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最終章:勇者と魔王
第13話:守る者のために
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「ふぅ……」
壁にもたれかかり、座り込む。
だいぶ無理をした。
かすり傷とは言えないか……
脇腹を手で押さえる。
ジワリとにじみ出た血で、掌が赤く染まる。
「影の神の加護……やるじゃないか」
影さえあれば、そこから攻撃を放つことが出来る能力。
恐れいった。
ポーションを振りかけるが、気休め程度だな。
拾った布で、きつく縛り上げて止血する。
こんなところで止まるわけにはいかない。
ゆっくりと立ち上がり、外壁の向こうに視線を送る。
とてつもない魔力と、神の気配を感じる。
ルークと……ジェファードか。
そして、光の女神だろうな。
フォルス殿はどうなったのだろうか。
考えても仕方ない。
どうにか立ち上がれるほどには回復できた。
完全に傷が塞がったわけではないが、ポーションのお陰で多少の無茶は利きそうだ。
そう思い足に力を入れた瞬間に、闇と光が入り混じったオーロラのような光景が世界を包み込む。
直後、脳内に過去の記憶が流し込まれるのを感じる。
「知っている。覚えている……忘れるわけがない」
光の女神の仕業だろう。
最初の世界の記憶を、呼び覚ますために何かしたのだろう。
だが、私には意味がない。
なぜなら、その記憶はすでに持っている。
死んだと思っていた意識が、ある日突然この身体に宿った。
時期的に、ルークが生まれたタイミングだろう。
最初は困惑したが、また人生をやり直す機会をもらえたことに感謝した。
今度は失敗しない。
ルークを……そして、兄やアルトたちを守る。
そう思い、もらった時間を無駄にしないよう、自身のスキルや能力の向上にただただ努めあげた。
その結果、出来ることも多くなり、万全を期して動ける自信もついた。
だが、この世界で再会したルークは……とても、幸せそうだった。
私の知っているルークの面影はあったが、違う人生を歩んでいた。
それを見守っているだけでも、楽しく幸せな気持ちになれた。
後で聞いた話だと、アリス様の能力だったとのこと。
ただ単に時間を巻き戻したとのことだが、出鱈目すぎる神の能力にただただ恐れおののいた。
なら、私の努力は徒労……いや、杞憂だったということにした。
しかし、アリス様もアマラ様も、油断はされてなかった。
そのまま励めとの言葉も頂いた。
神託といえば聞こえがいいが、直接会話してのアドバイスだからな。
なんとなく、微妙な気持ちになったのは確かだ。
そして、確かに役に立った。
まさか、この世界でも光の神がルークの敵に回るとは、思いもしなかった。
しかも、どういうわけか奴まで記憶を残した状態だった。
アリス様も、アマラ様も珍しく焦った様子だった。
いや、アマラ様はよく焦っておられた気がする。
「お前は!」
重い身体を引きずりながら、兄たちがいるであろう場所に向かう途中で背後から声を掛けられる。
その声の主は、確認するまでもない。
即座に膝をついて、臣下の礼を取る。
「殿下の御前にあることを、お許し願います」
「許す! それよりも、なぜここに?」
エアボードに乗ったリック殿下が、私の前に降り立って不思議そうな表情を浮かべる。
私のことをよく知りもしないのだから、ここに居ることになんの疑念があるというのか。
「陛下の影であろう? いや、分からぬ。お前が、陛下の任務を受けてルークを見張っていたことは知っている。だが、お前が父に剣を向けて、処刑された記憶も……」
なるほど……これが、女神のやりたかったことか。
最初の世界の記憶を、全員から呼び覚ました。
いや、書き換えようとしたのか。
……なるほど、アリス様とアマラ様の懸念が当たったわけだ。
といっても、記憶の書き換えを行うとは。
何が幸いするか分からんな。
ルークに対する良い印象を深く残すために、今のルークとの関りが深い者たちには彼に対する記憶の強化と保護を掛けていたが。
それを突破するほどの力は無かったか。
「今目の前にあることが真実です」
「どういうことだ?」
「殿下の記憶が書き換えられようとしただけですよ」
私の言葉に、リック殿下が思わず息を飲むのが見てわかる。
気が付かぬ間に記憶が書き換えられていたかもしれないとなると、流石に恐怖しかないか。
今ある記憶に対しても、疑心暗鬼になりかねんな。
「ちなみに、殿下の中にある記憶に違和感はあるのですか?」
「ああ、ルークに対して、そこまで親しくなった記憶が無い。アルトに対しては、なおさらだな。ルークは王城に来て、兵として実際に前線で戦わされていたりもしたが……ただ、それらの記憶が、どうにも私の持つ記憶と一致しない。そもそもが、ルークに対して同情はしていたし、父と弟のしでかしたことに対して……いや、アルトもゴート男爵も生きている……何が、どういうことだ?」
記憶の齟齬に対して、精神が不安定になってきているな。
頭を抱えて、目の焦点が合わなくなってきている。
あまり宜しくない状況だろうか?
これと同じことが、他の場所でも起きているなら……
「それに私はアルトとルークを手伝うためにここに向かっていた。愚弟に引導を渡すために……私はアルトの旧知の友であり、ルークとも良き関係を築いていた。記憶が、書き換えられそうになったと言っていたな?」
凄いな、自身の力で正しい記憶に、軸を持たせるか。
流石だな。
陛下のご子息の中で、もっとも頭が切れると思っていたが。
内面も強い。
「ええ、敵は光の女神だったものと、聖教会……今現在、ルークは隣国のジェファード殿下と光の女神と敵対している……いや、これは……」
ルークの魔力が膨れ上がるのが分かった。
そして、凄い勢いで敵意を世界に向けて、溢れさせていることも。
まさか……お前が、奴の術中にはまるか。
しかし、この魔力……最初の世界でルークが、魔王に至ったことは聞いた。
私が死んだ後の話だったな。
「殿下、詳しく説明している時間は無いようです」
「どういうことだ?」
「ルークが……ルークの記憶が書き換えられたようです。このままでは、ルークが魔王になる可能性が高まりました」
「なっ!」
アルトはと兄は大丈夫だろう。
リック殿下同様に、記憶に保護は掛けている。
ルークは私の能力が及ばないため、保護は掛けられていないが。
それほどの力ならと、軽く見ていた。
相手は油断ならぬ、あの女神だというのに。
「乗れ!」
「っ?」
リック殿下がエアボードに飛び乗り、私に手を差し出してくる。
しかし、これは……
「お前なら、なんとかできるのだろう? 今は、お前の力が必要なのだ! 躊躇するな!」
「はっ!」
王族らしい迫力と、オーラに思わず返事をしてしまった。
いつも飄々としているところはあるが、根底はかなり強かな王族だ。
王佐の才しか持たぬと嘯きながらも、もっとも上手く人を使う御仁だ。
まあ、兄であるロナウド殿下すら上手に使い、彼に面倒なことを押し付けてしまった。
王になるのが面倒だという理由で、ロナウド殿下の即位が盤石になるように上手に立ち回っていた。
将来、王すらも上手に使って、本当に好き勝手してそうだな。
目の前で不敵な笑みを浮かべつつボードを操る青年に、思わず声を出して笑いそうになってしまった。
「その方は、ルークのなんなのだ?」
「叔父……ですよ。名前も家名も、とうに捨てましたが」
リック殿下の質問に、淡々と答える。
名前も家名も捨てたが家族までは捨ててないという言葉は、敢えて口にしなかった。
リック殿下も何か感じ取ったのか、軽く頷くとさらに速度を上げてくれた。
ありがたい。
壁にもたれかかり、座り込む。
だいぶ無理をした。
かすり傷とは言えないか……
脇腹を手で押さえる。
ジワリとにじみ出た血で、掌が赤く染まる。
「影の神の加護……やるじゃないか」
影さえあれば、そこから攻撃を放つことが出来る能力。
恐れいった。
ポーションを振りかけるが、気休め程度だな。
拾った布で、きつく縛り上げて止血する。
こんなところで止まるわけにはいかない。
ゆっくりと立ち上がり、外壁の向こうに視線を送る。
とてつもない魔力と、神の気配を感じる。
ルークと……ジェファードか。
そして、光の女神だろうな。
フォルス殿はどうなったのだろうか。
考えても仕方ない。
どうにか立ち上がれるほどには回復できた。
完全に傷が塞がったわけではないが、ポーションのお陰で多少の無茶は利きそうだ。
そう思い足に力を入れた瞬間に、闇と光が入り混じったオーロラのような光景が世界を包み込む。
直後、脳内に過去の記憶が流し込まれるのを感じる。
「知っている。覚えている……忘れるわけがない」
光の女神の仕業だろう。
最初の世界の記憶を、呼び覚ますために何かしたのだろう。
だが、私には意味がない。
なぜなら、その記憶はすでに持っている。
死んだと思っていた意識が、ある日突然この身体に宿った。
時期的に、ルークが生まれたタイミングだろう。
最初は困惑したが、また人生をやり直す機会をもらえたことに感謝した。
今度は失敗しない。
ルークを……そして、兄やアルトたちを守る。
そう思い、もらった時間を無駄にしないよう、自身のスキルや能力の向上にただただ努めあげた。
その結果、出来ることも多くなり、万全を期して動ける自信もついた。
だが、この世界で再会したルークは……とても、幸せそうだった。
私の知っているルークの面影はあったが、違う人生を歩んでいた。
それを見守っているだけでも、楽しく幸せな気持ちになれた。
後で聞いた話だと、アリス様の能力だったとのこと。
ただ単に時間を巻き戻したとのことだが、出鱈目すぎる神の能力にただただ恐れおののいた。
なら、私の努力は徒労……いや、杞憂だったということにした。
しかし、アリス様もアマラ様も、油断はされてなかった。
そのまま励めとの言葉も頂いた。
神託といえば聞こえがいいが、直接会話してのアドバイスだからな。
なんとなく、微妙な気持ちになったのは確かだ。
そして、確かに役に立った。
まさか、この世界でも光の神がルークの敵に回るとは、思いもしなかった。
しかも、どういうわけか奴まで記憶を残した状態だった。
アリス様も、アマラ様も珍しく焦った様子だった。
いや、アマラ様はよく焦っておられた気がする。
「お前は!」
重い身体を引きずりながら、兄たちがいるであろう場所に向かう途中で背後から声を掛けられる。
その声の主は、確認するまでもない。
即座に膝をついて、臣下の礼を取る。
「殿下の御前にあることを、お許し願います」
「許す! それよりも、なぜここに?」
エアボードに乗ったリック殿下が、私の前に降り立って不思議そうな表情を浮かべる。
私のことをよく知りもしないのだから、ここに居ることになんの疑念があるというのか。
「陛下の影であろう? いや、分からぬ。お前が、陛下の任務を受けてルークを見張っていたことは知っている。だが、お前が父に剣を向けて、処刑された記憶も……」
なるほど……これが、女神のやりたかったことか。
最初の世界の記憶を、全員から呼び覚ました。
いや、書き換えようとしたのか。
……なるほど、アリス様とアマラ様の懸念が当たったわけだ。
といっても、記憶の書き換えを行うとは。
何が幸いするか分からんな。
ルークに対する良い印象を深く残すために、今のルークとの関りが深い者たちには彼に対する記憶の強化と保護を掛けていたが。
それを突破するほどの力は無かったか。
「今目の前にあることが真実です」
「どういうことだ?」
「殿下の記憶が書き換えられようとしただけですよ」
私の言葉に、リック殿下が思わず息を飲むのが見てわかる。
気が付かぬ間に記憶が書き換えられていたかもしれないとなると、流石に恐怖しかないか。
今ある記憶に対しても、疑心暗鬼になりかねんな。
「ちなみに、殿下の中にある記憶に違和感はあるのですか?」
「ああ、ルークに対して、そこまで親しくなった記憶が無い。アルトに対しては、なおさらだな。ルークは王城に来て、兵として実際に前線で戦わされていたりもしたが……ただ、それらの記憶が、どうにも私の持つ記憶と一致しない。そもそもが、ルークに対して同情はしていたし、父と弟のしでかしたことに対して……いや、アルトもゴート男爵も生きている……何が、どういうことだ?」
記憶の齟齬に対して、精神が不安定になってきているな。
頭を抱えて、目の焦点が合わなくなってきている。
あまり宜しくない状況だろうか?
これと同じことが、他の場所でも起きているなら……
「それに私はアルトとルークを手伝うためにここに向かっていた。愚弟に引導を渡すために……私はアルトの旧知の友であり、ルークとも良き関係を築いていた。記憶が、書き換えられそうになったと言っていたな?」
凄いな、自身の力で正しい記憶に、軸を持たせるか。
流石だな。
陛下のご子息の中で、もっとも頭が切れると思っていたが。
内面も強い。
「ええ、敵は光の女神だったものと、聖教会……今現在、ルークは隣国のジェファード殿下と光の女神と敵対している……いや、これは……」
ルークの魔力が膨れ上がるのが分かった。
そして、凄い勢いで敵意を世界に向けて、溢れさせていることも。
まさか……お前が、奴の術中にはまるか。
しかし、この魔力……最初の世界でルークが、魔王に至ったことは聞いた。
私が死んだ後の話だったな。
「殿下、詳しく説明している時間は無いようです」
「どういうことだ?」
「ルークが……ルークの記憶が書き換えられたようです。このままでは、ルークが魔王になる可能性が高まりました」
「なっ!」
アルトはと兄は大丈夫だろう。
リック殿下同様に、記憶に保護は掛けている。
ルークは私の能力が及ばないため、保護は掛けられていないが。
それほどの力ならと、軽く見ていた。
相手は油断ならぬ、あの女神だというのに。
「乗れ!」
「っ?」
リック殿下がエアボードに飛び乗り、私に手を差し出してくる。
しかし、これは……
「お前なら、なんとかできるのだろう? 今は、お前の力が必要なのだ! 躊躇するな!」
「はっ!」
王族らしい迫力と、オーラに思わず返事をしてしまった。
いつも飄々としているところはあるが、根底はかなり強かな王族だ。
王佐の才しか持たぬと嘯きながらも、もっとも上手く人を使う御仁だ。
まあ、兄であるロナウド殿下すら上手に使い、彼に面倒なことを押し付けてしまった。
王になるのが面倒だという理由で、ロナウド殿下の即位が盤石になるように上手に立ち回っていた。
将来、王すらも上手に使って、本当に好き勝手してそうだな。
目の前で不敵な笑みを浮かべつつボードを操る青年に、思わず声を出して笑いそうになってしまった。
「その方は、ルークのなんなのだ?」
「叔父……ですよ。名前も家名も、とうに捨てましたが」
リック殿下の質問に、淡々と答える。
名前も家名も捨てたが家族までは捨ててないという言葉は、敢えて口にしなかった。
リック殿下も何か感じ取ったのか、軽く頷くとさらに速度を上げてくれた。
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