52 / 163
第二章《仕事》編
第五十話 食糧庫
しおりを挟む
「ルーサ、ただいま」
ログウェルさんが教育係の部屋へ入りながら声を掛けた。部屋の中はというと……まあ一言で言ってぐちゃぐちゃだな。ハハハ……はぁぁあ。
「あぁ! リュシュ! ログウェルさん! やっと帰って来た!!」
若干涙目になったルーサがこちらに駆け寄って来た。まだ昼過ぎだというのにすでに疲れ切っている……。
『リュシュ!』
『リュシュ、帰ってきたー!』
キーアだけでなく、他の子供竜たちも声を上げたかと思うと俺に向かって突進してきた。うげっ。
慌てて避ける! 避ける! 避ける! 子供竜たちを見事に躱していく俺! 自分で感心! フフフ、いつまでも同じ俺ではない! 体当たりくらい避けてみせる!
そう自信満々に避けていたら、後ろから激突されました。
「ぐはっ!!」
バターンと前に倒れ込み案の定上に次から次へと乗っかられる始末……ちーん。
「ブフ、リュシュがいると和むわぁ、ありがとう」
いや、和ませているわけではない!
なんとか自力で抜け出そうとするが、子供竜だとしてもそれなりに重い。数匹上に乗られると身動きが取れん。こうなりゃ…………思い付かんから死んだふり…………。
バタリと倒れ込んだまま身動き一つせず顔を伏せた。
『リュシュ~?』
そうするとキーアや他の子供竜たちは反応がないことがつまらんのか心配をしてくれているのか、まあ前者だろうが、そろそろと俺の背から降り顔を覗き込もうとする。
身軽になった俺は勢い良く起き上がり背後を取られないよう身構えた。
「フハハハ!! 俺の勝ちだな!!」
『リュシュ起きたー!!』
そう叫んだそばからキーアに激突されて同じことを繰り返す羽目になるのだった。
「ちょっとリュシュ、遊んでばかりいないで手伝ってよ」
ルーサに苦笑されながら言われる。あ、遊んでるわけじゃ……。
「じゃあ俺は事務所に戻るからな。あとはルーサ、頼んだぞ」
「はーい」
そう言ってログウェルさんは爆笑しながら部屋から出て行った。
「さってと、とりあえず教育係はこの子たちのご飯とか健康チェック、あとは部屋の掃除とかが主な仕事かな」
「うん」
「ククッ、えーっと、それじゃあ、とりあえずまずは掃除しといてもらおうかな、フフ」
「あのさ、笑わないでよ……」
「フフ、ごめんごめん」
なぜルーサが笑っているかというと、それはもちろん…………俺が子供竜に群がられているからですね、はい。
肩に乗られ髪の毛を引っ張られ、腕や脚にぶら下がられ、足の上に座られ…………なんだこれ。
「があぁぁ!! 鬱陶しい!!」
頭に腕に足を振り回し、子供竜たちを散らすが……まあ喜ぶだけだよな。すでに疲れてるんだけど……。
食糧庫の隣の部屋にある用具室に掃除道具を取りに行き、箒で掃いたり散らばったものを片付けたりしていく。
その間も子供竜たちに群がられるんだがなんとか無視をし続ける。
「よし! 片付け終わったぞ!」
そう言って振り向いた部屋の中はというと……すでにまた散らかっていた。
「うがぁぁぁあ!! なんでまたこんな散らかってんだよー!!」
片付け終わったと思ったところにはすでにまた様々なものが飛び散っていた。子供竜の遊び道具やら恐らく眠るための場所にあるシーツらしきものや、朝食べたものだろうか、果物の残骸やら、うっ、なんかよく分からん残骸もあるな……まあ色々……。
「リュシュ、怒っちゃ駄目……怒ると余計疲れるよ? フフフ」
ルーサが遠い目をしてにこりと微笑んだ。
こ、これ、今まで毎日一人でこなしていたのか……ルーサ、スゲーよ。尊敬するわ。
「じゃあ、とりあえず掃除は置いといて、今度はこの子たちに食事あげてくれる?」
「うん、食事って?」
「えっとね、付いて来て」
ルーサに付いて食糧庫へ向かう。食糧庫には大量のものが置かれていた。
「えっとね、この食糧庫は基本的に育成係と教育係専用かな。もう一つ食糧庫があるんだけど、そっちは訓練係と強化係の竜たち用」
「なんで分けられてんの?」
「幼獣のあいだは果物とかをよく食べるから、こっちの食糧庫には果物が多いの。教育係の子たちは肉も食べるんだけどね、やっぱり大人の竜に比べると食べる量は少ないからメインの食事は果物が多いかな。あとは育成係の子たちのために加工したり出来るように調理場が付いてるのがこっちの食糧庫だね」
「へぇぇ、なるほど」
ルーサは果物が山積みにされたところまで行くと、なんの果物かを説明してくれた。
様々な色とりどりの果物。栄養価の高いもの、甘いもの、酸味のあるもの、中には変な匂いのするものまで。
「うぇ、なんだこの匂い……」
「ハハ、人間には嫌な匂いらしいね~」
「ルーサは嫌な匂いじゃないの?」
「うん、私たちや竜にとっては良い匂い! 大好物なの!」
「そ、そうなんだ……」
見た目も結構派手な色でイボイボしていて気持ち悪いのにな……。
「そういやキーアは俺たちと同じもの食べてたけど良かったのかな」
竜の食べるものなんて気にしたことがなかったから、キーアが食べたいものをそのままあげていた。
「うーん、まああまり気にする必要はないと思うよ。ずっと人間のものばかり子供竜のうちから食べてたら問題かもしれないけどキーアと知り合ったのって最近なんでしょ? いずれ竜人になったとしたら、ほぼ人間と同じものを食べるんだしね。好みはだいぶ違うだろうけど、アハハ」
好みな、確かにこの匂いが好きなら人間とはかなり好みが違いそうだ。
「まあここでは人間の食べるものは与えないからキーアの食生活も改善されるでしょ!」
な、なんか、キーアには申し訳ないな。まあ仕方ないか。
その後大量の果物を荷車に山積みに乗せ、教育係の部屋まで運ぶ作業を昼の分、夜の分、と何十回も繰り返すはめになろうとは……今まで一人でやっていたルーサにただただ感心した一日目だった。
ログウェルさんが教育係の部屋へ入りながら声を掛けた。部屋の中はというと……まあ一言で言ってぐちゃぐちゃだな。ハハハ……はぁぁあ。
「あぁ! リュシュ! ログウェルさん! やっと帰って来た!!」
若干涙目になったルーサがこちらに駆け寄って来た。まだ昼過ぎだというのにすでに疲れ切っている……。
『リュシュ!』
『リュシュ、帰ってきたー!』
キーアだけでなく、他の子供竜たちも声を上げたかと思うと俺に向かって突進してきた。うげっ。
慌てて避ける! 避ける! 避ける! 子供竜たちを見事に躱していく俺! 自分で感心! フフフ、いつまでも同じ俺ではない! 体当たりくらい避けてみせる!
そう自信満々に避けていたら、後ろから激突されました。
「ぐはっ!!」
バターンと前に倒れ込み案の定上に次から次へと乗っかられる始末……ちーん。
「ブフ、リュシュがいると和むわぁ、ありがとう」
いや、和ませているわけではない!
なんとか自力で抜け出そうとするが、子供竜だとしてもそれなりに重い。数匹上に乗られると身動きが取れん。こうなりゃ…………思い付かんから死んだふり…………。
バタリと倒れ込んだまま身動き一つせず顔を伏せた。
『リュシュ~?』
そうするとキーアや他の子供竜たちは反応がないことがつまらんのか心配をしてくれているのか、まあ前者だろうが、そろそろと俺の背から降り顔を覗き込もうとする。
身軽になった俺は勢い良く起き上がり背後を取られないよう身構えた。
「フハハハ!! 俺の勝ちだな!!」
『リュシュ起きたー!!』
そう叫んだそばからキーアに激突されて同じことを繰り返す羽目になるのだった。
「ちょっとリュシュ、遊んでばかりいないで手伝ってよ」
ルーサに苦笑されながら言われる。あ、遊んでるわけじゃ……。
「じゃあ俺は事務所に戻るからな。あとはルーサ、頼んだぞ」
「はーい」
そう言ってログウェルさんは爆笑しながら部屋から出て行った。
「さってと、とりあえず教育係はこの子たちのご飯とか健康チェック、あとは部屋の掃除とかが主な仕事かな」
「うん」
「ククッ、えーっと、それじゃあ、とりあえずまずは掃除しといてもらおうかな、フフ」
「あのさ、笑わないでよ……」
「フフ、ごめんごめん」
なぜルーサが笑っているかというと、それはもちろん…………俺が子供竜に群がられているからですね、はい。
肩に乗られ髪の毛を引っ張られ、腕や脚にぶら下がられ、足の上に座られ…………なんだこれ。
「があぁぁ!! 鬱陶しい!!」
頭に腕に足を振り回し、子供竜たちを散らすが……まあ喜ぶだけだよな。すでに疲れてるんだけど……。
食糧庫の隣の部屋にある用具室に掃除道具を取りに行き、箒で掃いたり散らばったものを片付けたりしていく。
その間も子供竜たちに群がられるんだがなんとか無視をし続ける。
「よし! 片付け終わったぞ!」
そう言って振り向いた部屋の中はというと……すでにまた散らかっていた。
「うがぁぁぁあ!! なんでまたこんな散らかってんだよー!!」
片付け終わったと思ったところにはすでにまた様々なものが飛び散っていた。子供竜の遊び道具やら恐らく眠るための場所にあるシーツらしきものや、朝食べたものだろうか、果物の残骸やら、うっ、なんかよく分からん残骸もあるな……まあ色々……。
「リュシュ、怒っちゃ駄目……怒ると余計疲れるよ? フフフ」
ルーサが遠い目をしてにこりと微笑んだ。
こ、これ、今まで毎日一人でこなしていたのか……ルーサ、スゲーよ。尊敬するわ。
「じゃあ、とりあえず掃除は置いといて、今度はこの子たちに食事あげてくれる?」
「うん、食事って?」
「えっとね、付いて来て」
ルーサに付いて食糧庫へ向かう。食糧庫には大量のものが置かれていた。
「えっとね、この食糧庫は基本的に育成係と教育係専用かな。もう一つ食糧庫があるんだけど、そっちは訓練係と強化係の竜たち用」
「なんで分けられてんの?」
「幼獣のあいだは果物とかをよく食べるから、こっちの食糧庫には果物が多いの。教育係の子たちは肉も食べるんだけどね、やっぱり大人の竜に比べると食べる量は少ないからメインの食事は果物が多いかな。あとは育成係の子たちのために加工したり出来るように調理場が付いてるのがこっちの食糧庫だね」
「へぇぇ、なるほど」
ルーサは果物が山積みにされたところまで行くと、なんの果物かを説明してくれた。
様々な色とりどりの果物。栄養価の高いもの、甘いもの、酸味のあるもの、中には変な匂いのするものまで。
「うぇ、なんだこの匂い……」
「ハハ、人間には嫌な匂いらしいね~」
「ルーサは嫌な匂いじゃないの?」
「うん、私たちや竜にとっては良い匂い! 大好物なの!」
「そ、そうなんだ……」
見た目も結構派手な色でイボイボしていて気持ち悪いのにな……。
「そういやキーアは俺たちと同じもの食べてたけど良かったのかな」
竜の食べるものなんて気にしたことがなかったから、キーアが食べたいものをそのままあげていた。
「うーん、まああまり気にする必要はないと思うよ。ずっと人間のものばかり子供竜のうちから食べてたら問題かもしれないけどキーアと知り合ったのって最近なんでしょ? いずれ竜人になったとしたら、ほぼ人間と同じものを食べるんだしね。好みはだいぶ違うだろうけど、アハハ」
好みな、確かにこの匂いが好きなら人間とはかなり好みが違いそうだ。
「まあここでは人間の食べるものは与えないからキーアの食生活も改善されるでしょ!」
な、なんか、キーアには申し訳ないな。まあ仕方ないか。
その後大量の果物を荷車に山積みに乗せ、教育係の部屋まで運ぶ作業を昼の分、夜の分、と何十回も繰り返すはめになろうとは……今まで一人でやっていたルーサにただただ感心した一日目だった。
10
お気に入りに追加
548
あなたにおすすめの小説
前世は悪神でしたので今世は商人として慎ましく生きたいと思います
八神 凪
ファンタジー
平凡な商人の息子として生まれたレオスは、無限収納できるカバンを持つという理由で、悪逆非道な大魔王を倒すべく旅をしている勇者パーティに半ば拉致されるように同行させられてしまう。
いよいよ大魔王との決戦。しかし大魔王の力は脅威で、勇者も苦戦しあわや全滅かというその時、レオスは前世が悪神であったことを思い出す――
そしてめでたく大魔王を倒したものの「商人が大魔王を倒したというのはちょっと……」という理由で、功績を与えられず、お金と骨董品をいくつか貰うことで決着する。だが、そのお金は勇者装備を押し付けられ巻き上げられる始末に……
「はあ……とりあえず家に帰ろう……この力がバレたらどうなるか分からないし、なるべく目立たず、ひっそりしないとね……」
悪神の力を取り戻した彼は無事、実家へ帰ることができるのか?
八神 凪、作家人生二周年記念作、始動!
※表紙絵は「茜328」様からいただいたファンアートを使用させていただきました! 素敵なイラストをありがとうございます!
【完結】エルモアの使者~突然死したアラフォー女子が異世界転生したらハーフエルフの王女になってました~
月城 亜希人
ファンタジー
やりたいことを我慢して質素に暮らしてきたアラフォー地味女ミタラシ・アンコが、理不尽な理由で神に命を奪われ地球から追放される。新たに受けた生は惑星エルモアにある小国ガーランディアの第二子となるハーフエルフの王女ノイン・ガーランディア。アンコは死産する予定だった王女に乗り移る形で転生を果たす。またその際、惑星エルモアのクピドから魔物との意思疎通が可能になるなどの幾つかのギフトを授かる。ところが、死産する予定であった為に魔力を持たず、第一子である腹違いの兄ルイン・ガーランディアが魔族の先祖返りとして第一王妃共々追放されていたことで、自身もまた不吉な忌み子として扱われていた。それでも献身的に世話をしてくれる使用人のロディとアリーシャがいた為、三歳までは平穏に過ごしてきたのだが、その二人も実はノインがギフトを用いたら始末するようにと王妃ルリアナから命じられていた暗殺者だった。ノインはエルモアの導きでその事実を知り、またエルモアの力添えで静寂の森へと転移し危機を脱する。その森で帝国の第一皇子ドルモアに命を狙われている第七皇子ルシウスと出会い、その危機を救う。ノインとルシウスはしばらく森で過ごし、魔物を仲間にしながら平穏に過ごすも、買い物に出た町でロディとアリーシャに遭遇する。死を覚悟するノインだったが、二人は既に非情なルリアナを見限っており、ノインの父であるノルギス王に忠誠を誓っていたことを明かす。誤解が解けたノイン一行はガーランディア王国に帰還することとなる。その同時期に帝国では第一皇子ドルモアが離反、また第六皇子ゲオルグが皇帝を弑逆、皇位を簒奪する。ドルモアはルリアナと共に新たな国を興し、ゲオルグと結託。二帝国同盟を作り戦争を起こす。これに対しノルギスは隣国と結び二王国同盟を作り対抗する。ドルモアは幼少期に拾った星の欠片に宿る外界の徒の導きに従い惑星エルモアを乗っ取ろうと目論んでいた。十数年の戦いを経て、成長したノイン一行は二帝国同盟を倒すことに成功するも、空から外界の徒の本体である星を食らう星プラネットイーターが降ってくる。惑星エルモアの危機に、ノインがこれまで仲間にした魔物たちが自らを犠牲にプラネットイーターに立ち向かい、惑星エルモアは守られ世界に平和が訪れる。
※直接的な表現は避けていますが、残酷、暴力、性犯罪描写が含まれます。
それらを推奨するものではありません。
この作品はカクヨム、なろうでも掲載しています。
【完結】神スキル拡大解釈で底辺パーティから成り上がります!
まにゅまにゅ
ファンタジー
平均レベルの低い底辺パーティ『龍炎光牙《りゅうえんこうが》』はオーク一匹倒すのにも命懸けで注目もされていないどこにでもでもいる冒険者たちのチームだった。
そんなある日ようやく資金も貯まり、神殿でお金を払って恩恵《ギフト》を授かるとその恩恵《ギフト》スキルは『拡大解釈』というもの。
その効果は魔法やスキルの内容を拡大解釈し、別の効果を引き起こせる、という神スキルだった。その拡大解釈により色んなものを回復《ヒール》で治したり強化《ブースト》で獲得経験値を増やしたりととんでもない効果を発揮する!
底辺パーティ『龍炎光牙』の大躍進が始まる!
第16回ファンタジー大賞奨励賞受賞作です。
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
どうやら異世界ではないらしいが、魔法やレベルがある世界になったようだ
ボケ猫
ファンタジー
日々、異世界などの妄想をする、アラフォーのテツ。
ある日突然、この世界のシステムが、魔法やレベルのある世界へと変化。
夢にまで見たシステムに大喜びのテツ。
そんな中、アラフォーのおっさんがレベルを上げながら家族とともに新しい世界を生きていく。
そして、世界変化の一因であろう異世界人の転移者との出会い。
新しい世界で、新たな出会い、関係を構築していこうとする物語・・・のはず・・。
【完結】異世界で婚約者生活!冷徹王子の婚約者に入れ替わり人生をお願いされました
樹結理(きゆり)
恋愛
ある時目覚めたら真っ白な空間にお姫様みたいな少女と二人きりだった。彼女は冷徹王子と呼ばれる第一王子の婚約者。ずっと我慢してたけど私は婚約したくない!違う人生を歩みたい!どうか、私と人生交換して!と懇願されてしまった。
私の人生も大したことないけど良いの?今の生活に未練がある訳でもないけど、でもなぁ、と渋っていたら泣いて頼まれて断るに断れない。仕方ないなぁ、少しだけね、と人生交換することに!
見知らぬ国で魔術とか魔獣とか、これって異世界!?早まった!?
お嬢様と入れ替わり婚約者生活!こうなったら好きなことやってやろうじゃないの!
あちこち好きなことやってると、何故か周りのイケメンたちに絡まれる!さらには普段見向きもしなかった冷徹王子まで!?
果たしてバレずに婚約者として過ごせるのか!?元の世界に戻るのはいつ!?
異世界婚約者生活が始まります!
※2024.10 改稿中。
◎こちらの作品は小説家になろう・カクヨムでも投稿しています
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~
ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。
異世界転生しちゃいました。
そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど
チート無いみたいだけど?
おばあちゃんよく分かんないわぁ。
頭は老人 体は子供
乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。
当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。
訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。
おばあちゃん奮闘記です。
果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか?
[第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。
第二章 学園編 始まりました。
いよいよゲームスタートです!
[1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。
話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。
おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので)
初投稿です
不慣れですが宜しくお願いします。
最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。
申し訳ございません。
少しづつ修正して纏めていこうと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる