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第一章:チュートリアル
第5話:最初の敵はスライムじゃないのか?
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という事で、罠を楽々回避しつつ通路の先に辿り着く。
一応罠探知のスキルのお陰で、この辺りの罠は全て見る事が出来る。
文字通り、目に意識を集中すると罠の仕掛けてある場所が光るのだ。
いやあ、これチュートリアルすっ飛ばしたら結構大損するパターンだよね?
後が大変って感じかな?
でも、もしかしたらチュートリアル終了後に全ステータスリセットなんてパターンもあったりするから怖い。
いや、それでも頑張ればボーナス特典があったりすることもあるし、練習という意味ではやって意味は無い事は無いだろう。
っと、罠か。
丁度曲がり角を曲がった瞬間に、不可視の糸があるだろう線上に光が見えるのでそれを跨いで先に進む。
うん、酷い罠だ。
曲がった瞬間にこれは無いだろう。
上げててよかった罠探知。
そんな事を思いながら曲がった先を見ると、扉が見える。
うーん、あの扉を越えるとチュートリアル終了か、それとも第2段階か。
そろそろ、戦闘系のチュートリアルが始まってもいいよね?
敵ははたまた人間か、作り物のロボットか、野生生物か。
人間が被り物パターンも。
そんな事を考えながら扉の向こうに行くと、少しひらけた部屋になっている。
そして聞こえてくる息遣い。
「ガァァァァァ!」
そして聞こえてくる叫び声。
いや雄たけびでしょうね。
目の前には2m級の狼。
本物? 作り物? どっち?
狼の実物なんて見た事ないし。
狼って立ち上がったら2mになるらしいけど。
普通に4足状態で、体高が2mってありえないよね。
「あっ!」
そんな事を思っていたら、狼が一直線にこっちに突っ込んできて噛み付かれた。
「キャイン!」
だが狼の牙は刺突耐性か、刺突無効に阻まれて全く身体に刺さる事は無かった。
取りあえず、噛み付いたまま固まってたので、鼻っ柱をぶん殴ったら情けない叫び声とともに離れていったわけだが……
「グルルルル!」
めっちゃ怒ってます。
っていうか、これゲームだよね?
涎でベチャベチャなんだけど?
そこまでリアルに作り込まなくてよくない?
「ってー!」
と思ったら目の前の狼がかき消えて、気が付いたら身体を爪で切り裂かれていた。
おい、物理耐性仕事しろ!
というか、斬撃に対する耐性が無いからって事か?
まあ、痛覚耐性も無効もあるから動けなくも無いけど、出血量やばくね?
久しぶりの大量出血に眩暈を起こしかけるが、またも狼に噛み付かれる。
「だから、それは効かねーっての!」
思いっきり裏拳で狼の顔を殴り飛ばすが、恐ろしく強靭な首の筋肉をお持ちなようで顔を反らした程度で留まるとギンッといった音が聞こえそうなくらい睨み付けられました。
でもごめんなさい。
恐怖無効があるので怖くありません。
気にせず2発目を放つと、あっさり避けられて正面から睨まれる。
あれ? 身体が動かん……
そのまま踏み付けられると、爪で滅茶苦茶に切り刻まれた。
嬲り殺しってやつかな?
ちょいちょい噛まれたし。
効かないけど。
――――――
レベル:1
名前:ヨシキ・クラタ
スキル
斬撃耐性レベル:1←NEW
威圧耐性レベル:1←NEW
――――――
ああ、さっき身体が動かなかったのは威圧されたからだったのね。
恐怖感じないから気が付かなかったわ。
恐怖と威圧は別物なのね。
一応罠探知のスキルのお陰で、この辺りの罠は全て見る事が出来る。
文字通り、目に意識を集中すると罠の仕掛けてある場所が光るのだ。
いやあ、これチュートリアルすっ飛ばしたら結構大損するパターンだよね?
後が大変って感じかな?
でも、もしかしたらチュートリアル終了後に全ステータスリセットなんてパターンもあったりするから怖い。
いや、それでも頑張ればボーナス特典があったりすることもあるし、練習という意味ではやって意味は無い事は無いだろう。
っと、罠か。
丁度曲がり角を曲がった瞬間に、不可視の糸があるだろう線上に光が見えるのでそれを跨いで先に進む。
うん、酷い罠だ。
曲がった瞬間にこれは無いだろう。
上げててよかった罠探知。
そんな事を思いながら曲がった先を見ると、扉が見える。
うーん、あの扉を越えるとチュートリアル終了か、それとも第2段階か。
そろそろ、戦闘系のチュートリアルが始まってもいいよね?
敵ははたまた人間か、作り物のロボットか、野生生物か。
人間が被り物パターンも。
そんな事を考えながら扉の向こうに行くと、少しひらけた部屋になっている。
そして聞こえてくる息遣い。
「ガァァァァァ!」
そして聞こえてくる叫び声。
いや雄たけびでしょうね。
目の前には2m級の狼。
本物? 作り物? どっち?
狼の実物なんて見た事ないし。
狼って立ち上がったら2mになるらしいけど。
普通に4足状態で、体高が2mってありえないよね。
「あっ!」
そんな事を思っていたら、狼が一直線にこっちに突っ込んできて噛み付かれた。
「キャイン!」
だが狼の牙は刺突耐性か、刺突無効に阻まれて全く身体に刺さる事は無かった。
取りあえず、噛み付いたまま固まってたので、鼻っ柱をぶん殴ったら情けない叫び声とともに離れていったわけだが……
「グルルルル!」
めっちゃ怒ってます。
っていうか、これゲームだよね?
涎でベチャベチャなんだけど?
そこまでリアルに作り込まなくてよくない?
「ってー!」
と思ったら目の前の狼がかき消えて、気が付いたら身体を爪で切り裂かれていた。
おい、物理耐性仕事しろ!
というか、斬撃に対する耐性が無いからって事か?
まあ、痛覚耐性も無効もあるから動けなくも無いけど、出血量やばくね?
久しぶりの大量出血に眩暈を起こしかけるが、またも狼に噛み付かれる。
「だから、それは効かねーっての!」
思いっきり裏拳で狼の顔を殴り飛ばすが、恐ろしく強靭な首の筋肉をお持ちなようで顔を反らした程度で留まるとギンッといった音が聞こえそうなくらい睨み付けられました。
でもごめんなさい。
恐怖無効があるので怖くありません。
気にせず2発目を放つと、あっさり避けられて正面から睨まれる。
あれ? 身体が動かん……
そのまま踏み付けられると、爪で滅茶苦茶に切り刻まれた。
嬲り殺しってやつかな?
ちょいちょい噛まれたし。
効かないけど。
――――――
レベル:1
名前:ヨシキ・クラタ
スキル
斬撃耐性レベル:1←NEW
威圧耐性レベル:1←NEW
――――――
ああ、さっき身体が動かなかったのは威圧されたからだったのね。
恐怖感じないから気が付かなかったわ。
恐怖と威圧は別物なのね。
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