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第3章:ダンジョンリフォームと初めての突撃お宅訪問!
第3話:ダンジョン会議
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「第1回ダンジョン会議を行いたいと思います!」
「アオーン!」
「ブルルル!」
『メンバーが私とマスター以外、狼と馬なのですが?』
「黙れ石ころ!」
『……』
一応、意志の疎通が図れるから良いんだよ。
図れる……よな?
「ワン!」
ほら、ファングも頷いてるし。
「大丈夫みたいだな」
『まあ、良いでしょう。で、何を会議するのですか?』
会議というか、俺の希望を提案するだけなんだけどな。
「ちょっと、隣のダンジョンに行ってみようと思う」
『ほう……何故ですか?』
セーブポイントがキラリと光った眼鏡の端をクイッと上げて、こっちを睨むように見つめてくる……ような気がする。
「いや、普通に敵情視察だから。というか、他のダンジョンがどうなってるか知らない事には、今後の行動指針も決まらないだろ?」
『はっ?』
「だから、カーミラや他のダンマスと協力して、人間の侵攻を防ぎつつ魔力を吸い尽くしていくんだから、まずは味方になりうる勢力の力も知らないといけないだろう。恐らく戦闘にもなるだろうから、威力偵察といったところか?」
『なるほど、マスターにしては難しい言葉で色々と考えた事を説明されましたね? 本音は?』
「新しい耐性探しと、カーミラたんの好感度アップが目的だ!」
『ファング!』
「アウーン!」
『シルバ!』
「ブルルル!」
「おいっ!」
ファングのタックルで吹き飛ばされた先で、シルバに蹴り飛ばされた。
なんで主の部下の言う事聞いて、主に危害を加えてるんだこいつら。
ちょっと、おかしいんじゃ無いか?
ファングが、めっちゃ嬉しそうに尻尾を振ってるし。
なんかおかしいだろ?
チラッ!
『サッ……』
サッとか言うな!
目を反らしたのを、表現したのか?
なんて、分かりやすい。
「ファング、なんて言われた?」
「クーン……ワンワンワン!」
なになに? マスターは攻撃を加えられると、色々な耐性やステータスが伸びて喜ぶから遠慮はいらない?
むしろ、本気の方がステータスの伸びが良いからと……うんうん。
それに、大事なコミュニケーションの一つと……なるほど。
それから、特定の女性と親密になると今までみたいに構って貰えなくなるから、一緒に邪魔するのよ?
主の一番は貴女のものだから?……はっ?
そんな事を、言われたのか?
「クーン……」
なんか間違えてる? とでも言いたげな表情だ。
可愛いから許そう。
だが、お前は駄目だ!
『なんですか?』
「いつか、ぶっ壊す!」
『ハハハハ! 笑えない冗談ですね? 傷一つ付けられないくせに』
プチッ!
文字で笑われるとか、本気で腹立つわ。
決めた、いま壊す!
絶対壊す!
「はあ、はあ……」
『HP/MP/状態異常が全回復しました。セーブしますか?』
「もういいや」
暫く体力の限界までアスモデウス産のメイスで叩きまくって、回復を繰り返したが傷一つ付かずフヨフヨ浮いているのを見て諦めた。
のべ、219回……結構筋力と体力、棍棒術のスキルが上がったから全く生産性が無かったわけじゃ無いけど無駄だというのは分かった。
『もうお終いですか?』
だから、これ以上煽るな。
ストレスが溜まる一方だ。
そろそろ、ストレス耐性が身に付きそうな気もするが、ここまでにしておこう。
この耐性は急いで上げると、取り返しが付かない気がするし。
「取りあえず、他のダンジョンの様子を勉強するのは大事だろ? 社会勉強の1つだよ」
『元社会人が何を? まあ、この世界の事はあまり知らないのですから、良いでしょう』
おお、割とあっさりと認めてくれた。
この秘書さん、たまには飴もくれるらしい。
久しぶりに、デレたな?
『ふざけた事したら、すぐに回収も出来ますしね』
小さめな文字で、こんな事言ってるけど。
転移耐性とか、身に付かないかな?
『それは、回復耐性身に付かないかな? と言ってるようなものですよ?』
そうですか。
回復耐性とか身に付いたら最悪だな。
今の状況だと、復活耐性とかか?
あれだ……確実に色々と価値観が変わる気が……あれ?今の俺の価値観がおかしい?
死ぬことに対して、特に思う事も無いし。
むしろ、死んだら成長くらいにしか思って無いし。
改めて考えると、俺ってアレな人間だよな。
うん、色々と考えると凹んできた。
取りあえず死んで、頭の中をリセットするべきか?
死に返ると色々とスッキリするし。
『取りあえず困ったら死ぬとか、かなり逝ってますね』
実際に、逝くことは無いんだけどな!
HAHAHAHAHA!
こういうところが、駄目なんだと思うんだけどさ……慣れちゃうと、これほど便利なデトックスって無いんだよね。
早く、人間に戻りた……くは、無いか。
もう、ここで働かずに好き勝手してる方が楽しいし。
まあ、今はカーミラたんのダンジョンに行くことを許されただけでも良しとしようか。
『はっ? 誰がそんな事を言いました? 私が許可したのはその先にある、黄泉のダンジョンですよ?』
「えー? カーミラたんのとこじゃないの?」
『はい、ノーライフキングのブラムスが居る黄泉のダンジョンですよ?』
んん?
ノーライフキング? って、ヴァンパイアじゃないの?
『だから、ヴラド如きに仕えるカーミラが小物と言ったでしょう?』
良く分からない。
分からないなりに、ヤバい事だけは分かる。
けど、まあ死ねば逃げられるし、別に大きな問題は……カーミラたんがそこに居ないくらいかな?
『決定ですね?』
――――――
レベル:783
名前:ヨシキ・クラタ
スキル
中級スキル
棍術レベル3 → 5 UP
――――――
「アオーン!」
「ブルルル!」
『メンバーが私とマスター以外、狼と馬なのですが?』
「黙れ石ころ!」
『……』
一応、意志の疎通が図れるから良いんだよ。
図れる……よな?
「ワン!」
ほら、ファングも頷いてるし。
「大丈夫みたいだな」
『まあ、良いでしょう。で、何を会議するのですか?』
会議というか、俺の希望を提案するだけなんだけどな。
「ちょっと、隣のダンジョンに行ってみようと思う」
『ほう……何故ですか?』
セーブポイントがキラリと光った眼鏡の端をクイッと上げて、こっちを睨むように見つめてくる……ような気がする。
「いや、普通に敵情視察だから。というか、他のダンジョンがどうなってるか知らない事には、今後の行動指針も決まらないだろ?」
『はっ?』
「だから、カーミラや他のダンマスと協力して、人間の侵攻を防ぎつつ魔力を吸い尽くしていくんだから、まずは味方になりうる勢力の力も知らないといけないだろう。恐らく戦闘にもなるだろうから、威力偵察といったところか?」
『なるほど、マスターにしては難しい言葉で色々と考えた事を説明されましたね? 本音は?』
「新しい耐性探しと、カーミラたんの好感度アップが目的だ!」
『ファング!』
「アウーン!」
『シルバ!』
「ブルルル!」
「おいっ!」
ファングのタックルで吹き飛ばされた先で、シルバに蹴り飛ばされた。
なんで主の部下の言う事聞いて、主に危害を加えてるんだこいつら。
ちょっと、おかしいんじゃ無いか?
ファングが、めっちゃ嬉しそうに尻尾を振ってるし。
なんかおかしいだろ?
チラッ!
『サッ……』
サッとか言うな!
目を反らしたのを、表現したのか?
なんて、分かりやすい。
「ファング、なんて言われた?」
「クーン……ワンワンワン!」
なになに? マスターは攻撃を加えられると、色々な耐性やステータスが伸びて喜ぶから遠慮はいらない?
むしろ、本気の方がステータスの伸びが良いからと……うんうん。
それに、大事なコミュニケーションの一つと……なるほど。
それから、特定の女性と親密になると今までみたいに構って貰えなくなるから、一緒に邪魔するのよ?
主の一番は貴女のものだから?……はっ?
そんな事を、言われたのか?
「クーン……」
なんか間違えてる? とでも言いたげな表情だ。
可愛いから許そう。
だが、お前は駄目だ!
『なんですか?』
「いつか、ぶっ壊す!」
『ハハハハ! 笑えない冗談ですね? 傷一つ付けられないくせに』
プチッ!
文字で笑われるとか、本気で腹立つわ。
決めた、いま壊す!
絶対壊す!
「はあ、はあ……」
『HP/MP/状態異常が全回復しました。セーブしますか?』
「もういいや」
暫く体力の限界までアスモデウス産のメイスで叩きまくって、回復を繰り返したが傷一つ付かずフヨフヨ浮いているのを見て諦めた。
のべ、219回……結構筋力と体力、棍棒術のスキルが上がったから全く生産性が無かったわけじゃ無いけど無駄だというのは分かった。
『もうお終いですか?』
だから、これ以上煽るな。
ストレスが溜まる一方だ。
そろそろ、ストレス耐性が身に付きそうな気もするが、ここまでにしておこう。
この耐性は急いで上げると、取り返しが付かない気がするし。
「取りあえず、他のダンジョンの様子を勉強するのは大事だろ? 社会勉強の1つだよ」
『元社会人が何を? まあ、この世界の事はあまり知らないのですから、良いでしょう』
おお、割とあっさりと認めてくれた。
この秘書さん、たまには飴もくれるらしい。
久しぶりに、デレたな?
『ふざけた事したら、すぐに回収も出来ますしね』
小さめな文字で、こんな事言ってるけど。
転移耐性とか、身に付かないかな?
『それは、回復耐性身に付かないかな? と言ってるようなものですよ?』
そうですか。
回復耐性とか身に付いたら最悪だな。
今の状況だと、復活耐性とかか?
あれだ……確実に色々と価値観が変わる気が……あれ?今の俺の価値観がおかしい?
死ぬことに対して、特に思う事も無いし。
むしろ、死んだら成長くらいにしか思って無いし。
改めて考えると、俺ってアレな人間だよな。
うん、色々と考えると凹んできた。
取りあえず死んで、頭の中をリセットするべきか?
死に返ると色々とスッキリするし。
『取りあえず困ったら死ぬとか、かなり逝ってますね』
実際に、逝くことは無いんだけどな!
HAHAHAHAHA!
こういうところが、駄目なんだと思うんだけどさ……慣れちゃうと、これほど便利なデトックスって無いんだよね。
早く、人間に戻りた……くは、無いか。
もう、ここで働かずに好き勝手してる方が楽しいし。
まあ、今はカーミラたんのダンジョンに行くことを許されただけでも良しとしようか。
『はっ? 誰がそんな事を言いました? 私が許可したのはその先にある、黄泉のダンジョンですよ?』
「えー? カーミラたんのとこじゃないの?」
『はい、ノーライフキングのブラムスが居る黄泉のダンジョンですよ?』
んん?
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『だから、ヴラド如きに仕えるカーミラが小物と言ったでしょう?』
良く分からない。
分からないなりに、ヤバい事だけは分かる。
けど、まあ死ねば逃げられるし、別に大きな問題は……カーミラたんがそこに居ないくらいかな?
『決定ですね?』
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名前:ヨシキ・クラタ
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