77 / 91
第5章:巨人と魔王
第4話:定番イベント
しおりを挟む
「とりあえず、カモミールの宿に向かおうか」
「そうですね」
ニコとフィーナとランドールが宿へと向かう。
ゴタロウは、他にもやることがあるのか自然な感じで消えていった。
本当、いつもいつも働かせて申し訳ない。
しかも、俺のためというよりもニコの為といった感じだしな。
お金がだいぶ減ってきたようだったが、ジェジェの町で受けた依頼の報酬分もあるのでまだ余裕はありそうだ。
採取系の依頼でも、ゴブリン達の人海戦術で集めればすぐに達成できるしな。
正直、金稼ぎに不自由はしてないので足りなくなってから考えよう。
いや、考えさせよう。
ニコのやつ、お金の管理もゴタロウ任せだしな。
突き刺すような寒さに耐えながらも、目的の宿に。
いや、俺もフィーナもランドールも、全然寒くないんだけど。
ニコだけが、フル装備の癖に震えてて。
いや、分かるけどイラっとするというか、
まあ、寒さを感じない俺にはニコを責める資格はないと理解していても、皆が我慢できてることが出来ていないのにイラつきが……
なんだろう、これがどういった感情なのかが分からない。
最近は出来の悪い弟というか、どんくさい友達を見ているようでストレスを感じることもある。
それを敏感に感じ取っているのか、シノビゴブリン達が色々と先回りをして手助けするのも実はストレスの原因だったり。
お前らが、そうやって甘やかすからと思わなくもない。
カモミールの宿の中に入ると、ロビーには大きな暖炉が置いてあった。
「わあ、あったかい!」
そういって、一目散に暖炉に向かっていくニコ。
うん……これでも、この世界だと成人なんだよな?
まあ、特殊な家庭環境のせいか、今まで人に頼ったことが少なかったのもあるだろう。
だから、こうやって頼れる相手に囲まれて、幼児返りしてしまったのかもしれないが。
まずは、受付で宿泊の予約だろう!
ゴタロウが所要でいないんだから、お前がやらなくて誰がやる。
「4人です、あとで1人来ますので。部屋は3人部屋と1人部屋で」
「えっと、3人部屋はないので2人部屋で1人ソファで寝てもらうか、4人部屋になります」
「じゃあ、4人部屋1つでいいですよ」
フィーナが、テキパキと予約していた。
「料金は一室一泊、ビスマルク銀貨20枚です」
「分かりました」
支払いまで……
事前にゴタロウに聞いていたのか、スムーズなやり取りだった。
「部屋の予約は終わりましたよ」
「ありがとう」
暖炉の方に手を向けたまま、お礼をいうニコ。
たぶん、俺に身体があったらげんこつでも落としてそうだ。
いや、俺に身体があったら、俺が受付をしてそうだ。
それ以前に、ニコと旅になんか出てないと思う。
「酷いよ、鈴木さん」
おっと、いつの間にか心の声が発信されていたようだ。
うっかり。
「絶対、わざとでしょ!」
酷くはないと思うぞ。
こんなに手が掛かって、役に持たたない足手まといを連れまわすなんて、どんなもの好きだ。
俺は、そこまでMじゃない。
「Mってなに?」
うん、あんまり俺の心配が伝わってないというか……嫌味よりも、そこが気になったのか。
確かに同情を禁じ得ないところはあるが、いつかこいつは精神の修行に出そう。
「Mって、どういう意味?」
もういい。
精神の修行は、決定事項だな。
ロビーには、他にもいろいろな人が居た。
勿論、種族的な意味で。
リザードマンとか、こんな寒い地方にきて大丈夫なのかと思わなくもないが。
それから部屋に荷物を置く。
4人部屋ということだったが、中に入ると珍しく2部屋あるタイプだった。
奥の寝室にはベッドが4つ置いてあって、手前の部屋は広くはないがテーブルセットがあった。
まあ、ここで話とかができるようにということかな?
その代わりに、ベッドにサイドテーブルはついていなかったが。
個人的な荷物を置く籠が、横にポンポンとおいてあるだけ。
それでも掃除が行き届いていて、とても感じが良いというのは分かる。
天井にはダクトのようなものがあって、そこから暖かい空気が。
ロビーの大きな暖炉で温められた空気が流れてきているのかな?
セントラルヒーティングシステムがあるとは、少し異世界を嘗めていた。
いや、確かにこの地で暖房をおろそかにするのは、死活問題か。
それに、各部屋に暖炉なんかおいたら、別途薪代が掛かるし。
そもそも、その薪の消費が半端なくて、用意すら難しいだろう。
「うーん、あたたかいと眠くなってきちゃった……」
うん、寝るな!
という、俺は色々と見て回りたいんだけど?
「そうだよね、ちょっとだけ昼寝して出かけようか?」
昼寝するのは、確定なのか。
いいから、出るぞ。
「ええ、外寒いよ?」
知らん。
寒いかもしれんが、だからといって部屋の中で過ごしてたら、なんのためにこの町に来たのか分からんだろう。
「うぅ……分かったよ」
っすでにベッドにもぐりこもうとしていたニコが、仕方なしに外に向かう。
「ランドールとフィーナは?」
「我はパスだ。同族の気配がするので、ちょっとそっちに行ってみようかと」
同族ってことは、ドラゴンってことかな?
大丈夫か?
「大丈夫……だと思うがな。ドラゴン同士で、そこまでもめることは『おまえ、どっかのドラゴンの縄張りに飛び込んで、追い出されたんじゃなかったっけ?』
「あれは、住もうとしたからだ! ただ、通りがかっただけなら文句もいうまい」
本当かな?
「そう、不安を煽るでない。もしかしたら、我にも竜族の友人が出来るかもしれんではないか」
まあ、そこまで言うなら好きにしたらいいと思うぞ。
「私は、ニコ様と一緒に出掛けます」
フィーナはついてくるらしい。
少しだけ安心だ。
いざとなったら、ニコを眠らせてもらうことも出来るし。
というわけで、1人と1匹と1本でお出かけ。
と思ったら、いつの間にかゴタロウが合流していた。
「ついてくるの?」
「ええ、いろいろと気になる情報が手に入りましたので」
「気になる情報?」
「それを知るには、冒険者ギルドに向かうべきですね」
おい、ゴタロウ。
いきなり冒険者ギルドって。
もっと、普通に観光したかったんだけど。
『ちょっと、壁の向こう側で不穏な空気が流れてるようです』
壁の向こう側?
なにがし帝国だっけ?
『ゴルゴン帝国です。魔物の活性化が確認されてます……というか、暴走も』
へえ、スタンビートってやつか。
『スタンピードです』
細かいやつだ。
それって、特定の魔物なの?
『ジャイアントを主軸にした、多種多様な魔物の集団のようです』
ジャイアントってことは、巨人か。
あれって、魔物扱いなのか。
取り合えずゴタロウの話では、ジャイアントとサイクロプスをメインに、動物系の魔物も合わさった集団暴走状態らしい。
すでに、2つの町と数え切れない村や集落が被害にあってると。
そんな情報、こっちに入ってきてないんじゃないかなと聞いたら、自国の恥を他国にわざわざ報告しないでしょうと言われた。
いやいや、自国でどうにかならなかったり、外の国に被害が出ることを考えたら、早急に連絡するべきでは?
と思ったけど、国同士で密接な関係が築き上げてられなかったら、そうとは限らないらしい。
現に、ビスマルク王国に話はきてないが、帝国を挟んで南側にあるジャンバラヤ王国には連絡済らしい。
国交って大事だなと思える話だった。
てか、それってかなりヤバいんじゃないか?
ヤバいから、これからこっちも混乱になるだろう?
そうか……
すでにシノビゴブリンが、この町の冒険者ギルドに報告済?
でもって、ギルドでも裏を取っているところと。
そんなに早く、裏って取れるものなのか?
この町の場合は、出来るらしい。
聞けば応えてくれる情報屋が、あちこちにいるらしい。
それこそ、壁の向こうの情報も。
というか、情報や同士で自国の情報を売りあってるとか。
なるほどねぇ……それって、スパイじゃないの?
個人でやってる分には、問題ない?
問題あるでしょ。
大丈夫……暗黙の了解だから?
国としては情報を提供できくても、個人なら問題ない?
そういうものなのかな?
そういった情報屋のいくつかは、国からもお金をもらっていると。
なるほど……面子にこだわってたら、取り返しのつかないことになる場合もあるしね。
今回のスタンピードはまだ始まったばかりで、国境からは離れているらしい。
が、ちょっと特殊な状況らしく、もし抑えきれなかったらここに来る可能性もないことはないと。
今のところ、可能性は限りなく低いらしいが。
そうなったときに、向こうが言わなくてもこっちが情報を掴んでいたら、ビスマルク王国側から援助の提案をすることは出来るだろうな。
そうすれば、共同戦線は張れると。
いや、帝国も大きな被害が予想されるなら、さっさとこっちに言えばいいのに。
向こうから要請があった場合と、こっちから提案した場合では謝礼に大きな差が出ると。
今回は、ビスマルク王国側にも被害が出る可能性があるから、ゴルゴン帝国内で押しとどめるためにも、かなり良心的な条件で援助するかもしれないと。
ただ、相手から先に要求が来たら、足元見るかもしれないか。
しかし、定番中の定番だな。
『スタンピードなんて、異常事態ですよ。定番って、主はどんな危険なところに住んでたんですか?』
ちょっと、誤解されてしまった。
この手の話だと、結構な頻度で出てくる事故みたいなもんだと思ってたが。
そうじゃないようだ。
「そうですね」
ニコとフィーナとランドールが宿へと向かう。
ゴタロウは、他にもやることがあるのか自然な感じで消えていった。
本当、いつもいつも働かせて申し訳ない。
しかも、俺のためというよりもニコの為といった感じだしな。
お金がだいぶ減ってきたようだったが、ジェジェの町で受けた依頼の報酬分もあるのでまだ余裕はありそうだ。
採取系の依頼でも、ゴブリン達の人海戦術で集めればすぐに達成できるしな。
正直、金稼ぎに不自由はしてないので足りなくなってから考えよう。
いや、考えさせよう。
ニコのやつ、お金の管理もゴタロウ任せだしな。
突き刺すような寒さに耐えながらも、目的の宿に。
いや、俺もフィーナもランドールも、全然寒くないんだけど。
ニコだけが、フル装備の癖に震えてて。
いや、分かるけどイラっとするというか、
まあ、寒さを感じない俺にはニコを責める資格はないと理解していても、皆が我慢できてることが出来ていないのにイラつきが……
なんだろう、これがどういった感情なのかが分からない。
最近は出来の悪い弟というか、どんくさい友達を見ているようでストレスを感じることもある。
それを敏感に感じ取っているのか、シノビゴブリン達が色々と先回りをして手助けするのも実はストレスの原因だったり。
お前らが、そうやって甘やかすからと思わなくもない。
カモミールの宿の中に入ると、ロビーには大きな暖炉が置いてあった。
「わあ、あったかい!」
そういって、一目散に暖炉に向かっていくニコ。
うん……これでも、この世界だと成人なんだよな?
まあ、特殊な家庭環境のせいか、今まで人に頼ったことが少なかったのもあるだろう。
だから、こうやって頼れる相手に囲まれて、幼児返りしてしまったのかもしれないが。
まずは、受付で宿泊の予約だろう!
ゴタロウが所要でいないんだから、お前がやらなくて誰がやる。
「4人です、あとで1人来ますので。部屋は3人部屋と1人部屋で」
「えっと、3人部屋はないので2人部屋で1人ソファで寝てもらうか、4人部屋になります」
「じゃあ、4人部屋1つでいいですよ」
フィーナが、テキパキと予約していた。
「料金は一室一泊、ビスマルク銀貨20枚です」
「分かりました」
支払いまで……
事前にゴタロウに聞いていたのか、スムーズなやり取りだった。
「部屋の予約は終わりましたよ」
「ありがとう」
暖炉の方に手を向けたまま、お礼をいうニコ。
たぶん、俺に身体があったらげんこつでも落としてそうだ。
いや、俺に身体があったら、俺が受付をしてそうだ。
それ以前に、ニコと旅になんか出てないと思う。
「酷いよ、鈴木さん」
おっと、いつの間にか心の声が発信されていたようだ。
うっかり。
「絶対、わざとでしょ!」
酷くはないと思うぞ。
こんなに手が掛かって、役に持たたない足手まといを連れまわすなんて、どんなもの好きだ。
俺は、そこまでMじゃない。
「Mってなに?」
うん、あんまり俺の心配が伝わってないというか……嫌味よりも、そこが気になったのか。
確かに同情を禁じ得ないところはあるが、いつかこいつは精神の修行に出そう。
「Mって、どういう意味?」
もういい。
精神の修行は、決定事項だな。
ロビーには、他にもいろいろな人が居た。
勿論、種族的な意味で。
リザードマンとか、こんな寒い地方にきて大丈夫なのかと思わなくもないが。
それから部屋に荷物を置く。
4人部屋ということだったが、中に入ると珍しく2部屋あるタイプだった。
奥の寝室にはベッドが4つ置いてあって、手前の部屋は広くはないがテーブルセットがあった。
まあ、ここで話とかができるようにということかな?
その代わりに、ベッドにサイドテーブルはついていなかったが。
個人的な荷物を置く籠が、横にポンポンとおいてあるだけ。
それでも掃除が行き届いていて、とても感じが良いというのは分かる。
天井にはダクトのようなものがあって、そこから暖かい空気が。
ロビーの大きな暖炉で温められた空気が流れてきているのかな?
セントラルヒーティングシステムがあるとは、少し異世界を嘗めていた。
いや、確かにこの地で暖房をおろそかにするのは、死活問題か。
それに、各部屋に暖炉なんかおいたら、別途薪代が掛かるし。
そもそも、その薪の消費が半端なくて、用意すら難しいだろう。
「うーん、あたたかいと眠くなってきちゃった……」
うん、寝るな!
という、俺は色々と見て回りたいんだけど?
「そうだよね、ちょっとだけ昼寝して出かけようか?」
昼寝するのは、確定なのか。
いいから、出るぞ。
「ええ、外寒いよ?」
知らん。
寒いかもしれんが、だからといって部屋の中で過ごしてたら、なんのためにこの町に来たのか分からんだろう。
「うぅ……分かったよ」
っすでにベッドにもぐりこもうとしていたニコが、仕方なしに外に向かう。
「ランドールとフィーナは?」
「我はパスだ。同族の気配がするので、ちょっとそっちに行ってみようかと」
同族ってことは、ドラゴンってことかな?
大丈夫か?
「大丈夫……だと思うがな。ドラゴン同士で、そこまでもめることは『おまえ、どっかのドラゴンの縄張りに飛び込んで、追い出されたんじゃなかったっけ?』
「あれは、住もうとしたからだ! ただ、通りがかっただけなら文句もいうまい」
本当かな?
「そう、不安を煽るでない。もしかしたら、我にも竜族の友人が出来るかもしれんではないか」
まあ、そこまで言うなら好きにしたらいいと思うぞ。
「私は、ニコ様と一緒に出掛けます」
フィーナはついてくるらしい。
少しだけ安心だ。
いざとなったら、ニコを眠らせてもらうことも出来るし。
というわけで、1人と1匹と1本でお出かけ。
と思ったら、いつの間にかゴタロウが合流していた。
「ついてくるの?」
「ええ、いろいろと気になる情報が手に入りましたので」
「気になる情報?」
「それを知るには、冒険者ギルドに向かうべきですね」
おい、ゴタロウ。
いきなり冒険者ギルドって。
もっと、普通に観光したかったんだけど。
『ちょっと、壁の向こう側で不穏な空気が流れてるようです』
壁の向こう側?
なにがし帝国だっけ?
『ゴルゴン帝国です。魔物の活性化が確認されてます……というか、暴走も』
へえ、スタンビートってやつか。
『スタンピードです』
細かいやつだ。
それって、特定の魔物なの?
『ジャイアントを主軸にした、多種多様な魔物の集団のようです』
ジャイアントってことは、巨人か。
あれって、魔物扱いなのか。
取り合えずゴタロウの話では、ジャイアントとサイクロプスをメインに、動物系の魔物も合わさった集団暴走状態らしい。
すでに、2つの町と数え切れない村や集落が被害にあってると。
そんな情報、こっちに入ってきてないんじゃないかなと聞いたら、自国の恥を他国にわざわざ報告しないでしょうと言われた。
いやいや、自国でどうにかならなかったり、外の国に被害が出ることを考えたら、早急に連絡するべきでは?
と思ったけど、国同士で密接な関係が築き上げてられなかったら、そうとは限らないらしい。
現に、ビスマルク王国に話はきてないが、帝国を挟んで南側にあるジャンバラヤ王国には連絡済らしい。
国交って大事だなと思える話だった。
てか、それってかなりヤバいんじゃないか?
ヤバいから、これからこっちも混乱になるだろう?
そうか……
すでにシノビゴブリンが、この町の冒険者ギルドに報告済?
でもって、ギルドでも裏を取っているところと。
そんなに早く、裏って取れるものなのか?
この町の場合は、出来るらしい。
聞けば応えてくれる情報屋が、あちこちにいるらしい。
それこそ、壁の向こうの情報も。
というか、情報や同士で自国の情報を売りあってるとか。
なるほどねぇ……それって、スパイじゃないの?
個人でやってる分には、問題ない?
問題あるでしょ。
大丈夫……暗黙の了解だから?
国としては情報を提供できくても、個人なら問題ない?
そういうものなのかな?
そういった情報屋のいくつかは、国からもお金をもらっていると。
なるほど……面子にこだわってたら、取り返しのつかないことになる場合もあるしね。
今回のスタンピードはまだ始まったばかりで、国境からは離れているらしい。
が、ちょっと特殊な状況らしく、もし抑えきれなかったらここに来る可能性もないことはないと。
今のところ、可能性は限りなく低いらしいが。
そうなったときに、向こうが言わなくてもこっちが情報を掴んでいたら、ビスマルク王国側から援助の提案をすることは出来るだろうな。
そうすれば、共同戦線は張れると。
いや、帝国も大きな被害が予想されるなら、さっさとこっちに言えばいいのに。
向こうから要請があった場合と、こっちから提案した場合では謝礼に大きな差が出ると。
今回は、ビスマルク王国側にも被害が出る可能性があるから、ゴルゴン帝国内で押しとどめるためにも、かなり良心的な条件で援助するかもしれないと。
ただ、相手から先に要求が来たら、足元見るかもしれないか。
しかし、定番中の定番だな。
『スタンピードなんて、異常事態ですよ。定番って、主はどんな危険なところに住んでたんですか?』
ちょっと、誤解されてしまった。
この手の話だと、結構な頻度で出てくる事故みたいなもんだと思ってたが。
そうじゃないようだ。
0
お気に入りに追加
36
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる