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ウジウジ
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「兄さんの様子は」
「変わらないよ」
タツミが倒れてから、ポポが三回鳴いた、三回鳴いて飛んできて心配そうにタツミの顔を覗き込んで、私に「ゴメンねネネ、私少しおやすみするね」と言って、その場でコロッと倒れた。
タツミの布団の上に木製の小さな白い鳥が転がって、時計の針が止まった。
ポポは毎日美味しい魔法が食べたいの、と言ってた。
朝タツミに頬擦りして一日分の魔法を貰って、帰って来たらタツミから勝手に吸収してるって。
ポポが動かなくなったのは、タツミから魔法が吸収できなくなったからなのか、それともポポが吸収するのを止めようって自分で思ったからなのか分からない。
分からないけど小さな木製の小鳥の人形は温かっかった。
「僕の魔力を入れてもいいけど、そんなんじゃコイツも目覚めが悪いだろうし止めておく」
「そんな事ないよ、でもありがとうドロ」
「朝はいつもと変わりなく仕事をしていたんだ。昼になる前、胸を押さえて口数が減った。お前の事でも考えているのかと思ったけれど、様子がおかしかった。少し休むと言って 部屋を出た、それきりだ。兄様の仕事を引き継いで終わらせて来たらこうなっていた」
「そっか、眼鏡のヒビは何か意味があるかな」
「断定できないから、呪いなのだ。僕にも分からない、が僕が見ていた時はヒビはなかった。そして兄様の眼鏡が傷付いている所を初めて見た。多少戦闘でフレームに痛みはあってもレンズは……」
「うん」
「わかっていると思うが、この眼鏡を直せる人物は一人しかいない」
「シャム猫のお爺さんだね」
「ああ」
ベッドの下に座ってタツミの手を握っていた、ピヨはタツミの顔の横に座ってる、ドロは私の後ろに立って腕を組んで目を開けない兄をじっと見てる。
「何でこうなったのか、とか眼鏡を直したらよくなる、とかわからないけど、でもタツミが熱を出している所を初めて見たよ」
「そうだな、僕もだ」
「これから、どうしたらいいかな……私は……何が出来るんだろう」
「知らん、僕が可能性を示唆した所で、それは僕が言った上での行動だろ? お前の意志でした行動ではない。聞くな、自分で考えろ」
「うん、わかってる」
「泣くな、僕は女の慰め方を知らない」
「慰めてなんて言ってないもん」
握り返してくれない大きな手に頬をスリスリして、指先を甘噛みしてみたけど何の反応もなかった。
ピヨが心配して黄色い頭で涙を拭ってくれる、後ろからため息が聞こえて、肩にパサッとパーカが掛かる。
「お前が泣いてこの状況が変わるなら一生泣き続けろ」
「泣いてない」
「なら足搔けよ、お前には手足があるのだから」
ドロが投げた何かがベッドに転がって、見れば、これは……あの、ピヨがくれた真っ白いシャム爺さんの魔石だ。
「こっちを向け」
「ん?」
見上げれば、ドロは親指を噛んで血を滲ませる、その手をスッと私の首に伸ばすと首輪の鈴を握った。
ドロの体を蒼い光が包んで、鈴を握る手の平に輝きが集まる、冷たく透き通った空気が部屋を彷徨って髪と服を揺らした。
「行きの魔石は持っているんだろう、ならそれは帰り道分だ。どこでも好きな所に行け」
「好きな所……」
光が終息すると、ドロは私の顎を掴んで口を開けさせてきて、滴る血を舌に刷り込んできた、知らない親指の感触と血の味にぞわってする。
「な、に……?」
「契約した、これからお前に何かあった時いつでも僕が呼び寄せられる」
「契約?」
顎を離されて、唇を拭った。唾液と一緒に血を飲み込めばブルッと鳥肌が立ってじんわり体の芯が温かくなる。
「してるだろう? そのヒヨコとも。そいつらは死ぬまでお前の手下だ」
「手下? してないよ、そんなの」
「じゃあ性行為の最中にでもされたんじゃないのか、知らんが。お前が死なずに済む手っ取り早い手段だ。僕はお前に興味がないからどこにいるかなんて分からないし。が、死なれたら困る」
ドロは手の平を光らせて傷を塞ぐと、帽子を持って背を向けた。
「行くの?」
「行くさ、覚えていないのか。兄さんは言った、僕に足りないのは強さなんだ。僕はこの世でたった一人の忌み子の兄を信じてる。僕を残して死なないと言った兄の言葉を信じる、だから僕がしなければいけないのは、兄が戻った時に円滑に仕事が出来るようにしておくこと。ここでお前のようにウジウジ泣いてることではない」
「うん」
「だから、お前はお前にしかできない事をしろ」
「…………」
ドロは帽子を被ると、そのままドアをすり抜けて姿を消した。
見ていられなかったんだと思う、自分はタツミを信じるって奮い立たせたんだ、だってドロはタツミの姿を見た時、明らかに動揺して震えて、唇を噛んでた。
ピヨもだけど、いざとなったら男の人って泣かなくできてるの? 凄いね。
一度だけ、私も熱を出してしまった事がある。
小さい時、まだタツミと触り合う位でエッチまではしていなかった時だ。
怠くてお腹が熱くて胸がいっぱいでミルクが喉を通らない、頭がズキズキして、機嫌も中々上がらないの。
朝からタツミは首を傾げてて、私の額に唇を当てると、お熱あるねってベッドに連れて行ってくれた。
舌や瞼の内側の色を見られて匂いを嗅がれて、風邪かなって頭を撫でてくれた。病気と闘ってるんだから熱は無理矢理下げない方がいいけど、あまりにも高くなったら辛いだろうからお薬飲もうってまるでお医者さんみたいだった。
苦しくて息上手に出来なかったんだけど、魔法で治しちゃうと抗体が出来ないから少し頑張ろうねって抱っこしてくれた。
お部屋にお香を焚いてくれて、呼吸が落ち着いて、タツミはお薬作ってくるって部屋を出ようとするから、不安になってミィミィってフラフラしながら立ち上がってついて行こうとすれば、タツミはごめんってタオルをたすき掛けに縛るとスリングみたいにして私を入れてくれた。
ぴったりタツミにくっ付いてゆらゆら揺れて、安心して瞼が閉じる。
その後、目を覚ましたらベッドにいて隣にタツミがいてくれた。頭と体を撫でられて、まだ体あっついねって抱きしめてくれる、口の端からスポイトでご飯くれたり、おむつかえてくれたり。
熱が上がってきて、体可笑しくなって人になったり猫になったりを繰り返して、泣いたりイライラして噛んだり吐いちゃっても、優しく抱っこして落ち着かせてくれた。
裸の体いっぱい撫でてくれて、大丈夫っていっぱいちゅうしてくれたし、熱冷ましも口移しでくれた。
丸一日私に付きっきりで、苦しかったけど、この人の腕の中が私の一番安心する場所なんだって覚えたのもその時だ。
タツミを見つめて、キスして、額に乗せられたタオルが温かくて、ピピが洗面器に氷を出す、ヨヨがタオルを絞ってる。
それを私が額に乗せて、ピヨはちょっと熱を下げる薬草がなかったか、調べてくるピヨって二人で出て行った。
部屋に二人きりになって、金色の綺麗な睫毛を見つめる、ピヨが帰って来たら、シャム爺さんの所に行こうって、ポケットに入ってる石と眼鏡を握りしめた。
それで私もあの時タツミがしてくれたみたいに、ベッドに入ってタツミに抱き付いて全身を撫でてみた。
体、あっつい、胸にすり寄って筋肉の筋を指で辿りながら言う。
「タツミ……大好きだよ」
そして胸にちゅうってして、唇を離せば、
「ネネ……」
私の髪を大きな手が撫でた。
「変わらないよ」
タツミが倒れてから、ポポが三回鳴いた、三回鳴いて飛んできて心配そうにタツミの顔を覗き込んで、私に「ゴメンねネネ、私少しおやすみするね」と言って、その場でコロッと倒れた。
タツミの布団の上に木製の小さな白い鳥が転がって、時計の針が止まった。
ポポは毎日美味しい魔法が食べたいの、と言ってた。
朝タツミに頬擦りして一日分の魔法を貰って、帰って来たらタツミから勝手に吸収してるって。
ポポが動かなくなったのは、タツミから魔法が吸収できなくなったからなのか、それともポポが吸収するのを止めようって自分で思ったからなのか分からない。
分からないけど小さな木製の小鳥の人形は温かっかった。
「僕の魔力を入れてもいいけど、そんなんじゃコイツも目覚めが悪いだろうし止めておく」
「そんな事ないよ、でもありがとうドロ」
「朝はいつもと変わりなく仕事をしていたんだ。昼になる前、胸を押さえて口数が減った。お前の事でも考えているのかと思ったけれど、様子がおかしかった。少し休むと言って 部屋を出た、それきりだ。兄様の仕事を引き継いで終わらせて来たらこうなっていた」
「そっか、眼鏡のヒビは何か意味があるかな」
「断定できないから、呪いなのだ。僕にも分からない、が僕が見ていた時はヒビはなかった。そして兄様の眼鏡が傷付いている所を初めて見た。多少戦闘でフレームに痛みはあってもレンズは……」
「うん」
「わかっていると思うが、この眼鏡を直せる人物は一人しかいない」
「シャム猫のお爺さんだね」
「ああ」
ベッドの下に座ってタツミの手を握っていた、ピヨはタツミの顔の横に座ってる、ドロは私の後ろに立って腕を組んで目を開けない兄をじっと見てる。
「何でこうなったのか、とか眼鏡を直したらよくなる、とかわからないけど、でもタツミが熱を出している所を初めて見たよ」
「そうだな、僕もだ」
「これから、どうしたらいいかな……私は……何が出来るんだろう」
「知らん、僕が可能性を示唆した所で、それは僕が言った上での行動だろ? お前の意志でした行動ではない。聞くな、自分で考えろ」
「うん、わかってる」
「泣くな、僕は女の慰め方を知らない」
「慰めてなんて言ってないもん」
握り返してくれない大きな手に頬をスリスリして、指先を甘噛みしてみたけど何の反応もなかった。
ピヨが心配して黄色い頭で涙を拭ってくれる、後ろからため息が聞こえて、肩にパサッとパーカが掛かる。
「お前が泣いてこの状況が変わるなら一生泣き続けろ」
「泣いてない」
「なら足搔けよ、お前には手足があるのだから」
ドロが投げた何かがベッドに転がって、見れば、これは……あの、ピヨがくれた真っ白いシャム爺さんの魔石だ。
「こっちを向け」
「ん?」
見上げれば、ドロは親指を噛んで血を滲ませる、その手をスッと私の首に伸ばすと首輪の鈴を握った。
ドロの体を蒼い光が包んで、鈴を握る手の平に輝きが集まる、冷たく透き通った空気が部屋を彷徨って髪と服を揺らした。
「行きの魔石は持っているんだろう、ならそれは帰り道分だ。どこでも好きな所に行け」
「好きな所……」
光が終息すると、ドロは私の顎を掴んで口を開けさせてきて、滴る血を舌に刷り込んできた、知らない親指の感触と血の味にぞわってする。
「な、に……?」
「契約した、これからお前に何かあった時いつでも僕が呼び寄せられる」
「契約?」
顎を離されて、唇を拭った。唾液と一緒に血を飲み込めばブルッと鳥肌が立ってじんわり体の芯が温かくなる。
「してるだろう? そのヒヨコとも。そいつらは死ぬまでお前の手下だ」
「手下? してないよ、そんなの」
「じゃあ性行為の最中にでもされたんじゃないのか、知らんが。お前が死なずに済む手っ取り早い手段だ。僕はお前に興味がないからどこにいるかなんて分からないし。が、死なれたら困る」
ドロは手の平を光らせて傷を塞ぐと、帽子を持って背を向けた。
「行くの?」
「行くさ、覚えていないのか。兄さんは言った、僕に足りないのは強さなんだ。僕はこの世でたった一人の忌み子の兄を信じてる。僕を残して死なないと言った兄の言葉を信じる、だから僕がしなければいけないのは、兄が戻った時に円滑に仕事が出来るようにしておくこと。ここでお前のようにウジウジ泣いてることではない」
「うん」
「だから、お前はお前にしかできない事をしろ」
「…………」
ドロは帽子を被ると、そのままドアをすり抜けて姿を消した。
見ていられなかったんだと思う、自分はタツミを信じるって奮い立たせたんだ、だってドロはタツミの姿を見た時、明らかに動揺して震えて、唇を噛んでた。
ピヨもだけど、いざとなったら男の人って泣かなくできてるの? 凄いね。
一度だけ、私も熱を出してしまった事がある。
小さい時、まだタツミと触り合う位でエッチまではしていなかった時だ。
怠くてお腹が熱くて胸がいっぱいでミルクが喉を通らない、頭がズキズキして、機嫌も中々上がらないの。
朝からタツミは首を傾げてて、私の額に唇を当てると、お熱あるねってベッドに連れて行ってくれた。
舌や瞼の内側の色を見られて匂いを嗅がれて、風邪かなって頭を撫でてくれた。病気と闘ってるんだから熱は無理矢理下げない方がいいけど、あまりにも高くなったら辛いだろうからお薬飲もうってまるでお医者さんみたいだった。
苦しくて息上手に出来なかったんだけど、魔法で治しちゃうと抗体が出来ないから少し頑張ろうねって抱っこしてくれた。
お部屋にお香を焚いてくれて、呼吸が落ち着いて、タツミはお薬作ってくるって部屋を出ようとするから、不安になってミィミィってフラフラしながら立ち上がってついて行こうとすれば、タツミはごめんってタオルをたすき掛けに縛るとスリングみたいにして私を入れてくれた。
ぴったりタツミにくっ付いてゆらゆら揺れて、安心して瞼が閉じる。
その後、目を覚ましたらベッドにいて隣にタツミがいてくれた。頭と体を撫でられて、まだ体あっついねって抱きしめてくれる、口の端からスポイトでご飯くれたり、おむつかえてくれたり。
熱が上がってきて、体可笑しくなって人になったり猫になったりを繰り返して、泣いたりイライラして噛んだり吐いちゃっても、優しく抱っこして落ち着かせてくれた。
裸の体いっぱい撫でてくれて、大丈夫っていっぱいちゅうしてくれたし、熱冷ましも口移しでくれた。
丸一日私に付きっきりで、苦しかったけど、この人の腕の中が私の一番安心する場所なんだって覚えたのもその時だ。
タツミを見つめて、キスして、額に乗せられたタオルが温かくて、ピピが洗面器に氷を出す、ヨヨがタオルを絞ってる。
それを私が額に乗せて、ピヨはちょっと熱を下げる薬草がなかったか、調べてくるピヨって二人で出て行った。
部屋に二人きりになって、金色の綺麗な睫毛を見つめる、ピヨが帰って来たら、シャム爺さんの所に行こうって、ポケットに入ってる石と眼鏡を握りしめた。
それで私もあの時タツミがしてくれたみたいに、ベッドに入ってタツミに抱き付いて全身を撫でてみた。
体、あっつい、胸にすり寄って筋肉の筋を指で辿りながら言う。
「タツミ……大好きだよ」
そして胸にちゅうってして、唇を離せば、
「ネネ……」
私の髪を大きな手が撫でた。
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