24 / 36
第24話 抱き締められた!!
しおりを挟む
「さて、お話は終わりましたか? 最後にもう一度身体の不調を診ますので、皆さん外へ出てください」
戻って来たシュリフス殿下が皆に声を掛ける。
四人に続き、アイリーンは「外でお待ちしていますわね」と言って出て行った。その顔はやる気に満ちていた。
「では少しの間じっとしていてくださいね」
「はい」
正面に座ったシュリフス殿下は私の両手を握った。きゃぁぁああ、手! 手がぁ! 手汗大丈夫かしら! 変な汗をかいてしまいそう!
シュリフス殿下は目を瞑り集中する。手から魔力が流れ込んでいるのか、なにかを感じる。身体中を巡るように全身が不思議な感覚になる。それらが再び手に集まってくると、シュリフス殿下の手に吸収されているようだった。
しばらくして「フー」と息を吐いたシュリフス殿下は目を開けた。ち、近い! 瑠璃色の瞳に吸い込まれそう! あぁぁあ、緊張でどうにかなりそうなのに、目が離せない!! 見詰め合ってしまうぅ!!
握っていた両手をさらに強い力でぎゅっと握ったシュリフス殿下。そして「はぁぁ」と溜め息を吐き俯いた。あぁ、視線が外れちゃった……というか、溜め息……もしかして私も叱られる!? そ、それはそれで興奮してしまいそうだけど……。
「せ、先生?」
恐る恐る聞いてみる。
「もう二度と自分が犠牲になるような攻撃の仕方はしないでください」
「え……」
俯いたまま低い声で言われた。やはり怒っているのね……あ、ヤバい、ちょっと泣きそう。
「す、すみませんでした、これからは気を付けます! で、でも……アイリーン様を護れたので後悔はしてません……」
これは本当だもの。あのとき私が動かなければアイリーンが怪我……下手をすると死んでいたかもしれない……そんなの駄目よ!
「それでもです!! 貴女の命だって大切なのですよ!?」
ガバッと顔を上げたシュリフス殿下の顔は真剣だった。真剣に怒ってくれている。
「ごめんなさい……」
あ、駄目だ、涙が零れてしまう。思わず俯いた。シュリフス殿下の怒った顔が怖かったのか、心配をしてくれているのが嬉しかったのか……いや、どっちもか……。でも泣くのは卑怯よ。我慢しないと!! 外見は十代だけど、中身はアラサーなんだからこんなことで泣いている場合じゃない!
なんとか取り繕わないと! しかし、そう思えば思うほど考えはまとまらず、どんどんと感情がこみ上げて来てしまう。情けない!
涙を零さないように必死に耐えていると、シュリフス殿下は握っていた両手を片方離すと私の頬に触れた。驚いて顔を上げた瞬間、ポロッと涙が零れ落ちてしまった。あぁぁ、駄目だ。
こうなってしまうと堰を切ったかのように止まらなくなってしまった。ボロボロと涙は溢れ出す。
「ごめんなさいぃぃぃ!! もう二度と自分の命も軽んじませんからぁぁあ」
小さい子供のように泣きじゃくってしまった! 恥ずかしい!!
シュリフス殿下は怒ったような真剣な顔からフッと力が抜けたように、いつもの優し気な顔に戻った。そして泣きじゃくる私の背に手を伸ばすとぎゅっと抱き締め、頭を撫でた。
はわわわわ!! だ、抱き締められたぁぁあああ!! あぁぁぁあ!!!! 堪能したいのに涙が止まらなくて匂いすら嗅げないぃ!!
あぁぁあ!! と声を上げながら泣きじゃくり、どさくさ紛れにシュリフス殿下の背中に手を伸ばし、ぎゅうぅぅ!! っと抱き付いた。あぁ、細いと思っていたのに、意外としっかりした胸筋!! 背中に回された腕も力強いし!! 優し気なイケオジだと思っていたけど、意外と男らしいかもぉ!!
ここぞとばかりに抱き付きながらシュリフス殿下の首元にスリスリと……。はぁぁあ、至福……。
「落ち着きましたか?」
涙もようやく落ち着いて来た頃にシュリフス殿下が耳元でそっと呟いた。はぁぁん、イケボが耳をくすぐるぅ。
離れたくない! シュリフス殿下は身体を離そうとしたが、私の腕は緩まない! ぎゅうぅぅ!! と、しがみついたまま。
「ルシアさん?」
くっ、やはりもう駄目か! 残念! 仕方なくシュリフス殿下から身体を離す。
「あぁぁあ!! すみません!!」
「?」
身体を離し気付いた……シュリフス殿下の尊い肩がぐっしょり……。あわあわしているとシュリフス殿下はクスッと笑った。
「フフ、これくらい大丈夫ですよ、それよりも落ち着かれましたか?」
「は、はい……すみませんでした」
顔が赤面するのが分かった。冷静に考えてみて、泣きまくっていたのはまあ良いとしても、抱き付いてスリスリしてたのはあかんやろ!! どう考えてもアウトー!! 痴女!! 恐る恐るシュリフス殿下の顔を見た。
目を合わせたシュリフス殿下はフッと笑って、再び頬に触れた。ドキィィイ!!
そして手に魔力を集中させたかと思うと泣き腫らした目を治してくれたのだった。優しいぃ。
「本当にこれからは自分の命も大事にしてくださいね」
そう言ったシュリフス殿下は頭を撫で、お顔はとても優しく神々しかった。思わず拝みたくなってしまったことはここだけの話。
戻って来たシュリフス殿下が皆に声を掛ける。
四人に続き、アイリーンは「外でお待ちしていますわね」と言って出て行った。その顔はやる気に満ちていた。
「では少しの間じっとしていてくださいね」
「はい」
正面に座ったシュリフス殿下は私の両手を握った。きゃぁぁああ、手! 手がぁ! 手汗大丈夫かしら! 変な汗をかいてしまいそう!
シュリフス殿下は目を瞑り集中する。手から魔力が流れ込んでいるのか、なにかを感じる。身体中を巡るように全身が不思議な感覚になる。それらが再び手に集まってくると、シュリフス殿下の手に吸収されているようだった。
しばらくして「フー」と息を吐いたシュリフス殿下は目を開けた。ち、近い! 瑠璃色の瞳に吸い込まれそう! あぁぁあ、緊張でどうにかなりそうなのに、目が離せない!! 見詰め合ってしまうぅ!!
握っていた両手をさらに強い力でぎゅっと握ったシュリフス殿下。そして「はぁぁ」と溜め息を吐き俯いた。あぁ、視線が外れちゃった……というか、溜め息……もしかして私も叱られる!? そ、それはそれで興奮してしまいそうだけど……。
「せ、先生?」
恐る恐る聞いてみる。
「もう二度と自分が犠牲になるような攻撃の仕方はしないでください」
「え……」
俯いたまま低い声で言われた。やはり怒っているのね……あ、ヤバい、ちょっと泣きそう。
「す、すみませんでした、これからは気を付けます! で、でも……アイリーン様を護れたので後悔はしてません……」
これは本当だもの。あのとき私が動かなければアイリーンが怪我……下手をすると死んでいたかもしれない……そんなの駄目よ!
「それでもです!! 貴女の命だって大切なのですよ!?」
ガバッと顔を上げたシュリフス殿下の顔は真剣だった。真剣に怒ってくれている。
「ごめんなさい……」
あ、駄目だ、涙が零れてしまう。思わず俯いた。シュリフス殿下の怒った顔が怖かったのか、心配をしてくれているのが嬉しかったのか……いや、どっちもか……。でも泣くのは卑怯よ。我慢しないと!! 外見は十代だけど、中身はアラサーなんだからこんなことで泣いている場合じゃない!
なんとか取り繕わないと! しかし、そう思えば思うほど考えはまとまらず、どんどんと感情がこみ上げて来てしまう。情けない!
涙を零さないように必死に耐えていると、シュリフス殿下は握っていた両手を片方離すと私の頬に触れた。驚いて顔を上げた瞬間、ポロッと涙が零れ落ちてしまった。あぁぁ、駄目だ。
こうなってしまうと堰を切ったかのように止まらなくなってしまった。ボロボロと涙は溢れ出す。
「ごめんなさいぃぃぃ!! もう二度と自分の命も軽んじませんからぁぁあ」
小さい子供のように泣きじゃくってしまった! 恥ずかしい!!
シュリフス殿下は怒ったような真剣な顔からフッと力が抜けたように、いつもの優し気な顔に戻った。そして泣きじゃくる私の背に手を伸ばすとぎゅっと抱き締め、頭を撫でた。
はわわわわ!! だ、抱き締められたぁぁあああ!! あぁぁぁあ!!!! 堪能したいのに涙が止まらなくて匂いすら嗅げないぃ!!
あぁぁあ!! と声を上げながら泣きじゃくり、どさくさ紛れにシュリフス殿下の背中に手を伸ばし、ぎゅうぅぅ!! っと抱き付いた。あぁ、細いと思っていたのに、意外としっかりした胸筋!! 背中に回された腕も力強いし!! 優し気なイケオジだと思っていたけど、意外と男らしいかもぉ!!
ここぞとばかりに抱き付きながらシュリフス殿下の首元にスリスリと……。はぁぁあ、至福……。
「落ち着きましたか?」
涙もようやく落ち着いて来た頃にシュリフス殿下が耳元でそっと呟いた。はぁぁん、イケボが耳をくすぐるぅ。
離れたくない! シュリフス殿下は身体を離そうとしたが、私の腕は緩まない! ぎゅうぅぅ!! と、しがみついたまま。
「ルシアさん?」
くっ、やはりもう駄目か! 残念! 仕方なくシュリフス殿下から身体を離す。
「あぁぁあ!! すみません!!」
「?」
身体を離し気付いた……シュリフス殿下の尊い肩がぐっしょり……。あわあわしているとシュリフス殿下はクスッと笑った。
「フフ、これくらい大丈夫ですよ、それよりも落ち着かれましたか?」
「は、はい……すみませんでした」
顔が赤面するのが分かった。冷静に考えてみて、泣きまくっていたのはまあ良いとしても、抱き付いてスリスリしてたのはあかんやろ!! どう考えてもアウトー!! 痴女!! 恐る恐るシュリフス殿下の顔を見た。
目を合わせたシュリフス殿下はフッと笑って、再び頬に触れた。ドキィィイ!!
そして手に魔力を集中させたかと思うと泣き腫らした目を治してくれたのだった。優しいぃ。
「本当にこれからは自分の命も大事にしてくださいね」
そう言ったシュリフス殿下は頭を撫で、お顔はとても優しく神々しかった。思わず拝みたくなってしまったことはここだけの話。
25
お気に入りに追加
420
あなたにおすすめの小説
乙女ゲームの悪役令嬢になったから、ヒロインと距離を置いて破滅フラグを回避しようと思ったら……なぜか攻略対象が私に夢中なんですけど!?
猪木洋平@【コミカライズ連載中】
恋愛
「イザベラ、お前との婚約を破棄する!」「はい?」悪役令嬢のイザベラは、婚約者のエドワード王子から婚約の破棄を言い渡されてしまった。男爵家令嬢のアリシアとの真実の愛に目覚めたという理由でだ。さらには義弟のフレッド、騎士見習いのカイン、氷魔法士のオスカーまでもがエドワード王子に同調し、イザベラを責める。そして正義感が暴走した彼らにより、イザベラは殺害されてしまった。「……はっ! ここは……」イザベラが次に目覚めたとき、彼女は七歳に若返っていた。そして、この世界が乙女ゲームだということに気づく。予知夢で見た十年後のバッドエンドを回避するため、七歳の彼女は動き出すのであった。
不機嫌な悪役令嬢〜王子は最強の悪役令嬢を溺愛する?〜
晴行
恋愛
乙女ゲームの貴族令嬢リリアーナに転生したわたしは、大きな屋敷の小さな部屋の中で窓のそばに腰掛けてため息ばかり。
見目麗しく深窓の令嬢なんて噂されるほどには容姿が優れているらしいけど、わたしは知っている。
これは主人公であるアリシアの物語。
わたしはその当て馬にされるだけの、悪役令嬢リリアーナでしかない。
窓の外を眺めて、次の転生は鳥になりたいと真剣に考えているの。
「つまらないわ」
わたしはいつも不機嫌。
どんなに努力しても運命が変えられないのなら、わたしがこの世界に転生した意味がない。
あーあ、もうやめた。
なにか他のことをしよう。お料理とか、お裁縫とか、魔法がある世界だからそれを勉強してもいいわ。
このお屋敷にはなんでも揃っていますし、わたしには才能がありますもの。
仕方がないので、ゲームのストーリーが始まるまで悪役令嬢らしく不機嫌に日々を過ごしましょう。
__それもカイル王子に裏切られて婚約を破棄され、大きな屋敷も貴族の称号もすべてを失い終わりなのだけど。
頑張ったことが全部無駄になるなんて、ほんとうにつまらないわ。
の、はずだったのだけれど。
アリシアが現れても、王子は彼女に興味がない様子。
ストーリーがなかなか始まらない。
これじゃ二人の仲を引き裂く悪役令嬢になれないわ。
カイル王子、間違ってます。わたしはアリシアではないですよ。いつもツンとしている?
それは当たり前です。貴方こそなぜわたしの家にやってくるのですか?
わたしの料理が食べたい? そんなのアリシアに作らせればいいでしょう?
毎日つくれ? ふざけるな。
……カイル王子、そろそろ帰ってくれません?
悪役令嬢に転生したら溺愛された。(なぜだろうか)
どくりんご
恋愛
公爵令嬢ソフィア・スイートには前世の記憶がある。
ある日この世界が乙女ゲームの世界ということに気づく。しかも自分が悪役令嬢!?
悪役令嬢みたいな結末は嫌だ……って、え!?
王子様は何故か溺愛!?なんかのバグ!?恥ずかしい台詞をペラペラと言うのはやめてください!推しにそんなことを言われると照れちゃいます!
でも、シナリオは変えられるみたいだから王子様と幸せになります!
強い悪役令嬢がさらに強い王子様や家族に溺愛されるお話。
HOT1/10 1位ありがとうございます!(*´∇`*)
恋愛24h1/10 4位ありがとうございます!(*´∇`*)
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
〘完〙前世を思い出したら悪役皇太子妃に転生してました!皇太子妃なんて罰ゲームでしかないので円満離婚をご所望です
hanakuro
恋愛
物語の始まりは、ガイアール帝国の皇太子と隣国カラマノ王国の王女との結婚式が行われためでたい日。
夫婦となった皇太子マリオンと皇太子妃エルメが初夜を迎えた時、エルメは前世を思い出す。
自著小説『悪役皇太子妃はただ皇太子の愛が欲しかっただけ・・』の悪役皇太子妃エルメに転生していることに気付く。何とか初夜から逃げ出し、混乱する頭を整理するエルメ。
すると皇太子の愛をいずれ現れる癒やしの乙女に奪われた自分が乙女に嫌がらせをして、それを知った皇太子に離婚され、追放されるというバッドエンドが待ち受けていることに気付く。
訪れる自分の未来を悟ったエルメの中にある想いが芽生える。
円満離婚して、示談金いっぱい貰って、市井でのんびり悠々自適に暮らそうと・・
しかし、エルメの思惑とは違い皇太子からは溺愛され、やがて現れた癒やしの乙女からは・・・
はたしてエルメは円満離婚して、のんびりハッピースローライフを送ることができるのか!?
魔性の悪役令嬢らしいですが、男性が苦手なのでご期待にそえません!
蒼乃ロゼ
恋愛
「リュミネーヴァ様は、いろんな殿方とご経験のある、魔性の女でいらっしゃいますから!」
「「……は?」」
どうやら原作では魔性の女だったらしい、リュミネーヴァ。
しかし彼女の中身は、前世でストーカーに命を絶たれ、乙女ゲーム『光が世界を満たすまで』通称ヒカミタの世界に転生してきた人物。
前世での最期の記憶から、男性が苦手。
初めは男性を目にするだけでも体が震えるありさま。
リュミネーヴァが具体的にどんな悪行をするのか分からず、ただ自分として、在るがままを生きてきた。
当然、物語が原作どおりにいくはずもなく。
おまけに実は、本編前にあたる時期からフラグを折っていて……?
攻略キャラを全力回避していたら、魔性違いで謎のキャラから溺愛モードが始まるお話。
ファンタジー要素も多めです。
※なろう様にも掲載中
※短編【転生先は『乙女ゲーでしょ』~】の元ネタです。どちらを先に読んでもお話は分かりますので、ご安心ください。
ここは乙女ゲームの世界でわたくしは悪役令嬢。卒業式で断罪される予定だけど……何故わたくしがヒロインを待たなきゃいけないの?
ラララキヲ
恋愛
乙女ゲームを始めたヒロイン。その悪役令嬢の立場のわたくし。
学園に入学してからの3年間、ヒロインとわたくしの婚約者の第一王子は愛を育んで卒業式の日にわたくしを断罪する。
でも、ねぇ……?
何故それをわたくしが待たなきゃいけないの?
※細かい描写は一切無いけど一応『R15』指定に。
◇テンプレ乙女ゲームモノ。
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇なろうにも上げてます。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる