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ピピとヨヨ
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どこからともなく現れた男の子達は、私を守るように立ち塞がっていた。
胸の下で揺れる短い金髪、毛先が紫がかった眼鏡を掛けている子が、サーベルを右手に持っていた、首を傾げて。
「お前さあ、マッジ不愉快甚だしいから。何様のつもりでネネ煽ってんだコラ殺すぞ」
舌打ちして長いまつ毛の奥の緑色の目が光れば、グリップを握る手が震えて淡く熱を放ってる、魔法が伝わって剣身がエメラルドの色を纏うとチャキっと剣先をドロに向けた。
次いで隣の男の子も口を開く。
「タツミの全てが幻術だと言うなら、かかっているのはあなたでは?」
左手でオレンジ色の毛先を弄りながら握った右手が燐光してる、開けば緑色の魔法の炎が渦巻いていた。
「え? ちょっと待って? あなたたち、誰?」
なんとなく、なんとなく!! 察しはつく、いつの間にか重みがなくなった両肩に匂い、そう匂いで分かってしまったんだけど、信じられない。
二人はチラリと視線だけこちらに向けて、魔法を掲げている子が言った。
「オレはピピです」
そして、眼鏡でサーベル構えた子が言う。
「ボクはヨヨだ」
「私はネネ! じゃなくて!! じゃなくて、何? どうして?」
「簡単な事だ。タツミの留守中に何かあったらボク達が命を懸けてネネを守るって約束してんだよ」
「毎日毎日、タツミから鬼訓練受けてますからね、ようやくその成果を見せられる時です」
「守れって、僕は兄様の家族なんだけど?」
臨戦態勢の二人を前にドロは余裕を滲ませた表情で言いいながら、腰の剣に手をかける、そしたらヨヨがピっと人差し指を向けた。
「お前なんか家族じゃねえよ、バーカ! 敵認定だ敵認定!! ネネの悪口言ったろこのタコ! ネネは優しくてエロくていい子で可愛いんだよ。お前こそネネの何を知ってんだ、あ? 深夜12時からのネネとタツミ寝室覗いたら鼻血吹いてぶっ倒れて、性欲吐き出してるだけなんて言えなくなっからなハゲ!! どうでもいい相手にあんなにネチネチクドクド攻め続ける訳ねえだろ! 止めてって言ったってぜってー止めねえし、ネネがもう体壊れちゃうかららめえぇって言っても、まだしゃべれるんだ? もっと天国見たい? って首に噛み付いてイカせまくるんだぞ。俺の愛で喉枯らせろって失神するまで攻め殺して、事後処理して朝ご飯の仕込みして寝るんだよボケ。あれが幻術な訳ねえだろバカ! そしてもれなくボク達も手伝わされる! そんな日常だよ。タツミはネネの言うことなら何でも聞くんだ、ベッドの上でもどこでもな!! 覚えとけうんこ。ネネがお前が嫌いって言った瞬間、その呪いとやらで殺されるのはお前だ!!」
「そこまで細かく言う必要あるかな」
「そもそも女性を泣かせるクズ男なんて死ねばいいと思うので、さっさと消えて下さい」
「僕凄い嫌われてるね」
なら仕方ないか、とドロは剣を抜いて、構えた。
構えた瞬間ドロが身を屈めた、何かと思ったら目の前にいたヨヨの姿がなくて一秒前まであったドロの首を辺りを剣が一閃する。
「速いな」
「っせーよ、誰に稽古つけてもらってると思ってんだ」
ドロがそのまま地面を蹴って後ろに飛び退れば、足跡に光の矢が刺さる。
家から離れるように数歩下がる度にその足跡にピピの放つ魔法の矢が地面を貫いていった。
矢を打ち尽くして、ピピもサーベルを取り出して玄関から特攻する、私には消えた様にしか見えなくて、激突する音が聞こえて、そっちを見えればそこには二本の剣を長い刀身で受け止めるドロがいた。
力が拮抗して震えて、二人の剣身が光ってドロの剣も光って火花が散る、空気が震えて光が爆発すれば三人は飛び退いて、またぶつかり合う。
サーベルの連続した素早い突きにピピの魔法の合わせ技、それらをドロは無表情でかわして、魔法はマントで掻き消して、合間に重い一撃を放った。
二人も攻撃を紙一重でかわして、同時に高く飛び上がると、少しタイミングをずらして攻撃を繰り出す、一方に気をとられている間にその隙を突く息の合った連携、両者とも引かない攻防が続いた。
二人の息が少し上がってきたように見える、それでもドロは全ての攻撃を防いで、少しタイミングが崩れた所で尽かさず横殴りに剣を切り裂いた。
刃は避けた、でもその一振りから放たれた衝撃波でピピの体が吹き飛んだ。
「ピピっ!!」
掛け寄ろうと思ったけど、私があそこに行ったら逆に二人に隙ができて、攻撃されちゃうのでは、と思って動かないで拳を握る。
ピピは直ぐ起き上がって肩で息をしながら体勢を立て直した、魔法を作ろうとしてるけど、広げた手の平に光は集まっても直ぐ拡散してしまって中々集束しない、光もさっきより輝きが弱い。
ヨヨも変わらず剣を繰り出してるけど弾かれる度に顔を潜めて、呼吸が苦しそうに見えた。
でも、ドロの無表情は変わらなくて、むしろ。
「おい眼鏡、脇を締めろ剣先が鈍っている」
「黙れッ」
「お前も、その状態から魔法を使ったら立てなくなるぞ」
「…………」
二人の闘志は消えていない、でも明らかに戦闘力には差があって、足並みが乱れてきてる。息が切れてよろけたヨヨの剣を弾くとドロは胸倉を掴んで魔法の詠唱をしているピピに投げつけた。
痛々しい声がこっちまで聞こえた、二人は折り重なるように倒れて、それでも直に起き上がる。
「凄いな、さすがは兄様だ。たった二人でこの強さか、そこらの小隊より強い」
「だったら死ねよ」
「オレ達はここからが凄いんです」
致命傷はない、でも勝ち目もない。私にだって分かる。
どうしようって考える間に、ドロが剣を振り上げるのが見えて裸足のまま掛け寄ってしまった、かすり傷いっぱいの二人をぎゅうってした。猫だったらいっぱいペロペロしてた。でもできないから力いっぱいぎゅうううってして、
「もうこれ以上頑張ったら口きいてあげない」
涙がポロっと零れてしまった。
「ネネ泣かないで」
「ネネごめんなさい」
血の匂い、でもこれはあんまり好きじゃない、血の匂いだった。
何もできないけど、このまま殺されるのだとしたら、順番は私が先だ。だってこの二人を生かしてあげてって言ったのは私なんだもの。絶対に最後まで私が守ってあげなきゃ。
は口では言わなかったけど、思いが伝わる位に抱き締めた。
そしたら、ヨヨは眼鏡を直してサーベルを地面に突き立てて立ち上がった、傷だらけの顔で私の頬にキスしてきて。
「ボク達はネネが大好きだよ一緒に暮らせて幸せだった。ネネの為に死ねるなら一片の悔いもない」
ピピも同じように立って、ちゅうしてくれた、それで私に何かを握らせてきた。
「ん?」
「こないだの魔石です。オレ達はシャム爺さんから輝石を一つづつ貰ってたんです。何かあった時の為にって、時間を稼ぎます、今直ぐ念じてタツミの所に飛んで下さい」
「何言ってるの?」
服を掴もうと思ったら、二人の姿はなくなって、瞬きした後にはドロに飛び込んでいた、そんなの私だけ行くなんてできる訳が……。
また剣の衝突する音が聞こえて、どしたらいいの、逃げるんじゃないけど、でもここはタツミに会いに行った方がいいのかなって、また乱暴に薙ぎ倒される二人を見て思った。だってここにいたって私は力になれない。
二人で支え合って立ち上がろうとするけど、膝が震えていた。
早く助けを呼びに行かないと、目を瞑って石を強く握ったらたら、ドロが。
「そろそろ僕も魔法を使ってみようかな」
胸の下で揺れる短い金髪、毛先が紫がかった眼鏡を掛けている子が、サーベルを右手に持っていた、首を傾げて。
「お前さあ、マッジ不愉快甚だしいから。何様のつもりでネネ煽ってんだコラ殺すぞ」
舌打ちして長いまつ毛の奥の緑色の目が光れば、グリップを握る手が震えて淡く熱を放ってる、魔法が伝わって剣身がエメラルドの色を纏うとチャキっと剣先をドロに向けた。
次いで隣の男の子も口を開く。
「タツミの全てが幻術だと言うなら、かかっているのはあなたでは?」
左手でオレンジ色の毛先を弄りながら握った右手が燐光してる、開けば緑色の魔法の炎が渦巻いていた。
「え? ちょっと待って? あなたたち、誰?」
なんとなく、なんとなく!! 察しはつく、いつの間にか重みがなくなった両肩に匂い、そう匂いで分かってしまったんだけど、信じられない。
二人はチラリと視線だけこちらに向けて、魔法を掲げている子が言った。
「オレはピピです」
そして、眼鏡でサーベル構えた子が言う。
「ボクはヨヨだ」
「私はネネ! じゃなくて!! じゃなくて、何? どうして?」
「簡単な事だ。タツミの留守中に何かあったらボク達が命を懸けてネネを守るって約束してんだよ」
「毎日毎日、タツミから鬼訓練受けてますからね、ようやくその成果を見せられる時です」
「守れって、僕は兄様の家族なんだけど?」
臨戦態勢の二人を前にドロは余裕を滲ませた表情で言いいながら、腰の剣に手をかける、そしたらヨヨがピっと人差し指を向けた。
「お前なんか家族じゃねえよ、バーカ! 敵認定だ敵認定!! ネネの悪口言ったろこのタコ! ネネは優しくてエロくていい子で可愛いんだよ。お前こそネネの何を知ってんだ、あ? 深夜12時からのネネとタツミ寝室覗いたら鼻血吹いてぶっ倒れて、性欲吐き出してるだけなんて言えなくなっからなハゲ!! どうでもいい相手にあんなにネチネチクドクド攻め続ける訳ねえだろ! 止めてって言ったってぜってー止めねえし、ネネがもう体壊れちゃうかららめえぇって言っても、まだしゃべれるんだ? もっと天国見たい? って首に噛み付いてイカせまくるんだぞ。俺の愛で喉枯らせろって失神するまで攻め殺して、事後処理して朝ご飯の仕込みして寝るんだよボケ。あれが幻術な訳ねえだろバカ! そしてもれなくボク達も手伝わされる! そんな日常だよ。タツミはネネの言うことなら何でも聞くんだ、ベッドの上でもどこでもな!! 覚えとけうんこ。ネネがお前が嫌いって言った瞬間、その呪いとやらで殺されるのはお前だ!!」
「そこまで細かく言う必要あるかな」
「そもそも女性を泣かせるクズ男なんて死ねばいいと思うので、さっさと消えて下さい」
「僕凄い嫌われてるね」
なら仕方ないか、とドロは剣を抜いて、構えた。
構えた瞬間ドロが身を屈めた、何かと思ったら目の前にいたヨヨの姿がなくて一秒前まであったドロの首を辺りを剣が一閃する。
「速いな」
「っせーよ、誰に稽古つけてもらってると思ってんだ」
ドロがそのまま地面を蹴って後ろに飛び退れば、足跡に光の矢が刺さる。
家から離れるように数歩下がる度にその足跡にピピの放つ魔法の矢が地面を貫いていった。
矢を打ち尽くして、ピピもサーベルを取り出して玄関から特攻する、私には消えた様にしか見えなくて、激突する音が聞こえて、そっちを見えればそこには二本の剣を長い刀身で受け止めるドロがいた。
力が拮抗して震えて、二人の剣身が光ってドロの剣も光って火花が散る、空気が震えて光が爆発すれば三人は飛び退いて、またぶつかり合う。
サーベルの連続した素早い突きにピピの魔法の合わせ技、それらをドロは無表情でかわして、魔法はマントで掻き消して、合間に重い一撃を放った。
二人も攻撃を紙一重でかわして、同時に高く飛び上がると、少しタイミングをずらして攻撃を繰り出す、一方に気をとられている間にその隙を突く息の合った連携、両者とも引かない攻防が続いた。
二人の息が少し上がってきたように見える、それでもドロは全ての攻撃を防いで、少しタイミングが崩れた所で尽かさず横殴りに剣を切り裂いた。
刃は避けた、でもその一振りから放たれた衝撃波でピピの体が吹き飛んだ。
「ピピっ!!」
掛け寄ろうと思ったけど、私があそこに行ったら逆に二人に隙ができて、攻撃されちゃうのでは、と思って動かないで拳を握る。
ピピは直ぐ起き上がって肩で息をしながら体勢を立て直した、魔法を作ろうとしてるけど、広げた手の平に光は集まっても直ぐ拡散してしまって中々集束しない、光もさっきより輝きが弱い。
ヨヨも変わらず剣を繰り出してるけど弾かれる度に顔を潜めて、呼吸が苦しそうに見えた。
でも、ドロの無表情は変わらなくて、むしろ。
「おい眼鏡、脇を締めろ剣先が鈍っている」
「黙れッ」
「お前も、その状態から魔法を使ったら立てなくなるぞ」
「…………」
二人の闘志は消えていない、でも明らかに戦闘力には差があって、足並みが乱れてきてる。息が切れてよろけたヨヨの剣を弾くとドロは胸倉を掴んで魔法の詠唱をしているピピに投げつけた。
痛々しい声がこっちまで聞こえた、二人は折り重なるように倒れて、それでも直に起き上がる。
「凄いな、さすがは兄様だ。たった二人でこの強さか、そこらの小隊より強い」
「だったら死ねよ」
「オレ達はここからが凄いんです」
致命傷はない、でも勝ち目もない。私にだって分かる。
どうしようって考える間に、ドロが剣を振り上げるのが見えて裸足のまま掛け寄ってしまった、かすり傷いっぱいの二人をぎゅうってした。猫だったらいっぱいペロペロしてた。でもできないから力いっぱいぎゅうううってして、
「もうこれ以上頑張ったら口きいてあげない」
涙がポロっと零れてしまった。
「ネネ泣かないで」
「ネネごめんなさい」
血の匂い、でもこれはあんまり好きじゃない、血の匂いだった。
何もできないけど、このまま殺されるのだとしたら、順番は私が先だ。だってこの二人を生かしてあげてって言ったのは私なんだもの。絶対に最後まで私が守ってあげなきゃ。
は口では言わなかったけど、思いが伝わる位に抱き締めた。
そしたら、ヨヨは眼鏡を直してサーベルを地面に突き立てて立ち上がった、傷だらけの顔で私の頬にキスしてきて。
「ボク達はネネが大好きだよ一緒に暮らせて幸せだった。ネネの為に死ねるなら一片の悔いもない」
ピピも同じように立って、ちゅうしてくれた、それで私に何かを握らせてきた。
「ん?」
「こないだの魔石です。オレ達はシャム爺さんから輝石を一つづつ貰ってたんです。何かあった時の為にって、時間を稼ぎます、今直ぐ念じてタツミの所に飛んで下さい」
「何言ってるの?」
服を掴もうと思ったら、二人の姿はなくなって、瞬きした後にはドロに飛び込んでいた、そんなの私だけ行くなんてできる訳が……。
また剣の衝突する音が聞こえて、どしたらいいの、逃げるんじゃないけど、でもここはタツミに会いに行った方がいいのかなって、また乱暴に薙ぎ倒される二人を見て思った。だってここにいたって私は力になれない。
二人で支え合って立ち上がろうとするけど、膝が震えていた。
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