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第1章:剣と少年
閑話4:ゴブリンの町
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「いやあ、だいぶ栄えましたね」
『まあ、そろそろ貨幣経済に手を出してもいいかもしれんな』
綺麗に区画整理された通りを歩きながらひとりごちると、腰につけた剣から返事が。
ゴブリンが貨幣経済とか……
一応、商店っぽい通りもあるが。
実質は、倉庫と管理人みたいなもの。
食材別に棚に並べて、その建物に2~3人の管理人を置いている。
利用者は、欲しいものを貰っていく形。
現状仕事に手を抜くものがいないから、それでも成り立ってるけど。
サボってても、ご飯が食べられるならサボるゴブリンとか出てこないかな?
『よくも悪くも群れの維持拡大に真面目な種族だからな。そういったことはしないだろう』
現在貢献と施しが見合ってないものは、この町では3名……
地竜のランドールと、僕と、ゴブフィーナくらいかな?
いや、ランドールは血を提供してくれたし。
なによりも、いるだけで人や他の魔物に対する牽制になる。
納得いかないのはゴブフィーナ。
まあ、僕の身の回りの世話をしてくれてはいるのだけども。
基本は、僕の傍にいてこっちをチラチラ見てるだけ。
最初はちょっと目の大きな、団子鼻のぶちゃいくなゴブリンだったけど。
今じゃ、通りを歩けば人間でも振り返るほどの美少女に。
そして、僕のどストライクの容姿。
何故か、肌も肌色だし。
肌が肌色って字面が馬鹿っぽいけど、それ以外に言葉を知らない。
僕と似た肌色というか、やや白い。
サラサラの金髪を後ろで一本に結って、うっすらと化粧している。
これでも種族はゴブリンロード。
これの居る群れに襲われたら、小規模の町くらいなら滅んじゃうくらいの脅威度。
そのゴブリンロードがあちらこちらに居る。
うーん……
ランドールのせいというか、ランドールのお陰というか。
惜しむらくは、戦闘特化の職業についているのが少ないことかな?
ある意味、人間にとってはよかったかもしれない。
ゴブリンロード以外にも、ゴブリンエンペラーやゴブリンキング、ゴブリンノブレスなどなど上位種のゴブリンが居たり。
あとホブゴブリンの上の、ハイゴブリンやネオゴブリン、エルダーゴブリンなんてのもいる。
エルダーゴブリン……通常のゴブリンの寿命30年から50年に対し、その倍以上を生きたゴブリンが至れる極地。
その倍以上生きて、なお種族進化条件を満たさないといけない。
そこで初めてホブゴブリンではなく、エルダーゴブリンに至れる。
目の前の若々しいグラマラスな女性ゴブリン。
ゴブザベスさん。
彼女は御年100歳だ。
そこまで生きただけでもヤバイのに、そこにランドールの血なんか飲んだものだから。
一気に若返って、今じゃ美魔女……
うーん、年齢を知らなければ頬を染めてしまいそうな……
「ゴブノ……わたしゃ、お昼をまだ食べておらんのだが」
「やだよおばあちゃん、さっき食べたじゃない」
「そうだっけのう?」
うーん……
中身は進化しないのかな?
『今のは笑うところだぞ?』
「えっ?」
どうやら、僕が前を通りかかったときにわざとそんな小芝居をしたと……
なんで?
『うーん、俺のいたところじゃ鉄板だったんだけどな……若返ってるから、シュールな笑いを期待したのだが』
鈴木さんの入れ知恵だった。
本気で心配した僕を見て、ゴブザベスさんとゴブノさんが真っ赤な顔を両手で覆って恥ずかしがってる。
ちょっとほっこり。
そんな僕の頬の横を何かが凄い速さで通り抜け、耳の後ろあたりでドンという音がする。
「私だけを見ろよ!」
近い近い!
正面を見たら、ゴブフィーナが僕の頬の横に手を付きだして、壁と彼女の間に閉じ込められてしまった。
なんだろう?
何がしたいのか分からないけど、ちょっと怖かった。
そのまま見つめあう。
彼女の迫力に、頬を冷や汗が伝うのを感じる。
そして、彼女が目を閉じる。
「うーん」
「ちょっと、何してるの!」
いきなり口を突き出して迫ってきた彼女を横にどけ……なんて力だ。
仕方ないので腕の下をくぐって、反対側に移動。
「いけずです」
横を向いて頬を膨らませているゴブフィーナを無視して、歩き始める。
もはや、集落ではなく町とかしたゴブリンの巣。
木造住宅だけじゃなく、石材を使った建物もあちらこちらに。
教会なんてのも建てられているけど、ゴブリンプリーストを筆頭にゴブリンパラディンまでいる。
ただ、ゴブリンコンマンは何か違う気が……
布教の成果はかなり高いらしい。
信仰しているのは、よく分からないゴブリンの神様。
ちょっとゴブザベスさんに似てる。
彼女はすでに普通に、自分の仕事をしている。
長老たちとの寄り合い。
エルダーゴブリンに進化した彼女の寿命は、1000年まで伸びたらしい。
ゆえに、この町のゴブリンの記憶、歴史、伝統を覚えて後世に伝える役割。
生き字引になるつもりとか。
「あと、何回結婚できるかな?」
そんなことを鼻歌混じりに言ってるゴブザベスさんに、ちょっとげんなりしつつ先へ進む。
宝物殿の前を通り過ぎる。
普通の食料品や素材は、誰でも交換できる。
でもここにあるものは、それなりの功績と引き換え。
ちなみに、ランドールの家でもある。
流石にランドールの護る倉庫から物を盗ろうなんて輩は居ない。
いないけど、もともと鈴木さんの配下になったゴブリンたちはモラルが高い。
だから、門番なんかいらないんだけどね。
「来たか」
「うん、何の用?」
ここに来たのは、ランドールに呼ばれたから。
「用がないと、呼んだらダメなのか?」
「えっ? ダメでしょう……」
「そうなのか?」
何故、そこで驚くかが分からない。
分からないけど、用も無いのに呼んだ理由の方がもっと分からない。
結局2~3言、会話して一緒に町を歩いて回る。
大工なゴブリンたちは、相変わらず忙しそうに建物を建てているが。
あちらこちらから、ゴブリンがここに集まってきているので家が足りないのだ。
「しかし、本当に感心するな」
「えっ?」
「いや、愚かなゴブリン共がここまで知恵ある生物に進化するとは」
ああ。
僕も、ゴブリンたちがこんなに親しみやすいとは思わなかった。
見た目も進化に伴って、人に近い姿になっているのはとても嬉しい。
嬉しいけど、その理由が僕のためだったのは少し泣けた。
少しでも、僕に近い姿になりたいという願望。
ランドールが言ってた。
進化の際に強く願ったこと、その思いが強ければ進化に大きな影響を与えると。
その話を聞いて横でニヨニヨしてるゴブフィーナを見る。
凄く誇らしげに、頬を染めている。
純粋に嬉しいけどね。
でも、実はあまりグイグイくる女性は……
それに、人間不信が直ってないから、もう少しゴブリンに寄った方が危なかったかも。
言わないけど。
流石に、ショックを受けるだろうことは僕でも分かる。
でも……じゃあ、色々な職業についてるゴブリンたちは、その職業になりたいと強く願ったのかな?
ゴブリンマッドサイエンティストとか……
マッドサイエンティストが何か、さっぱり分からない。
分からないけど、分からない職業はあらかた鈴木さんの入れ知恵だった。
語り口調が上手いのか。
魅力的に鈴木さんしか知らない職業を、どんな仕事をするのかを交えながら説明。
それぞれが色んな職業を夢みて、結果色んな職種の凄いゴブリン達の集まりになった。
ただ、意味が分からないのがゴブリンソルジャー。
普通のソルジャーじゃなさそう。
なんか、やけにクールで強そう。
「クラスは1stだ」
ちょっと、何言ってるか分からない。
確かクラスは、ゴブリンエンペラーだったと思うんだけど。
うーん……
他にはゴブリン四天王とかってのも居たり。
10人。
大人気。
全員ゴブリンキングかと思いきや、ゴブリンロードが1体混じってる。
一番強いはずなのに、一番肩身狭そう。
可哀そう。
ゴブリンスミスのお陰で、鈴木さんの鞘も完成したし。
少しだけ、僕もかっこがついた気が。
「気が付いたら、町の外なんだけど」
「ああ、鈴木にお前を鍛えろって言われてな」
外に出た瞬間に、ランドールに襟を咥えられる。
そしてそのまま上空に。
「えーっと……怖いんだけど?」
「ちょっと、森の奥に行ってみよう!」
「え?」
「割と、強い魔物がいるはずだ」
意味が分からない。
分からないけど、僕からすればランドールが一番強くて怖い魔物だ。
そう言ったら、嬉しそうに笑った。
大口を開けて……
うん、普通に落っこちたよ。
すぐに助けに来てくれたからよかったけど。
凄く慌てた必死の表情が、物凄く怖かったとだけ。
『まあ、そろそろ貨幣経済に手を出してもいいかもしれんな』
綺麗に区画整理された通りを歩きながらひとりごちると、腰につけた剣から返事が。
ゴブリンが貨幣経済とか……
一応、商店っぽい通りもあるが。
実質は、倉庫と管理人みたいなもの。
食材別に棚に並べて、その建物に2~3人の管理人を置いている。
利用者は、欲しいものを貰っていく形。
現状仕事に手を抜くものがいないから、それでも成り立ってるけど。
サボってても、ご飯が食べられるならサボるゴブリンとか出てこないかな?
『よくも悪くも群れの維持拡大に真面目な種族だからな。そういったことはしないだろう』
現在貢献と施しが見合ってないものは、この町では3名……
地竜のランドールと、僕と、ゴブフィーナくらいかな?
いや、ランドールは血を提供してくれたし。
なによりも、いるだけで人や他の魔物に対する牽制になる。
納得いかないのはゴブフィーナ。
まあ、僕の身の回りの世話をしてくれてはいるのだけども。
基本は、僕の傍にいてこっちをチラチラ見てるだけ。
最初はちょっと目の大きな、団子鼻のぶちゃいくなゴブリンだったけど。
今じゃ、通りを歩けば人間でも振り返るほどの美少女に。
そして、僕のどストライクの容姿。
何故か、肌も肌色だし。
肌が肌色って字面が馬鹿っぽいけど、それ以外に言葉を知らない。
僕と似た肌色というか、やや白い。
サラサラの金髪を後ろで一本に結って、うっすらと化粧している。
これでも種族はゴブリンロード。
これの居る群れに襲われたら、小規模の町くらいなら滅んじゃうくらいの脅威度。
そのゴブリンロードがあちらこちらに居る。
うーん……
ランドールのせいというか、ランドールのお陰というか。
惜しむらくは、戦闘特化の職業についているのが少ないことかな?
ある意味、人間にとってはよかったかもしれない。
ゴブリンロード以外にも、ゴブリンエンペラーやゴブリンキング、ゴブリンノブレスなどなど上位種のゴブリンが居たり。
あとホブゴブリンの上の、ハイゴブリンやネオゴブリン、エルダーゴブリンなんてのもいる。
エルダーゴブリン……通常のゴブリンの寿命30年から50年に対し、その倍以上を生きたゴブリンが至れる極地。
その倍以上生きて、なお種族進化条件を満たさないといけない。
そこで初めてホブゴブリンではなく、エルダーゴブリンに至れる。
目の前の若々しいグラマラスな女性ゴブリン。
ゴブザベスさん。
彼女は御年100歳だ。
そこまで生きただけでもヤバイのに、そこにランドールの血なんか飲んだものだから。
一気に若返って、今じゃ美魔女……
うーん、年齢を知らなければ頬を染めてしまいそうな……
「ゴブノ……わたしゃ、お昼をまだ食べておらんのだが」
「やだよおばあちゃん、さっき食べたじゃない」
「そうだっけのう?」
うーん……
中身は進化しないのかな?
『今のは笑うところだぞ?』
「えっ?」
どうやら、僕が前を通りかかったときにわざとそんな小芝居をしたと……
なんで?
『うーん、俺のいたところじゃ鉄板だったんだけどな……若返ってるから、シュールな笑いを期待したのだが』
鈴木さんの入れ知恵だった。
本気で心配した僕を見て、ゴブザベスさんとゴブノさんが真っ赤な顔を両手で覆って恥ずかしがってる。
ちょっとほっこり。
そんな僕の頬の横を何かが凄い速さで通り抜け、耳の後ろあたりでドンという音がする。
「私だけを見ろよ!」
近い近い!
正面を見たら、ゴブフィーナが僕の頬の横に手を付きだして、壁と彼女の間に閉じ込められてしまった。
なんだろう?
何がしたいのか分からないけど、ちょっと怖かった。
そのまま見つめあう。
彼女の迫力に、頬を冷や汗が伝うのを感じる。
そして、彼女が目を閉じる。
「うーん」
「ちょっと、何してるの!」
いきなり口を突き出して迫ってきた彼女を横にどけ……なんて力だ。
仕方ないので腕の下をくぐって、反対側に移動。
「いけずです」
横を向いて頬を膨らませているゴブフィーナを無視して、歩き始める。
もはや、集落ではなく町とかしたゴブリンの巣。
木造住宅だけじゃなく、石材を使った建物もあちらこちらに。
教会なんてのも建てられているけど、ゴブリンプリーストを筆頭にゴブリンパラディンまでいる。
ただ、ゴブリンコンマンは何か違う気が……
布教の成果はかなり高いらしい。
信仰しているのは、よく分からないゴブリンの神様。
ちょっとゴブザベスさんに似てる。
彼女はすでに普通に、自分の仕事をしている。
長老たちとの寄り合い。
エルダーゴブリンに進化した彼女の寿命は、1000年まで伸びたらしい。
ゆえに、この町のゴブリンの記憶、歴史、伝統を覚えて後世に伝える役割。
生き字引になるつもりとか。
「あと、何回結婚できるかな?」
そんなことを鼻歌混じりに言ってるゴブザベスさんに、ちょっとげんなりしつつ先へ進む。
宝物殿の前を通り過ぎる。
普通の食料品や素材は、誰でも交換できる。
でもここにあるものは、それなりの功績と引き換え。
ちなみに、ランドールの家でもある。
流石にランドールの護る倉庫から物を盗ろうなんて輩は居ない。
いないけど、もともと鈴木さんの配下になったゴブリンたちはモラルが高い。
だから、門番なんかいらないんだけどね。
「来たか」
「うん、何の用?」
ここに来たのは、ランドールに呼ばれたから。
「用がないと、呼んだらダメなのか?」
「えっ? ダメでしょう……」
「そうなのか?」
何故、そこで驚くかが分からない。
分からないけど、用も無いのに呼んだ理由の方がもっと分からない。
結局2~3言、会話して一緒に町を歩いて回る。
大工なゴブリンたちは、相変わらず忙しそうに建物を建てているが。
あちらこちらから、ゴブリンがここに集まってきているので家が足りないのだ。
「しかし、本当に感心するな」
「えっ?」
「いや、愚かなゴブリン共がここまで知恵ある生物に進化するとは」
ああ。
僕も、ゴブリンたちがこんなに親しみやすいとは思わなかった。
見た目も進化に伴って、人に近い姿になっているのはとても嬉しい。
嬉しいけど、その理由が僕のためだったのは少し泣けた。
少しでも、僕に近い姿になりたいという願望。
ランドールが言ってた。
進化の際に強く願ったこと、その思いが強ければ進化に大きな影響を与えると。
その話を聞いて横でニヨニヨしてるゴブフィーナを見る。
凄く誇らしげに、頬を染めている。
純粋に嬉しいけどね。
でも、実はあまりグイグイくる女性は……
それに、人間不信が直ってないから、もう少しゴブリンに寄った方が危なかったかも。
言わないけど。
流石に、ショックを受けるだろうことは僕でも分かる。
でも……じゃあ、色々な職業についてるゴブリンたちは、その職業になりたいと強く願ったのかな?
ゴブリンマッドサイエンティストとか……
マッドサイエンティストが何か、さっぱり分からない。
分からないけど、分からない職業はあらかた鈴木さんの入れ知恵だった。
語り口調が上手いのか。
魅力的に鈴木さんしか知らない職業を、どんな仕事をするのかを交えながら説明。
それぞれが色んな職業を夢みて、結果色んな職種の凄いゴブリン達の集まりになった。
ただ、意味が分からないのがゴブリンソルジャー。
普通のソルジャーじゃなさそう。
なんか、やけにクールで強そう。
「クラスは1stだ」
ちょっと、何言ってるか分からない。
確かクラスは、ゴブリンエンペラーだったと思うんだけど。
うーん……
他にはゴブリン四天王とかってのも居たり。
10人。
大人気。
全員ゴブリンキングかと思いきや、ゴブリンロードが1体混じってる。
一番強いはずなのに、一番肩身狭そう。
可哀そう。
ゴブリンスミスのお陰で、鈴木さんの鞘も完成したし。
少しだけ、僕もかっこがついた気が。
「気が付いたら、町の外なんだけど」
「ああ、鈴木にお前を鍛えろって言われてな」
外に出た瞬間に、ランドールに襟を咥えられる。
そしてそのまま上空に。
「えーっと……怖いんだけど?」
「ちょっと、森の奥に行ってみよう!」
「え?」
「割と、強い魔物がいるはずだ」
意味が分からない。
分からないけど、僕からすればランドールが一番強くて怖い魔物だ。
そう言ったら、嬉しそうに笑った。
大口を開けて……
うん、普通に落っこちたよ。
すぐに助けに来てくれたからよかったけど。
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