49 / 77
第1章:赴任
第43話:ミレーネ無双
しおりを挟む
「避けるな! 弾くな! 防ぐな!」
ミレーネが叫びながら、石をランスロットに次々と投げている。
そして、続々とゴブリン達がバハムルの部隊の人を連れて帰還。
連れてこられた人たちは、ミレーネの剣幕を見てビクッとなってるけど。
まあ、仕方ないよね。
あれだけ好き勝手言ってたら。
「まさか、ゴブリンの集落に捕らえられて一ヶ月も無事だなんて、思いもよらなくて」
「言いたいことは、それだけか!」
ランスロットが必死に石を防ぎながら、言い訳してるけど。
ミレーネの怒りが収まる様子はない。
むしろ酷くなってる気がする。
「悪いと思うなら、一発くらいまともに受けてみろ」
ああ、当たらないから余計に腹が立つのね。
うんうん、分かる分かる。
捕虜にハッピーマッシュを食わせようとしているキノコマルを見て、頷く。
「なんすか? なんか悲しそうな顔してるから、幸せにしてあげようと思っただけっすよ」
そのやり方は、よくないと思うぞー。
「お兄様も、お兄様です!」
あっ、怒りの矛先がバハムルに向かった。
バハムルが、ビクッとなってるけど。
「い……妹よ! 無事でよかった!」
「その言葉、最初に声を掛けた時に聞きたかったですわね」
恐る恐る声をだしたバハムルに向かって、ミレーネが石を投げる。
「痛い! 痛いではないか妹よ! やめるのだ」
こっちは、結構な数の石に被弾している。
少しだけ、ミレーネの怒りが和らいでいる。
「おそらく、これで全員です」
そして、ゲソチが並べられた騎士たちを前に、俺に声を掛けてきた。
うーん、これだけの人員を預かるような場所はないし。
「俺たち殺されるのかな?」
「というか、ゴブリンのくせに異常に強すぎだろ」
「そもそも、こいつらゴブリンなのか?」
何やら、コソコソと話しているけど。
とりあえずバハムルとランスロットがいれば問題ない気がする。
他にも貴族の身内とかいる?
結構な数いるみたいだ。
流石に多すぎてもあれなので、人質として価値がありそうな人を数人一緒に預かる。
「とりあえずこっちで話し合いするから、外で野営でもして待ってて。持ってきてる?」
「な……何をですか?」
「いや、テントとかの野営セット」
「い、一応は」
じゃあ、それで。
なければ、土魔法でと思ったけど。
「た……ただ、食料にそこまでの余裕は」
そうなのか。
じゃあ、それは多少こっちで提供しよう。
うん、ジャッキーさんに大量の菓子パンとかお菓子を買ってきてもらったのが、ビルの空き部屋に突っ込んであるし。
一応、非常食として日持ちするものも、大量に置いてあるし。
一部、腐敗防止と状態保持の魔法を掛けたうえで、冷凍やら冷蔵で保管してあるし。
「こ……これは」
「このような、入れ物を見たことが無い」
「これは、袋なのか?」
ビニールにかなり驚いているけど、ゴブリンが開け方を教えている。
いちおう、見張りとしてゴブエモン達を、騎士たちの野営地の周囲においておく。
連絡係としても。
何かあったらゴブエモンに言うようにと、外に出す騎士の代表に伝える。
さて……と。
「ミレーネ、もういいか?」
「まだだサトウ! まだ、足りない! まさか、兄上まで私が分からなかったなんて」
「だって、ランスロットが「だっても、へちまもない!」」
いや、その言葉はこっちの世界じゃ通じないんじゃないかな?
アスマさんと一緒に映像を見たり、勉強して日本の本とかも読み始めてたもんね。
***
場所を移して、俺の家のリビングに。
迎賓館ぜんぜん使ってないけど。
まあ、俺が落ち着くからこっちで良いんだけどね。
ただ、汚いから浄化と洗浄の魔法を掛けたうえで、先に風呂に入ってさっぱりしてもらってきた。
着替えもこっちで、準備したもの。
風呂に向かう途中で、リビングで本を読んでいたアスマさんを見て2人の頬がひくついていた。
「こ……これは」
「ただのリッチではないですぞ! いや、なんといいますか」
そうだよね。
ソファに寝転がって、本を読んでるからね。
ただのリッチなら、ダンジョン内の岩肌むき出しの書斎で本とか読んでるイメージだし。
「ん? 客か?」
「ああ、ミレーネの身内」
「そうか」
それだけ言って、また本の続きを。
真剣な眼差しだけど、漫画だ。
キリのいいところまでと言って、迎撃戦に参加してくれなかったわけだが。
「なんだ?」
「いや、別に」
「わしがおらずとも、問題はあるまい」
「いや、そうなんだけどさ……なんか釈然としないというか。そうだ! アスマさん、その漫画の結末だけど「わー---! 言うな! 絶対に言うなよ!」」
なんかモヤっとしたから、ネタバレしようとしたら凄い慌てて耳を塞いでいた。
耳無いけど。
抑えている場所に、穴が空いてたのは見た。
そうか、あそこから音が聞こえているのかな?
そうは思えないが。
「つい、人間だったころの癖じゃ! 聞こえるから、言うなよ! 頼むから言わないでくれ!」
本気で懇願してくる様子を見て、毒気が抜かれてしまった。
仕方ない。
「一応、ギリお客さんだから、あんまりだらしない格好でいないでね」
「うむ、分かった」
そう言って、椅子に座りなおす骸骨を見て頷く。
「ア……アスマ?」
「聞き間違いでなければ……」
「国滅の……」
ただの居候のおじいちゃんだから。
いいから、君たちはさっさとお風呂を済ませて来て。
「は……はい」
「わ、分かった」
流石に、この状況で逆らうわけにもいかなかったようだ。
素直に従ってくれた。
いや、普通にお風呂に入りたかっただけかな?
まあ、ここまで水浴びもできずに、何日もかけて来てるっぽいし。
今回はあまり湯船のお湯が汚れなかった。
先に、洗浄の魔法を掛けたからかな?
次から、外から来た人には先に魔法を掛けるようにしよう。
さっぱりした様子の二人は、どことなく満足げに椅子に座っている。
アスマさんは邪魔だから、出てってもらったけど。
しっかりと、本を手に持って出ていった。
てか、本読むならうちじゃなくてもよくないか?
まあ、いいや。
話し合いをしよう。
「で、何しに来たの?」
「あっ、いや……ミレーネの仇討に」
「私は、まだ死んでません!」
ミレーネはまだ怒っているみたいだ。
バハムルの言葉に対して、腕をつねるという反応で抗議している。
「まさか、生きているだなんて思わなくて」
「姿を見せても、信じてなかったですよね」
「あれは、ランスロットが「人のせいにしない!」」
学習しないのだろうか?
さっきも、同じ言葉を言って怒られていたと思うんだけど。
「サ……サトウ殿で宜しいかな?」
「うん、なに?」
「えっと……サトウ殿は人では?」
「ゴブリンロード(課長)ですよー」
ランスロットが恐る恐る話しかけてきたけど。
なるべく、フレンドリーに返す。
役職を言ったら、凄い変な顔をされたけど。
「ひ……人のようにお見受けできるのですが?」
「まあ、人っちゃ人だけど、ゴブリンロード(課長)ね」
「は……はあ」
納得してない表情。
まあ、そこはどうでもいいけど。
「そ、それと、先ほど、そこにいらっしゃったのは、エルダーリッチのアスマでは?」
「そうだけど?」
「そ……その、ここはアスマの支配する場所なのですか?」
「いや、俺のっていうか、居候のおじいちゃんって説明しなかったっけ?」
俺の言葉に、今度は変な顔をしている。
あっ、横から凄い音が。
見ると、ミレーネが思いっきりグーでバハムルを殴っていた。
何を言ったのだろうか?
「あまりふざけたことを言うと、いくらお兄様とはいえ殴りますよ」
「す……すまん」
何を言ったか聞き逃したけど、もう殴ってるよね?
「いつも、ああなんです」
「そうなんですか」
ランスロットが疲れた表情で、溜息を吐いていた。
ただ、その表情はどこか懐かしい物を見るような、そんな優しい表情でもあったが。
本当に何を言ったんだ? バハムルのやつ。
ミレーネが叫びながら、石をランスロットに次々と投げている。
そして、続々とゴブリン達がバハムルの部隊の人を連れて帰還。
連れてこられた人たちは、ミレーネの剣幕を見てビクッとなってるけど。
まあ、仕方ないよね。
あれだけ好き勝手言ってたら。
「まさか、ゴブリンの集落に捕らえられて一ヶ月も無事だなんて、思いもよらなくて」
「言いたいことは、それだけか!」
ランスロットが必死に石を防ぎながら、言い訳してるけど。
ミレーネの怒りが収まる様子はない。
むしろ酷くなってる気がする。
「悪いと思うなら、一発くらいまともに受けてみろ」
ああ、当たらないから余計に腹が立つのね。
うんうん、分かる分かる。
捕虜にハッピーマッシュを食わせようとしているキノコマルを見て、頷く。
「なんすか? なんか悲しそうな顔してるから、幸せにしてあげようと思っただけっすよ」
そのやり方は、よくないと思うぞー。
「お兄様も、お兄様です!」
あっ、怒りの矛先がバハムルに向かった。
バハムルが、ビクッとなってるけど。
「い……妹よ! 無事でよかった!」
「その言葉、最初に声を掛けた時に聞きたかったですわね」
恐る恐る声をだしたバハムルに向かって、ミレーネが石を投げる。
「痛い! 痛いではないか妹よ! やめるのだ」
こっちは、結構な数の石に被弾している。
少しだけ、ミレーネの怒りが和らいでいる。
「おそらく、これで全員です」
そして、ゲソチが並べられた騎士たちを前に、俺に声を掛けてきた。
うーん、これだけの人員を預かるような場所はないし。
「俺たち殺されるのかな?」
「というか、ゴブリンのくせに異常に強すぎだろ」
「そもそも、こいつらゴブリンなのか?」
何やら、コソコソと話しているけど。
とりあえずバハムルとランスロットがいれば問題ない気がする。
他にも貴族の身内とかいる?
結構な数いるみたいだ。
流石に多すぎてもあれなので、人質として価値がありそうな人を数人一緒に預かる。
「とりあえずこっちで話し合いするから、外で野営でもして待ってて。持ってきてる?」
「な……何をですか?」
「いや、テントとかの野営セット」
「い、一応は」
じゃあ、それで。
なければ、土魔法でと思ったけど。
「た……ただ、食料にそこまでの余裕は」
そうなのか。
じゃあ、それは多少こっちで提供しよう。
うん、ジャッキーさんに大量の菓子パンとかお菓子を買ってきてもらったのが、ビルの空き部屋に突っ込んであるし。
一応、非常食として日持ちするものも、大量に置いてあるし。
一部、腐敗防止と状態保持の魔法を掛けたうえで、冷凍やら冷蔵で保管してあるし。
「こ……これは」
「このような、入れ物を見たことが無い」
「これは、袋なのか?」
ビニールにかなり驚いているけど、ゴブリンが開け方を教えている。
いちおう、見張りとしてゴブエモン達を、騎士たちの野営地の周囲においておく。
連絡係としても。
何かあったらゴブエモンに言うようにと、外に出す騎士の代表に伝える。
さて……と。
「ミレーネ、もういいか?」
「まだだサトウ! まだ、足りない! まさか、兄上まで私が分からなかったなんて」
「だって、ランスロットが「だっても、へちまもない!」」
いや、その言葉はこっちの世界じゃ通じないんじゃないかな?
アスマさんと一緒に映像を見たり、勉強して日本の本とかも読み始めてたもんね。
***
場所を移して、俺の家のリビングに。
迎賓館ぜんぜん使ってないけど。
まあ、俺が落ち着くからこっちで良いんだけどね。
ただ、汚いから浄化と洗浄の魔法を掛けたうえで、先に風呂に入ってさっぱりしてもらってきた。
着替えもこっちで、準備したもの。
風呂に向かう途中で、リビングで本を読んでいたアスマさんを見て2人の頬がひくついていた。
「こ……これは」
「ただのリッチではないですぞ! いや、なんといいますか」
そうだよね。
ソファに寝転がって、本を読んでるからね。
ただのリッチなら、ダンジョン内の岩肌むき出しの書斎で本とか読んでるイメージだし。
「ん? 客か?」
「ああ、ミレーネの身内」
「そうか」
それだけ言って、また本の続きを。
真剣な眼差しだけど、漫画だ。
キリのいいところまでと言って、迎撃戦に参加してくれなかったわけだが。
「なんだ?」
「いや、別に」
「わしがおらずとも、問題はあるまい」
「いや、そうなんだけどさ……なんか釈然としないというか。そうだ! アスマさん、その漫画の結末だけど「わー---! 言うな! 絶対に言うなよ!」」
なんかモヤっとしたから、ネタバレしようとしたら凄い慌てて耳を塞いでいた。
耳無いけど。
抑えている場所に、穴が空いてたのは見た。
そうか、あそこから音が聞こえているのかな?
そうは思えないが。
「つい、人間だったころの癖じゃ! 聞こえるから、言うなよ! 頼むから言わないでくれ!」
本気で懇願してくる様子を見て、毒気が抜かれてしまった。
仕方ない。
「一応、ギリお客さんだから、あんまりだらしない格好でいないでね」
「うむ、分かった」
そう言って、椅子に座りなおす骸骨を見て頷く。
「ア……アスマ?」
「聞き間違いでなければ……」
「国滅の……」
ただの居候のおじいちゃんだから。
いいから、君たちはさっさとお風呂を済ませて来て。
「は……はい」
「わ、分かった」
流石に、この状況で逆らうわけにもいかなかったようだ。
素直に従ってくれた。
いや、普通にお風呂に入りたかっただけかな?
まあ、ここまで水浴びもできずに、何日もかけて来てるっぽいし。
今回はあまり湯船のお湯が汚れなかった。
先に、洗浄の魔法を掛けたからかな?
次から、外から来た人には先に魔法を掛けるようにしよう。
さっぱりした様子の二人は、どことなく満足げに椅子に座っている。
アスマさんは邪魔だから、出てってもらったけど。
しっかりと、本を手に持って出ていった。
てか、本読むならうちじゃなくてもよくないか?
まあ、いいや。
話し合いをしよう。
「で、何しに来たの?」
「あっ、いや……ミレーネの仇討に」
「私は、まだ死んでません!」
ミレーネはまだ怒っているみたいだ。
バハムルの言葉に対して、腕をつねるという反応で抗議している。
「まさか、生きているだなんて思わなくて」
「姿を見せても、信じてなかったですよね」
「あれは、ランスロットが「人のせいにしない!」」
学習しないのだろうか?
さっきも、同じ言葉を言って怒られていたと思うんだけど。
「サ……サトウ殿で宜しいかな?」
「うん、なに?」
「えっと……サトウ殿は人では?」
「ゴブリンロード(課長)ですよー」
ランスロットが恐る恐る話しかけてきたけど。
なるべく、フレンドリーに返す。
役職を言ったら、凄い変な顔をされたけど。
「ひ……人のようにお見受けできるのですが?」
「まあ、人っちゃ人だけど、ゴブリンロード(課長)ね」
「は……はあ」
納得してない表情。
まあ、そこはどうでもいいけど。
「そ、それと、先ほど、そこにいらっしゃったのは、エルダーリッチのアスマでは?」
「そうだけど?」
「そ……その、ここはアスマの支配する場所なのですか?」
「いや、俺のっていうか、居候のおじいちゃんって説明しなかったっけ?」
俺の言葉に、今度は変な顔をしている。
あっ、横から凄い音が。
見ると、ミレーネが思いっきりグーでバハムルを殴っていた。
何を言ったのだろうか?
「あまりふざけたことを言うと、いくらお兄様とはいえ殴りますよ」
「す……すまん」
何を言ったか聞き逃したけど、もう殴ってるよね?
「いつも、ああなんです」
「そうなんですか」
ランスロットが疲れた表情で、溜息を吐いていた。
ただ、その表情はどこか懐かしい物を見るような、そんな優しい表情でもあったが。
本当に何を言ったんだ? バハムルのやつ。
0
お気に入りに追加
27
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
W職業持ちの異世界スローライフ
Nowel
ファンタジー
仕事の帰り道、トラックに轢かれた鈴木健一。
目が覚めるとそこは魂の世界だった。
橋の神様に異世界に転生か転移することを選ばせてもらい、転移することに。
転移先は森の中、神様に貰った力を使いこの森の中でスローライフを目指す。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる