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EX章:後日談閑話おまけ
光の女神討伐後
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女神とのいざこざが終わり、ミラーニャの町の祖父の家に一度戻ることになった。
国境の町での事後処理は、アイゼン辺境伯に丸投げすることになった。
王国から援軍も向かっているらしく、代わりにそっちの対応を丸投げされたが。
しかし周囲の人達も含め、記憶の混濁が激しい。
だいぶ多くの人の人生を変えてしまったようだ。
過去の人生では死んでしまったはずの人達が、今世では元気に過ごしていたりするし。
そもそもが、帝国との戦争が起きていないからな。
結果として戦争に駆り出されるはずの人達含め、当初よりも多くの人達が生きている。
最初の人生の記憶を植え付けられたことで、最初の世界で俺に殺された人たちも微妙な気持ちなのだろう。
それほどまでに、多くの人達を殺した人生だったようだ。
ヒュマノ王国の騎士隊長としても、魔王としても。
まあ、生きている喜びを噛み締めている人たちの方が多く、そこまでの悪感情は抱かれていないことを祈る。
現に、周囲の人達からは同情の感情の方が多いようだし。
***
「えっと……」
家に帰った瞬間に、父と兄が母であるキャロライン、祖父のグリッド、祖母のカーラの前で正座をさせられていた。
「なんですかあなたは! 私が死んだくらいで、可愛いルークにあのように酷い態度を取るなんて」
「我が息子ながら、情けない! 魔力が無くとも、他の才が秀でていたのだ! そちらに目を向けずに一方的に謗るなど!」
「そうですよ! ルークは本当に優しい子だったじゃないですか! それをあなたたちが歪めて魔王にしたのです! しばらく、そこで反省なさい!」
すでに、死ぬほど自省していた父と兄が、文字通り死にそうな顔をしている。
しかし、3人の怒り様が半端ない。
これは……どう助け船を出すべきか。
「いえ、父も愛する妻を失い、兄も大好きな母を失いやるせないものがあったのかと」
「あなたは少し黙ってなさい!」
すぐに、祖母に怒鳴られてしまった。
「あなたもあなたです! 魔力がないくらいで、拗ねて世界を憎むだなんて! だいたい、あんな女の何が良かったのですか! アホ王子なんか相手にしなかったらよかったのです! あなたほど魅力的な子なら、他にも多くの女性との縁があったはずですよ!」
そして、とばっちりで母にも怒られてしまった。
「まあ、それに関しては私も同意だな。あっ、いや私が言えた立場ではないが、魔王となったルークも凛々しくかっこよかったし」
「ええ、父上! 魔王というミステリアスな部分を含めて、一部の女性にはひそかに憧れを抱くものもいたようですよ」
「……」
そしてそんな母の言葉に全力で乗っかていた父と兄が、3人に無言で見つめられてすぐに俯いていた。
いや、ほんとに。
俺の特性のせいもあってか、この2人を責める気になれないというか。
それよりもヘンリーとサリアがよく分かってないなりに、何か俺に対して悪いことをしたと思っているのが心が痛い。
今世の2人が何かしたわけじゃないのに、泣きながら抱き着いて謝られて困ってしまった。
まだまだ幼いのに、トラウマになったらと思うと……
「おにいさま! わたし何かひどいこといった気がするの」
「大きいぼくが、おにいさまをいじめてたの!」
と涙ながらに訴えられたが、そんなことないよ。
2人とも良い子で、とっても可愛いよと月並みなことしか言えなかった。
「とにかく、3人ともよく反省なさい!」
気が付けば、俺も2人と同様に説教の対象になっていた。
まあ、こんな日常が続くことが嬉しくもあるが、少しだけ理不尽だと思ってしまったのは仕方ないと思う。
今の怒れる母には、逆らえそうも無いが。
ジェファードが屋敷の外で待ってるんだけどな。
とてもじゃないが、紹介できる空気じゃない。
仕方なく念話で、観光でもしてるように頼んだけど。
こいつはこいつで動こうとしない。
まずは、俺の家族との挨拶が先ですと一切譲らないのだ。
みんな、どれだけ俺のことが好きなんだ。
闇落ちした俺に忠誠を誓ってたわけだから、ジェファードは猶更か。
いつの間にやら、3人並んで3人から説教を受けることになったが。
解放されたのは、二時間後だった。
足がしびれてすぐには動けそうになかったので、自分にだけ回復魔法を掛けた。
辛そうな父と兄を尻目に、とりあえずジェファードを迎えに行く。
「今度は、ベゼル帝国の皇子か……もう、慣れた」
ジェファードを母と祖父母に紹介すると、祖父が諦めたように呟いたのが印象的だった。
まあ神や精霊王を従者にしてるから、いまさら皇子が従者になったところでそれほどのインパクトは無かったのかもしれない。
うん、フォルスやジェノファの正体も、大部分の人達にバレてしまったからな。
しょうがない。
町に入った時の住民たちの、なんとも形容しがたい視線の理由の一つでもある。
ミラーニャの町では、全面的に歓迎されていた。
悪い印象も少しはあるんじゃないかと勘繰ったが、全員が本心から歓迎してくれているようで疑問に思ったが。
これもギース叔父のお陰だろうな。
叔父がさらに今世の記憶を強く上書きしたことで、俺に対する恩義への印象の方が強く浮き彫りになったようだ。
加えて、この辺りは魔王の俺の被害が無かったようだし。
同情的な視線があちこちから向けられていたし、父と兄が若干敵意にさらされていて苦笑いしていた。
屋敷までは3人で笑顔で歓談しながら仲良しアピールしたんだけどな。
身内には通用しなかったよ。
ジェファードの紹介が終わり、俺の従者として正式に採用されることが決まった。
母、キャロラインの一存で。
闇落ちした俺に対して、好意的に接していたことでポイントが高かったらしい。
しばらくはフォルスやジェノファによって闇の魔法やスキルを鍛えられつつ、従者の仕事も学ぶらしい。
さてと、4日後にはここで王都の援軍を招いて、慰労会を行うことになっている。
すぐにでも準備に取り掛からないと。
幸いにも食材はある程度町の備蓄でどうにかなる。
ポルトガフ辺境伯からの協力も取り付けているわけだし、問題は無さそうだ。
この騒動で、ホテルミラーニャの宿泊客も避難している。
おかげで、貴族の指揮官たちはあちらで迎え入れることができるだろう。
ジャスパーたちを呼び戻すかどうかで、少し悩んでいる。
間違いなくリック殿下は、参加されるだろうから。
ガーラントたち、兄世代だけでも。
そうなると、やはり同行している同世代もとなるわけだ。
なら、いっそのことリック殿下以外は、全員不参加でも良い気がする。
ジェニファが盛大に拗ねそうだが。
リーナやリカルドの処遇もあるし。
リーナに関して言えば、本人の意思が今回の騒動にほぼ関係してないからな。
あくまで参考人として、事情聴取はされるだろうけど。
とりあえず、今日のところは早く休みたい。
そのことが表情に出ていたのか、祖母が気を遣って夕食を早めに取らせてくれた。
短い挨拶を交わして、部屋に送り出してくれた祖父に感謝する。
父と兄は……酒が入った祖父と母から説教の2回戦が始まっていた。
2人も頑張ったし疲れているから、ほどほどにと言いたかったけど。
ここで変にかばって藪蛇になるのも怖かったので、頑張れと心の中で呟いて寝室に。
ジェファードも数日はお客様扱いで、早めに客室に案内されていた。
うん、布団がありがたい。
本当に、今日の出来事が嘘じゃないかなと思えるほど、母と祖父母が普段通りで安心した。
「おやすみなさい、おにいさま!」
「きょうは、いっしょにねられてうれしいです!」
そして大人たちの話が長くなりそうだったので、ヘンリーとサリアだけでも救出させてもらった。
2人が不安にならないように、どれだけ兄である自分が2人のことを愛しているか伝えるために今日は一緒に寝ると申し出て。
2人を出汁にしたともいえるけど、はやあの状況を脱出できた一番の要因だな。
まあ、両腕に幼い子特有の温もりを感じながら、心地よく眠りに一瞬で落ちることができそうだ。
国境の町での事後処理は、アイゼン辺境伯に丸投げすることになった。
王国から援軍も向かっているらしく、代わりにそっちの対応を丸投げされたが。
しかし周囲の人達も含め、記憶の混濁が激しい。
だいぶ多くの人の人生を変えてしまったようだ。
過去の人生では死んでしまったはずの人達が、今世では元気に過ごしていたりするし。
そもそもが、帝国との戦争が起きていないからな。
結果として戦争に駆り出されるはずの人達含め、当初よりも多くの人達が生きている。
最初の人生の記憶を植え付けられたことで、最初の世界で俺に殺された人たちも微妙な気持ちなのだろう。
それほどまでに、多くの人達を殺した人生だったようだ。
ヒュマノ王国の騎士隊長としても、魔王としても。
まあ、生きている喜びを噛み締めている人たちの方が多く、そこまでの悪感情は抱かれていないことを祈る。
現に、周囲の人達からは同情の感情の方が多いようだし。
***
「えっと……」
家に帰った瞬間に、父と兄が母であるキャロライン、祖父のグリッド、祖母のカーラの前で正座をさせられていた。
「なんですかあなたは! 私が死んだくらいで、可愛いルークにあのように酷い態度を取るなんて」
「我が息子ながら、情けない! 魔力が無くとも、他の才が秀でていたのだ! そちらに目を向けずに一方的に謗るなど!」
「そうですよ! ルークは本当に優しい子だったじゃないですか! それをあなたたちが歪めて魔王にしたのです! しばらく、そこで反省なさい!」
すでに、死ぬほど自省していた父と兄が、文字通り死にそうな顔をしている。
しかし、3人の怒り様が半端ない。
これは……どう助け船を出すべきか。
「いえ、父も愛する妻を失い、兄も大好きな母を失いやるせないものがあったのかと」
「あなたは少し黙ってなさい!」
すぐに、祖母に怒鳴られてしまった。
「あなたもあなたです! 魔力がないくらいで、拗ねて世界を憎むだなんて! だいたい、あんな女の何が良かったのですか! アホ王子なんか相手にしなかったらよかったのです! あなたほど魅力的な子なら、他にも多くの女性との縁があったはずですよ!」
そして、とばっちりで母にも怒られてしまった。
「まあ、それに関しては私も同意だな。あっ、いや私が言えた立場ではないが、魔王となったルークも凛々しくかっこよかったし」
「ええ、父上! 魔王というミステリアスな部分を含めて、一部の女性にはひそかに憧れを抱くものもいたようですよ」
「……」
そしてそんな母の言葉に全力で乗っかていた父と兄が、3人に無言で見つめられてすぐに俯いていた。
いや、ほんとに。
俺の特性のせいもあってか、この2人を責める気になれないというか。
それよりもヘンリーとサリアがよく分かってないなりに、何か俺に対して悪いことをしたと思っているのが心が痛い。
今世の2人が何かしたわけじゃないのに、泣きながら抱き着いて謝られて困ってしまった。
まだまだ幼いのに、トラウマになったらと思うと……
「おにいさま! わたし何かひどいこといった気がするの」
「大きいぼくが、おにいさまをいじめてたの!」
と涙ながらに訴えられたが、そんなことないよ。
2人とも良い子で、とっても可愛いよと月並みなことしか言えなかった。
「とにかく、3人ともよく反省なさい!」
気が付けば、俺も2人と同様に説教の対象になっていた。
まあ、こんな日常が続くことが嬉しくもあるが、少しだけ理不尽だと思ってしまったのは仕方ないと思う。
今の怒れる母には、逆らえそうも無いが。
ジェファードが屋敷の外で待ってるんだけどな。
とてもじゃないが、紹介できる空気じゃない。
仕方なく念話で、観光でもしてるように頼んだけど。
こいつはこいつで動こうとしない。
まずは、俺の家族との挨拶が先ですと一切譲らないのだ。
みんな、どれだけ俺のことが好きなんだ。
闇落ちした俺に忠誠を誓ってたわけだから、ジェファードは猶更か。
いつの間にやら、3人並んで3人から説教を受けることになったが。
解放されたのは、二時間後だった。
足がしびれてすぐには動けそうになかったので、自分にだけ回復魔法を掛けた。
辛そうな父と兄を尻目に、とりあえずジェファードを迎えに行く。
「今度は、ベゼル帝国の皇子か……もう、慣れた」
ジェファードを母と祖父母に紹介すると、祖父が諦めたように呟いたのが印象的だった。
まあ神や精霊王を従者にしてるから、いまさら皇子が従者になったところでそれほどのインパクトは無かったのかもしれない。
うん、フォルスやジェノファの正体も、大部分の人達にバレてしまったからな。
しょうがない。
町に入った時の住民たちの、なんとも形容しがたい視線の理由の一つでもある。
ミラーニャの町では、全面的に歓迎されていた。
悪い印象も少しはあるんじゃないかと勘繰ったが、全員が本心から歓迎してくれているようで疑問に思ったが。
これもギース叔父のお陰だろうな。
叔父がさらに今世の記憶を強く上書きしたことで、俺に対する恩義への印象の方が強く浮き彫りになったようだ。
加えて、この辺りは魔王の俺の被害が無かったようだし。
同情的な視線があちこちから向けられていたし、父と兄が若干敵意にさらされていて苦笑いしていた。
屋敷までは3人で笑顔で歓談しながら仲良しアピールしたんだけどな。
身内には通用しなかったよ。
ジェファードの紹介が終わり、俺の従者として正式に採用されることが決まった。
母、キャロラインの一存で。
闇落ちした俺に対して、好意的に接していたことでポイントが高かったらしい。
しばらくはフォルスやジェノファによって闇の魔法やスキルを鍛えられつつ、従者の仕事も学ぶらしい。
さてと、4日後にはここで王都の援軍を招いて、慰労会を行うことになっている。
すぐにでも準備に取り掛からないと。
幸いにも食材はある程度町の備蓄でどうにかなる。
ポルトガフ辺境伯からの協力も取り付けているわけだし、問題は無さそうだ。
この騒動で、ホテルミラーニャの宿泊客も避難している。
おかげで、貴族の指揮官たちはあちらで迎え入れることができるだろう。
ジャスパーたちを呼び戻すかどうかで、少し悩んでいる。
間違いなくリック殿下は、参加されるだろうから。
ガーラントたち、兄世代だけでも。
そうなると、やはり同行している同世代もとなるわけだ。
なら、いっそのことリック殿下以外は、全員不参加でも良い気がする。
ジェニファが盛大に拗ねそうだが。
リーナやリカルドの処遇もあるし。
リーナに関して言えば、本人の意思が今回の騒動にほぼ関係してないからな。
あくまで参考人として、事情聴取はされるだろうけど。
とりあえず、今日のところは早く休みたい。
そのことが表情に出ていたのか、祖母が気を遣って夕食を早めに取らせてくれた。
短い挨拶を交わして、部屋に送り出してくれた祖父に感謝する。
父と兄は……酒が入った祖父と母から説教の2回戦が始まっていた。
2人も頑張ったし疲れているから、ほどほどにと言いたかったけど。
ここで変にかばって藪蛇になるのも怖かったので、頑張れと心の中で呟いて寝室に。
ジェファードも数日はお客様扱いで、早めに客室に案内されていた。
うん、布団がありがたい。
本当に、今日の出来事が嘘じゃないかなと思えるほど、母と祖父母が普段通りで安心した。
「おやすみなさい、おにいさま!」
「きょうは、いっしょにねられてうれしいです!」
そして大人たちの話が長くなりそうだったので、ヘンリーとサリアだけでも救出させてもらった。
2人が不安にならないように、どれだけ兄である自分が2人のことを愛しているか伝えるために今日は一緒に寝ると申し出て。
2人を出汁にしたともいえるけど、はやあの状況を脱出できた一番の要因だな。
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