同僚を起こしてしまったようです。
「あっ、起こしちゃった? ごめんね! 夢見が悪くて」
「大丈夫大丈夫、寝てないから……あなたが寝言で気持ち悪い声や、笑い声を出すから眠れなくて」
起こす以前の問題だったようです。
早く朝にならないかしら。
こっちの天使のようなお嬢様に、会いたくなりました。
……目が覚めてしまいましたし、今から行って起きるのを待ってても問題ないですかね?
問題ない気がしてきました。
「何してるの?」
「いや、目が覚めたからお嬢様のお世話でもしようかと」
「……迷惑だから部屋の外に待機するくらいなら良いと思うけど。寝ないと今日が大変じゃない?」
「お嬢様のお世話のためなら、一年くらい寝なくても大丈夫よ!」
「……ビョーキね」
同僚の子は、それだけ言うと布団を頭からかぶってしまいました。
さてと、着替えないと。
ああ……堕天使お嬢様も素敵でした。
どちらも捨てがたいと思う私は……正常だと思います。
……夢か。
慌てて飛び起きたようですね。
寝汗が酷いです。
外はまだ暗いですし、誰も起こしに来た様子がないところを見ると夜中なのでしょうが。
夢の中では、また長い時間を過ごしたような気がします。
夢の中のお嬢様は、私が今知るお嬢様とはかけ離れております。
見た目の美しさはまるで研ぎ澄まされた刃のように鋭く、氷のように冷たくはかないもののように感じました。
おとぎ話の氷の女王と言われても、納得してしまいそうなほどの美貌。
そして、長い睫毛に鋭い目つき。
傲慢や不遜といったものではなく、自身が最高であることに疑いをもっていないことが、溢れ出る雰囲気から感じ取れました。
そのお嬢様がダリウス殿下に婚約破棄を言い渡されて、彼の息の掛かった騎士達によって修道院へと連行されていくところまでが夢の中でした。
その途中で、騎士達によってお嬢様は……
「おのれ、あのくされ王子が!」
気が付けば、呪詛めいた言葉が私の口から洩れておりました。
夢の中のお嬢様はとても気品が高く、自分以外のものを全て見下しておりましたね。
以前見た夢……板のような箱の中に映る現実めいた活劇のお嬢様とは、これまた少し違う様に感じました。
それよりも、より強く気高い存在のように見えました。
私がお嬢様の指示を失敗してしまった時も、とても凛々しい姿を拝見できましたし。
「ハルナ……この世界には二種類の人間しかいないのよ」
お嬢様が、私の後頭部に足を置いて語り掛けてきます。
「私の役に立つ人か、役に立たない人……」
「はい」
地面しか視界に入ってませんが、私には氷で作られた女神の彫像のようなお嬢様がはっきりと分かります。
「そして、後者は人ですらない……虫けらのように踏みつぶしても、なんの問題はないわね」
そう言って、お嬢様が足にグッと力を込めます。
ああ……至福です。
「私の役に立たない者は、この世界にとっても役に立たないのですから」
それだけ言うと、鼻でフッと笑い足をどけてくれます。
もう少し、このままでも良かったのですが……
「貴女はどちらかしらね?」
私の顎を人差し指と親指で掴むと、顔を上げさせられます。
ああ、女神様……
なんと美しいご尊顔。
天使が堕ちた様は、なにものにも形容しがたい美が秘められておりました。
そのようなお嬢様ですから、気紛れに使用人を消すことなどなんとも思ってなかったのでしょう。
消えた使用人のことを尋ねても、誰もかれも「実家に戻ったようですよ」としか、おっしゃられません。
しかし、お嬢様の気分を損ねると、そのご実家ごと潰されることもままあります。
そういうことなのでしょう。
そのご実家が、どこにあるかなど大した問題ではないのです。
この世の役に立たないゴミが、一つ片付いただけのこと。
学園でもあっという間に大きな派閥を作り上げ、そこのトップにおさまりました。
貴族の最高位である公爵家、そして王族の血筋、さらに次期国王の婚約者。
トリプル役満というやつですね!
はっ! 私は、何を……
トリプルはなんとなく分かりますが、役満の意味が分かりかねます。
これは箱の世界の方の記憶でしょうか?
ふっ……ふふふ。
冷酷という言葉が適しているのでしょうか?
人に対して無関心なのですから、慈悲や思いやる存在という前提すらないのですから。
役に立って初めて、人として認識されていただける。
まさに、王と呼んで差支えのない方……
それが、今回の夢の中のお嬢様でした。
そして、夢の中の私はやべー奴でしたね。
いや、ちょっとあの感覚が理解できてしまうのが、恐ろしいところではあります。
後頭部を足で踏まれていながら、その屈辱的な体制よりもお嬢様に触れたという喜びが勝るのは……あの、人を寄せ付けない夢のお嬢様相手なら生まれるかもしれません。
そのくらいに、美しいのですから。
それを婚約破棄するとか……あのバカ王子はB専なのでしょう。
意味は分かりませんが、ニュアンスは分かる言葉シリーズです。
それか、恐れ多すぎて……どっちにしろ、騎士に命じて途中で手に掛けさせたのだけは、許せません。
正確には手に掛けさせようとしたでしょうか?
ふっ……お嬢様の側に、人がいないわけないでしょう。
本人が言うまでもなく、幾人もの人間が息を潜めて周囲を固めているのです。
ひと、それをストーカーと呼ぶのです。
ちょっと、違うかもしれませんが。
動機は似たようなものです。
私も、居ましたし……
お嬢様を颯爽と助け出したら、そのお口から激レアな感謝の言葉が聞けるかもとチャンスをうかがうために。
ちなみに……人が飛び出してきた音に反応し、お嬢様から気を反らしてしまった騎士達は一瞬で地面にキスをすることになりましたけどね。
完全に気配を消して救出のタイミングを見計らっていたセバスと、私のお母様……そして、お嬢様自身によって。
そこで目を覚ましたので、その後のことは分かりません。
夢から覚めたいまとなっては、あのお嬢様についていってる人たちはみんなやばいなと思えますが。
夢の中だと、それが普通の感覚だったのが怖いですね。
そうあるべきだと、私自身も思っていたのですから。
そして、あのクソ王子と平民育ちの弱小貴族の小娘に対するヘイトが、大きく膨れ上がりました。
学園生活が始まったら、音速であの小娘の存在をこの世界から抹消しないと。
お嬢様の視界に入る前に。
物騒と思うかもしれませんが、私も貴族関係者です。
いままだ身分を明かされず、平民という扱いの彼女ならば軽い罰ですむでしょう。
建前さえ用意しておけば。
「ハルナ? 大丈夫?」
おっと、同室にいた同僚を起こしてしまったようです。
「あっ、起こしちゃった? ごめんね! 夢見が悪くて」
「大丈夫大丈夫、寝てないから……あなたが寝言で気持ち悪い声や、笑い声を出すから眠れなくて」
起こす以前の問題だったようです。
早く朝にならないかしら。
こっちの天使のようなお嬢様に、会いたくなりました。
……目が覚めてしまいましたし、今から行って起きるのを待ってても問題ないですかね?
問題ない気がしてきました。
「何してるの?」
「いや、目が覚めたからお嬢様のお世話でもしようかと」
「……迷惑だから部屋の外に待機するくらいなら良いと思うけど。寝ないと今日が大変じゃない?」
「お嬢様のお世話のためなら、一年くらい寝なくても大丈夫よ!」
「……ビョーキね」
同僚の子は、それだけ言うと布団を頭からかぶってしまいました。
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ああ……堕天使お嬢様も素敵でした。
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