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第一章:チュートリアル
第17話:色々と疲れたけど、聞きたいことは終わった……楽しもう
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「なんで俺はここに居るんだ?」
落ち着いて考えると石に話しかけるのはどうかと思うが、今更だな。
不思議でいっぱいの世界だし。
『ダンジョーン様に選ばれたからです。最後の記憶は?』
そして帰ってくるのは、石に表示された文字。
今日日、スマホでも音声で返答してくれるというのに。
「分からないけど、思い出そうとすると頭が割れるように痛い」
『まあ、本当に頭割られて死んでますからね』
さらっと酷い事を言う部下だ。
あと頭割られて死んだというのは、聞き捨てならない。
『まず選ばれた理由ですが、ダンジョーン様が地球の地図にダーツを投げて当たったのが日本でした』
「雑!選び方が雑!」
『さらに日本地図にダーツを投げて地方都市にささり、その都市の地図にダーツを投げて刺さった建物の中に居た人たちの名簿に投げて当たったのがマスターです』
いくらなんでも酷すぎる!
もう少しまともな選抜方法は無かったのか?
才能とか……
『才能なんてのは、ダンジョーン様の力でなんとでもなりますから』
「さいですか……」
『で、ダーツが当たった人はその場で頭が破裂して死にます』
いくらなんでも酷すぎる!(二回目)
いきなり、同僚の頭が破裂とか。
隣の席の山田君、トラウマになってないと良いけど。
周囲に色々と飛び散ってて、想像しただけで後始末と心のケアが……
「まあ、モニターが終わったら帰れるんだろうし……普通の日常に……戻れるか? 会社に席あるかな? 長期無断欠勤中というか、行方不明?」
『はっ? 帰れませんよ? 一度死んだ人が生き返る訳ないじゃないですか?』
いや、お前が言うな!
散々お前の能力で、死に戻りのトライ&エラー攻略進行中ナウだぞ?
じゃあ、俺はなんだと?
情報を元に作られたクローンとでも言いたいのか?
さようならヨシキ21号、こんにちはヨシキ22号って状態か?
設定ガバガバだぞ?
「てかなんで地球?」
『簡単な話、地球はダンジョーン様が手掛けたダンジョンで数少ない成功例ですから』
「はっ? 地球ってダンジョンだったの?」
『そんな訳ないじゃなですか。条件反射で答えないでください……他のダンジョンマスターに、うちのダンジョンマスターが底が浅いと思われるじゃないですか。フフ』
文字で笑うな!
メチャクチャイラっとするから。
『地球の中心の貴方達にマントルと呼ばれているところにダンジョンがあります。そこにあるダイヤモンドが地球上の魔力を吸収する役割を持ってます』
「ヘー……ファンタジー乙」
『まあ信じる信じないは自由ですが、これによって地球の地表には魔力も魔素も存在しません』
「そんなものが地中にもある訳が無い」
『……』
「続けろ!」
いちいち茶々を入れてたら、ちょっとすねたらしい。
知るか。
『故に地上では魔族や魔物も居ません。そして人も魔法も使えず平和な世界が生まれたわけです』
「人同士がちょいちょい争ってるけどね」
『まあ、人間に絶滅してもらうと困るので定期的にテコ入れはしてましたが……』
「ふーん」
『……』
「面倒臭い奴だなお前!いちいち止まるな!」
『なので、地球からはかなりの魔力が献上されてますが、それとは別に地球の人間は魔力が無いので空っぽの器として、弄るのに丁度いい訳ですよ』
「魔力が無いから逆に使いもんにならないかと思ったら、強引なこじつけキタコレ。ご都合主義乙」
『ダンジョーン様……この子、ダメかもしれません。せめてマスターの意識を変えてから死んで欲しかった』
「ボソッと言ったつもりかもしれないが、文字で出てるからな? あと駄目をカタカナにされると、なんか色々終わってるぽくて嫌なんだが」
陰口もたたけないとは、不憫な奴よのう。
『駄目な子ですね』
漢字でもムカつくことには、変わらなかった。
『まあ、地球に蓄えられた膨大な魔力で、このダンジョンを最上級のものにしようと頑張り過ぎた結果……力を込め過ぎてダンジョーン様の脳の血管がブチッと……アホみたいな話ですが良かったですねマスター。期せずして復讐を果たせて』
「うん、社長的存在に対してその発言するあたり、ここが碌な会社じゃない事が分かった」
『ダンジョンですよ? まあ、そんな事よりスキルポイントが10510ポイントありますけど、なんか交換しますか?』
「口調まで、雑!」
取りあえず、寝具と部屋の拡張……寝室と炊事場と、あと保管庫……これはセーブポイントで良いか。
冷蔵庫や、机、椅子、絨毯等の家具も用意してもらう。
これで使ったポイントが300ポイント……あれ?結構余裕ある?
食料品を適当に……、あっトイレと風呂も要るわ。
着替えはこの世界の衣類っぽいので、普通の格好でお願いします。
あとは……
「フィジカル的なステータスを知る方法無い?」
『ああ、えっと胸のクリスタルが私と直結してますから、そこを押さえて聞くか、私に直接聞いてください』
まただよ。
最初からセーブポイントで確認すれば良かったけど、こいつと意志のあるやりとりって出来ると思わなかったし。
『表記は?』
「分かりやすく、STR的な奴で」
『分かりました』
それからセーブポイントにずらっとステータスが現れる。
STR:A+
VIT:A
AGI:SS+
DEX:B
INT:C-
MND:SS
LUK:F
総合評価:Sランク生命体
『この世界ではX~Gまでで大体分類されて、純粋戦闘能力の標準値に関しては人ならば、平均的に成人男性でF+、成人女性でF、子供がG+です』
おお、という事は俺滅茶苦茶強くね?
『あくまで一般人のレベル1の状態ですけどね。レベルという概念がありますので、最低レベルの基準値がそこというわけです』
という訳でも無いのか?
でもSランクってなんか凄そうだし……
『最上位はEXです。全てのステータスがXXX+になると、EXランク生命体となります。ちなみにダンジョーン様はXXランク生命体でした』
ああ、そうですか……
じゃあ、上にはSSとSSSとXとXXとXXXとEXがあるわけね。
強いんだか、半端なんだか……
まあ、普通よりは強いと思いたい。
――――――
レベル:551
名前:ヨシキ・クラタ
スキル
初級スキル
罠探知レベル:20
格闘レベル:20
中級スキル
武術レベル:20
槍術レベル:7
剣盾術レベル:4
棍術レベル:2
罠回避レベル:20
従魔使役レベル:10
上級スキル
状態異常無効レベル:7(飢餓、毒、窒息、恐怖、威圧、溶解、石化)
痛覚調整
物理攻撃無効レベル:12
4属性吸収レベル:5(炎熱、雷電、風刃、冷気)
クラタ近接流格闘術:開祖
クラタ一刀流:開祖
クラタ二刀流:開祖
罠無効レベル:20
特殊スキル
罠操作
従魔召喚
収納
帰還
ステータス
STR:A+
VIT:A
AGI:SS+
DEX:B
INT:C-
MND:SS
LUK:F
総合評価:Sランク生命体
――――――
落ち着いて考えると石に話しかけるのはどうかと思うが、今更だな。
不思議でいっぱいの世界だし。
『ダンジョーン様に選ばれたからです。最後の記憶は?』
そして帰ってくるのは、石に表示された文字。
今日日、スマホでも音声で返答してくれるというのに。
「分からないけど、思い出そうとすると頭が割れるように痛い」
『まあ、本当に頭割られて死んでますからね』
さらっと酷い事を言う部下だ。
あと頭割られて死んだというのは、聞き捨てならない。
『まず選ばれた理由ですが、ダンジョーン様が地球の地図にダーツを投げて当たったのが日本でした』
「雑!選び方が雑!」
『さらに日本地図にダーツを投げて地方都市にささり、その都市の地図にダーツを投げて刺さった建物の中に居た人たちの名簿に投げて当たったのがマスターです』
いくらなんでも酷すぎる!
もう少しまともな選抜方法は無かったのか?
才能とか……
『才能なんてのは、ダンジョーン様の力でなんとでもなりますから』
「さいですか……」
『で、ダーツが当たった人はその場で頭が破裂して死にます』
いくらなんでも酷すぎる!(二回目)
いきなり、同僚の頭が破裂とか。
隣の席の山田君、トラウマになってないと良いけど。
周囲に色々と飛び散ってて、想像しただけで後始末と心のケアが……
「まあ、モニターが終わったら帰れるんだろうし……普通の日常に……戻れるか? 会社に席あるかな? 長期無断欠勤中というか、行方不明?」
『はっ? 帰れませんよ? 一度死んだ人が生き返る訳ないじゃないですか?』
いや、お前が言うな!
散々お前の能力で、死に戻りのトライ&エラー攻略進行中ナウだぞ?
じゃあ、俺はなんだと?
情報を元に作られたクローンとでも言いたいのか?
さようならヨシキ21号、こんにちはヨシキ22号って状態か?
設定ガバガバだぞ?
「てかなんで地球?」
『簡単な話、地球はダンジョーン様が手掛けたダンジョンで数少ない成功例ですから』
「はっ? 地球ってダンジョンだったの?」
『そんな訳ないじゃなですか。条件反射で答えないでください……他のダンジョンマスターに、うちのダンジョンマスターが底が浅いと思われるじゃないですか。フフ』
文字で笑うな!
メチャクチャイラっとするから。
『地球の中心の貴方達にマントルと呼ばれているところにダンジョンがあります。そこにあるダイヤモンドが地球上の魔力を吸収する役割を持ってます』
「ヘー……ファンタジー乙」
『まあ信じる信じないは自由ですが、これによって地球の地表には魔力も魔素も存在しません』
「そんなものが地中にもある訳が無い」
『……』
「続けろ!」
いちいち茶々を入れてたら、ちょっとすねたらしい。
知るか。
『故に地上では魔族や魔物も居ません。そして人も魔法も使えず平和な世界が生まれたわけです』
「人同士がちょいちょい争ってるけどね」
『まあ、人間に絶滅してもらうと困るので定期的にテコ入れはしてましたが……』
「ふーん」
『……』
「面倒臭い奴だなお前!いちいち止まるな!」
『なので、地球からはかなりの魔力が献上されてますが、それとは別に地球の人間は魔力が無いので空っぽの器として、弄るのに丁度いい訳ですよ』
「魔力が無いから逆に使いもんにならないかと思ったら、強引なこじつけキタコレ。ご都合主義乙」
『ダンジョーン様……この子、ダメかもしれません。せめてマスターの意識を変えてから死んで欲しかった』
「ボソッと言ったつもりかもしれないが、文字で出てるからな? あと駄目をカタカナにされると、なんか色々終わってるぽくて嫌なんだが」
陰口もたたけないとは、不憫な奴よのう。
『駄目な子ですね』
漢字でもムカつくことには、変わらなかった。
『まあ、地球に蓄えられた膨大な魔力で、このダンジョンを最上級のものにしようと頑張り過ぎた結果……力を込め過ぎてダンジョーン様の脳の血管がブチッと……アホみたいな話ですが良かったですねマスター。期せずして復讐を果たせて』
「うん、社長的存在に対してその発言するあたり、ここが碌な会社じゃない事が分かった」
『ダンジョンですよ? まあ、そんな事よりスキルポイントが10510ポイントありますけど、なんか交換しますか?』
「口調まで、雑!」
取りあえず、寝具と部屋の拡張……寝室と炊事場と、あと保管庫……これはセーブポイントで良いか。
冷蔵庫や、机、椅子、絨毯等の家具も用意してもらう。
これで使ったポイントが300ポイント……あれ?結構余裕ある?
食料品を適当に……、あっトイレと風呂も要るわ。
着替えはこの世界の衣類っぽいので、普通の格好でお願いします。
あとは……
「フィジカル的なステータスを知る方法無い?」
『ああ、えっと胸のクリスタルが私と直結してますから、そこを押さえて聞くか、私に直接聞いてください』
まただよ。
最初からセーブポイントで確認すれば良かったけど、こいつと意志のあるやりとりって出来ると思わなかったし。
『表記は?』
「分かりやすく、STR的な奴で」
『分かりました』
それからセーブポイントにずらっとステータスが現れる。
STR:A+
VIT:A
AGI:SS+
DEX:B
INT:C-
MND:SS
LUK:F
総合評価:Sランク生命体
『この世界ではX~Gまでで大体分類されて、純粋戦闘能力の標準値に関しては人ならば、平均的に成人男性でF+、成人女性でF、子供がG+です』
おお、という事は俺滅茶苦茶強くね?
『あくまで一般人のレベル1の状態ですけどね。レベルという概念がありますので、最低レベルの基準値がそこというわけです』
という訳でも無いのか?
でもSランクってなんか凄そうだし……
『最上位はEXです。全てのステータスがXXX+になると、EXランク生命体となります。ちなみにダンジョーン様はXXランク生命体でした』
ああ、そうですか……
じゃあ、上にはSSとSSSとXとXXとXXXとEXがあるわけね。
強いんだか、半端なんだか……
まあ、普通よりは強いと思いたい。
――――――
レベル:551
名前:ヨシキ・クラタ
スキル
初級スキル
罠探知レベル:20
格闘レベル:20
中級スキル
武術レベル:20
槍術レベル:7
剣盾術レベル:4
棍術レベル:2
罠回避レベル:20
従魔使役レベル:10
上級スキル
状態異常無効レベル:7(飢餓、毒、窒息、恐怖、威圧、溶解、石化)
痛覚調整
物理攻撃無効レベル:12
4属性吸収レベル:5(炎熱、雷電、風刃、冷気)
クラタ近接流格闘術:開祖
クラタ一刀流:開祖
クラタ二刀流:開祖
罠無効レベル:20
特殊スキル
罠操作
従魔召喚
収納
帰還
ステータス
STR:A+
VIT:A
AGI:SS+
DEX:B
INT:C-
MND:SS
LUK:F
総合評価:Sランク生命体
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