3 / 102
第一章:お嬢様爆誕
閑話1:第0話
しおりを挟む
私の名前は、ハルナ・フォン・クルマール。
クルマール伯爵の娘です。
といっても、妾の子ですけどね。
母も子爵家の令嬢なので、正式な第二夫人としてクルマール邸に住んでおりました。
ですが私が12歳の時に、家を出てレオハート家に入ることになりました。
その、父はあまり貴族としてよろしくない部類といいますか。
色々と、黒い噂が絶えない方でして。
で、母方の実家というのがオランド子爵領にある、オランド子爵家なのですが。
レオブラッド辺境伯領の隣の領地なので、当然派閥はレオブラッド辺境伯派閥です。
そして、そのレオブラッド辺境伯ですが、レオハート公爵家の血縁者にもあたります。
すなわち、寄親の後ろ盾がギース・フォン・レオハート公爵。
そう、レオハート大公なのです。
オランド子爵から相談を受けたレオブラッド辺境伯が手を回した結果、私たち親子は無事にきな臭いクルマール領を脱出できたわけです。
そして私が13歳の時に、お嬢様が生まれました。
エルザ・フォン・レオハート様。
この名前に、思わずピンと来てしまいました。
誰にも言っていないのですが、私はこの世界の限られた部分に限り色々と知っているのです。
高熱に侵されて、数日間寝込んだときに夢で見たのです。
四角い箱の中で、動く絵と文字による演劇のようなものを。
その舞台がこの国で、この世界なのです。
初めてレオハート邸を訪れたときに、愕然としました。
夢で見た建物と一緒だったからです。
箱の中の演劇で使われていたのは、見たことのない文字でしたが意味は分かりました。
それに、時折言葉も発しておりましたし。
熱に浮かされて、そういったおかしな夢を見たのだとばかり思ってましたが。
目に入るいくつかの景色や風景が、初めてのものでも既視感を覚えることがありました。
それが、あの夢の舞台だと気づくのに時間は掛かりませんでしたが。
そしてこの、エルザお嬢様。
有体に言って、性格が酷く悪いです。
さらに、父親であるジェームス次期公爵も、娘には甘々です。
少しお歳を召されてからの初の女の子ですから、分からなくもないですが。
お嬢様の我がままをなんでもきく、駄目親父です。
……いまの雇用主は、ギース様だから良いんです。
ちょっとくらいの本音は。
将来、ダリウス第一王子をめぐって、一人の庶民出の娘と醜い争いを……一方的に、いじめ倒すのでした。
……なんの問題もありません。
貴族が、庶民に気を遣う必要はありません。
たとえ、その少女が実は、とある子爵家の落胤だとしてもです。
子爵家では、公爵家に何かできるはずもありませんから。
なんなら無礼打ちで殺しても、厳重注意で済まされるくらいの身分違いです。
にもかかわらずダリウス王子がはっちゃけて、お嬢様に婚約破棄を言いつけます。
陛下と大公が結んだ婚約なのにです。
個人の感情など、捨ておかないといけない最たるものである王族がですよ?
正直、その演劇は突っ込みどころが多すぎて。
たしかに、いじめも稚拙なものが多かったですし。
いやいや、公爵令嬢ならいくらでも方法はあるでしょう。
というか、「あの子気に入らないわ」と一言漏らせば、学園長が動かざるを得ない立場でしょう。
ギース大公は、軍人ではなく個人としての功績でも英雄級ですからね。
国民の人気も高く、貴族にもファンは多いのです。
軍人としても剣付双頭竜褒章という、軍属最高の褒章を授与された方ですよ?
いわば、救国の英雄です。
その孫娘より気を遣う庶民など、いないでしょう。
たとえ、希少な属性適性があったとしてもです
そもそもレオハート家は王の一族なのですが?
そんな王族の血統を引くエルザ様が、学園生活で子爵令嬢にクラスアップする元庶民の聖女とかっていう嘘くさい女性のせいで、修道院送り?
ないないない。
全力で国をあげて、もみ消すでしょう。
勿論……相手の女性は闇に消されるでしょうし。
緘口令を敷いて、もしその話をしたものはたとえ貴族でも厳罰に処すくらいのことはしそうですね。
まあ、なんというか……物語の根本からして貴族を舐めすぎですね。
王族が気を遣う家なのに、王子が独断であれこれやるのも。
そう、国王陛下が気を遣う相手が目に入れても痛くない程可愛がる孫娘に、王子が色々とやらかしたり。
そもそも、その王子が婚約者のいる状態で、他の女性……いやあ、庶民は無いわぁ……
将来貴族になるといっても、出自は子爵家の私生児。
公にされてない子供。
スキャンダルもいいところですね。
王族の家系図の汚点もいいところです。
せめてお嬢様が伯爵家の下の方で、相手の女性が伯爵家の上の方とかなら成り立つんでしょうけど。
だったら、最初からお嬢様は殿下の婚約者になることは、ありえませんし。
バランスが難しいですね。
そもそも上の方の伯爵家の私生児なら、それなりの暮らしは出来る気はしますし。
と、不満しかない内容だったので、もし夢の通りに未来が動くなら阻止せねばと一人やる気に燃えてました。
だって、産まれたばかりのお嬢様……マジで、天使なんですよ。
おっと、夢の中に出てきた女性のような言葉遣いになってしまいましたが。
本当に、瞼を大きく開いてキラキラとしたつぶらな瞳で、辺りをキョロキョロと興味深そうに見る姿は……えっ? 見えてる? 赤ちゃんって、すぐ目が見えたっけ? 凄い! と感動したくらいです。
流石に英雄の孫は目が見えるのも早いんだなと驚きつつも、その無邪気で穢れを知らないあどけない姿は天使のようでした。
「えっ? 転生キタコレ?」
何か、意味のある言葉を呟いたような気がしますが。
聞いたことのない言葉だったので、適当にむにゃむにゃ言っただけでしょう。
そもそも、泣き声と長音以外の音が口から出せるのかが疑問でしたが。
そんなお嬢様の専属に選ばれたときは、自分の強運に感謝しました。
いやあ、くそ親父の魔の手から救ってもらったうえに、天使のお世話係なんて。
レオブラッド辺境伯は神か! と、思わず祈りそうになったくらいです。
……お嬢様は、私の夢と違う人生を歩んでくれるかもしれません。
私の夢の中のお嬢様は、レベル上げにいそしんだりしてませんでしたし。
2歳にして、木の棒でスライムを叩き潰すとか……やんちゃが過ぎませんか?
英雄の孫は生まれたときから、英雄の孫なのでしょうか?
片っ端からスライムを指さして騎士に側に連れていかせて、えいっと潰してますが。
若干狂気を感じますね。
魔物とはいえ、生き物を喜々として叩き潰す姿は。
まあ、子供はそういった一種の残酷な一面もありますし。
虫とかも平気で触ったり、殺したり。
その笑顔は、夢の中の悪役令嬢のお嬢様っぽいですね。
レベルが上がったのでしょう。
片方の口の端をあげて、ニヤリと笑っておりますが。
確かに賢い子だとは思いますが、公爵家の血筋だとか王族の血筋だとかで片付けて良い問題でしょうか?
クルマール伯爵の娘です。
といっても、妾の子ですけどね。
母も子爵家の令嬢なので、正式な第二夫人としてクルマール邸に住んでおりました。
ですが私が12歳の時に、家を出てレオハート家に入ることになりました。
その、父はあまり貴族としてよろしくない部類といいますか。
色々と、黒い噂が絶えない方でして。
で、母方の実家というのがオランド子爵領にある、オランド子爵家なのですが。
レオブラッド辺境伯領の隣の領地なので、当然派閥はレオブラッド辺境伯派閥です。
そして、そのレオブラッド辺境伯ですが、レオハート公爵家の血縁者にもあたります。
すなわち、寄親の後ろ盾がギース・フォン・レオハート公爵。
そう、レオハート大公なのです。
オランド子爵から相談を受けたレオブラッド辺境伯が手を回した結果、私たち親子は無事にきな臭いクルマール領を脱出できたわけです。
そして私が13歳の時に、お嬢様が生まれました。
エルザ・フォン・レオハート様。
この名前に、思わずピンと来てしまいました。
誰にも言っていないのですが、私はこの世界の限られた部分に限り色々と知っているのです。
高熱に侵されて、数日間寝込んだときに夢で見たのです。
四角い箱の中で、動く絵と文字による演劇のようなものを。
その舞台がこの国で、この世界なのです。
初めてレオハート邸を訪れたときに、愕然としました。
夢で見た建物と一緒だったからです。
箱の中の演劇で使われていたのは、見たことのない文字でしたが意味は分かりました。
それに、時折言葉も発しておりましたし。
熱に浮かされて、そういったおかしな夢を見たのだとばかり思ってましたが。
目に入るいくつかの景色や風景が、初めてのものでも既視感を覚えることがありました。
それが、あの夢の舞台だと気づくのに時間は掛かりませんでしたが。
そしてこの、エルザお嬢様。
有体に言って、性格が酷く悪いです。
さらに、父親であるジェームス次期公爵も、娘には甘々です。
少しお歳を召されてからの初の女の子ですから、分からなくもないですが。
お嬢様の我がままをなんでもきく、駄目親父です。
……いまの雇用主は、ギース様だから良いんです。
ちょっとくらいの本音は。
将来、ダリウス第一王子をめぐって、一人の庶民出の娘と醜い争いを……一方的に、いじめ倒すのでした。
……なんの問題もありません。
貴族が、庶民に気を遣う必要はありません。
たとえ、その少女が実は、とある子爵家の落胤だとしてもです。
子爵家では、公爵家に何かできるはずもありませんから。
なんなら無礼打ちで殺しても、厳重注意で済まされるくらいの身分違いです。
にもかかわらずダリウス王子がはっちゃけて、お嬢様に婚約破棄を言いつけます。
陛下と大公が結んだ婚約なのにです。
個人の感情など、捨ておかないといけない最たるものである王族がですよ?
正直、その演劇は突っ込みどころが多すぎて。
たしかに、いじめも稚拙なものが多かったですし。
いやいや、公爵令嬢ならいくらでも方法はあるでしょう。
というか、「あの子気に入らないわ」と一言漏らせば、学園長が動かざるを得ない立場でしょう。
ギース大公は、軍人ではなく個人としての功績でも英雄級ですからね。
国民の人気も高く、貴族にもファンは多いのです。
軍人としても剣付双頭竜褒章という、軍属最高の褒章を授与された方ですよ?
いわば、救国の英雄です。
その孫娘より気を遣う庶民など、いないでしょう。
たとえ、希少な属性適性があったとしてもです
そもそもレオハート家は王の一族なのですが?
そんな王族の血統を引くエルザ様が、学園生活で子爵令嬢にクラスアップする元庶民の聖女とかっていう嘘くさい女性のせいで、修道院送り?
ないないない。
全力で国をあげて、もみ消すでしょう。
勿論……相手の女性は闇に消されるでしょうし。
緘口令を敷いて、もしその話をしたものはたとえ貴族でも厳罰に処すくらいのことはしそうですね。
まあ、なんというか……物語の根本からして貴族を舐めすぎですね。
王族が気を遣う家なのに、王子が独断であれこれやるのも。
そう、国王陛下が気を遣う相手が目に入れても痛くない程可愛がる孫娘に、王子が色々とやらかしたり。
そもそも、その王子が婚約者のいる状態で、他の女性……いやあ、庶民は無いわぁ……
将来貴族になるといっても、出自は子爵家の私生児。
公にされてない子供。
スキャンダルもいいところですね。
王族の家系図の汚点もいいところです。
せめてお嬢様が伯爵家の下の方で、相手の女性が伯爵家の上の方とかなら成り立つんでしょうけど。
だったら、最初からお嬢様は殿下の婚約者になることは、ありえませんし。
バランスが難しいですね。
そもそも上の方の伯爵家の私生児なら、それなりの暮らしは出来る気はしますし。
と、不満しかない内容だったので、もし夢の通りに未来が動くなら阻止せねばと一人やる気に燃えてました。
だって、産まれたばかりのお嬢様……マジで、天使なんですよ。
おっと、夢の中に出てきた女性のような言葉遣いになってしまいましたが。
本当に、瞼を大きく開いてキラキラとしたつぶらな瞳で、辺りをキョロキョロと興味深そうに見る姿は……えっ? 見えてる? 赤ちゃんって、すぐ目が見えたっけ? 凄い! と感動したくらいです。
流石に英雄の孫は目が見えるのも早いんだなと驚きつつも、その無邪気で穢れを知らないあどけない姿は天使のようでした。
「えっ? 転生キタコレ?」
何か、意味のある言葉を呟いたような気がしますが。
聞いたことのない言葉だったので、適当にむにゃむにゃ言っただけでしょう。
そもそも、泣き声と長音以外の音が口から出せるのかが疑問でしたが。
そんなお嬢様の専属に選ばれたときは、自分の強運に感謝しました。
いやあ、くそ親父の魔の手から救ってもらったうえに、天使のお世話係なんて。
レオブラッド辺境伯は神か! と、思わず祈りそうになったくらいです。
……お嬢様は、私の夢と違う人生を歩んでくれるかもしれません。
私の夢の中のお嬢様は、レベル上げにいそしんだりしてませんでしたし。
2歳にして、木の棒でスライムを叩き潰すとか……やんちゃが過ぎませんか?
英雄の孫は生まれたときから、英雄の孫なのでしょうか?
片っ端からスライムを指さして騎士に側に連れていかせて、えいっと潰してますが。
若干狂気を感じますね。
魔物とはいえ、生き物を喜々として叩き潰す姿は。
まあ、子供はそういった一種の残酷な一面もありますし。
虫とかも平気で触ったり、殺したり。
その笑顔は、夢の中の悪役令嬢のお嬢様っぽいですね。
レベルが上がったのでしょう。
片方の口の端をあげて、ニヤリと笑っておりますが。
確かに賢い子だとは思いますが、公爵家の血筋だとか王族の血筋だとかで片付けて良い問題でしょうか?
1,265
お気に入りに追加
2,380
あなたにおすすめの小説
【書籍化進行中】契約婚ですが可愛い継子を溺愛します
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
恋愛
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
前世の記憶がうっすら残る私が転生したのは、貧乏伯爵家の長女。父親に頼まれ、公爵家の圧力と財力に負けた我が家は私を売った。
悲壮感漂う状況のようだが、契約婚は悪くない。実家の借金を返し、可愛い継子を愛でながら、旦那様は元気で留守が最高! と日常を謳歌する。旦那様に放置された妻ですが、息子や使用人と快適ライフを追求する。
逞しく生きる私に、旦那様が距離を詰めてきて? 本気の恋愛や溺愛はお断りです!!
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2024/09/07……カクヨム、恋愛週間 4位
2024/09/02……小説家になろう、総合連載 2位
2024/09/02……小説家になろう、週間恋愛 2位
2024/08/28……小説家になろう、日間恋愛連載 1位
2024/08/24……アルファポリス 女性向けHOT 8位
2024/08/16……エブリスタ 恋愛ファンタジー 1位
2024/08/14……連載開始
深窓の悪役令嬢~死にたくないので仮病を使って逃げ切ります~
白金ひよこ
恋愛
熱で魘された私が夢で見たのは前世の記憶。そこで思い出した。私がトワール侯爵家の令嬢として生まれる前は平凡なOLだったことを。そして気づいた。この世界が乙女ゲームの世界で、私がそのゲームの悪役令嬢であることを!
しかもシンディ・トワールはどのルートであっても死ぬ運命! そんなのあんまりだ! もうこうなったらこのまま病弱になって学校も行けないような深窓の令嬢になるしかない!
物語の全てを放棄し逃げ切ることだけに全力を注いだ、悪役令嬢の全力逃走ストーリー! え? シナリオ? そんなの知ったこっちゃありませんけど?
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
三回も婚約破棄された小リス令嬢は黒豹騎士に睨まれる~実は溺愛されてるようですが怖すぎて気づきません~
鳥花風星
恋愛
常に何かを食べていなければ魔力が枯渇してしまい命も危うい令嬢ヴィオラ。小柄でいつも両頬に食べ物を詰めこみモグモグと食べてばかりいるのでついたあだ名が「小リス令嬢」だった。
大食いのせいで三度も婚約破棄されてしまい家族にも疎まれるヴィオラは、ひょんなことからとある騎士に縁談を申し込まれる。
見た目は申し分ないのに全身黒づくめの服装でいつも無表情。手足が長く戦いの際にとても俊敏なことからついたあだ名が「黒豹騎士」だ。
黒豹に睨まれ怯える小リスだったが、どうやら睨まれているわけではないようで…?
対照的な二人が距離を縮めていくハッピーエンドストーリー。
【完結】悪役令嬢は3歳?〜断罪されていたのは、幼女でした〜
白崎りか
恋愛
魔法学園の卒業式に招かれた保護者達は、突然、王太子の始めた蛮行に驚愕した。
舞台上で、大柄な男子生徒が幼い子供を押さえつけているのだ。
王太子は、それを見下ろし、子供に向って婚約破棄を告げた。
「ヒナコのノートを汚したな!」
「ちがうもん。ミア、お絵かきしてただけだもん!」
小説家になろう様でも投稿しています。
婚約破棄にも寝過ごした
シアノ
恋愛
悪役令嬢なんて面倒くさい。
とにかくひたすら寝ていたい。
三度の飯より睡眠が好きな私、エルミーヌ・バタンテールはある朝不意に、この世界が前世にあったドキラブ夢なんちゃらという乙女ゲームによく似ているなーと気が付いたのだった。
そして私は、悪役令嬢と呼ばれるライバルポジションで、最終的に断罪されて塔に幽閉されて一生を送ることになるらしい。
それって──最高じゃない?
ひたすら寝て過ごすためなら努力も惜しまない!まずは寝るけど!おやすみなさい!
10/25 続きました。3はライオール視点、4はエルミーヌ視点です。
これで完結となります。ありがとうございました!
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる