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EX章:後日談閑話おまけ
レモンの冒険後編~レモン頑張る~
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「例の騒動があったうえで、態度が変わらない者も少なからずいる」
ああ、ルーク様が魔王たりえた未来の話か。
光の女神の暴走で、何やら大騒動だったらしいけど。
というか、神様は実在しているとされていたけど、実物の目撃例を耳にしたのは凄い事だと思う。
残念ながら、私はその場にいなかったけど。
「ん? たぶんレモンさんも会ってるよ? 他の神様になら」
「そんなわけありません」
えらく気軽に言われたけど、それが事実なら大変なことになる。
神様に会ったことがあって、ましてや会話もしたとなったら……
教会関係者の目の届かないところに逃げないと。
「それは大丈夫。モルダー司教……いまは、教皇か。モルダー教皇の開いてる新なんでも教に入ったらいいよ。完全なる信者の善意による寄付のみで成り立ってるし。教会側から、何かを強要することはないし」
ああ、効いたことある。
真聖教会を前身に作られた宗教だとか、なんとか。
教義は知ってる人も多い。
一つ、神を敬うべし。
一つ、他者に強要するなかれ。
一つ、中級神たる光の女神以外の神は等しく最高神であり、そこに優劣はない。
一つ、祈りたいときに祈れ。
一つ、他者を思え。
という、かなり自由な宗教。
教会には、高いところに神の絵が飾ってあるだけ。
好きな神の前で、祈ることが出来る。
光の女神様は……他の神様より一段低い場所に、一回り小さい絵がある。
あれだけのことをしでかしておいて、絵があるだけ感謝せよとのことだった。
このことに不満を覚え、天罰を下そうとしたならば……光の神の信仰のみ禁ずるとしていた。
一部過激だけど、概ね平和な宗教。
聖教会も、まだ健在だしね。
いや、そういうことじゃない。
たしかに新なんでも教に入ると、他の教会からの強引な勧誘は無くなるらしいし。
でも、これって結局ルーク様が開設したという噂だから……
結局、囲い込みじゃん。
「話が逸れたけど、態度が変わらない者、好意的になった者、残念だけど距離をおく者がいて、彼らの別の世界の記憶のルークに対する印象で変わるんだろうけどさ、親しい者は概ね好意的なんだよね」
「そうでしょうね」
そりゃ今のルーク様を見て、彼が魔王になるなんて想像もつかないし。
そもそもが、いま現在のルーク様がお優しい貴族のご子息なのだから問題ない。
「でも、君たちは違うよね?」
アルト様の唐突な言葉に思わず首を傾げてしまう。
何が、どう違うのだろうか?
「君たち孤児出身者や、ルークの手掛けた医療機関にて治療受けた人、あとは職業斡旋で就職した一部の人達。とりわけ、君たち孤児出身者の多くの者がルークに対してより好意的になった……むしろ、ルークのためにジャストール領に献身と呼ぶに相応しいほどの働きを見せるようになったよね?」
ああ、そんなことか。
それは、当たり前だ。
「孤児として厳しい生活や世の不条理に嘆いているうちに、闇落ちしてルークの手下になってたとか?」
「んなわけあるか!」
アルト様のとんでも理論に、思わず突っ込んで……とんでもってほどでもないのかな?
余の不条理に耐えてきたルーク様が、魔王に至ったんだから。
私たちにも、素質が……って、そうじゃない。
「私たちには、その記憶自体が無いのです!」
「記憶自体がない?」
「ええ……このジャストール領のなかだけでも、ルーク様の偽りの記憶についていくつか話を聞きましたら、私たちには何もなかった……」
「ほう」
私の言葉に、アルト様が真剣に耳を傾けてくれる。
さっき、怒鳴ったことは水に流れてそうで、ほっと胸をなでおろす。
「はは、弟の友達に大声で突っ込まれたからって、怒るほど狭量ではないよ」
「……」
聞き流してはくれないのか。
いや、時々都合の良いところだけ記憶を読むのを、まずやめてもらいたいけど。
「まあいいです。記憶がないということは、私たちはその頃にはすでに死んでいたんじゃないかと考えるようになったんです」
「あぁ……」
私の言葉に、アルト様が微妙な表情で頷く。
同情すべきか、悩んでる表情だ。
ルーク様は誰かに同情することに関しては、まったく躊躇しない。
それが相手にとって失礼だと分かっていても、自分の価値観で動かれてしまわれる。
でも、正直すぎて嫌味に感じないと言うか。
その同情による施しを素直に受け取らないと、こっちが悪いような気さえしてくるから不思議だ。
「その世界の私たちと、今の私たちとの違いはルーク様と会ったか会ってないかの違いですね。今のルーク様のお陰で、孤児たちの中から飢えや寒さで死ぬ子はいなくなりました」
「なるほど」
「流石に大病や冒険者になってから事故でというのはありますが、それは貧乏人にも金持ちにも起こりえることです。少なくとも環境のせいで、死に怯えることはなくなりましたし現に生きてます」
アルト様は口を挟むのをやめ優しい眼差しで、私に続きを促してくる。
気にせずに待つから、自分の言葉でゆっくり話していいよと言ってくれているようだ。
「だから、ルーク様は私たちの命の恩人なのです!」
私の言葉に、アルト様は目を細めて嬉しそうにする。
なんだか、こっちまで嬉しくなってくる。
「それに、本当に不平等で、不親切な世界で私たちが生きていけないなら……そんな世界を滅ぼしてくれた魔王ルーク様も恩人です」
あっ、微妙な表情をされた。
悪い気はしてないみたいだけど。
「なるほど……そういうことね」
「はい」
あれ? 気が付いたら、さっきまで不気味な行き過ぎたブラコン気質に怯えていたはずなのに。
今は、とても好意的に見られるというか。
上位者の雰囲気を正しくもった、人格者のようにも見えるというか。
「どおりで、精霊たちが君たち孤児出身者……とりわけルークに好意的な子たちに懐くわけだね」
私以外にも精霊の加護を受けた子がいるのは知っている。
これでも、孤児たちのとりまとめもしているメンバーの一人だし。
お姉さんポジションから、お母さんポジションに変わりつつあるのが悩みだけど。
「聞きたいことは聞けたし、そうだね……これからも声を掛けさせてもらうことがあるから、その時はよろしくね」
「恐れ多いです」
領主様のご嫡男に、気楽に声を掛けられたら町を歩けなくなる。
できれば、辞退したいところだけれども。
「まずは、このレッサードレイクを持って帰って昇級しないとね」
「あっ、やっぱり」
結局怖くて振り返ってないけど、私の後ろからこんがり良い匂いをさせていたのは、やっぱりレッサードレイクだったようだ。
その拳が私に向けられなくて良かった。
「大丈夫だよ。他国の敵兵や、極悪人以外を手に掛けたら弟に嫌われちゃうからね。可愛い系の魔物ですら、弟や妹の不興を買うことだってあるから、色々と気を遣っているんだよ?」
「そうですか……大変ですね」
色々と、諦めた。
なるべく、会わないことを祈ろう。
***
「あっ、レモンさん」
……次の日に、ビレッジ商会に行ったら、普通にアルト様に出会ってしまった。
「はは、レッサードレイクの素材の一部を納品に来たのかな? 私も一緒だよ……まあ、私の場合はここの丁稚たちの食費のために、寄付に来たんだけどね」
「いえ、私もお裾分けで持ってきただけですから。お金はギルドで売った分だけで充分です。そもそも、私は何もしてないですし」
「一緒のパーティを組んでたんだから、その時の収穫は半分こにするのは当然じゃないか。それに、情報料でもあるしね」
言いたいことは色々とあるけれど、逆らえるわけもなし。
素直に半分もらったはいいけど、申し訳ないやら後ろめたいやらで色んなところにお裾分けしようと思ったのだけど。
「しかし、お裾分けね……私たち、似てると思わないかい?」
「思いません」
「そうかな? うん、不意に得た幸運を周囲に分けることができるなんて、ますます気に入ったよ」
余計に気に入られてしまったようだ。
よくよく考えたら、ルーク様が筆頭に立ってビレッジ商会に色々と便宜を図ってきてたのだ。
兄であるアルト様が、放置しているわけがない。
同じように、色々と手助けしているに決まっている。
そもそも、そのおかげで私も今があるんだから。
ビレッジ商会に関わると、嫌でもこのお二方に関わることになる可能性が高くなるわけだ。
かといって、これまでさんざん手助けしてもらったビレッジ商会に対して、何も返さないような恩知らずにはなりたくない。
どうやら、私の前途は多難のようだ。
ああ、ルーク様が魔王たりえた未来の話か。
光の女神の暴走で、何やら大騒動だったらしいけど。
というか、神様は実在しているとされていたけど、実物の目撃例を耳にしたのは凄い事だと思う。
残念ながら、私はその場にいなかったけど。
「ん? たぶんレモンさんも会ってるよ? 他の神様になら」
「そんなわけありません」
えらく気軽に言われたけど、それが事実なら大変なことになる。
神様に会ったことがあって、ましてや会話もしたとなったら……
教会関係者の目の届かないところに逃げないと。
「それは大丈夫。モルダー司教……いまは、教皇か。モルダー教皇の開いてる新なんでも教に入ったらいいよ。完全なる信者の善意による寄付のみで成り立ってるし。教会側から、何かを強要することはないし」
ああ、効いたことある。
真聖教会を前身に作られた宗教だとか、なんとか。
教義は知ってる人も多い。
一つ、神を敬うべし。
一つ、他者に強要するなかれ。
一つ、中級神たる光の女神以外の神は等しく最高神であり、そこに優劣はない。
一つ、祈りたいときに祈れ。
一つ、他者を思え。
という、かなり自由な宗教。
教会には、高いところに神の絵が飾ってあるだけ。
好きな神の前で、祈ることが出来る。
光の女神様は……他の神様より一段低い場所に、一回り小さい絵がある。
あれだけのことをしでかしておいて、絵があるだけ感謝せよとのことだった。
このことに不満を覚え、天罰を下そうとしたならば……光の神の信仰のみ禁ずるとしていた。
一部過激だけど、概ね平和な宗教。
聖教会も、まだ健在だしね。
いや、そういうことじゃない。
たしかに新なんでも教に入ると、他の教会からの強引な勧誘は無くなるらしいし。
でも、これって結局ルーク様が開設したという噂だから……
結局、囲い込みじゃん。
「話が逸れたけど、態度が変わらない者、好意的になった者、残念だけど距離をおく者がいて、彼らの別の世界の記憶のルークに対する印象で変わるんだろうけどさ、親しい者は概ね好意的なんだよね」
「そうでしょうね」
そりゃ今のルーク様を見て、彼が魔王になるなんて想像もつかないし。
そもそもが、いま現在のルーク様がお優しい貴族のご子息なのだから問題ない。
「でも、君たちは違うよね?」
アルト様の唐突な言葉に思わず首を傾げてしまう。
何が、どう違うのだろうか?
「君たち孤児出身者や、ルークの手掛けた医療機関にて治療受けた人、あとは職業斡旋で就職した一部の人達。とりわけ、君たち孤児出身者の多くの者がルークに対してより好意的になった……むしろ、ルークのためにジャストール領に献身と呼ぶに相応しいほどの働きを見せるようになったよね?」
ああ、そんなことか。
それは、当たり前だ。
「孤児として厳しい生活や世の不条理に嘆いているうちに、闇落ちしてルークの手下になってたとか?」
「んなわけあるか!」
アルト様のとんでも理論に、思わず突っ込んで……とんでもってほどでもないのかな?
余の不条理に耐えてきたルーク様が、魔王に至ったんだから。
私たちにも、素質が……って、そうじゃない。
「私たちには、その記憶自体が無いのです!」
「記憶自体がない?」
「ええ……このジャストール領のなかだけでも、ルーク様の偽りの記憶についていくつか話を聞きましたら、私たちには何もなかった……」
「ほう」
私の言葉に、アルト様が真剣に耳を傾けてくれる。
さっき、怒鳴ったことは水に流れてそうで、ほっと胸をなでおろす。
「はは、弟の友達に大声で突っ込まれたからって、怒るほど狭量ではないよ」
「……」
聞き流してはくれないのか。
いや、時々都合の良いところだけ記憶を読むのを、まずやめてもらいたいけど。
「まあいいです。記憶がないということは、私たちはその頃にはすでに死んでいたんじゃないかと考えるようになったんです」
「あぁ……」
私の言葉に、アルト様が微妙な表情で頷く。
同情すべきか、悩んでる表情だ。
ルーク様は誰かに同情することに関しては、まったく躊躇しない。
それが相手にとって失礼だと分かっていても、自分の価値観で動かれてしまわれる。
でも、正直すぎて嫌味に感じないと言うか。
その同情による施しを素直に受け取らないと、こっちが悪いような気さえしてくるから不思議だ。
「その世界の私たちと、今の私たちとの違いはルーク様と会ったか会ってないかの違いですね。今のルーク様のお陰で、孤児たちの中から飢えや寒さで死ぬ子はいなくなりました」
「なるほど」
「流石に大病や冒険者になってから事故でというのはありますが、それは貧乏人にも金持ちにも起こりえることです。少なくとも環境のせいで、死に怯えることはなくなりましたし現に生きてます」
アルト様は口を挟むのをやめ優しい眼差しで、私に続きを促してくる。
気にせずに待つから、自分の言葉でゆっくり話していいよと言ってくれているようだ。
「だから、ルーク様は私たちの命の恩人なのです!」
私の言葉に、アルト様は目を細めて嬉しそうにする。
なんだか、こっちまで嬉しくなってくる。
「それに、本当に不平等で、不親切な世界で私たちが生きていけないなら……そんな世界を滅ぼしてくれた魔王ルーク様も恩人です」
あっ、微妙な表情をされた。
悪い気はしてないみたいだけど。
「なるほど……そういうことね」
「はい」
あれ? 気が付いたら、さっきまで不気味な行き過ぎたブラコン気質に怯えていたはずなのに。
今は、とても好意的に見られるというか。
上位者の雰囲気を正しくもった、人格者のようにも見えるというか。
「どおりで、精霊たちが君たち孤児出身者……とりわけルークに好意的な子たちに懐くわけだね」
私以外にも精霊の加護を受けた子がいるのは知っている。
これでも、孤児たちのとりまとめもしているメンバーの一人だし。
お姉さんポジションから、お母さんポジションに変わりつつあるのが悩みだけど。
「聞きたいことは聞けたし、そうだね……これからも声を掛けさせてもらうことがあるから、その時はよろしくね」
「恐れ多いです」
領主様のご嫡男に、気楽に声を掛けられたら町を歩けなくなる。
できれば、辞退したいところだけれども。
「まずは、このレッサードレイクを持って帰って昇級しないとね」
「あっ、やっぱり」
結局怖くて振り返ってないけど、私の後ろからこんがり良い匂いをさせていたのは、やっぱりレッサードレイクだったようだ。
その拳が私に向けられなくて良かった。
「大丈夫だよ。他国の敵兵や、極悪人以外を手に掛けたら弟に嫌われちゃうからね。可愛い系の魔物ですら、弟や妹の不興を買うことだってあるから、色々と気を遣っているんだよ?」
「そうですか……大変ですね」
色々と、諦めた。
なるべく、会わないことを祈ろう。
***
「あっ、レモンさん」
……次の日に、ビレッジ商会に行ったら、普通にアルト様に出会ってしまった。
「はは、レッサードレイクの素材の一部を納品に来たのかな? 私も一緒だよ……まあ、私の場合はここの丁稚たちの食費のために、寄付に来たんだけどね」
「いえ、私もお裾分けで持ってきただけですから。お金はギルドで売った分だけで充分です。そもそも、私は何もしてないですし」
「一緒のパーティを組んでたんだから、その時の収穫は半分こにするのは当然じゃないか。それに、情報料でもあるしね」
言いたいことは色々とあるけれど、逆らえるわけもなし。
素直に半分もらったはいいけど、申し訳ないやら後ろめたいやらで色んなところにお裾分けしようと思ったのだけど。
「しかし、お裾分けね……私たち、似てると思わないかい?」
「思いません」
「そうかな? うん、不意に得た幸運を周囲に分けることができるなんて、ますます気に入ったよ」
余計に気に入られてしまったようだ。
よくよく考えたら、ルーク様が筆頭に立ってビレッジ商会に色々と便宜を図ってきてたのだ。
兄であるアルト様が、放置しているわけがない。
同じように、色々と手助けしているに決まっている。
そもそも、そのおかげで私も今があるんだから。
ビレッジ商会に関わると、嫌でもこのお二方に関わることになる可能性が高くなるわけだ。
かといって、これまでさんざん手助けしてもらったビレッジ商会に対して、何も返さないような恩知らずにはなりたくない。
どうやら、私の前途は多難のようだ。
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