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第一章:チュートリアル
第23話:プレイヤーはチートです
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「アーマーオーガだと!」
20階層のボス部屋を反対側から入ると、貧相な皮鎧を装備したオーガが背中を向けていた。
が、ジェウォンの声に反応してゆっくりと振り返る。
そこは黙って背後から不意打ちだろジャック! と言いたくなったけど、敢えて視線で訴える。
「すまん……」
俺の視線の意味に気付いたのか、ジェウォンが肩をすくめる。
「よし、じゃあ俺が取りあえず「待て! 取りあえずどうするんだ?」」
オーウェンが双剣を手に持って、ゆっくりとオーガに近づこうとするを止める。
24階層の雑魚に殺されるような奴が、ボスに挑むつもりなのか?
あれ? 20階層のボスと、24階層の雑魚ってどっちが強いんだ?
『ボスに決まってるでしょう……31階層の雑魚相当の実力者ですよ?』
「やっぱ、雑魚なんじゃん」
セーブストーンの説明にモヤモヤしたものを感じつつ、オーウェンの方を見ると。
「えっ? この双剣で翻弄して隙を作ろうかと?」
「はあ……お兄さんの剣がアーマーオーガなんかに効くわけないじゃない! ここは私が「待て! 私がどうするんだ?」」
オーウェンの発言に溜息を吐きながら杖を手に前に出ようとする妹さんを止める。
「私の火魔法で、オーガを焼いて隙を作ろうかなって?」
「はあ……いいからお前ら下がれ」
ジェシカの発言に呆れてさらに溜息が出る。
というか、似たもの兄妹だけど無謀過ぎるだろ。
せめてアシッドスライムを瞬殺できるようになってから言ってくれ。
「いや、こんな機会でも無いとアーマーオーガに攻撃できないですからね。経験値を共有するにはダメージを与える事が最低条件ですから」
なるほど……攻撃さえすれば俺が倒しても経験値が上がるのか。
いまは、加入したパーティ扱いだから仲間と言えば仲間だけどさ。
それって寄生って言うんだよ? 知ってた?
というか、NPCのレベル上げたところでなんの役に立つかも分からんし。
「じゃあ私が「待て……私が何をするんだロン!」」
「この剣で「お前もかっ!」」
ロンがショートソードを構えてウキウキと前に出ようとするのを止めると、俺は一気に地面を蹴ってアーマーオーガに肉薄し、一瞬で唐竹割よろしく縦に真っ二つにする。
「ああ! 高経験値がー!」
「勿体ない!」
「なんで一撃で!」
「あっ、レベルが上がった……」
「ミランさん……」
オーウェンとジェシカとロンが悲痛な叫びをあげている中で、ミランだけがちょっと嬉しそうにしている。
オーガの死体の方を見ると、半分になった左側のお尻に短剣が刺さっていた。
どうやら俺が倒す直前に、ミランがシレっと短剣を投げつけていたらしい。
ちゃっかりしてるわ。
というか、アシッドスライムの時に対して恐怖を感じる間も無く助けたせいか、かなりお気楽な御一行になっている。
前回会った時はお通夜ムードだったくせに。
まあ、いいわ。
頼むから邪魔だけはするなよ。
つっても、ここら辺まで来ると幼児を連れてても問題無く進めそうなくらい、敵が雑魚だけど。
「宝箱か……」
オーガを倒した後に出て来た宝箱を開けると、中には刀身が真黒なナイフが入っていた。
これがなんなのか俺には分からないけど……
『オーガナイフですよ……オーガの持つナイフで、オーク種、ゴブリン種、コボルト種等、オーガより下の亜人種の魔物ならランクに関係なく絶大なダメージを与えます』
ああ、下位種族に対して弱点効果があるのか。
「オーガナイフか……」
「はっ? それって、かなり貴重な……」
「上級装備……」
上級なのか?
まあ、別に俺の拳の方が強いから要らないんだけどね。
ちなみにアスモデウスや、フェンリルのドロップは神器らしい。
そっちもそんなに必要性が分からないけど。
取りあえずチート転生を題材にゲームをすると最初は無双が楽しそうだけど、すぐに飽きそうだという事は分かった。
だって、前半で最強系の武具や防具が手に入ってステータスも規格外になったら、やる事無いじゃん?
やっぱり、コツコツとレベル上げて、お金も少しずつ溜めてちょっとでも高い武器を買って強い敵を倒して、それでまたレベル上げと金稼ぎをしてって感じで強化してく方が楽しいわ。
で、勝てなかったボスを倒した時の達成感が良いんだよ。
すでにこのダンジョンに敵は居ないし、良いアイテムも手に入る見込み無いからね。
だって、さっきのアーマーオーガの装備より、50階層辺りのコボルトの方がよっぽど良い装備身に着けてたからね。
ちなみに50階層のコボルトはドーベルマンぽかったけど、ここら辺のコボルトはレトリバーだ。
可愛いから無視してるけどね。
あとフェンリルの匂いが付いてるからか知らないけど、コボルト系は襲ってこないしね。
うんうん、イージーモードってゲームにしちゃ駄目だって。
「有難う!」
「なんで、博士にあげちゃうんですか!」
「えっ?」
どうやら、ミランがナイフを強請ってたらしく、考え事をしてた俺はうんうんと頷いて居たらしい。
まあ、要らないからいいけどさ。
「それ一つで、宿屋に5年は泊まれるんですよ!」
「そんなに高いの? やっぱり、貰えない……かな?」
ジェシカの説明に、ミランがおずおずとナイフを差し出してくる。
うーん……よくよく見ても、いらね。
ナイフって、かっこいいと思わないし。
果物の皮を剥いたりするなら、ツヴァイケルのナイフでもあれば十分だろう。
「いや、別にそんなの使わないし」
「やたっ!」
この世界では物の価値を宿屋に泊まれる日数で例えるのが流行っているのだろうか?
どうせなら、もっと分かりやすい物で……十分分かりやすいか。
いや、でも宿泊料金って宿によって違うし。
ちなみにミランには敬語は要らないよって言っただけなのに、敬語と一緒に礼儀と遠慮もどっかに行ってしまったらしい。
そこまでは許可したつもりはない……つもりはないが、自分のこの世界での社会的地位が分からない。
ただ、初対面程度の礼儀は捨ててほしくなかったかも。
『ここのダンマスで分類上は魔王と同等です』
今も、ナイフを持って小躍りしているし。
『人如きが話しかけて良い、存在ではありません』
この石ころは、俺の事を馬鹿にしつつも敬意は持ってるのだろう。
親しみやすさでも感じてもらっているのか、現状では自分の方が知識面や能力が上だとみて見下してきているのかは知らないが。
凄く年上っぽい感じの印象を受けるから、実年齢は相当いってる『不機嫌』
年齢の話はタブーっぽいな。
考えることも、許されないとは。
あと不機嫌ってなんだよ、不機嫌って。
不快なら分かるけど、かまってちゃんか!
「オーガ出て来い!」
「いや、オーガには普通のナイフ程にしか効かないから……オーガより格下の亜人型の魔物じゃないと」
「そうなの? じゃあ、オーク出て来い!」
はは、博士とかって呼ばれてるからもう少し大人かと思ったけど、こうしてみると普通に子供っぽいな。
「5年も宿屋に泊まれるような高級品をタダで……」
「私が先に強請れば良かった……」
「おい! お前ら! 助けて貰ったうえに厚かましいぞ! そもそも博士の護衛だって押し付けて、俺達の報酬は全部ヨシキさんに渡すからな!」
「ええ、リーダーそれは……そうか。私、今回の報酬でこの子を研ぎに出そうと思ってたのに……」
ジェウォンだけがまともだ。
リーダーだからってのもあるだろうけど。
1回目の時はかなりドライに見えたけど、多分一人でも多く生き残る方法を冷静に考えていただけなんだろうな。
依頼人が死ぬより、仲間が死ぬ方を嫌う辺り冒険者としてはどうかと思うが、パーティのリーダーとしては優秀っぽい。
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「すまん……」
俺の視線の意味に気付いたのか、ジェウォンが肩をすくめる。
「よし、じゃあ俺が取りあえず「待て! 取りあえずどうするんだ?」」
オーウェンが双剣を手に持って、ゆっくりとオーガに近づこうとするを止める。
24階層の雑魚に殺されるような奴が、ボスに挑むつもりなのか?
あれ? 20階層のボスと、24階層の雑魚ってどっちが強いんだ?
『ボスに決まってるでしょう……31階層の雑魚相当の実力者ですよ?』
「やっぱ、雑魚なんじゃん」
セーブストーンの説明にモヤモヤしたものを感じつつ、オーウェンの方を見ると。
「えっ? この双剣で翻弄して隙を作ろうかと?」
「はあ……お兄さんの剣がアーマーオーガなんかに効くわけないじゃない! ここは私が「待て! 私がどうするんだ?」」
オーウェンの発言に溜息を吐きながら杖を手に前に出ようとする妹さんを止める。
「私の火魔法で、オーガを焼いて隙を作ろうかなって?」
「はあ……いいからお前ら下がれ」
ジェシカの発言に呆れてさらに溜息が出る。
というか、似たもの兄妹だけど無謀過ぎるだろ。
せめてアシッドスライムを瞬殺できるようになってから言ってくれ。
「いや、こんな機会でも無いとアーマーオーガに攻撃できないですからね。経験値を共有するにはダメージを与える事が最低条件ですから」
なるほど……攻撃さえすれば俺が倒しても経験値が上がるのか。
いまは、加入したパーティ扱いだから仲間と言えば仲間だけどさ。
それって寄生って言うんだよ? 知ってた?
というか、NPCのレベル上げたところでなんの役に立つかも分からんし。
「じゃあ私が「待て……私が何をするんだロン!」」
「この剣で「お前もかっ!」」
ロンがショートソードを構えてウキウキと前に出ようとするのを止めると、俺は一気に地面を蹴ってアーマーオーガに肉薄し、一瞬で唐竹割よろしく縦に真っ二つにする。
「ああ! 高経験値がー!」
「勿体ない!」
「なんで一撃で!」
「あっ、レベルが上がった……」
「ミランさん……」
オーウェンとジェシカとロンが悲痛な叫びをあげている中で、ミランだけがちょっと嬉しそうにしている。
オーガの死体の方を見ると、半分になった左側のお尻に短剣が刺さっていた。
どうやら俺が倒す直前に、ミランがシレっと短剣を投げつけていたらしい。
ちゃっかりしてるわ。
というか、アシッドスライムの時に対して恐怖を感じる間も無く助けたせいか、かなりお気楽な御一行になっている。
前回会った時はお通夜ムードだったくせに。
まあ、いいわ。
頼むから邪魔だけはするなよ。
つっても、ここら辺まで来ると幼児を連れてても問題無く進めそうなくらい、敵が雑魚だけど。
「宝箱か……」
オーガを倒した後に出て来た宝箱を開けると、中には刀身が真黒なナイフが入っていた。
これがなんなのか俺には分からないけど……
『オーガナイフですよ……オーガの持つナイフで、オーク種、ゴブリン種、コボルト種等、オーガより下の亜人種の魔物ならランクに関係なく絶大なダメージを与えます』
ああ、下位種族に対して弱点効果があるのか。
「オーガナイフか……」
「はっ? それって、かなり貴重な……」
「上級装備……」
上級なのか?
まあ、別に俺の拳の方が強いから要らないんだけどね。
ちなみにアスモデウスや、フェンリルのドロップは神器らしい。
そっちもそんなに必要性が分からないけど。
取りあえずチート転生を題材にゲームをすると最初は無双が楽しそうだけど、すぐに飽きそうだという事は分かった。
だって、前半で最強系の武具や防具が手に入ってステータスも規格外になったら、やる事無いじゃん?
やっぱり、コツコツとレベル上げて、お金も少しずつ溜めてちょっとでも高い武器を買って強い敵を倒して、それでまたレベル上げと金稼ぎをしてって感じで強化してく方が楽しいわ。
で、勝てなかったボスを倒した時の達成感が良いんだよ。
すでにこのダンジョンに敵は居ないし、良いアイテムも手に入る見込み無いからね。
だって、さっきのアーマーオーガの装備より、50階層辺りのコボルトの方がよっぽど良い装備身に着けてたからね。
ちなみに50階層のコボルトはドーベルマンぽかったけど、ここら辺のコボルトはレトリバーだ。
可愛いから無視してるけどね。
あとフェンリルの匂いが付いてるからか知らないけど、コボルト系は襲ってこないしね。
うんうん、イージーモードってゲームにしちゃ駄目だって。
「有難う!」
「なんで、博士にあげちゃうんですか!」
「えっ?」
どうやら、ミランがナイフを強請ってたらしく、考え事をしてた俺はうんうんと頷いて居たらしい。
まあ、要らないからいいけどさ。
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「そんなに高いの? やっぱり、貰えない……かな?」
ジェシカの説明に、ミランがおずおずとナイフを差し出してくる。
うーん……よくよく見ても、いらね。
ナイフって、かっこいいと思わないし。
果物の皮を剥いたりするなら、ツヴァイケルのナイフでもあれば十分だろう。
「いや、別にそんなの使わないし」
「やたっ!」
この世界では物の価値を宿屋に泊まれる日数で例えるのが流行っているのだろうか?
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いや、でも宿泊料金って宿によって違うし。
ちなみにミランには敬語は要らないよって言っただけなのに、敬語と一緒に礼儀と遠慮もどっかに行ってしまったらしい。
そこまでは許可したつもりはない……つもりはないが、自分のこの世界での社会的地位が分からない。
ただ、初対面程度の礼儀は捨ててほしくなかったかも。
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今も、ナイフを持って小躍りしているし。
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あと不機嫌ってなんだよ、不機嫌って。
不快なら分かるけど、かまってちゃんか!
「オーガ出て来い!」
「いや、オーガには普通のナイフ程にしか効かないから……オーガより格下の亜人型の魔物じゃないと」
「そうなの? じゃあ、オーク出て来い!」
はは、博士とかって呼ばれてるからもう少し大人かと思ったけど、こうしてみると普通に子供っぽいな。
「5年も宿屋に泊まれるような高級品をタダで……」
「私が先に強請れば良かった……」
「おい! お前ら! 助けて貰ったうえに厚かましいぞ! そもそも博士の護衛だって押し付けて、俺達の報酬は全部ヨシキさんに渡すからな!」
「ええ、リーダーそれは……そうか。私、今回の報酬でこの子を研ぎに出そうと思ってたのに……」
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リーダーだからってのもあるだろうけど。
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