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ロードのスキル

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この世界では5歳になるとスキルボードを見たり見せたりすることができる。

さて、ロード・スライスのスキルを見てみましょう。

[二刀流Lv.5][魔法Lv.3][遠距離][無詠唱魔法師]<一刀流欠片2>

ロード・スライスは父のアフテミル・スライス・ケイブルに見せに行った。

と、その前にスキルについて説明しよう。

[二刀流Lv.5]これは名前の通り二刀流が使えてその技量を示している。

ちなみに、Lv.はLv.10までしかなく、Lv.10の後は進化になっている。

[魔法Lv.3]これは魔法をどのくらいあつかえるかの指標である。

ちなみに、この世界では誰もが[魔法]を持っている。

Lv.3は初級そして中級の魔法が一部使えることを指すのである。

[遠距離]これは自分で軌跡を探し出しその軌跡魔法や石を放つことができ、かつ威力とスピードが距離に合わせて

徐々に増やしていくスキルである。

[無詠唱魔術師]これも名前の通り、詠唱をせずに魔法を放つことできるが、間違って詠唱してしまうと体内魔力を

すべて使い切ってしまうため、弱点になってしまう。

「父上、見てください。スキルを見るができるようになりましたよ」

「ほお、どれどれ、ふーむ、なるほど」

「どうですか、父上」

「おまえに一刀流を習わせたことは間違いだったようだな。まあ、だが魔法は5世にしてはいいほうだがな」

アフテミル陛下はそれだけを言って、またどこかに行ってしまっていた。

普通5歳であればこんな塩対応であれば落ち込むだろう。

だが、彼には前世がある為か落ち込まず、自分のスキルを試すことにした。

といっても、[魔法Lv.3][無詠唱魔法師]についてはもう分かっていることだった。

そのため試すスキルは[遠距離]である。

ロードはこの高校生の時に物理を選択していたため軌跡については詳しかった。

そのためたくさんの軌跡を使い石投げをしていた。

いま、魔法を使えよと思ったものもいただろうが、彼の魔力量はまだ育ちざかりということもあり少ない。

そのため、彼は魔法を使わなかった。

それで成果があったかというと。

ありまくりだった。

というか[遠距離]は使う人によってはチートになりうることが分かった。

分かったこと1つ目[遠距離]は1キロメートル以上でないと発動しないこと。

分かったこと2つ目威力1やスピード1にしたときは徐々には増えないこと

分かったこと3つ目軌跡の途中に障害物があっても通り抜けて、絶対にその通りに運動すること

分かったこと4つ目軌道を起用した軌跡ができること

そして、5つ目住んでいるこの天体が球体であること

これをチートと思わない人はすまないが、あなたはバカである。

そうそうロードが[遠距離]のために石投げをしたのがどこかというと、それはメーダ王国である。
ロードはメーダ王国に石を投げていたのである。

このころメーダ王国ではいきなり石が降ってきてとても焦っていた。

メーダ王国はすぐに石が降ってきた方向に先遣隊を送ったが見つからなかった。

当たり前である。

通常、[投石]スキルを持っていたとしても、2キロメートルくらいである。

それに対してメーダ王国とケイブル王国の距離は大体40キロメートルあるのである。

そのため40キロメートル先から石が投げられるなんてなんて考えもしないことであった。

そして[遠距離]というスキルはこの世で初めて表られた(new skill)である。

そのため40キロメートル先から石が放たれるなんて考えもしないことであった。

そのころケイブル王国のアフテミル陛下は図書館に来ていた。

なぜって、そりゃあ息子のスキルの[二刀流]についてついての資料と聞いたことがない[遠距離]についての文献
を探してにである。

「やぁ、オルハート久しぶりだなぁ」

「あっ、陛下お久しぶりです」

オルハート、彼は国の図書館の館長である。

そして陛下の学園の同期で親友である。

「どうしました。陛下探し物ですか」

「あぁ、そうなんだよ。[二刀流]と[遠距離]というスキルは聞いたことはあるか」

「珍しいものを引きますね[二刀流]とは。ん、[遠距離]それは何ですか」

「それがわかってらここにいないよ」

「ということはnew skillでしょうか」

「たぶんな、今さっきどっかに石を投げて実験していたからな」

「ロード王子は好奇心旺盛ですね」

「ホントだよ。どこで[二刀流]の練習していたんだよ。」

「Lv.1じゃないんですか」

「そうかもな。だが一応な」

「といっても一冊しかないんだけどねぁ」

「珍しいからしょうがないなぁ」

「[遠距離]については彼にきて過ごしずつ作っていきましょう」
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