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愛4 ※

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「口近付けられただけで震えて揺れてる。張りがあって、本当綺麗な形しっとりしてていい匂い」
 大きな手で握り潰されて、柔らかいまん丸が卑猥な形に歪む、優しく揉まれて先を舐められて唇をきゅっと噛んだ。
「気持ちいい事大好きなのに、初めは声出さずに消極的なところも可愛い」
「初めから声出してたら最後に出なくなっちゃうから我慢してるの」

 乳首きゅって抓られて、お耳噛まれて。

「最後まで好き好きって言いながら喘いでる声俺に聞いてほしいから我慢してるの?」
「う…………うん、タツミネネの声好きでしょ?」
「ネネ~」

 コクンてしたら、抱き締められて、頬とか首とかちゅっちゅしてくる、ネネが好き過ぎて頭可笑しくなるって、頭にスリスリしてきて私も背中に手を回す。
 音が出る触れるキスを顔中にされて、されたところあっつくなる、見つめ合って頬擦りされてまたぎゅうってして少しお話しする。
 またキスして胸揉まれて…………ってタツミとのエッチってこうやって時間かかる時のが多い。
 イチャイチャいっぱい、ずっと私の体揉んできたり、指先でなぞってきたり、エッチな声出たらちょっと先に進んで、そんなんだから下半身に手が伸びる頃には体中グズグズに溶けてるし下着汚れる程ヌルヌルになってる。

 今日は腰から首、肩って絶妙な力加減でマッサージしてくるの、いっぱい疲れたからって私が上に乗ったり背を向けたり、ポジション変わるけど一時間位ずっともみもみしてくる。
 たまに指の腹でふんわり背中に触れてきて、ビクビクしたらキスして、おっぱいに赤い印つけられて噛まれたして、今度は大きな手がお尻に伸びる。

 タツミの上でうつ伏せになってお尻ずっと撫でてくるからお尻尾ニョロニョロしてしまう。
 なんなら際どいラインを通る度に胸に噛み付いちゃうし爪立てるんだけど、タツミは垂れてる耳を甘く噛んで舐めてくるだけだ。

 最後には触ってくれるって分かってるけど、今日はやたらとナデナデタイム長すぎ、気持ちが昂ったり治まったり、疲れてるのもあって、ちょっと寝てしまいそうな初めての感覚だ。
 タツミも今は私を上に乗せてるから、また下半身硬くなってきたけど、さっきやっこくなってた。尻尾もエッチな感じじゃなくてリラックスしてる。

 私の牙で血が出ない程度に凹凸ができた胸板を舐めて、タツミ体温かいし、お尻の手も心地よくってあくびが出てしまった。

「眠い?」
「う?」
「いいんだよ、このまま寝ても」
「エッチしないの?」
「うん、別にセックスだけが気持ちいい事じゃないから、スキンシップで安心して眠たくなったんならそれでいい、寝て」
「でもこれは? 苦しくないの?」
 お股に密着してる少し硬くなってるのに圧を掛けたら、タツミはお尻を触るのを止めて抱き締めてきて。
「自分が苦しいから吐き出すってそれ動物の思考、俺人間」
「人間も動物じゃないの?」
「でも人間には理性がある、欲に身を任せていいなら、拾ったその日に押し込んでる」
「にゃ!」

 鳥肌立ってぎゅって抱き着いて理性万歳ってしといた。
「もちろんネネがしたいならするよ。したい?」
「それは……したい……に、決まってるじゃん……さっきからタツミが体いっぱい撫でてくるから、撫でたいのかなって大人しくしていただけ」
「そっか、ごめん」

 下着の尻尾を通す穴から尻尾を抜かれて、サイドにある紐を解かれる、お尻が外気に触れて急に緊張で汗ばんできた。
 長い指がお尻を開いたり閉じたりしてきて早く触って欲しくってお顔までよじ登ってキスする。

 もっと色んなことされたいって舌激しく動かして腰くねらせる、タツミは舌を絡ませながら濡れた場所に指を這わせた。
 クチュクチュ音がして背筋からゾクゾク走ってくる。

「イイ息吐いてるネネ」
「あ、あぁ、だってぇしたかったもん」
「イキたくて触りやすいように腰上げて足広げて可愛い、一度楽にしてあげるから」

 ヌルヌルの指が突起を掠めてブルってして、タツミの下にある顔を抱え込んで舌を捩込む、激しくなる指の動きに合わせて口の中掻き混ぜて、いつのも速さで捏ねられて突いていた膝がガクガク震える。

「ぅあ、待っ……て待っ」
「マテさせ過ぎて、もうイッちゃう? ここ俺より硬い」

 舌ガリってされて全身痺れて熱が弾ける、反り上がってた腰がペタンって落ち着いて、息はあはあしちゃう。

「凄い中から溢れてきてる」
「らって、タツミに指でされたら、ネネすぐイッちゃうよ」
「可愛い、水飲もうネネ」

 ベッドサイドにあったタツミの為に持って来た水筒を持たせてくるのかと思ったら、タツミはキスしてきて舌が擦れれば火照った体に染み込む冷たい水が湧き出てくる。
 な、何コレって目を開けたらタツミの目が光ってて、こんな魔法の使い方初めて。
 コクコク飲んで「もっと?」って聞かれたから舌押したら美味しい水でてくるの、水なのかなんなのか謎だけど体の隅々まで浸透する感じ。
「お水?」
「俺の中から作り出した」

 ぷはってしてタツミの口端に零れる水滴舐め上げて、呼吸落ち着かせれば、濡れた指が今度は入る口を追加してお尻穴に登ってきて。

「ひゃ! 何?」
「嫌い?」
「嫌い? 分からない、びっくりした」
「ここ、敏感な所だから少し触る」
「触る?」
「舌で」
「う?」

 後頭部掴まれて、いっぱいキスする、好き好きって舌で馴染ませながら言われて、応えるけど私はその前の言葉が気になってる。
 お尻を舌で、って何?
 唇が離れてタツミはポフッと私をベッドに置いた。

 起き上がるタツミを見上げれば親指と人差し指回転させる動作をして、うつ伏せになれって指示してきて、背を向ける。
 寝そべった私に枕を抱かせると背中を噛みながら尻尾の根元を掴んで引っ張り上げて膝で立てってしてきて。

「ネネ入れてない時この姿勢恥ずかしいからやだあ」
「でもネネが気持ち良くなれる所全部見える」
「もう入れていいよ」
「まだダメ」

 そしたらペチンってお尻叩かれて、変な声出る、叩かれた所ヒリヒリじんじんして、また同じとこを叩かれて枕噛んでフーフーしちゃう。

「お尻叩かれるの気持ちいいねネネ、こんな尻尾立てて毛逆立てて」
「う、あぅ今お尻尾握っちゃだめえ」

 またお尻叩かれて反対の手で付け根の太いとこ掴まれて親指で裏筋グリグリされて体痺れる。

「綺麗なお尻が赤くなってる」
「色んなとこ苦しいよタツミ」

 タツミの口に尻尾近づけたらあぐって尻尾の先噛まれて、ビクンってお股からいっぱい漏れてくる。
 一人ではあはあして部屋の空気湿ってきて、もう一度お尻を叩かれて長い指がそこを左右に開いた。

「入り口引くつかて濃いの垂らしてる」
「そんな開かないで恥ずかしい」
「ネネのここは本当いい匂い、もっと嗅ぎたい飲みたい」

 息がかかって、欲しくて欲しくて堪らなくて涎塗れの枕をぎゅうって抱え込む、ピチャって熱い舌が濡れた所に密着して、それだけで膝ガクガクしちゃう。
 入り口を何度か舌が往復して、もどかしくて自分からお尻突き出して舐めやすいようにして、腰をくねらせた。
 くちゅって鳥肌立てながら入ってきたのは柔らかい舌の感触じゃなくて、ゴツゴツした指だった。

「まだまだ奥は嫌がるね、直ぐ俺のでこじ開けてあげるから」
「あん、きもちいーよお」
 中指が壁を擦って、それだけでも感じるのに指先は私の快感が密集してる所を探り当てて押したり捏ねたりしてくる。
 また中から溢れて、タツミはお尻の頬っぺたを舐めて噛んできて、尻尾の付け根を甘噛みしてくる。

「すっごいきゅんきゅん締め付けてくる、俺の指美味しい?」
「しゅきいもっともっとぉ、虐めてタツミ」
「いいよ」
 指でいっぱいズボズボしてって意味だったんだけど、指は淡く性感帯を刺激したまま噛み付かれてた尻尾から唇が降りてきた。

 お尻の穴にぬるりと舌が這って。
「あ、ヤッ」
「ネネの気持ち良くなれる所は全部俺のもの」
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