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第二章:ダンジョンマスターと魔物と人とチーター
閑話:ファン!ファン!ファング!
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私の名前はファング、誇り高きフェンリルの子孫?
ついさっき、御主人様にお名前を頂きました。
「じゃあ、はいはワンッ! いいえはワンワンッな?」
「ワンッ!」
尻尾をフリフリ。
愛想を振る事を忘れはしない。
この方の機嫌一つで、私に明日は来ないから。
勝手に振れてるわけじゃないよ。
その証拠にほら!……止まらなかった。
ご主人様が、首を横に捻っている。
私は言われた通りにしただけなのに。
中央にフヨフヨ浮いている、とてつもない力を秘めたっぽい石に触りに行くご主人様。
あらやだ、石が光って後光が差してるみたいだワン。
「じゃあ、はいはワンッ! いいえはワンワンッな?」
「ワンッ!」
頭を撫でられた。
とても気持ち良い。
「お手!」
お手?
お手ってなんでしょう?
ご主人様が手をこちらに差し出しています。
何かくれるのでしょうか?
フンス! フンス!
何もなかった……酷い!
「ワンワンッ!」
なんか、寂しそうな表情してる。
どうやら、私は失敗したみたい。
「お手って分かるか?」
「ワンワンッ!」
分からないです!
おお! ちょっと、機嫌が戻ったみたい。
「俺が手を出したら、ここにお前の手を乗せる! これがお手だ!」
「ワンッ!」
なるほど、コミュニケーションの1つですね。
握手って言って貰えたら分かったのですが。
それなら簡単です!
「マジか……」
手を触れあった瞬間、御主人様がちょっとニヘラとしてた。
可愛い。
「よしっ、じゃあはいは首を縦に振る。いいえは首を横に振る。いいか?」
「ワンッ!」
なるほど、ワンとワンワンだけでは意志の疎通が図れているか分からなかったみたいですね。
でも、私は指示通りに動いたので、間違ってないはずです。
いや、別にご主人様の指示が悪いと言ってるわけじゃありませんよ?
ご主人様を責めるような事しませんから。
「よしっ! じゃあ、俺がお座りって言ったら座るんだぞ?」
「ワンッ!」
そうそう。
そうやって、指示の内容を説明してくれたら私だってちゃんと理解出来ます!
ご主人様楽しそう。
「お座り!」
「ウウ……」
……
私、もう座ってるんですけど?
これはトンチでしょうか?
全力で考えるのです。
私の灰色の脳みそよ! 今こそ力を!
……
……
……!
「ワンッ!」
立ってから座れば良いのですね!
ちょっと時間が掛かったので、ご主人様が不安そうにされてました。
母性本能が擽られます。
まだ生まれたばかりですけど。
ご主人様がとても嬉しそうにしてくれてます!
私、正解したみたいですワン!
「取りあえず、探索をしよう! この場所を調べるのと出口に向かおう!」
「ワンッ!」
散歩! 散歩!
ご主人様との初デートですわね?
これは、気合入れていくしかありませんワン!
――――――
ここは、私達が運命的なで愛……間違いました、出会いをした場所ですわ。
ご主人様ったら、いきなり思い出の場所に連れてってくれるなんてロマンチストですワン!
こちらを見てちょっと不満げ。
私失敗したのかしら?
その後、不思議そうな表情をされてます。
「なあ、ファングって罠無効のスキル持ってるのか? それともここの罠はお前には発動しないのか?」
私実は少し浮いてますの。
地面に直接立ってる訳じゃないので罠を踏みませんし、ご主人様と契約してから罠無効スキルも獲得しましたから。
でも、それ以前にここは私のお家でもありますから、この洞窟の罠は意識しないと私には発動しませんのよ。
どうやって答えましょう?
そうだ!
今日は、頭が冴えてるワン!
「ワンッ!……ワンッ!」
おお! 物凄く感心したような表情。
可愛いです。
私の海馬よ全力で仕事をして、この表情を連合野の大脳新皮質に伝えるのです!
こういう時は褒めるのが、御主人様の務めですワン!
「クゥーン!」
一瞬キョトンとされた後、頭にスッと手が伸びてくる。
意志の疎通はバッチリですワン!
私も、撫でて貰いやすいように頭を差し出します。
「おお、偉いぞ!」
ご主人様にとって、凄く良い事だったみたいです。
凄い勢いで撫でて貰えて、幸せです。
尻尾が完全に私の制御下から離れて、フェンリルじゃなければ千切れてしまうような勢いでブンブン動いてます。
あら、もうお終いですか?
何やら難しい顔をされてますが?
レディとのデートの最中に、よそ事を考えるなんてイケずなご主人様です事。
駄目ですよ?
「クーン?」
ご主人様が破顔されて、笑ってます。
だらしないお顔も可愛いですワン!
――――――
どうやら下に降りるつもりのご主人様ですが、手元で表側が光る板を見て訝し気な表情。
こんなセクシーなお顔も出来たのですね。
ちょっと不安そう。
何かあったのかしら?
「クーン?」
「はっはっはっ、心配するなファング! 何かあったら死ねば良いんだぞ?」
「ワンッワンッ!」
全力で心配したら、おかしなことを言い出した。
何かあったら死ねば良い?
死んだら、そこでお終いです。
折角一緒になれたのに、死なないで下さい。
思いが伝わったのか、少し嬉しそうな顔をされるご主人様。
コロコロと表情が変わるご主人様は見てて飽きない。
「はあ……」
と思ったら、こっちを見て溜息を吐かれた。
何やら私、失敗したのかしら?
「よしっ! ここには食料が無いから、取りあえず死んで来るわ!」
はっ?
意味が分からないです。
死んで来るって、死んだら戻って来られないでしょ?
「ワワッワン?」
こっちを見て笑った後で、凄い勢いで私の部屋を出ていかれました。
死に行くものの笑顔……
何かがおかしいです。
確か、誰かを守る為に死ぬとき、人は残された者が無事に生き残る様を想像して笑い活力を見出すと言います。
食料がここには無い……
はっ! もしかして、御主人様は自らの命を絶って、私に糧を差し出そうと!
なんて慈悲深いお方なのでしょうか!
――――――
違った。
ご主人様の気配が消えた瞬間に、石が浮いている部屋に転移させられた。
しかも、お座りした状態で。
なにこれ?
「よーし、今度は罠全種類喰らってから、強酸の張ってある穴に落ちよう! 酸耐性と窒息耐性両方上げれるし! 何気に、こう全身の汚れも溶けてる気がしてくるし」
と思ったら、御主人様がまた不穏な言葉を残して走り去っていった。
この人、頭おかしいのかな?
ご主人様の気配が凄くゆっくり下に落ちていくのが分かる。
と思ったら、すぐに登って来る。
そして、離れているけど高さ的には足元らへんで止まっている。
これってもしかして、閉じ込められてない?
はっ!
ご主人様のピンチだワン!
急いで駆け付けると、落とし穴の罠がある床を下から誰かが滅茶苦茶叩いている。
誰かというか、御主人様だけど。
「ワン! ワン!」
大丈夫ですか?
取りあえず、声を掛けてみる。
「ああ、すまん! ドジったから待ってて! たぶん体感2週間くらいで死ぬから」
「ワワウッ?」
おかしい……待ってて……2週間で死ぬ?
死んだら会えませんが?
仕方が無いので、落とし穴の罠が作動する床を押し込む。
意識さえすれば、発動させられるからこれで出られるはず。
ガンッ!
あっ、御主人様が床で頭を打って落ちてったワン!
思わず顔を覆う。
これ失敗だ……絶対怒られる。
しかも、下には槍がいっぱいあったはず。
生きてますか?
「クーン?」
手の隙間から穴の底を覗くと、ご主人様は槍の上に普通に寝そべってこっちを見ている。
その槍って、そんな優しいものなのでしょうか?
刺さらなければ、罠の意味が無い気がするのですが?
「おお、罠を作動させてくれたのか?」
なんと、御主人様は褒めてくださった。
正解が分からない……
凄い勢いで壁を登って来たご主人様が、空中でクルクルと回って着地する。
あっ、そこは毒ガスの罠……
吹き付ける毒ガスの中で、足を揃えて両手を広げるご主人様。
何故か紫色のガスの中に居るのに、神秘的。
「10点!」
「ワンッ!」
何が10点か分からないですけど、毒をものともしないご主人様は凄いですワン!
ただ、死ぬのを止める気は無いみたいです。
そんな表情をしてます。
だから叱ります!
良い部下は、主に対して時に厳しく苦言を呈すのです!
「ワンッ!」
死んだら駄目ですワン!
――――――
気が付いたら、バレないように死なれてた……
そして部屋で寝転んでたはずなのに、お座りしてる私。
ご主人様……何者?
――――――
ファング:0歳
スキル
罠感知
罠無効
他にも色々……
ついさっき、御主人様にお名前を頂きました。
「じゃあ、はいはワンッ! いいえはワンワンッな?」
「ワンッ!」
尻尾をフリフリ。
愛想を振る事を忘れはしない。
この方の機嫌一つで、私に明日は来ないから。
勝手に振れてるわけじゃないよ。
その証拠にほら!……止まらなかった。
ご主人様が、首を横に捻っている。
私は言われた通りにしただけなのに。
中央にフヨフヨ浮いている、とてつもない力を秘めたっぽい石に触りに行くご主人様。
あらやだ、石が光って後光が差してるみたいだワン。
「じゃあ、はいはワンッ! いいえはワンワンッな?」
「ワンッ!」
頭を撫でられた。
とても気持ち良い。
「お手!」
お手?
お手ってなんでしょう?
ご主人様が手をこちらに差し出しています。
何かくれるのでしょうか?
フンス! フンス!
何もなかった……酷い!
「ワンワンッ!」
なんか、寂しそうな表情してる。
どうやら、私は失敗したみたい。
「お手って分かるか?」
「ワンワンッ!」
分からないです!
おお! ちょっと、機嫌が戻ったみたい。
「俺が手を出したら、ここにお前の手を乗せる! これがお手だ!」
「ワンッ!」
なるほど、コミュニケーションの1つですね。
握手って言って貰えたら分かったのですが。
それなら簡単です!
「マジか……」
手を触れあった瞬間、御主人様がちょっとニヘラとしてた。
可愛い。
「よしっ、じゃあはいは首を縦に振る。いいえは首を横に振る。いいか?」
「ワンッ!」
なるほど、ワンとワンワンだけでは意志の疎通が図れているか分からなかったみたいですね。
でも、私は指示通りに動いたので、間違ってないはずです。
いや、別にご主人様の指示が悪いと言ってるわけじゃありませんよ?
ご主人様を責めるような事しませんから。
「よしっ! じゃあ、俺がお座りって言ったら座るんだぞ?」
「ワンッ!」
そうそう。
そうやって、指示の内容を説明してくれたら私だってちゃんと理解出来ます!
ご主人様楽しそう。
「お座り!」
「ウウ……」
……
私、もう座ってるんですけど?
これはトンチでしょうか?
全力で考えるのです。
私の灰色の脳みそよ! 今こそ力を!
……
……
……!
「ワンッ!」
立ってから座れば良いのですね!
ちょっと時間が掛かったので、ご主人様が不安そうにされてました。
母性本能が擽られます。
まだ生まれたばかりですけど。
ご主人様がとても嬉しそうにしてくれてます!
私、正解したみたいですワン!
「取りあえず、探索をしよう! この場所を調べるのと出口に向かおう!」
「ワンッ!」
散歩! 散歩!
ご主人様との初デートですわね?
これは、気合入れていくしかありませんワン!
――――――
ここは、私達が運命的なで愛……間違いました、出会いをした場所ですわ。
ご主人様ったら、いきなり思い出の場所に連れてってくれるなんてロマンチストですワン!
こちらを見てちょっと不満げ。
私失敗したのかしら?
その後、不思議そうな表情をされてます。
「なあ、ファングって罠無効のスキル持ってるのか? それともここの罠はお前には発動しないのか?」
私実は少し浮いてますの。
地面に直接立ってる訳じゃないので罠を踏みませんし、ご主人様と契約してから罠無効スキルも獲得しましたから。
でも、それ以前にここは私のお家でもありますから、この洞窟の罠は意識しないと私には発動しませんのよ。
どうやって答えましょう?
そうだ!
今日は、頭が冴えてるワン!
「ワンッ!……ワンッ!」
おお! 物凄く感心したような表情。
可愛いです。
私の海馬よ全力で仕事をして、この表情を連合野の大脳新皮質に伝えるのです!
こういう時は褒めるのが、御主人様の務めですワン!
「クゥーン!」
一瞬キョトンとされた後、頭にスッと手が伸びてくる。
意志の疎通はバッチリですワン!
私も、撫でて貰いやすいように頭を差し出します。
「おお、偉いぞ!」
ご主人様にとって、凄く良い事だったみたいです。
凄い勢いで撫でて貰えて、幸せです。
尻尾が完全に私の制御下から離れて、フェンリルじゃなければ千切れてしまうような勢いでブンブン動いてます。
あら、もうお終いですか?
何やら難しい顔をされてますが?
レディとのデートの最中に、よそ事を考えるなんてイケずなご主人様です事。
駄目ですよ?
「クーン?」
ご主人様が破顔されて、笑ってます。
だらしないお顔も可愛いですワン!
――――――
どうやら下に降りるつもりのご主人様ですが、手元で表側が光る板を見て訝し気な表情。
こんなセクシーなお顔も出来たのですね。
ちょっと不安そう。
何かあったのかしら?
「クーン?」
「はっはっはっ、心配するなファング! 何かあったら死ねば良いんだぞ?」
「ワンッワンッ!」
全力で心配したら、おかしなことを言い出した。
何かあったら死ねば良い?
死んだら、そこでお終いです。
折角一緒になれたのに、死なないで下さい。
思いが伝わったのか、少し嬉しそうな顔をされるご主人様。
コロコロと表情が変わるご主人様は見てて飽きない。
「はあ……」
と思ったら、こっちを見て溜息を吐かれた。
何やら私、失敗したのかしら?
「よしっ! ここには食料が無いから、取りあえず死んで来るわ!」
はっ?
意味が分からないです。
死んで来るって、死んだら戻って来られないでしょ?
「ワワッワン?」
こっちを見て笑った後で、凄い勢いで私の部屋を出ていかれました。
死に行くものの笑顔……
何かがおかしいです。
確か、誰かを守る為に死ぬとき、人は残された者が無事に生き残る様を想像して笑い活力を見出すと言います。
食料がここには無い……
はっ! もしかして、御主人様は自らの命を絶って、私に糧を差し出そうと!
なんて慈悲深いお方なのでしょうか!
――――――
違った。
ご主人様の気配が消えた瞬間に、石が浮いている部屋に転移させられた。
しかも、お座りした状態で。
なにこれ?
「よーし、今度は罠全種類喰らってから、強酸の張ってある穴に落ちよう! 酸耐性と窒息耐性両方上げれるし! 何気に、こう全身の汚れも溶けてる気がしてくるし」
と思ったら、御主人様がまた不穏な言葉を残して走り去っていった。
この人、頭おかしいのかな?
ご主人様の気配が凄くゆっくり下に落ちていくのが分かる。
と思ったら、すぐに登って来る。
そして、離れているけど高さ的には足元らへんで止まっている。
これってもしかして、閉じ込められてない?
はっ!
ご主人様のピンチだワン!
急いで駆け付けると、落とし穴の罠がある床を下から誰かが滅茶苦茶叩いている。
誰かというか、御主人様だけど。
「ワン! ワン!」
大丈夫ですか?
取りあえず、声を掛けてみる。
「ああ、すまん! ドジったから待ってて! たぶん体感2週間くらいで死ぬから」
「ワワウッ?」
おかしい……待ってて……2週間で死ぬ?
死んだら会えませんが?
仕方が無いので、落とし穴の罠が作動する床を押し込む。
意識さえすれば、発動させられるからこれで出られるはず。
ガンッ!
あっ、御主人様が床で頭を打って落ちてったワン!
思わず顔を覆う。
これ失敗だ……絶対怒られる。
しかも、下には槍がいっぱいあったはず。
生きてますか?
「クーン?」
手の隙間から穴の底を覗くと、ご主人様は槍の上に普通に寝そべってこっちを見ている。
その槍って、そんな優しいものなのでしょうか?
刺さらなければ、罠の意味が無い気がするのですが?
「おお、罠を作動させてくれたのか?」
なんと、御主人様は褒めてくださった。
正解が分からない……
凄い勢いで壁を登って来たご主人様が、空中でクルクルと回って着地する。
あっ、そこは毒ガスの罠……
吹き付ける毒ガスの中で、足を揃えて両手を広げるご主人様。
何故か紫色のガスの中に居るのに、神秘的。
「10点!」
「ワンッ!」
何が10点か分からないですけど、毒をものともしないご主人様は凄いですワン!
ただ、死ぬのを止める気は無いみたいです。
そんな表情をしてます。
だから叱ります!
良い部下は、主に対して時に厳しく苦言を呈すのです!
「ワンッ!」
死んだら駄目ですワン!
――――――
気が付いたら、バレないように死なれてた……
そして部屋で寝転んでたはずなのに、お座りしてる私。
ご主人様……何者?
――――――
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