12 / 124
第1章:ジャストール編
第8・5話:【閑話】調味料で小銭稼ぎ
しおりを挟む
さて、この世界に転移して困ったことはやはりいくつかある。
トイレは水洗ではあるが、あくまで貴族の屋敷のみだった。
それも、水路に用を足すような形の。
いや、悪くはないんだけどね。
まあ、ポットンスライム便所を最悪覚悟していたから、まだマシだけど。
いやいや、ポットンスライム便所って実際はかなりマシな方で、壺にためて外に捨てるなんて中世っぽい時代背景なら当たり前だからね。
某、竜の冒険でもところどこに壺があるのは、そういうことかなと思ったり。
だから、水の流れた溝に用を足すシステムなんてのは、本当に感謝しかない。
でも、となるとできれば陶器の便座くらいは用意したい。
そして、川の流れのような溝に用を足すのは、いくら慣れたとはいえちょっと抵抗が。
ジャストールでも貴族邸とその、近辺の上級階級の家や建物は上下水道があったが。
基礎となる上下水道があるなら、そんなに大変な作業ではない。
そもそも、現状では一階にしかトイレは作れないのだ。
二階と三階に、壺トイレもあるが。
いくら使用人が処理してくれるとはいえ、ちょっと流石に自分の出したものを運ばれるのも。
まあ三階は当直の使用人の休憩部屋だから関係ないけど。
住み込みの使用人は離れに住んでいて、そこも基本は1階にしかトイレがない。
役職の低いものは上の階に住むことになる。
我が家では防犯も兼ねて、子供の寝室は二階になっている。
俺は流石に大丈夫だったが、ヘンリーとサリアはそれでトイレに苦労することになった。
だから、トイレ問題は早急になんとかしないとと。
下水の拡張と、2階から1階に向かう排水管の開発に全力を出した。
俺の持つ資産の大半を使って。
と同時に、陶器の水洗便所も。
これは、陶器職人と揉めに揉めたな―……
仕事に誇りを持つ、陶器の職人にトイレを作れなんて無礼以外の何者でもないもんな。
それでも、俺が領主の息子だからと折れてくれたが。
代わりに、磁器の情報を提供しておいた。
かなり喜ばれたな。
日本の焼き物の情報も、小出しに教えている。
釉薬についても、あれこれと話し合った。
自然釉のついた作品が、失敗作として割られていたが。
備前焼とかを彷彿させる、味のある作品だと思ったんだけどなー。
これを買い取りたいといったら、こんな恥でしかない作品を貴族様の屋敷で使われるなんて、罰でしかないと言われて困った。
こうしてみると、焼き物職人からすれば、俺ってかなり嫌なお坊ちゃんだったかもしれない。
その陶器の味の良さを理解してもらおうと、必死で説明したけどなかなか響かなくて。
で、変色や照りの原因となる釉薬について、色々と情報を提供して……
なんだかんだで、ジャストールは焼き物産業でも人気に下火がついてきている。
献上品もちょいちょい貰える。
コレクションに加えているが、父と母が俺が焼き物職人と仲が良く、いい品をもらえることをしきりに不思議がっていた。
で、色々とインフラ整備や、技術開発にはお金がかかるわけだが。
俺が自分がこの世界で暮らして困ったことを、解決するだけでもそれなりに金を産む商品に繋がる。
その一つが、この世界の料理だ。
例に漏らさず、料理は発展途上でしかない。
パンが固い。
と思ってたけど、柔らかいパンもあるにはあったが。
ただ、レパートリーが少ないのと、基本は固いパンがメインなのは変わりない。
菓子パンと、おかずパンを作るだけでもそれなりにブームは来た。
そうなると、パン職人が勝手に技術を発展させていってくれるからな。
フランスパンや、食パン、色々とアイデアだけ出して丸投げだ。
サンドイッチと言えば、17世紀にサンドイッチ伯爵がという話が独り歩きしているが。
パン類に物を挟んで食べる文化は、古代ローマからある。
当然だ。
誰だって思いつく食べ方だ。
中世ヨーロッパだと、料理の下に古く固くなったパンをお皿代わりに使うのが有名かな?
トレンチャーの代わりだから、このパンを上に乗せたものと一緒に食べるのではなく、最後に小腹が空いてたら食べる程度。
お腹いっぱいなら、捨てるかペットの餌だ。
気まぐれに、乞食に与えることもあったようだが……わざわざ、食後にそれをもって乞食のもとに、恵みにいくか?
せいぜい、使用人に分け与えるくらいだろうけど、流石に皿代わりに使ったものは使用人も嫌がるだろう。
いまじゃ、皿に残ったソースをパンで拭って食べるなんてのが、普通にフレンチでも行われているが。
「マヨネーズは販売しませんよ?」
「これは、絶対に売れると思うんだが……」
「日持ちしませんし、使い切る分しかうちでも作ってないじゃないですか」
マヨネーズに絶賛ドハまり中の父が、どうにか商品化できないか模索している。
無理だ。
サルモネラも怖いし、冷蔵庫もない……こともなかったか。
金持ちの家以外に冷蔵庫もないこの世界で、一般販売なんか。
そもそも、消費期限の検証もできていないし、密閉容器の作成が難しい。
ようやく、ゴムの木に近いものを見つけて、樹脂を固める研究中だというのに。
いきなり、プラのチューブ容器なんて無理だ。
石油すら、見つかっていない。
現状、唐辛子を粉末にしたものに、いろいろな香辛料を混ぜた七味。
山椒、芥子、陳皮(ミカンの皮)、麻の実、黒ゴマ、紫蘇は見つかったから唐辛子を入れて七味だな。
これは、簡単だったから商品化したら、結構いい感じで売れている。
買う人は選ぶが、ハマった人が買い続けてくれる。
他には、柚子胡椒。
これも、簡単だ。
柚子と青唐辛子と塩があれば、できるからな。
そしてこれは……驚くほど売れた。
というか、中毒になってるんじゃないかなというほどに、連日のように求める人もいた。
転売かなと思ったけど、行商人とか普通にいるからさして問題ないか。
家族全員で、大ハマりしてるただの金持ちだった。
ちなみに柚子唐辛子として販売している。
胡椒使ってないからね。
この世界の味付けは、基本が胡椒と塩。
あとは香草とか素材で香り付けや、味付けをしているが。
ただ品種改良があまり進んでいないせいで、トウモロコシも思ったほど甘くない。
果物なんか酷いものだ。
ライチなんかは普通に美味しくいただけるけど、リンゴはパサパサで味は薄いし、桃は固い。
ブドウは酸っぱい。
スイカは野菜みたい。
……これは一朝一夕ではできない。
申し訳ない。
アリスに頼んで、時空を超えて日本から持ってきてもらったこともある。
スーパーでカットフルーツを買ってもらって。
「まったく……神様に人が貢がせるなんて、普通は逆なのよ」
と笑いながら小言を言われた。
「あっ、苺用の練乳! お姉様、愛してる」
白いキャップの赤いチューブの牛のマークのあれを見つけて、テンションただ上がりの俺はそんなのお構いなしに、アリスに思いっきり抱きついていた。
我を忘れるくらい、素材が酷いものが多かった。
「はう、あっ……よ、喜んでもらえて嬉しいわ」
アリスも喜んでたみたいで、何よりだ。
しかし、農作物問題か。
農協とかで種を買って持って来てもらったところで、それがF1種の場合だと毎年買わないといけない。
となると、色々と面倒が起きるのは当然だ。
ここで作った野菜や果物を買った人が、その種を取っておいて植えたところで同じものが必ずしもできるわけじゃないからな。
F1種というのは、1代限りの完成品だ。
色々と混ぜましたが、次の子は良いところだけを引き継ぐ、優秀な子供が生まれますよ。
ただその子はそれ以外の遺伝子も持ってるので、その子供は持っている遺伝子の良いところ以外も、隔世遺伝で受け継ぐ可能性がありますよといった感じかな?
うーん、ここは農家の人に、品種改良の概念を伝えて、長期スパンで試してもらっている。
まずは実の大きいもの同士を掛け合わせる方法。
甘みが強いもの同士を掛け合わせる方法。
水分が多いもの同士を掛け合わせる方法。
または、それらを混ぜる方法。
などなど。
すぐには結果がでない。
調味料はすぐに結果が出るけど。
いまは、色々と調味料の元になる植物を集めてもらっている段階。
クミンや、コリアンダー、ナツメグ、シナモン、クローブ、ターメリック、サフラン、オレガノ、エシャロット、オールスパイス、カモミール、カルダモン、カレーリーフ、くちなし、甘草、レモングラス……
あげたらキリがない。
ミントや、レモン、ジンジャー、ローズマリーなんかは、普通に見つかったし。
庭にあるものもあった。
ワサビは……厳しそうだな。
ただ山わさびが見つかったのは、僥倖だ。
山わさび、西洋わさび、ホースラディッシュと呼ばれる東ヨーロッパ原産の畑のワサビ。
ジャストール領の北側で自生しているのを、収穫していまは畑で育てている。
全然いい。
そして、これをすりおろしたものも人気が出た。
味噌は当分むりだ。
あまり、周囲が興味を示してくれない、
チーズはあるのに、味噌はない。
まあ、あるわけないか。
発酵食品はあるのだから、これも下地はあるだろう。
ただ、製造工程を聞いただけで、断られることが多い。
味噌の作り方は、ここに来る可能性があったのでしっかりと調べてきたのだが。
しかたなく設備や、職人を自前で用意しないといけない。
ただまだ、建物ができてないだけで。
そういった意味で、当分は先延ばしになるだろう。
そのうち、納豆と醤油も……
ということで、ジャストール領発の調味料も、これまた貴重な収入源となってきている。
個人的にも……
トイレは水洗ではあるが、あくまで貴族の屋敷のみだった。
それも、水路に用を足すような形の。
いや、悪くはないんだけどね。
まあ、ポットンスライム便所を最悪覚悟していたから、まだマシだけど。
いやいや、ポットンスライム便所って実際はかなりマシな方で、壺にためて外に捨てるなんて中世っぽい時代背景なら当たり前だからね。
某、竜の冒険でもところどこに壺があるのは、そういうことかなと思ったり。
だから、水の流れた溝に用を足すシステムなんてのは、本当に感謝しかない。
でも、となるとできれば陶器の便座くらいは用意したい。
そして、川の流れのような溝に用を足すのは、いくら慣れたとはいえちょっと抵抗が。
ジャストールでも貴族邸とその、近辺の上級階級の家や建物は上下水道があったが。
基礎となる上下水道があるなら、そんなに大変な作業ではない。
そもそも、現状では一階にしかトイレは作れないのだ。
二階と三階に、壺トイレもあるが。
いくら使用人が処理してくれるとはいえ、ちょっと流石に自分の出したものを運ばれるのも。
まあ三階は当直の使用人の休憩部屋だから関係ないけど。
住み込みの使用人は離れに住んでいて、そこも基本は1階にしかトイレがない。
役職の低いものは上の階に住むことになる。
我が家では防犯も兼ねて、子供の寝室は二階になっている。
俺は流石に大丈夫だったが、ヘンリーとサリアはそれでトイレに苦労することになった。
だから、トイレ問題は早急になんとかしないとと。
下水の拡張と、2階から1階に向かう排水管の開発に全力を出した。
俺の持つ資産の大半を使って。
と同時に、陶器の水洗便所も。
これは、陶器職人と揉めに揉めたな―……
仕事に誇りを持つ、陶器の職人にトイレを作れなんて無礼以外の何者でもないもんな。
それでも、俺が領主の息子だからと折れてくれたが。
代わりに、磁器の情報を提供しておいた。
かなり喜ばれたな。
日本の焼き物の情報も、小出しに教えている。
釉薬についても、あれこれと話し合った。
自然釉のついた作品が、失敗作として割られていたが。
備前焼とかを彷彿させる、味のある作品だと思ったんだけどなー。
これを買い取りたいといったら、こんな恥でしかない作品を貴族様の屋敷で使われるなんて、罰でしかないと言われて困った。
こうしてみると、焼き物職人からすれば、俺ってかなり嫌なお坊ちゃんだったかもしれない。
その陶器の味の良さを理解してもらおうと、必死で説明したけどなかなか響かなくて。
で、変色や照りの原因となる釉薬について、色々と情報を提供して……
なんだかんだで、ジャストールは焼き物産業でも人気に下火がついてきている。
献上品もちょいちょい貰える。
コレクションに加えているが、父と母が俺が焼き物職人と仲が良く、いい品をもらえることをしきりに不思議がっていた。
で、色々とインフラ整備や、技術開発にはお金がかかるわけだが。
俺が自分がこの世界で暮らして困ったことを、解決するだけでもそれなりに金を産む商品に繋がる。
その一つが、この世界の料理だ。
例に漏らさず、料理は発展途上でしかない。
パンが固い。
と思ってたけど、柔らかいパンもあるにはあったが。
ただ、レパートリーが少ないのと、基本は固いパンがメインなのは変わりない。
菓子パンと、おかずパンを作るだけでもそれなりにブームは来た。
そうなると、パン職人が勝手に技術を発展させていってくれるからな。
フランスパンや、食パン、色々とアイデアだけ出して丸投げだ。
サンドイッチと言えば、17世紀にサンドイッチ伯爵がという話が独り歩きしているが。
パン類に物を挟んで食べる文化は、古代ローマからある。
当然だ。
誰だって思いつく食べ方だ。
中世ヨーロッパだと、料理の下に古く固くなったパンをお皿代わりに使うのが有名かな?
トレンチャーの代わりだから、このパンを上に乗せたものと一緒に食べるのではなく、最後に小腹が空いてたら食べる程度。
お腹いっぱいなら、捨てるかペットの餌だ。
気まぐれに、乞食に与えることもあったようだが……わざわざ、食後にそれをもって乞食のもとに、恵みにいくか?
せいぜい、使用人に分け与えるくらいだろうけど、流石に皿代わりに使ったものは使用人も嫌がるだろう。
いまじゃ、皿に残ったソースをパンで拭って食べるなんてのが、普通にフレンチでも行われているが。
「マヨネーズは販売しませんよ?」
「これは、絶対に売れると思うんだが……」
「日持ちしませんし、使い切る分しかうちでも作ってないじゃないですか」
マヨネーズに絶賛ドハまり中の父が、どうにか商品化できないか模索している。
無理だ。
サルモネラも怖いし、冷蔵庫もない……こともなかったか。
金持ちの家以外に冷蔵庫もないこの世界で、一般販売なんか。
そもそも、消費期限の検証もできていないし、密閉容器の作成が難しい。
ようやく、ゴムの木に近いものを見つけて、樹脂を固める研究中だというのに。
いきなり、プラのチューブ容器なんて無理だ。
石油すら、見つかっていない。
現状、唐辛子を粉末にしたものに、いろいろな香辛料を混ぜた七味。
山椒、芥子、陳皮(ミカンの皮)、麻の実、黒ゴマ、紫蘇は見つかったから唐辛子を入れて七味だな。
これは、簡単だったから商品化したら、結構いい感じで売れている。
買う人は選ぶが、ハマった人が買い続けてくれる。
他には、柚子胡椒。
これも、簡単だ。
柚子と青唐辛子と塩があれば、できるからな。
そしてこれは……驚くほど売れた。
というか、中毒になってるんじゃないかなというほどに、連日のように求める人もいた。
転売かなと思ったけど、行商人とか普通にいるからさして問題ないか。
家族全員で、大ハマりしてるただの金持ちだった。
ちなみに柚子唐辛子として販売している。
胡椒使ってないからね。
この世界の味付けは、基本が胡椒と塩。
あとは香草とか素材で香り付けや、味付けをしているが。
ただ品種改良があまり進んでいないせいで、トウモロコシも思ったほど甘くない。
果物なんか酷いものだ。
ライチなんかは普通に美味しくいただけるけど、リンゴはパサパサで味は薄いし、桃は固い。
ブドウは酸っぱい。
スイカは野菜みたい。
……これは一朝一夕ではできない。
申し訳ない。
アリスに頼んで、時空を超えて日本から持ってきてもらったこともある。
スーパーでカットフルーツを買ってもらって。
「まったく……神様に人が貢がせるなんて、普通は逆なのよ」
と笑いながら小言を言われた。
「あっ、苺用の練乳! お姉様、愛してる」
白いキャップの赤いチューブの牛のマークのあれを見つけて、テンションただ上がりの俺はそんなのお構いなしに、アリスに思いっきり抱きついていた。
我を忘れるくらい、素材が酷いものが多かった。
「はう、あっ……よ、喜んでもらえて嬉しいわ」
アリスも喜んでたみたいで、何よりだ。
しかし、農作物問題か。
農協とかで種を買って持って来てもらったところで、それがF1種の場合だと毎年買わないといけない。
となると、色々と面倒が起きるのは当然だ。
ここで作った野菜や果物を買った人が、その種を取っておいて植えたところで同じものが必ずしもできるわけじゃないからな。
F1種というのは、1代限りの完成品だ。
色々と混ぜましたが、次の子は良いところだけを引き継ぐ、優秀な子供が生まれますよ。
ただその子はそれ以外の遺伝子も持ってるので、その子供は持っている遺伝子の良いところ以外も、隔世遺伝で受け継ぐ可能性がありますよといった感じかな?
うーん、ここは農家の人に、品種改良の概念を伝えて、長期スパンで試してもらっている。
まずは実の大きいもの同士を掛け合わせる方法。
甘みが強いもの同士を掛け合わせる方法。
水分が多いもの同士を掛け合わせる方法。
または、それらを混ぜる方法。
などなど。
すぐには結果がでない。
調味料はすぐに結果が出るけど。
いまは、色々と調味料の元になる植物を集めてもらっている段階。
クミンや、コリアンダー、ナツメグ、シナモン、クローブ、ターメリック、サフラン、オレガノ、エシャロット、オールスパイス、カモミール、カルダモン、カレーリーフ、くちなし、甘草、レモングラス……
あげたらキリがない。
ミントや、レモン、ジンジャー、ローズマリーなんかは、普通に見つかったし。
庭にあるものもあった。
ワサビは……厳しそうだな。
ただ山わさびが見つかったのは、僥倖だ。
山わさび、西洋わさび、ホースラディッシュと呼ばれる東ヨーロッパ原産の畑のワサビ。
ジャストール領の北側で自生しているのを、収穫していまは畑で育てている。
全然いい。
そして、これをすりおろしたものも人気が出た。
味噌は当分むりだ。
あまり、周囲が興味を示してくれない、
チーズはあるのに、味噌はない。
まあ、あるわけないか。
発酵食品はあるのだから、これも下地はあるだろう。
ただ、製造工程を聞いただけで、断られることが多い。
味噌の作り方は、ここに来る可能性があったのでしっかりと調べてきたのだが。
しかたなく設備や、職人を自前で用意しないといけない。
ただまだ、建物ができてないだけで。
そういった意味で、当分は先延ばしになるだろう。
そのうち、納豆と醤油も……
ということで、ジャストール領発の調味料も、これまた貴重な収入源となってきている。
個人的にも……
1
お気に入りに追加
1,538
あなたにおすすめの小説
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。

暇つぶし転生~お使いしながらぶらり旅~
暇人太一
ファンタジー
仲良し3人組の高校生とともに勇者召喚に巻き込まれた、30歳の病人。
ラノベの召喚もののテンプレのごとく、おっさんで病人はお呼びでない。
結局雑魚スキルを渡され、3人組のパシリとして扱われ、最後は儀式の生贄として3人組に殺されることに……。
そんなおっさんの前に厳ついおっさんが登場。果たして病人のおっさんはどうなる!?
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
不遇職とバカにされましたが、実際はそれほど悪くありません?
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界で普通の高校生として過ごしていた「白崎レナ」は謎の空間の亀裂に飲み込まれ、狭間の世界と呼ばれる空間に移動していた。彼はそこで世界の「管理者」と名乗る女性と出会い、彼女と何時でも交信できる能力を授かり、異世界に転生される。
次に彼が意識を取り戻した時には見知らぬ女性と男性が激しく口論しており、会話の内容から自分達から誕生した赤子は呪われた子供であり、王位を継ぐ権利はないと男性が怒鳴り散らしている事を知る。そして子供というのが自分自身である事にレナは気付き、彼は母親と供に追い出された。
時は流れ、成長したレナは自分がこの世界では不遇職として扱われている「支援魔術師」と「錬金術師」の職業を習得している事が判明し、更に彼は一般的には扱われていないスキルばかり習得してしまう。多くの人間から見下され、実の姉弟からも馬鹿にされてしまうが、彼は決して挫けずに自分の能力を信じて生き抜く――
――後にレナは自分の得た職業とスキルの真の力を「世界の管理者」を名乗る女性のアイリスに伝えられ、自分を見下していた人間から逆に見上げられる立場になる事を彼は知らない。
※タイトルを変更しました。(旧題:不遇職に役立たずスキルと馬鹿にされましたが、実際はそれほど悪くはありません)。書籍化に伴い、一部の話を取り下げました。また、近い内に大幅な取り下げが行われます。
※11月22日に第一巻が発売されます!!また、書籍版では主人公の名前が「レナ」→「レイト」に変更しています。

拝啓、お父様お母様 勇者パーティをクビになりました。
ちくわ feat. 亜鳳
ファンタジー
弱い、使えないと勇者パーティをクビになった
16歳の少年【カン】
しかし彼は転生者であり、勇者パーティに配属される前は【無冠の帝王】とまで謳われた最強の武・剣道者だ
これで魔導まで極めているのだが
王国より勇者の尊厳とレベルが上がるまではその実力を隠せと言われ
渋々それに付き合っていた…
だが、勘違いした勇者にパーティを追い出されてしまう
この物語はそんな最強の少年【カン】が「もう知るか!王命何かくそ食らえ!!」と実力解放して好き勝手に過ごすだけのストーリーである
※タイトルは思い付かなかったので適当です
※5話【ギルド長との対談】を持って前書きを廃止致しました
以降はあとがきに変更になります
※現在執筆に集中させて頂くべく
必要最低限の感想しか返信できません、ご理解のほどよろしくお願いいたします
※現在書き溜め中、もうしばらくお待ちください
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる