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EX章1:学園編
第13話:普通の学園でのやり取り
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さて、学園内での立ち位置だが。
だいぶ、おかしなことになってきた。
ジェファードのせいで。
……こいつ、少なくとも最初の世界で俺の理解者ではなかっただろうことは理解できた。
この一ヶ月で。
いや、従者にして早々に気付いたけど。
俺が冷遇して、扱き使ったんだろうと勝手に想像していたが。
冷遇されて当然だ。
こいつは、自分のしたいことしかしない従者だった。
俺のためを思っているのは分かる。
だけど、俺の為なら俺の意見を聞かなくても良いと思っている。
そして、その考えが……こいつの考える俺のためが、独りよがりすぎる。
諫言を言うこともない。
言えるわけもない。
俺のためじゃないもん。
こいつが俺のためにしたいことだから。
……クラスメイトに一時間も俺の凄いことを話したり。
何かにつけて、昔の俺の凄さを自慢したり。
ダイレクトマーケティングが過ぎる。
「だいぶ、お疲れみたいね」
エルサが心配するくらいには、心痛が溜まり始めてた。
しかも……周囲の子たちの中にはジェファードの言葉を冗談だと思って、面白い子だと勘違いする子たちまで出るレベル。
なぜ、お前の評価が上がる?
「分かる? 心休まる暇がなくて」
「ジェファード殿下に、ジェニファ殿下にと……波状攻撃が凄いもんね」
「ようやく最近、ジェファードが先生の言うことも考慮してくれるようになって、少し楽になったけど」
ジェファードが色々とやらかしすぎて、先生に個別指導を受けているからね。
こういうときは、少しのんびりできるのも確かだ。
「私たちより遥かに多くの従者に囲まれて過ごしたくせに、全然従者のことが分かってないのが笑える」
エルサのこの歯に衣着せぬ物言いが、凄く落ち着く。
遠慮が無い言葉選びが、いまの自分の心情を理解してくれているのだと嬉しく思えるくらいに。
ただこの言葉には、思わず乾いた笑いしか出なかったけど。
「エルサの言葉を聞いて笑えるなんて、重症ね」
クリスタも酷いことを言う。
普通、こういうことを言うのはエルサの方なんだけどね。
「別に友達は私たちが居ればいいじゃないですか」
うん、キーファが凄くいいことを言ってる。
これを言ってるのがキーファじゃなければだけど。
彼も彼で、胡散臭いし。
「ルークは、学祭では何かしないのか?」
「学祭? 学祭かぁ……」
あんまり、良い思い出は無いな。
いや、日本時代は楽しかったけど。
この世界の学祭りは……思い出すだけで、ムカついて来た。
いや、ムカつかないけど……
リカルドとリーナの距離が縮まったイベントというか。
今思えば俺とリーナの仲を、リカルドが邪魔しにきたというか。
でも、今の俺はリーナに興味がないから、特に思うこともないけど。
当時のリカルドの行動の動機に、イラつくくらいか。
「ダンス……とか?」
「ジェニファ様と?」
前世の学祭の思い出といえば、ダンスだったけど。
ジェニファとかぁ……
いや、この世界だと一人になるかな?
「そういう、社交ダンス的なものではないよ」
「じゃあ、どういうダンス? 民俗的な感じのとか……それとも、舞みたいな感じか?」
ジャスパーが突っ込んで来たけど。
説明が難しい。
民俗的というのは、言い得て妙だけど。
ストリートダンスは……流石に、ここには無いか。
ファンキーチキンのような踊りすら、まだ流行ってないし。
かといって、一人で踊るダンスがないわけでもないからね。
本格的なロックや、ブレイクダンスのようなオールドスクール……ブレイキングはすでにジャスパーが興味深々だったか。
だったら、悪くないかな?
パワームーブも、この身体なら簡単に出来るし。
でもハウスとかのジャズとかも、全然ありだし。
HIPHOPとか、流行らないかな?
流行らないよね。
感覚が違いすぎるもんね。
分かりやすいの行くと、アニメーション系かな?
「こんな感じ」
「気持ちわるっ」
……とりあえず簡単に腕と肩でウェーブを見せてみたけど。
エルサから、有難い感想が。
やっぱり、まだ早かったか。
「これが、ルークの言ってた柔軟性」
ジャスパー、違う。
とりあえず、ジャスパーは食いついてくれたけど。
キーファは不思議そうな表情だ。
クリスタの顔はなんだろう。
「なんか、不思議な動きだけど……ダンスではないかな?」
やはり、まだ早すぎたか……そんなことないよね?
似たような動きは、きっと古代インドの舞とかにもありそうだし。
バリ島とかにも。
だったら、この世界のどこかにも……完全に、ストリートというより民俗よりだ。
しかし、ここで引き下がるわけにはいくまい!
この世界で、ストリートダンスを流行らせてやる。
エアボードだって流行ったんだ。
きっと、いけるはず。
「どんな音楽に合わせるんですか?」
キーファの純粋な疑問に、のっけから躓いてしまった。
うん、HIPHOPは……この世界には無いね。
R&Bや、ハウス、ジャズも。
クラシカルな音楽がブームの真っただ中だし。
よーし、ギターやドラム、ベースもいるかな?
コントラバス……あったかな?
ギターっぽいのもあった気がする。
無ければ作ればいいか。
どっちも、原型は中世にはあったはず!
完成形が19世紀頃ってだけで。
そっちのイメージを楽器職人に伝えたら。
エレキは無理だろうけど……
キーボード……いけるかな?
シンセサイザー……
「学祭は来月ですよ? 今から作って、間に合いますか?」
毎度的確な突っ込みをありがとう、キーファ君。
でも僕……これ全部、口に出してないんだけど?
だいぶ、おかしなことになってきた。
ジェファードのせいで。
……こいつ、少なくとも最初の世界で俺の理解者ではなかっただろうことは理解できた。
この一ヶ月で。
いや、従者にして早々に気付いたけど。
俺が冷遇して、扱き使ったんだろうと勝手に想像していたが。
冷遇されて当然だ。
こいつは、自分のしたいことしかしない従者だった。
俺のためを思っているのは分かる。
だけど、俺の為なら俺の意見を聞かなくても良いと思っている。
そして、その考えが……こいつの考える俺のためが、独りよがりすぎる。
諫言を言うこともない。
言えるわけもない。
俺のためじゃないもん。
こいつが俺のためにしたいことだから。
……クラスメイトに一時間も俺の凄いことを話したり。
何かにつけて、昔の俺の凄さを自慢したり。
ダイレクトマーケティングが過ぎる。
「だいぶ、お疲れみたいね」
エルサが心配するくらいには、心痛が溜まり始めてた。
しかも……周囲の子たちの中にはジェファードの言葉を冗談だと思って、面白い子だと勘違いする子たちまで出るレベル。
なぜ、お前の評価が上がる?
「分かる? 心休まる暇がなくて」
「ジェファード殿下に、ジェニファ殿下にと……波状攻撃が凄いもんね」
「ようやく最近、ジェファードが先生の言うことも考慮してくれるようになって、少し楽になったけど」
ジェファードが色々とやらかしすぎて、先生に個別指導を受けているからね。
こういうときは、少しのんびりできるのも確かだ。
「私たちより遥かに多くの従者に囲まれて過ごしたくせに、全然従者のことが分かってないのが笑える」
エルサのこの歯に衣着せぬ物言いが、凄く落ち着く。
遠慮が無い言葉選びが、いまの自分の心情を理解してくれているのだと嬉しく思えるくらいに。
ただこの言葉には、思わず乾いた笑いしか出なかったけど。
「エルサの言葉を聞いて笑えるなんて、重症ね」
クリスタも酷いことを言う。
普通、こういうことを言うのはエルサの方なんだけどね。
「別に友達は私たちが居ればいいじゃないですか」
うん、キーファが凄くいいことを言ってる。
これを言ってるのがキーファじゃなければだけど。
彼も彼で、胡散臭いし。
「ルークは、学祭では何かしないのか?」
「学祭? 学祭かぁ……」
あんまり、良い思い出は無いな。
いや、日本時代は楽しかったけど。
この世界の学祭りは……思い出すだけで、ムカついて来た。
いや、ムカつかないけど……
リカルドとリーナの距離が縮まったイベントというか。
今思えば俺とリーナの仲を、リカルドが邪魔しにきたというか。
でも、今の俺はリーナに興味がないから、特に思うこともないけど。
当時のリカルドの行動の動機に、イラつくくらいか。
「ダンス……とか?」
「ジェニファ様と?」
前世の学祭の思い出といえば、ダンスだったけど。
ジェニファとかぁ……
いや、この世界だと一人になるかな?
「そういう、社交ダンス的なものではないよ」
「じゃあ、どういうダンス? 民俗的な感じのとか……それとも、舞みたいな感じか?」
ジャスパーが突っ込んで来たけど。
説明が難しい。
民俗的というのは、言い得て妙だけど。
ストリートダンスは……流石に、ここには無いか。
ファンキーチキンのような踊りすら、まだ流行ってないし。
かといって、一人で踊るダンスがないわけでもないからね。
本格的なロックや、ブレイクダンスのようなオールドスクール……ブレイキングはすでにジャスパーが興味深々だったか。
だったら、悪くないかな?
パワームーブも、この身体なら簡単に出来るし。
でもハウスとかのジャズとかも、全然ありだし。
HIPHOPとか、流行らないかな?
流行らないよね。
感覚が違いすぎるもんね。
分かりやすいの行くと、アニメーション系かな?
「こんな感じ」
「気持ちわるっ」
……とりあえず簡単に腕と肩でウェーブを見せてみたけど。
エルサから、有難い感想が。
やっぱり、まだ早かったか。
「これが、ルークの言ってた柔軟性」
ジャスパー、違う。
とりあえず、ジャスパーは食いついてくれたけど。
キーファは不思議そうな表情だ。
クリスタの顔はなんだろう。
「なんか、不思議な動きだけど……ダンスではないかな?」
やはり、まだ早すぎたか……そんなことないよね?
似たような動きは、きっと古代インドの舞とかにもありそうだし。
バリ島とかにも。
だったら、この世界のどこかにも……完全に、ストリートというより民俗よりだ。
しかし、ここで引き下がるわけにはいくまい!
この世界で、ストリートダンスを流行らせてやる。
エアボードだって流行ったんだ。
きっと、いけるはず。
「どんな音楽に合わせるんですか?」
キーファの純粋な疑問に、のっけから躓いてしまった。
うん、HIPHOPは……この世界には無いね。
R&Bや、ハウス、ジャズも。
クラシカルな音楽がブームの真っただ中だし。
よーし、ギターやドラム、ベースもいるかな?
コントラバス……あったかな?
ギターっぽいのもあった気がする。
無ければ作ればいいか。
どっちも、原型は中世にはあったはず!
完成形が19世紀頃ってだけで。
そっちのイメージを楽器職人に伝えたら。
エレキは無理だろうけど……
キーボード……いけるかな?
シンセサイザー……
「学祭は来月ですよ? 今から作って、間に合いますか?」
毎度的確な突っ込みをありがとう、キーファ君。
でも僕……これ全部、口に出してないんだけど?
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