魔王となった俺を殺した元親友の王子と初恋の相手と女神がクズすぎるので復讐しようと思ったけど人生やり直したら普通に楽しかった件

へたまろ

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第2章:王都学園編

第17話:冒険者ギルドにて

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 モルダーとの話し合いは、有意義なものだったが。
 2日ある休みの初日に、やりたいことが殆どできなかった。

 そして次の日、冒険者ギルドへと向かう。
 鍛錬のために。
 アルトは依頼があるとのことで、朝早くから出て行ってたが。

 お陰でカーラ達の散歩は、俺一人ですることに。
 最近は、毎日2匹ずつ担当して2人でやっていたのに。
 見かねたフォルスが手伝ってくれたが、闇の神からしても子狼は可愛いらしい。
 少しだけ、表情が柔らかい気がした。
 ついでにいうと、アリスもついてきている。
 人目のつかない場所で、いきなり現れたから少しびっくりした。
 そして、アリスが出てきた瞬間に、フォルスが五体投地してクーラとケールが逃げ出していた。
 おいおい……
 そして、散歩を終えてギルドに。
 俺の部屋でいまごろ、アリスが子狼たちと戯れていることだろう。

 それにしてもアルトも本当に、冒険者としても活動していたのだと少し驚いた。

「私はあまり、ここは好きではないですね」

 冒険者ギルドに一緒に来たフォルスが、入り口の前でボヤいている。
 まあ、色々な意味で彼にとっては面倒くさい場所かもしれない。
 というか、フォルスが異常にモテるのだ。
 冒険者ギルドだけではなく、ビレッジ商会の出しているお店でも、他のお店でも。
 若い女性から、年配の女性にまで。

 特に、ここは凄いな。
 受付嬢から、現役冒険者まで割と多くの女性がフォルスを狙っている。
 まあ、俺の専属執事ということで、能力も収入もある程度補償されていると思われているのかもしれない。
 それに、ルックスがな。
 
 黒髪に黒い目、それでいてシックな装いがよく似合う高身長。
 足も長いときた。
 得意属性は闇というのも、なぜかポイントが高いらしい。
 闇属性って、そんなに人気ないと思っていたが。
 フォルスだからいいと言われたら、どう答えていいものやら。
 そりゃそうだろう。
 暗黒神だからな……闇属性の筆頭というか……むしろ、司っているというか。

「せっかく現世に顕現しているんだ。嫁さんの一人くらい迎えてもばちは当たらんよ」
「ふふ、私が与える側なのですが」

 確かにそうだな。
 俺の従者として、とても収まりがいいからついつい忘れがちだが。
 いや、神というのは認識していても、神らしさを求めないというか。
 そういった部分も含めて、完璧な従者を演じきっているから能力はやはり高いのだろう。

「フォルス様、相談したいことが」
「いえ、私はいまルーク様の従者として来ておりますので。仕事中ですよ」

 早速声を掛けられていたが、まさかのギルマスだった。
 若い女性じゃなくて残念だったな。

「ああ、これから訓練だから、その間は自由にしていいぞ」

 そんな絶望したような表情を浮かべるんじゃない。
 別に見ていても楽しいものでもなかろうに。
 フォルスをギルマスの方においやって、今日の先生を物色する。
 あまり、人がいないように思えるが。

「相手をお探しか?」
「はい、お願いできますか?」

 声を掛けてきたのは、フォルスのように黒い髪と濃い茶色の瞳の御仁。
 うん、フォルスよりも日本人というか、東洋人っぽい顔立ちの初老の男性だ。
 着流しに日本刀とか持たせたくなるような、立派な男性。
 まだ黒々とした髪を長く伸ばし、後ろで一くくりにまとめているあたりもポイントが高い。

「いずれ、このギルドの代表となられる方の訓練相手なら、喜んで受けましょう」

 そして、言葉遣い含め礼儀正しいところも好感がもてる。
 腰に差しているのは直剣だが、是非ともいつか刀をプレゼントしてあげたいな。

***
「足の向きに気をつけてください」
「はい」

 出足を木剣で軽く払われる。
 なかなかに攻め込むことができない。
 常に出鼻をくじかれるような感じで、動きの出始めを手に持った木剣で軽く止められてしまう。
 そんなに分かりやすいかな?

「攻撃の瞬間が、手に取るようにわかります。もう少し心を落ち着けて、視野を広くもってください」
「はい」

 視野を広くか。

「視線、さらに目の動き、そして行動の直前に目に力が入っているのでバレるのです」
「なるほど」

 そんなことまで、気を付けないといけないのか。
 そういえば、目の前の御仁……ゴウエモン先生は、常に半目に近いような目の開き具合で視線も漠然とこちらを見ているような感じだな。
 ゴウエモンという名前を聞いて、日本人ですか? と聞いたらキョトンとされてしまった。
 まさかの転生者を期待したが、この世界の東に位置する大陸からやってきたらしい。
 列島じゃなくて、大陸か……
 列島だったら、ちょっと期待もしたのに。
 でも、この国の感じからしたら、もし日本と似たような国があったとしても平安時代か、室町時代後期の戦国時代かそんな感じの日本だろうな。

「よそ事を考えていると、死にますよ?」
「すいません」

 ゴウエモン先生の国のことを想像していたら、いつの間にか目の前に切っ先が突き付けられていた。
 てかこの人……明らかに、このギルドの中でもトップクラスというか。
 今まで手合わせした先生の中で、ダントツで強い気がする。
 目立つから覚えていたけど、そういえば話をするのも初めてだったな。

「一度手を止めて座りましょうか?」
「えっ?」
それがしの国では、座禅と呼ばれる修練がありまして……」

 まじか。
 ちょっと、ゴウエモン先生の国、是非とも行ってみたいのだが?

 まさかの剣の修行で、座禅から始めることになるとは。
 しかし、この先生は大当たりだな。
 是非とも、我が家に迎え入れたいくらいだ。

「時に、先生は士官の口を探していたりはしませんか?」
「某はまだまだ未熟ゆえに、日々研鑽を行っておるのです。かような者が仕えたところで、主家にとってもいいことにはなりませんな」

 先生が煎れてくれたお茶を頂きながら、ギルドの休憩スペースで雑談というなの勧誘を行ったが。
 するりと躱されてしまった。

「そうですか……是非、我が屋敷に剣客として招きたかったのですが」
「……」

 俺の言葉に、先生が目をスッと細める。

「ルーク様は、某の国のことをご存知でありますか?」
「えっ、いえ存じ上げませんが、何か気になることでも?」

 俺の言葉に、ゴウエモン先生が首を傾げる。

「先ほどからあまりこの国の方が使うような言葉ではなく、某の国で使われるような言い回しが多くて、少し気になりました」
「さようですか。そのように感じて頂けたならば、これも何かのご縁とは思えませんか?」
「なかなかに上手いことをおっしゃる。しかし、某もいつここを立つか分かりませぬゆえ」

 結局、依頼という形で定期的に、訓練を付けてもらうことで落ち着いた。
 久しぶりに魔法込みで、いい勝負が出来そうな人だと思ったのに。
 そろそろ、フォルスを迎えに行くか。

 先生にお礼を言って一緒に訓練場を出てロビーに入ると同時に、入り口のドアが大きな音を立てて開かれる。
 飛び込んできたのは若い冒険者パーティだ。

「誰か、助けてくれ! ユウナがラフィングベアに襲われて!」

 見れば背中から大量の血を流している女性が、大柄な少年に担がれている。
 ここで大々的に手を出して注目を浴びるのも面倒なので、ばれないように魔力を遠隔操作して回復魔法をかける。
 傷の深い部分は完全に治して、止血までは行った。
 まあこれで死ぬこともないだろうから、あとはできる人に任せ……

「よろしいのかな?」
「何がですか?」
「いま、魔法を掛けられたとお見受けしたのですが」

 しっかりと、ゴウエモン先生には見られていた。
 というか、魔力の質も周囲の魔術師系の冒険者に寄せて、その人の身体を経由するように飛ばしたんだけどな。
 まさか、魔力が見えるとかってことはないと思うけど……ありそうだな。
 この人の薄目って、全てを見透かしてそうな雰囲気すら感じるし。

「別に大したことをしたわけじゃない。恩に着せるつもりもないし、大した労力でもないからね」
「なるほど、なかなか楽しい方のようだ」

 もう訓練も終わったし、ロビーに戻ったから貴族らしいふるまいをしてみせたが。
 そんなことは特に気にした様子もなく、俺が黙って助けたことが楽しかったらしい。
 
「命を繋ぎとめたことが大したことじゃないと言われれば、この世の凡そは小事ということになりますな」

 そう言って大笑いするゴウエモンに、周囲の注目が集まる。

「お前、人の連れが死にそうだってのに、何楽しそうに笑ってやがる!」

 あーあ、そのユウナだっけか? 
 それを背負っている男と一緒にいた、剣士風の兄ちゃんが凄い剣幕で近づいてくる。
 逃げようかな……

「誰が死にそうだと? もう一度、背負われているお連れの方をよくごらんなさい」
「なに? そんな言葉で、誤魔化せると思うな!」

 ゴウエモンの言葉に、聞く耳持たずといった様子で剣士の男性が詰め寄ってくるが。
 同時に彼の背後から、大きな声が聞こえる。

「いたーい! なんか、背中が凄いジンジンするんだけど!」

 若い女性の声で。

「ユウナ、目を覚ましたのか! というか、大丈夫なのか、そんな大きな声を出して」
「いたっ! なんで、落とすのよ!」

 突然背中から大声が聞こえた男性が、そのままユウナを下に落として顔を覗き込んでいたが。
 もう少し、大事に扱ってやれよ。
 確かに、元気溌剌な声だったけどさ。

「おい、ベルーニャ! ユウナは怪我してるんだぞ!」

 ゴウエモンに突っかかろうとしていた剣士の男が、慌てた様子でそっちに走って戻っていく。
 それから、ユウナの様子を見て首を傾げる。

「なんか、顔色もいいし……大丈夫なのか?」
「何がよ……てなに、これ! 血? 誰の? 私の? キャー!」

 剣士の男がユウナの顔を覗き込んで心配そうに声をかけると、彼女は自分の背中を触った手を見て悲鳴をあげていた。
 男もベルーニャもあまりの大声に耳をふさいでいたが。
 いまのうちに……

「本当にどうでもいいのですね」
「ああ、それよりもどうでもよくないのは、あっちだな」

 俺が向かった先に居るのは、7歳前後の女の子だ。
 受付から少し離れたところで、俯いて泣いている。
 いかんな、どうしても幼子が泣いているのは、放ってはおけん。
 
「どうしたのかな? お嬢さん」
「……ヒック、ヒック」

 声を掛けたら、こっちを真っ赤に泣きはらした目で見上げてきた。
 何か声を出そうとしたみたいだが、それでも嗚咽は止まらないらしい。

「おかあさん……」
「迷子ですかな?」

 どうにか絞り出したであろう言葉に、ゴウエモンが首を傾げる。
 いや、そういった感じには見えないが。

「おかあさんが……びょうき……おくすり……」

 薬が欲しいなら、ギルドじゃなくて薬屋だろうと思ったが。
 何か事情があるのかもしれない。

「おくすりがどうしたのかな?」
「おくすりのはっぱ……」

 そうか、材料がないのかな?
 いや、材料があったところで、薬のような高価なものを買えるようには見えないのだが。

「おとうさんがおかねもっておくすりやさんにいったの……でも、ミシアのはっぱがないから……」

 なるほどね。
 
「ふふ、上手に言えたね。そのミシアの葉が欲しいのかな?」

 俺の言葉に、少女がコクリと頷いた。
 ミシアの葉が何か分からないので、とりあえずゴウエモンの方を見ると難しい顔をしていた。
 なにやら、面倒な代物なのか?

「ミシアの葉か……ジーマの森の奥に自生しているとは聞いたが」

 ジーマの森か。
 確か、王都から結構離れた場所にある森だったよな。
 そりゃ、少女の足じゃ無理か。

「おとうさんがとりにいったけど……かえってこないの」
「馬鹿な!」

 少女の言葉に、ゴウエモンが声を荒げる。
 そのあまりの語気に、少女が肩をビクッと跳ね上げて顔をクシャクシャにする。

「先生……」
「あっ、すまん……だが、ジーマの森はそれなりに魔物も多く、ミシアの葉がある場所ともなればかなり強い魔物もいる。一般人がおいそれと行って帰られる場所じゃない」

 なるほど、危険な場所というわけか。
 だったら、すぐにでも向かった方がいいな。

「ここならたすけてくれるとおもったのに……おかね」

 ああ、依頼料が払えなかったのか。
 
「これじゃ、たりないって……」

 少女の手に握られていたのは、小銅貨が3枚だけ。
 子供からすれば、大金かもしれないが。
 パン一個も買えない金額だ。
 それは、流石に誰も受けてくれないだろうな。

「そっか」
「某を見ても駄目ですぞ。正当な対価なく仕事を受ければ、他の冒険者の迷惑にもなりますし……困っていれば格安で助けるなどと思われては、ギルドの損失に繋がります」

 シビアだな。
 知ってたけど。
 でも、顔はそうは言ってないぞ?
 どうにかして、助けてやりたいと書いてある。

「まあいいか。ちょっとピクニックに行きたい気分になってきたから、私は連れを回収してもう出ますね」

 俺の言葉に、ゴウエモン先生が深いため息を吐く。

「ピクニックですか……とても魅力的な言葉ですな」
「なんだったら、ご一緒しますか?」

 今度は行きたいって顔に書いてら。
 存外、戦い以外では分かりやすい人なんだな。
 あー、やっぱりうちで雇い入れたい人材だ。

「では、お弁当も用意しないといけませんね」
「行先はジーマの森なので、着いたら丁度お昼時になりそうですからね」
「この季節なら、森の木々も色づいていてさぞや奇麗でしょうね」

 他愛のない会話をしたあとで、2人で顔を見合わせて思わず笑ってしまった。
 とんだお人よしもいたものだ。
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