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EX章1:学園編
第9話:こいつっ!
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始業式では何故か生徒代表挨拶があった。
前世の学校では記憶に無いけど始業式なんて学園長が話して、適当に注意事項等が伝えられて教室に戻る程度のものだと思っていた。
そして生徒代表で挨拶をしたのは、リック殿下だった。
「さてと、諸君らの中にはすでに知っている者もいると思うが、新たな仲間も増えることになる。賢明な君たちのことを、私は信頼しているよ。よき学友として、温かく迎え入れてあげられると……まあ、一部の編入生はその限りではないかもしれないが」
そう言って、一年生の方をチラリと見るリック殿下。
うん、きっとこっちを見たわけじゃないと思う。
まかり間違っても、ジェファードと俺をマークしてることはないと信頼しているよ。
マークするなら、ジェファードだけにしろください。
マジで。
ああ、言葉遣いが乱れてる。
これも精神が肉体年齢に引っ張られているからか、それともストレスからか。
「それと、新たな部活動も発足することになった。エアボード部だ」
おおう……同好会をすっ飛ばして、いきなり部活として立ち上げたか。
やる気がありすぎる。
「ぜひとも、興味のある人は入部してくれたまえ……くれぐれも、エアボードに興味がある生徒のみを募集していることをはっきりと伝えておく」
ああ……殿下の取り巻きと言うか、ご友人方も入るだろうから人脈を作るために入部するという選もあるからか。
先手を打って、邪な動機での入部に牽制を入れたわけだ。
「私としても、ここまで夢中になれるものに出会えるとは思ってなかったからね。真剣にエアボードに向き合っているんだ……だから、分かるよね?」
結構な圧を掛けたけど、それでもアホな奴はいるからな。
親から言い含められて、どうにもならない奴も。
まあ、それはそれでいいか。
ぜひ、殿下にも青春を謳歌してもらいたい。
そして俺は……自分の家の庭でも出来るし、ボードパークも作ったからそこまで興味は引かれなかった。
だって、やることもいっぱいあるからね。
それを言ったら、エアボード部に入りそうな面子も忙しそうだが。
「露骨な宣伝と勧誘をこの場で行うんじゃない。早く、戻りなさい」
あっ、オーランド学園長が殿下を強制退場させた。
本人は言いたいことを言えたからか、素直に従ていたけども。
その、はけるときにこっちをチラッと見るんじゃない。
入るかどうかは検討次第だから。
「さて、今日はこの後は自由にしていいけども、ルーク君とジェファード君は学園長室に来るように」
のぉっ!
なぜ、全校生徒がいる場で呼び出しをするんだ。
講堂内の他の生徒がこっちに集まってくるのを感じて、嫌な汗しか出ない。
マジか……
***
「学園長、ジャストールです」
「うむ、入りたまえ」
仕方なしに学園長室に。
中に入ると広々とした部屋には執務机と、本棚、それからテーブルセットしかなかった。
もっとこう、調度品とかたくさんあるかと思ったけど。
「どうしたんだい? 何か珍しいものでもあったのかね?」
出迎えてくれた学園長が、俺の表情を見て問いかけてきたけど。
逆だ。
何も無くて、びっくりした。
「いえ、質実的な部屋で少し驚きました」
「そうかね? 余計なものがあると気が散って仕事の邪魔になるだけだろう。仕事に不要な物を執務室に持ち込んだところで、何の役にも立たぬからのう」
うわぁ。
凄い立派だ。
本当に良い人だな。
マジで、王族は親族に恵まれているというか。
前国王陛下の兄弟が、良い人が多い気がする。
「お茶で良いかね。2人ともそこに掛けなさい。直にジャッカス先生も来られるだろう」
そう言って、学園長手ずからお茶を用意してくれる。
というか、挨拶くらいしろ。
俺はジェファードの脇腹を肘でどつこうとして、止める。
あまり強くすると喜ぶからな。
軽く手の甲で、胸を2回ほど叩く。
不思議そうに首を傾げられてしまった。
マジで、こいつはポンコツだな。
学園長室に来てから、一言も話してないが。
挨拶くらいしろ。
「目上の人にあったら、まずは挨拶くらいするだろう普通。というか、人の部屋に入るんだから一言あるだろう」
呆れ気味に小声で伝えると、少し悩んだあとでまた首を傾げられた。
「黙って後ろをついてこいという命令に、反してしまいますので」
……このっ!
「お前は臨機応変にという言葉が分からないのか」
「私の判断よりも、ルーク様の判断の方が正しいので」
その割には、命令違反というかお願いは全然聞いてくれていないけどな。
流石にここまで来ると、わざとのように思えてきた。
「普通に礼儀正しい生徒のフリをしろ。これは命令だ」
「分かりました」
おお、分かってくれたのか。
もう、こいつには全部命令の方が良いんだな。
よしっ。
「失礼します!」
突然大声を出したジェファードを、思わず二度見してしまった。
うん、オーランド学園長も、驚いた様子で二回見てた。
何をいきなり。
「どうしたのかね? ジェファード君」
「いえ、入室の挨拶をさせていただきました」
「いま? このタイミングでかね?」
「ええ、それ以外に何かありますか?」
「いや……」
こいつっ!
「まあ、緊張すればそういうこともあるか」
「緊張? まさか。緊張などしておりませんが?」
この返答に、オーランド学園長が困った表情を浮かべてるけど。
マジで帰ったら、しばき倒す。
屋敷の人間総出で、一般常識を叩き込まないと。
こいつに巻き込まれたら、楽しい学園生活が終わる気がしてきた。
前世の学校では記憶に無いけど始業式なんて学園長が話して、適当に注意事項等が伝えられて教室に戻る程度のものだと思っていた。
そして生徒代表で挨拶をしたのは、リック殿下だった。
「さてと、諸君らの中にはすでに知っている者もいると思うが、新たな仲間も増えることになる。賢明な君たちのことを、私は信頼しているよ。よき学友として、温かく迎え入れてあげられると……まあ、一部の編入生はその限りではないかもしれないが」
そう言って、一年生の方をチラリと見るリック殿下。
うん、きっとこっちを見たわけじゃないと思う。
まかり間違っても、ジェファードと俺をマークしてることはないと信頼しているよ。
マークするなら、ジェファードだけにしろください。
マジで。
ああ、言葉遣いが乱れてる。
これも精神が肉体年齢に引っ張られているからか、それともストレスからか。
「それと、新たな部活動も発足することになった。エアボード部だ」
おおう……同好会をすっ飛ばして、いきなり部活として立ち上げたか。
やる気がありすぎる。
「ぜひとも、興味のある人は入部してくれたまえ……くれぐれも、エアボードに興味がある生徒のみを募集していることをはっきりと伝えておく」
ああ……殿下の取り巻きと言うか、ご友人方も入るだろうから人脈を作るために入部するという選もあるからか。
先手を打って、邪な動機での入部に牽制を入れたわけだ。
「私としても、ここまで夢中になれるものに出会えるとは思ってなかったからね。真剣にエアボードに向き合っているんだ……だから、分かるよね?」
結構な圧を掛けたけど、それでもアホな奴はいるからな。
親から言い含められて、どうにもならない奴も。
まあ、それはそれでいいか。
ぜひ、殿下にも青春を謳歌してもらいたい。
そして俺は……自分の家の庭でも出来るし、ボードパークも作ったからそこまで興味は引かれなかった。
だって、やることもいっぱいあるからね。
それを言ったら、エアボード部に入りそうな面子も忙しそうだが。
「露骨な宣伝と勧誘をこの場で行うんじゃない。早く、戻りなさい」
あっ、オーランド学園長が殿下を強制退場させた。
本人は言いたいことを言えたからか、素直に従ていたけども。
その、はけるときにこっちをチラッと見るんじゃない。
入るかどうかは検討次第だから。
「さて、今日はこの後は自由にしていいけども、ルーク君とジェファード君は学園長室に来るように」
のぉっ!
なぜ、全校生徒がいる場で呼び出しをするんだ。
講堂内の他の生徒がこっちに集まってくるのを感じて、嫌な汗しか出ない。
マジか……
***
「学園長、ジャストールです」
「うむ、入りたまえ」
仕方なしに学園長室に。
中に入ると広々とした部屋には執務机と、本棚、それからテーブルセットしかなかった。
もっとこう、調度品とかたくさんあるかと思ったけど。
「どうしたんだい? 何か珍しいものでもあったのかね?」
出迎えてくれた学園長が、俺の表情を見て問いかけてきたけど。
逆だ。
何も無くて、びっくりした。
「いえ、質実的な部屋で少し驚きました」
「そうかね? 余計なものがあると気が散って仕事の邪魔になるだけだろう。仕事に不要な物を執務室に持ち込んだところで、何の役にも立たぬからのう」
うわぁ。
凄い立派だ。
本当に良い人だな。
マジで、王族は親族に恵まれているというか。
前国王陛下の兄弟が、良い人が多い気がする。
「お茶で良いかね。2人ともそこに掛けなさい。直にジャッカス先生も来られるだろう」
そう言って、学園長手ずからお茶を用意してくれる。
というか、挨拶くらいしろ。
俺はジェファードの脇腹を肘でどつこうとして、止める。
あまり強くすると喜ぶからな。
軽く手の甲で、胸を2回ほど叩く。
不思議そうに首を傾げられてしまった。
マジで、こいつはポンコツだな。
学園長室に来てから、一言も話してないが。
挨拶くらいしろ。
「目上の人にあったら、まずは挨拶くらいするだろう普通。というか、人の部屋に入るんだから一言あるだろう」
呆れ気味に小声で伝えると、少し悩んだあとでまた首を傾げられた。
「黙って後ろをついてこいという命令に、反してしまいますので」
……このっ!
「お前は臨機応変にという言葉が分からないのか」
「私の判断よりも、ルーク様の判断の方が正しいので」
その割には、命令違反というかお願いは全然聞いてくれていないけどな。
流石にここまで来ると、わざとのように思えてきた。
「普通に礼儀正しい生徒のフリをしろ。これは命令だ」
「分かりました」
おお、分かってくれたのか。
もう、こいつには全部命令の方が良いんだな。
よしっ。
「失礼します!」
突然大声を出したジェファードを、思わず二度見してしまった。
うん、オーランド学園長も、驚いた様子で二回見てた。
何をいきなり。
「どうしたのかね? ジェファード君」
「いえ、入室の挨拶をさせていただきました」
「いま? このタイミングでかね?」
「ええ、それ以外に何かありますか?」
「いや……」
こいつっ!
「まあ、緊張すればそういうこともあるか」
「緊張? まさか。緊張などしておりませんが?」
この返答に、オーランド学園長が困った表情を浮かべてるけど。
マジで帰ったら、しばき倒す。
屋敷の人間総出で、一般常識を叩き込まないと。
こいつに巻き込まれたら、楽しい学園生活が終わる気がしてきた。
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