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第1章:赴任
第66話:冬のイベント
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「メリークリスマス!」
ジャッキーさんが、またまたファンキーな格好で突如現れた。
白い髭をつけて、ボンボンのついた赤い帽子をかぶった黒い狼。
色々と目が痛い色調だが、意図は分かる。
分かるけど、いきなりその恰好で来るのはどうかと思う。
「えっと……」
「ああ、何度かお会いしてると思いますが、私の上司のジャッキーさんです」
「はあ……」
俺の前に座るランスロットさんが、困った顔で笑っている。
どういう心境か測りかねる部分はある。
この村の管理者である俺と、真面目な会議の真っ最中。
そこに突如現れた、ご機嫌な狼。
それがまさかの、俺の上司。
現在、ランスロットさんは一応自称俺の部下になっているから。
俺より上の立場のジャッキーさんに対して、自分の立ち位置で困ってしまったのだろう。
あまり助け舟になりそうもないが、お互いに紹介する。
「ゴブリンを排除しない人間なら、歓迎ですよ」
「ありがとうございます」
馴れ馴れしいジャッキーさんに対して、たどたどしくランスロットさんが返している。
「いま、割と込み入ったな話の最中なんですけど」
「そうなんですか? そんなことより、クリスマスくらいは休んでパーッと盛り上がりましょう!」
……伝わらないのかな?
「いま、仕事中なのですが」
「では、今から休暇にします! 上司命令です!」
もしかして、酔ってるのかな?
いや、アルコールの匂いはしないけど。
「では、続きはまた改めて」
ランスロットさんが話を切り上げて、席を立とうとする。
そのランスロットさんの肩に、ジャッキーさんが前足を乗せる。
「これから、パーティをするので是非参加してください」
いや、何を勝手に。
というか、クリスマスになんでわざわざ。
しかも、こっちの世界はすでに冬も終わりに近づいているというのに。
そう、じき春が来る兆しが見えてきたらしい。
それで、ランスロットさんが俺のところに来た。
ミレーネが戻ってくるという報告と、彼女の今後の立場に関する相談の為。
この世界は新年は夏の始まりに来るらしいので、今は年末でもないので王城内の人事も動くことが無い。
だから、ミレーネの後任となる騎士団の隊長の選出に、手間取っているらしい。
大隊長の役職をもっていたらしいので、そこそこの家柄と実力が問われているらしいが。
後任となりそうな人材は……窓から村を見る。
薪割をしている人間の騎士たちが数人。
彼らの中にいるらしい。
だから、ミレーネが来たら、それと引き換えに誰か戻さないといけないらしい。
その人材の選出の相談がメイン。
全員、それなりにこの村に馴染んできている。
そう、元々帰還する人選を、押し付け合うくらいにはこの村を気に入っている人たち。
残念姫様の身代わりに、人身御供として誰かを選ぶのが忍びないらしい。
返さないとだめなのかな?
だめらしい。
「せっかくのクリスマスに、こっちに来てて良いんですか? 一緒に過ごす女性とか、いないんですか?」
「グハッ!」
俺の言葉に、ジャッキーさんが胸を押さえてヨロヨロと後ずさりを始める。
いやいや、狼の心臓ってそこ?
脇腹あたりだと思ってたけど。
「な……なかなか、言いますね」
しかし、彼が持ってきたクリスマスグッズの数々を見ると、結局受け入れてしまうことになると諦める。
どうせ受け入れるなら、快く受けた方がお互いのためだろう。
「まあ、良いですよ。で今日があっちだと、クリスマスなんですか?」
「いえ、今日はイブですよ」
そうなんだ。
日にちの感覚が完全にくるっているけど、まあそれは置いておこう。
将来的には、ある程度過去に遡って返してくれるみたいだし。
「部長、はりきりすぎですよ! 置いてかないでくださいよ」
と思ったら、一人の女性が。
スーツ姿の、メガネの別嬪さん。
なんだ、一緒にいてくれる女性いるじゃないか。
「パルメ君が、遅いから」
「いや、待ち合わせまで、まだ1時間以上ありますよ?」
とりあえず、そちらの女性は?
「えっと、曾祖父の義兄の曾孫の娘さんですよ」
なんだ、親戚だったのか。
納得。
いや、曾祖父の義兄?
曾祖父の義兄って、血がつながってない方のかな?
じゃあ、他人かな?
「冬といえば、おでんですよね?」
「正解!」
やっぱり、そっちのお兄さんの方か。
色々と複雑な人間関係だから、敢えて触れないでおこう。
当人たちは、からっとしてるのかもしれないけど。
「ところで、北欧神話の人達が、クリスマスとか祝っていいんですか?」
「楽しかったら、なんでもいいんですよ。それに、私たちにはそんな古い事は、関係ないことですし」
そういうものらしい。
「神無月には、たまに出雲さんに曾祖父に連れられてお邪魔させてもらってましたよ!」
意外と、神様同士の交流もあるのかもしれない。
しかし、ジャッキーさんが少し不満そう。
「せっかく、パルメが来る前にクリスマスの飾りつけをしようと思っていたのに」
いや、ここ俺の家だけど。
勝手に、人の家をデコレーションする気だったのか。
「勝手にではないですよ? 一緒にですよ?」
いや、そういうのって事前にアポとかとってくれないんですか?
くれないんですね。
というか、なんでこっちが仕事してるのに、そういう悪い誘惑ばかりしてくるんでしょうか?
「福利厚生です」
ちょっと、違うというか。
それはホワイトじゃなくて、緩い会社ってだけで。
色々と、不安ではあるけど。
「究極の隙間産業をついた会社なので、経営がザルでも成り立ちますよ」
でしょうね。
神が主導して、世界のバランス調整する会社ですからね。
なんか、お布施とかも利益に計上したら、凄いことになってそうですしね。
「まあ、それよりも早速、飾りつけを」
「お邪魔のようですので、私はこれで」
怒涛の展開にフリーズ状態だったランスロットさんが、ようやく発した言葉がこれ。
逃げる気満々。
というか、まずクリスマスという概念も無いだろうし。
やっぱり、黒い狼に捕まっていた。
肩に手を置かれただけで、動けなくなるくらいの圧を感じるらしい。
知ってる?
それって、パワハラっていうんですよ?
ジャッキーさんが、またまたファンキーな格好で突如現れた。
白い髭をつけて、ボンボンのついた赤い帽子をかぶった黒い狼。
色々と目が痛い色調だが、意図は分かる。
分かるけど、いきなりその恰好で来るのはどうかと思う。
「えっと……」
「ああ、何度かお会いしてると思いますが、私の上司のジャッキーさんです」
「はあ……」
俺の前に座るランスロットさんが、困った顔で笑っている。
どういう心境か測りかねる部分はある。
この村の管理者である俺と、真面目な会議の真っ最中。
そこに突如現れた、ご機嫌な狼。
それがまさかの、俺の上司。
現在、ランスロットさんは一応自称俺の部下になっているから。
俺より上の立場のジャッキーさんに対して、自分の立ち位置で困ってしまったのだろう。
あまり助け舟になりそうもないが、お互いに紹介する。
「ゴブリンを排除しない人間なら、歓迎ですよ」
「ありがとうございます」
馴れ馴れしいジャッキーさんに対して、たどたどしくランスロットさんが返している。
「いま、割と込み入ったな話の最中なんですけど」
「そうなんですか? そんなことより、クリスマスくらいは休んでパーッと盛り上がりましょう!」
……伝わらないのかな?
「いま、仕事中なのですが」
「では、今から休暇にします! 上司命令です!」
もしかして、酔ってるのかな?
いや、アルコールの匂いはしないけど。
「では、続きはまた改めて」
ランスロットさんが話を切り上げて、席を立とうとする。
そのランスロットさんの肩に、ジャッキーさんが前足を乗せる。
「これから、パーティをするので是非参加してください」
いや、何を勝手に。
というか、クリスマスになんでわざわざ。
しかも、こっちの世界はすでに冬も終わりに近づいているというのに。
そう、じき春が来る兆しが見えてきたらしい。
それで、ランスロットさんが俺のところに来た。
ミレーネが戻ってくるという報告と、彼女の今後の立場に関する相談の為。
この世界は新年は夏の始まりに来るらしいので、今は年末でもないので王城内の人事も動くことが無い。
だから、ミレーネの後任となる騎士団の隊長の選出に、手間取っているらしい。
大隊長の役職をもっていたらしいので、そこそこの家柄と実力が問われているらしいが。
後任となりそうな人材は……窓から村を見る。
薪割をしている人間の騎士たちが数人。
彼らの中にいるらしい。
だから、ミレーネが来たら、それと引き換えに誰か戻さないといけないらしい。
その人材の選出の相談がメイン。
全員、それなりにこの村に馴染んできている。
そう、元々帰還する人選を、押し付け合うくらいにはこの村を気に入っている人たち。
残念姫様の身代わりに、人身御供として誰かを選ぶのが忍びないらしい。
返さないとだめなのかな?
だめらしい。
「せっかくのクリスマスに、こっちに来てて良いんですか? 一緒に過ごす女性とか、いないんですか?」
「グハッ!」
俺の言葉に、ジャッキーさんが胸を押さえてヨロヨロと後ずさりを始める。
いやいや、狼の心臓ってそこ?
脇腹あたりだと思ってたけど。
「な……なかなか、言いますね」
しかし、彼が持ってきたクリスマスグッズの数々を見ると、結局受け入れてしまうことになると諦める。
どうせ受け入れるなら、快く受けた方がお互いのためだろう。
「まあ、良いですよ。で今日があっちだと、クリスマスなんですか?」
「いえ、今日はイブですよ」
そうなんだ。
日にちの感覚が完全にくるっているけど、まあそれは置いておこう。
将来的には、ある程度過去に遡って返してくれるみたいだし。
「部長、はりきりすぎですよ! 置いてかないでくださいよ」
と思ったら、一人の女性が。
スーツ姿の、メガネの別嬪さん。
なんだ、一緒にいてくれる女性いるじゃないか。
「パルメ君が、遅いから」
「いや、待ち合わせまで、まだ1時間以上ありますよ?」
とりあえず、そちらの女性は?
「えっと、曾祖父の義兄の曾孫の娘さんですよ」
なんだ、親戚だったのか。
納得。
いや、曾祖父の義兄?
曾祖父の義兄って、血がつながってない方のかな?
じゃあ、他人かな?
「冬といえば、おでんですよね?」
「正解!」
やっぱり、そっちのお兄さんの方か。
色々と複雑な人間関係だから、敢えて触れないでおこう。
当人たちは、からっとしてるのかもしれないけど。
「ところで、北欧神話の人達が、クリスマスとか祝っていいんですか?」
「楽しかったら、なんでもいいんですよ。それに、私たちにはそんな古い事は、関係ないことですし」
そういうものらしい。
「神無月には、たまに出雲さんに曾祖父に連れられてお邪魔させてもらってましたよ!」
意外と、神様同士の交流もあるのかもしれない。
しかし、ジャッキーさんが少し不満そう。
「せっかく、パルメが来る前にクリスマスの飾りつけをしようと思っていたのに」
いや、ここ俺の家だけど。
勝手に、人の家をデコレーションする気だったのか。
「勝手にではないですよ? 一緒にですよ?」
いや、そういうのって事前にアポとかとってくれないんですか?
くれないんですね。
というか、なんでこっちが仕事してるのに、そういう悪い誘惑ばかりしてくるんでしょうか?
「福利厚生です」
ちょっと、違うというか。
それはホワイトじゃなくて、緩い会社ってだけで。
色々と、不安ではあるけど。
「究極の隙間産業をついた会社なので、経営がザルでも成り立ちますよ」
でしょうね。
神が主導して、世界のバランス調整する会社ですからね。
なんか、お布施とかも利益に計上したら、凄いことになってそうですしね。
「まあ、それよりも早速、飾りつけを」
「お邪魔のようですので、私はこれで」
怒涛の展開にフリーズ状態だったランスロットさんが、ようやく発した言葉がこれ。
逃げる気満々。
というか、まずクリスマスという概念も無いだろうし。
やっぱり、黒い狼に捕まっていた。
肩に手を置かれただけで、動けなくなるくらいの圧を感じるらしい。
知ってる?
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