13 / 99
第一章:チュートリアル
第13話:あれ?そういうパターン?
しおりを挟む
「フハハハ! もはやその程度の攻撃で、ダメージを与えられると思うなよ!」
牛男の浴びせかけてきた冷気の塊を、正面から受けつつ一気に距離を詰める。
「ドリャッ!」
「グアッ!」
そのまま飛び上がり、牛男の顔の横に思いっきり蹴りを叩き付ける。
首を持っていく程の衝撃を与えられるまでに成長した、俺の自慢の打撃力が火を吹くぜ!
そのままの状態で左足で顎を蹴り上げ、右足で足刀を喉元に突き刺す。
「グエッ!」
「っと、遅い!」
喉元に突き刺さった足を掴もうとしてきたので、それより速く足を引き戻すと今度は左足で横っ面を蹴り飛ばす。
「空中連撃脚!」
あっ、スキルじゃないよ?
単純に空中で蹴りを放ちまくる技に勝手に名付けてみた。
だって、クラタ流格闘術開祖だからね?
そのくらいの権利あるでしょ?
蹴りの連打を叩き付ける。
「ガッ、グッ、ゲッ、グアッ」
「おらっ、夏塩蹴り!」
縦に一回転して、その勢いのまま顎を蹴り上げると地面に着地する。
「てか、体力あり過ぎだろ!」
「グフッ……」
そこを狙って火の玉を吐き出してくるが、残念効かないから。
「無駄だよ!」
そこからもひたすらタコ殴りにする。
まあ、ここに辿り着くまでに67回死んだんだけどね。
お陰でほぼほぼ、こいつの攻撃でダメージを受けることは無くなったけどさ。
対するこっちも決定力に欠けるみたいで、ダメージは入るけど地味な感じなんだよね?
まあ、時間を掛ければ掛ける程死んだ時のステータスアップが捗るから良いけどさ。
「そろそろ、死ねや!」
――――――
結局体力が切れたところで、ボコボコにされたわ。
いやいや、結構良いところまでいったんだけどね?
「クーン?」
もはや、ファングも呆れたのか生き返っても突進してこなくなったし。
でも、お陰で全快だからね。
もういっちょ、行っときますか!
――――――
「とどめ!」
「グアアア!」
『レベルが上がりました!』
そこから、さらに160回ほど挑んだところで、ようやく4時間の死闘を制して倒すことが出来た。
20回ほど再戦して決定打に欠ける俺が奴を倒す方法を閃いたため、ひたすら腕に攻撃を与え続け腕を破壊することを目指した。
70回目で腕を使えなくするように出来た為、背後に飛び乗って三角締めをかけたが壁に体当たりされたり無駄にスタミナがあったりで、そこからさらに90回程死んだけどな。
2時間首を絞め続けてようやく、倒す事が出来た。
「よっしゃー!」
「ガアアアアア!」
「はっ?えっ?」
拳を高く掲げた瞬間に、腹を何かが貫通する。
刺突無効が発動してない?
後ろを振り返ると、6つ目の牛の腕が増えてた。
そして翼が4対8枚になってた。
あと、無駄に立派な鎧着てたし。
「あれ? セーブルームだ!」
「ブフッ!」
鼻で笑ったファングがまた負けたのか? といった表情を向けてくるが、お前が歯が立たない俺が勝てないんだ。
そんなバカにすることないだろう?
というか、何を刺されたのかも分からなかったんだけど?
――――――
レベル:173
名前:ヨシキ・クラタ
スキル
初級スキル
中級スキル
貫通耐性レベル:1←NEW
上級スキル
4属性吸収レベル:3(炎熱、電撃、風刃、冷気)←NEW
――――――
冷気吸収を覚えて、4属性吸収になったんだけどどんだけ吸収しても4以上には上がらなかった。
なんだろう?
何か条件でもあるのかな?
取りあえずレベル上がりすぎだろ!
まあ、納得の強さだったけどチュートリアルでこんだけレベル上がると、上限が不安になってきたんだけど?
もしかして、レベル300までは初心者扱いとかじゃないよね?
牛男の浴びせかけてきた冷気の塊を、正面から受けつつ一気に距離を詰める。
「ドリャッ!」
「グアッ!」
そのまま飛び上がり、牛男の顔の横に思いっきり蹴りを叩き付ける。
首を持っていく程の衝撃を与えられるまでに成長した、俺の自慢の打撃力が火を吹くぜ!
そのままの状態で左足で顎を蹴り上げ、右足で足刀を喉元に突き刺す。
「グエッ!」
「っと、遅い!」
喉元に突き刺さった足を掴もうとしてきたので、それより速く足を引き戻すと今度は左足で横っ面を蹴り飛ばす。
「空中連撃脚!」
あっ、スキルじゃないよ?
単純に空中で蹴りを放ちまくる技に勝手に名付けてみた。
だって、クラタ流格闘術開祖だからね?
そのくらいの権利あるでしょ?
蹴りの連打を叩き付ける。
「ガッ、グッ、ゲッ、グアッ」
「おらっ、夏塩蹴り!」
縦に一回転して、その勢いのまま顎を蹴り上げると地面に着地する。
「てか、体力あり過ぎだろ!」
「グフッ……」
そこを狙って火の玉を吐き出してくるが、残念効かないから。
「無駄だよ!」
そこからもひたすらタコ殴りにする。
まあ、ここに辿り着くまでに67回死んだんだけどね。
お陰でほぼほぼ、こいつの攻撃でダメージを受けることは無くなったけどさ。
対するこっちも決定力に欠けるみたいで、ダメージは入るけど地味な感じなんだよね?
まあ、時間を掛ければ掛ける程死んだ時のステータスアップが捗るから良いけどさ。
「そろそろ、死ねや!」
――――――
結局体力が切れたところで、ボコボコにされたわ。
いやいや、結構良いところまでいったんだけどね?
「クーン?」
もはや、ファングも呆れたのか生き返っても突進してこなくなったし。
でも、お陰で全快だからね。
もういっちょ、行っときますか!
――――――
「とどめ!」
「グアアア!」
『レベルが上がりました!』
そこから、さらに160回ほど挑んだところで、ようやく4時間の死闘を制して倒すことが出来た。
20回ほど再戦して決定打に欠ける俺が奴を倒す方法を閃いたため、ひたすら腕に攻撃を与え続け腕を破壊することを目指した。
70回目で腕を使えなくするように出来た為、背後に飛び乗って三角締めをかけたが壁に体当たりされたり無駄にスタミナがあったりで、そこからさらに90回程死んだけどな。
2時間首を絞め続けてようやく、倒す事が出来た。
「よっしゃー!」
「ガアアアアア!」
「はっ?えっ?」
拳を高く掲げた瞬間に、腹を何かが貫通する。
刺突無効が発動してない?
後ろを振り返ると、6つ目の牛の腕が増えてた。
そして翼が4対8枚になってた。
あと、無駄に立派な鎧着てたし。
「あれ? セーブルームだ!」
「ブフッ!」
鼻で笑ったファングがまた負けたのか? といった表情を向けてくるが、お前が歯が立たない俺が勝てないんだ。
そんなバカにすることないだろう?
というか、何を刺されたのかも分からなかったんだけど?
――――――
レベル:173
名前:ヨシキ・クラタ
スキル
初級スキル
中級スキル
貫通耐性レベル:1←NEW
上級スキル
4属性吸収レベル:3(炎熱、電撃、風刃、冷気)←NEW
――――――
冷気吸収を覚えて、4属性吸収になったんだけどどんだけ吸収しても4以上には上がらなかった。
なんだろう?
何か条件でもあるのかな?
取りあえずレベル上がりすぎだろ!
まあ、納得の強さだったけどチュートリアルでこんだけレベル上がると、上限が不安になってきたんだけど?
もしかして、レベル300までは初心者扱いとかじゃないよね?
87
お気に入りに追加
896
あなたにおすすめの小説

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

転生させて貰ったけど…これやりたかった事…だっけ?
N
ファンタジー
目が覚めたら…目の前には白い球が、、
生まれる世界が間違っていたって⁇
自分が好きだった漫画の中のような世界に転生出来るって⁈
嬉しいけど…これは一旦落ち着いてチートを勝ち取って最高に楽しい人生勝ち組にならねば!!
そう意気込んで転生したものの、気がついたら………
大切な人生の相棒との出会いや沢山の人との出会い!
そして転生した本当の理由はいつ分かるのか…!!
ーーーーーーーーーーーーーー
※誤字・脱字多いかもしれません💦
(教えて頂けたらめっちゃ助かります…)
※自分自身が句読点・改行多めが好きなのでそうしています、読みにくかったらすみません
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる