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EX章1:学園編
第1話:後期日程の開始
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普通に後期日程が始まるらしい。
国を揺るがすほどの、大事件があったにも関わらず。
いや、初期消火で収まった感があるのだろう。
王都にいた人たちには。
なんていうか、対岸の火事のような感じかな。
大爆発が起こって、これから大変なことになる。
もしかしたらこちらにも被害がと構えていたら、みるみるうちに収まっていった感じだもんね。
うん、他人事だと思われてもしょうがない。
王城だけは、上に下にの大騒ぎだったけど。
敵国の兵を引き入れた首謀者が、第三王子とか。
王族の評判もかなりあれなことになっている。
第一王子のロナウド殿下の即位が早まるくらいには。
あと10年はオーウェン陛下の治世が続くと思われていたが、具体的に5年以内。
さらにいえば、早ければ早い方が良いという状況。
王城勤めの貴族も集めて、毎日顔を突き合わせて会議をしているらしい。
頑張れ。
「ふんっ、あんな王族滅んでしまえばよい。それにゴートもゴートだし、アルト……お前はもう少し賢い子だと思っておったのに」
「今の兄上は、最高の兄ですが?」
俺の目の前で憤っている髭面の強面のおじさん。
祖父の弟の、ガンドルフ大叔父だ。
そして、俺を救って消えたギース叔父の育ての親。
感じやすい、心優しい大叔父だが。
今回の件で、色々と記憶が流れ込んできて感情の整理に苦心している。
というのに俺とアルトが王都に戻ったら、すぐに呼びだしてきたけど。
いや、ジャストールに向かっている途中だったらしいけど、俺たちがすでに領地を出たことを知ってすぐに戻ってきたらしい。
で、色々と準備をしていたと。
あんなことがあったからか、一秒でも早く会いたかったらしい。
俺に。
兄に対しては……複雑な感情とのこと。
会いたいけど、会いたくないみたいな。
会うと、言いたくもないことを言ってしまいそうだと。
栓の無いことではあっても。
「面目次第もございません。ですので、今世では命を懸けて弟を守っていきます」
そう言って力強い眼差しを大叔父に向けるアルトを見て、思わずため息が漏れた。
色々な人に誠意を見せる必要があるといって、常に俺に付いて回っているからね。
アルトの言葉に、大叔父は髭を撫でながらやるせない表情を浮かべる。
眉間に皺を寄せて目を閉じると、少し顔を上に向ける。
それから顔を下に向けたあと首を横に振って、大きく溜息を吐いた。
「まあよい、わしとてあの子のことを忘れてしまっておったのだから」
苦しそうな表情で呟いた大伯父のいうあの子とは、ギース叔父のことだろう。
しょうがない。
それが、叔父のスキルだったのだから。
「ギース叔父は、命と引き換えに弟と世界を救った英雄です! あの方を育て、偉大な人物へと成長させたのは大叔父上ではありませんか」
アルトがすぐに否定するように声を掛ける。
だが、大叔父の顔を晴れない。
「それでもだ……わしは、ギースもルークも救いたかった……」
辺りを静けさが包み込む。
せっかくの食事会だというのに、料理の味がまったくしない……こともない。
「また、美味しくなってる」
思わず漏れ出た言葉に、大叔父が顔を上げて力なく笑う。
ただ、その表情はとても優し気ではある。
「お前のお陰だ。できれば、ギースにも食べさせてやりたかったが……」
「あっ、えっと……叔父上なら天上の世界で神の修行を受けてますから。そうですね、祭壇にお供えという形で届くかも……届くみたいですよ」
「そうか、そうか……ルークは優しいのう」
あっ、どうやら慰めと思われたようだ。
しかし事実らしいし、アマラに裏は取れたから本当に届くんだけど。
「一応神の加護を持ってますから、神とは会話できますよ? というか、親しくしてる神もいますし」
「そういえば、そんな話も流れておったな。闇の神を従え、光の女神を誅したとかなんとか」
「概ね事実です」
大叔父の言葉に、アルトが満足そうに答える。
うーん、まあいいけど。
「それなら、屋敷に神に祈る祭壇を作るとするか」
「対象の神は……破壊神に捧げれば届けてくれるみたい」
「ぶ……物騒な神様だな。そ……そんなところに、ギースは」
「あー、違います! ギース叔父が仕えているのはもっと上の神です」
「は……破壊神の上? 破滅神とか消滅神とかか?」
余計に物騒になった気がする。
それから、一生懸命神様事情を説明した。
死と終焉を司る神ではあっても、世界には必要な事象であること。
実は神様の中では、不憫な境遇でありながら良識も常識も兼ね備えていることを説明した。
不承不承ながら、納得した感じだったけど。
しかし、大叔父でこれか。
学校に行くのが怖くて仕方ない。
始業式まで1週間あるけど、その間にリック殿下にも呼ばれてるし。
オーウェン陛下にも……
ジェファードの編入手続きの件もあるし。
後期日程の開始時には、他の学校から編入してくる子もいるからおかしくはないけど。
ただ、本人としては従者として傍にいたいらしい。
残念だけど、従者が付いてこられるのは正門までだ。
それを聞いて、入学することになった。
侵略者でありながら、救国の立役者の一人でもあるし。
いや、拡大解釈すれば救世の立役者だ。
ヒュマノ王国でもベゼル帝国でも取り扱いに、困っている存在。
だからって、俺に丸投げされても困るけどな。
まあ、その辺りも王城に行ったときに話しておかないと。
ジャストール男爵家の寄親のアイゼン辺境伯邸にも行かないといけないんだっけ?
彼の息子のビンセントも、何やら用事があるとのことだったし。
忙しいな。
あとはジャスパーが、いつから来たらいいかと言っていた。
早朝訓練。
うん、彼は彼で自分が今回の件でいかに力不足かを痛感したとのこと。
当たり前だ。
普通なら学生が対応するようなことではない。
俺と兄が規格外なだけだ。
そう言ったら、ジャスパーも規格外になりたいらしい。
憧れるよね……男の子なら。
彼の兄のガーラント様も来るらしいから、暑苦しい庭になりそうだ。
ジェニファーも、正式に婚約者として立候補してきたし。
本人が。
家族の説得はこれからとのこと。
ただ、貴族の言葉というのは、そこまで軽いものじゃないから。
貴族の子供だとしても。
それを逆手に取って、自分で大々的に宣言することで既成事実を作ったのだろう。
これで婚約がならなければ、彼女自身に傷が付くことになるからね。
本来嫁げるべき家格より、選べる相手は下がってしまうだろう。
いや、その程度じゃ揺るがないのが公爵家なんだけどね。
王族以外は、とてもじゃないけど打診されたら断れないからね?
だから、それ……本当に自身に対する嫌がらせにしかなってないけど大丈夫?
もし俺と結婚できなかったら、相手からの印象が悪くなるだけだと思うけど?
という話をしたら、怒られた。
先の宣言はあくまで布石の一つであって、すでに多方面から手を回していると。
少し心配になった。
嘘だ……少し、怖い。
逃げきれる自信がない。
逃げるつもりもないけど。
ヤンデレにならないように、見張っておかないと。
ヤンデレと上手く付き合う方法を知ってるクズが前世の知り合いにいたけど、なるほどという話ばかりだった。
上手に付き合えば、これほど献身的に尽くしてくれる相手はいないとのこと。
後で分かったことだがそれを上手に使ったつもりで、自堕落な生活を満喫していたクズな知り合い。
いや、俺もそいつの外面に騙されてた一人だけど。
便利に使われてはいないから、セーフだろう。
それに確かに紹介されても、彼を立てて一歩下がりつつも慎ましやかに、袖や裾を掴む奥ゆかしい女性に見えなくはなかった。
だからその時は彼の今までの彼女が、ヤンデレばかりだったとは思わなかったけど。
しばらくして半年の間に元カノと、元々カノに一回ずつ包丁で刺されたのを聞いて、うん上手く付き合えるなら最後までいかないとヤバイってことは理解できた。
そして、本当におかしな女ばかりと付き合ってたんだという事実にも、驚愕した。
もしジェニファが、そうなってしまったら……
ふふ……想像したら、乾いた笑い声が漏れてしまった。
だって、貴族だし。
相手は公爵家だし。
向こうから嫌われない限りは、破談のしようがないか。
国を揺るがすほどの、大事件があったにも関わらず。
いや、初期消火で収まった感があるのだろう。
王都にいた人たちには。
なんていうか、対岸の火事のような感じかな。
大爆発が起こって、これから大変なことになる。
もしかしたらこちらにも被害がと構えていたら、みるみるうちに収まっていった感じだもんね。
うん、他人事だと思われてもしょうがない。
王城だけは、上に下にの大騒ぎだったけど。
敵国の兵を引き入れた首謀者が、第三王子とか。
王族の評判もかなりあれなことになっている。
第一王子のロナウド殿下の即位が早まるくらいには。
あと10年はオーウェン陛下の治世が続くと思われていたが、具体的に5年以内。
さらにいえば、早ければ早い方が良いという状況。
王城勤めの貴族も集めて、毎日顔を突き合わせて会議をしているらしい。
頑張れ。
「ふんっ、あんな王族滅んでしまえばよい。それにゴートもゴートだし、アルト……お前はもう少し賢い子だと思っておったのに」
「今の兄上は、最高の兄ですが?」
俺の目の前で憤っている髭面の強面のおじさん。
祖父の弟の、ガンドルフ大叔父だ。
そして、俺を救って消えたギース叔父の育ての親。
感じやすい、心優しい大叔父だが。
今回の件で、色々と記憶が流れ込んできて感情の整理に苦心している。
というのに俺とアルトが王都に戻ったら、すぐに呼びだしてきたけど。
いや、ジャストールに向かっている途中だったらしいけど、俺たちがすでに領地を出たことを知ってすぐに戻ってきたらしい。
で、色々と準備をしていたと。
あんなことがあったからか、一秒でも早く会いたかったらしい。
俺に。
兄に対しては……複雑な感情とのこと。
会いたいけど、会いたくないみたいな。
会うと、言いたくもないことを言ってしまいそうだと。
栓の無いことではあっても。
「面目次第もございません。ですので、今世では命を懸けて弟を守っていきます」
そう言って力強い眼差しを大叔父に向けるアルトを見て、思わずため息が漏れた。
色々な人に誠意を見せる必要があるといって、常に俺に付いて回っているからね。
アルトの言葉に、大叔父は髭を撫でながらやるせない表情を浮かべる。
眉間に皺を寄せて目を閉じると、少し顔を上に向ける。
それから顔を下に向けたあと首を横に振って、大きく溜息を吐いた。
「まあよい、わしとてあの子のことを忘れてしまっておったのだから」
苦しそうな表情で呟いた大伯父のいうあの子とは、ギース叔父のことだろう。
しょうがない。
それが、叔父のスキルだったのだから。
「ギース叔父は、命と引き換えに弟と世界を救った英雄です! あの方を育て、偉大な人物へと成長させたのは大叔父上ではありませんか」
アルトがすぐに否定するように声を掛ける。
だが、大叔父の顔を晴れない。
「それでもだ……わしは、ギースもルークも救いたかった……」
辺りを静けさが包み込む。
せっかくの食事会だというのに、料理の味がまったくしない……こともない。
「また、美味しくなってる」
思わず漏れ出た言葉に、大叔父が顔を上げて力なく笑う。
ただ、その表情はとても優し気ではある。
「お前のお陰だ。できれば、ギースにも食べさせてやりたかったが……」
「あっ、えっと……叔父上なら天上の世界で神の修行を受けてますから。そうですね、祭壇にお供えという形で届くかも……届くみたいですよ」
「そうか、そうか……ルークは優しいのう」
あっ、どうやら慰めと思われたようだ。
しかし事実らしいし、アマラに裏は取れたから本当に届くんだけど。
「一応神の加護を持ってますから、神とは会話できますよ? というか、親しくしてる神もいますし」
「そういえば、そんな話も流れておったな。闇の神を従え、光の女神を誅したとかなんとか」
「概ね事実です」
大叔父の言葉に、アルトが満足そうに答える。
うーん、まあいいけど。
「それなら、屋敷に神に祈る祭壇を作るとするか」
「対象の神は……破壊神に捧げれば届けてくれるみたい」
「ぶ……物騒な神様だな。そ……そんなところに、ギースは」
「あー、違います! ギース叔父が仕えているのはもっと上の神です」
「は……破壊神の上? 破滅神とか消滅神とかか?」
余計に物騒になった気がする。
それから、一生懸命神様事情を説明した。
死と終焉を司る神ではあっても、世界には必要な事象であること。
実は神様の中では、不憫な境遇でありながら良識も常識も兼ね備えていることを説明した。
不承不承ながら、納得した感じだったけど。
しかし、大叔父でこれか。
学校に行くのが怖くて仕方ない。
始業式まで1週間あるけど、その間にリック殿下にも呼ばれてるし。
オーウェン陛下にも……
ジェファードの編入手続きの件もあるし。
後期日程の開始時には、他の学校から編入してくる子もいるからおかしくはないけど。
ただ、本人としては従者として傍にいたいらしい。
残念だけど、従者が付いてこられるのは正門までだ。
それを聞いて、入学することになった。
侵略者でありながら、救国の立役者の一人でもあるし。
いや、拡大解釈すれば救世の立役者だ。
ヒュマノ王国でもベゼル帝国でも取り扱いに、困っている存在。
だからって、俺に丸投げされても困るけどな。
まあ、その辺りも王城に行ったときに話しておかないと。
ジャストール男爵家の寄親のアイゼン辺境伯邸にも行かないといけないんだっけ?
彼の息子のビンセントも、何やら用事があるとのことだったし。
忙しいな。
あとはジャスパーが、いつから来たらいいかと言っていた。
早朝訓練。
うん、彼は彼で自分が今回の件でいかに力不足かを痛感したとのこと。
当たり前だ。
普通なら学生が対応するようなことではない。
俺と兄が規格外なだけだ。
そう言ったら、ジャスパーも規格外になりたいらしい。
憧れるよね……男の子なら。
彼の兄のガーラント様も来るらしいから、暑苦しい庭になりそうだ。
ジェニファーも、正式に婚約者として立候補してきたし。
本人が。
家族の説得はこれからとのこと。
ただ、貴族の言葉というのは、そこまで軽いものじゃないから。
貴族の子供だとしても。
それを逆手に取って、自分で大々的に宣言することで既成事実を作ったのだろう。
これで婚約がならなければ、彼女自身に傷が付くことになるからね。
本来嫁げるべき家格より、選べる相手は下がってしまうだろう。
いや、その程度じゃ揺るがないのが公爵家なんだけどね。
王族以外は、とてもじゃないけど打診されたら断れないからね?
だから、それ……本当に自身に対する嫌がらせにしかなってないけど大丈夫?
もし俺と結婚できなかったら、相手からの印象が悪くなるだけだと思うけど?
という話をしたら、怒られた。
先の宣言はあくまで布石の一つであって、すでに多方面から手を回していると。
少し心配になった。
嘘だ……少し、怖い。
逃げきれる自信がない。
逃げるつもりもないけど。
ヤンデレにならないように、見張っておかないと。
ヤンデレと上手く付き合う方法を知ってるクズが前世の知り合いにいたけど、なるほどという話ばかりだった。
上手に付き合えば、これほど献身的に尽くしてくれる相手はいないとのこと。
後で分かったことだがそれを上手に使ったつもりで、自堕落な生活を満喫していたクズな知り合い。
いや、俺もそいつの外面に騙されてた一人だけど。
便利に使われてはいないから、セーフだろう。
それに確かに紹介されても、彼を立てて一歩下がりつつも慎ましやかに、袖や裾を掴む奥ゆかしい女性に見えなくはなかった。
だからその時は彼の今までの彼女が、ヤンデレばかりだったとは思わなかったけど。
しばらくして半年の間に元カノと、元々カノに一回ずつ包丁で刺されたのを聞いて、うん上手く付き合えるなら最後までいかないとヤバイってことは理解できた。
そして、本当におかしな女ばかりと付き合ってたんだという事実にも、驚愕した。
もしジェニファが、そうなってしまったら……
ふふ……想像したら、乾いた笑い声が漏れてしまった。
だって、貴族だし。
相手は公爵家だし。
向こうから嫌われない限りは、破談のしようがないか。
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