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5、キコちゃんのゴハン
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食卓に出来上がったご飯が並べられているけれど、お箸やコップ等は自分で出すルールだ。
これは我が家に銀君が来た時もそうです。
当然です、ここは旅館や定食屋じゃないのです。私達はお客様じゃない、だから皆の箸を並べたり、コップを出してお茶を注ぐ。(むしろ料理のお手伝いしなくてごめんなさいだ)
その間の会話もかかさない、ご飯を作ってくれた事に対しての感謝や、今日の出来事、なるべく笑顔でたくさん話すのです。
それは小学校高学年とか? 面倒臭いって思った時もあったよ。
でもその時期におばあちゃんが死んで、たった年に数回しか会ってないおばあちゃんの会話ですらもう一生できないんだって肌で感じた時に、何か色々なものが吹っ切れたんだよね。
それまでも動物や昆虫の死は目の身近にあったけど、人間のそれは深く胸に残った。
それから会話って大事だったんだなーって思ったんだ。
先に階段を降りた銀君は何食わぬ顔で皆の麻婆丼に山椒をミルで削ってる。別に何とも思ってないですよ? ギクシャクされた方が対処に困るし。もう慣れました。ってゆうか、そのクマさんの丼は私のなんですがそんな山椒削って大丈夫なのかよ。じっと見てたら、
「お仕事は順調? きーちゃん」
「あ、はい! 真希子さん」
リビングに入った私を見て、銀司君のお母さんがカウンターキッチンから声を掛けてきた、お父さんはタブレットで動画を見ながらもうビールを飲んでて、銀司君のご両親は公務員なので大体夕飯の時間には家にいて羨ましい。
お父さんは老眼鏡をずらして私を見ると、「きーちゃんは仕事で疲れたんだから、何もしなくていいよ。早く席についておじさんと一杯やろう」ってグラスにビールを注いでくれた。
「そんな、皆だって仕事してたじゃないですか」
「いいからいいから」
グラスを席に置かれて、真希子さんを見れば笑って頷いてくれて、銀君が無言で椅子を引いてくれる。
だから、仕方なく座るのです。いつもの一連の流れ、本当……小野さんの家にはありえない位甘やかされてる。もちろんうちの両親には内緒。お母さんには失礼のないようにするのよって言われてます。
おじさんと乾杯して、先にビールに口をつけて、本当私ってば何様だよって思う、小野家の主と同じ待遇って森野家はなにか弱味でも握ってるのかなって邪推してしまうではないか。
シュワっと舌で苦みと泡が弾けて喉をビールが潤す、疲れが出ていくように深く息を吐いた。良かったビールが飲める体質で、これでお酒飲めませんとか言うのは隣人不孝でしょう?
真希子さんが先に座るまでおじさんの話を真剣に聞いて相槌打って、頷いて笑って、私も役に立ってますよね?
五分後、卵とトマトの中華スープが並べば夕飯の完成です、エプロンを取りながら真希子さんがお気に入りのサワーも開けながら席についた。
少しビールを飲んでしまったけど、皆で揃っていただきますです。
合わせた手を離した瞬間に銀君は私のビールを一気飲みして、そのまま空のグラスに麦茶を注いだ。
「喉乾いてたから」っていつものセリフをボソっと言いながら可愛いハート柄のモザイクコースターの上に麦茶のグラスを置く、私は何も答えない銀司君はワスワスと麻婆丼を食べ始めた。
隣の席の幼馴染のお兄ちゃんの丼は私の四倍は大きい、焼きそば三人前くらいなら炒めてしまえそうなフライパン位の大きな手が丼をガッシリ掴んでレンゲでご飯を掻っ込んでる。
いつもながらの迫力に、怖い! って思いながらもスープを飲みながら見上げていれば時々丼越しに覇気のない目と視線がぶつかって、いっぱい瞬きして逸らして、私も真似っこしていっぱいスープを口に運びます。
私の方が凄いもん! ってスプーンを置いて両手でお椀を持って一気に飲み干そうと思ったら、腕時計の光る手が私の手首を掴みました。
「きーちゃんの方がたくさん食べられるのはわかったから、ご飯食べよう? これはあまり体大きくならないから、スープでお腹いっぱいにしないで? ちゃんと炭水化物取って」
「む」
眼鏡の下から睨めば、前に座る二人に麻婆豆腐美味しいよって言われて、まあ私のが強いってわかっているならいいかって真希子さん絶品の麻婆丼を食べました。
わあ! 美味しい!! 美味しいよ!!! 美味しいけど…………辛いよ!!
ってもっかい銀君睨む、美味しいです! はちゃんと言ったけど、辛いなんて文句は言えないからね、お前だろ! 辛くしたの!
って膝で銀君の太腿を突けば、銀君は私を見下して言います。
「ちょっときーちゃんの辛くしすぎたかもしれない」
「べ、別に? そんなん事ないです、とっても美味しいよ辛くなんてなッ……」
銀君は、私の丼にかかった麻婆豆腐をレンゲで掬うと、自分の丼の空いた所に移して、ここは辛くないよって自分のを私にかけてくれるんだけど……!!!
だったら初めから辛くするなよッ!!!
と同時に、そんな間接キス的なやり取り銀君のママパパに見られ恥ずかしいんだけど?!
って私だけ顔赤くして、でも当の二人は仕事の話してて、こっちは見てないみたい、って事は私だけが銀君が口付けたもの貰って赤面してるだけじゃないですか! 銀君また黙々と食べ出してるし。
でも残す訳にもいかないから、一口食べて、今度はまろやかで一段と美味しく感じるなんて、何の魔法もかかっていいないんだからあ!
ご飯が終わって、真希子さんが食器洗い機に使った食器を入れている間、銀君とデザートの準備をしてた。アイスクリームに缶詰のパイナップル乗せるだけだけど。
もっと暑くなったらかき氷も作る。うーんと……幼稚園の年長さん位から毎年かき氷やってた記憶があります。
いつまで続けるんだよ! って話だけど、続けられるまでやりたいなって心の隅っこで思ってる。
食洗器の粉せっけんをスプーンで測りながらお母さんは言う。
「で? 今日もきーちゃんに何もなかった?」
銀君は真希子さんと目も合わせず口も開かず答えます。
「ん」
続けてお父さんも、
「会社では? 電車の中は? 大丈夫だったか?」
「ん、もう大丈夫。さっき色々……たから」
話したから、って銀君は言ったけど、私は一瞬ヒッ! ってなった。
なって、うん、やっぱり幼馴染だから、銀君は私の事気にしてくれてるんだなって実感する。毎回するこのやり取りはもう記憶にない頃からだ。
冗談だって分かってるけど、おじさんが森野さんちのお嬢様なんだから、お前が守ってやるんだぞなんて言って、そうよ! って真希子さんも言って、私も合わせて笑う。
私の両親は、たまにテレビに出てる、大御所芸能人に動物紹介したり、ニュースでは貴重な動物の人工授精に成功したとか、夏場の動物園の様子とかなんか色々、YouTubeもやってる。ちょっとした有名人なんだ。
でもそんなの私に関係ないけど。
これは我が家に銀君が来た時もそうです。
当然です、ここは旅館や定食屋じゃないのです。私達はお客様じゃない、だから皆の箸を並べたり、コップを出してお茶を注ぐ。(むしろ料理のお手伝いしなくてごめんなさいだ)
その間の会話もかかさない、ご飯を作ってくれた事に対しての感謝や、今日の出来事、なるべく笑顔でたくさん話すのです。
それは小学校高学年とか? 面倒臭いって思った時もあったよ。
でもその時期におばあちゃんが死んで、たった年に数回しか会ってないおばあちゃんの会話ですらもう一生できないんだって肌で感じた時に、何か色々なものが吹っ切れたんだよね。
それまでも動物や昆虫の死は目の身近にあったけど、人間のそれは深く胸に残った。
それから会話って大事だったんだなーって思ったんだ。
先に階段を降りた銀君は何食わぬ顔で皆の麻婆丼に山椒をミルで削ってる。別に何とも思ってないですよ? ギクシャクされた方が対処に困るし。もう慣れました。ってゆうか、そのクマさんの丼は私のなんですがそんな山椒削って大丈夫なのかよ。じっと見てたら、
「お仕事は順調? きーちゃん」
「あ、はい! 真希子さん」
リビングに入った私を見て、銀司君のお母さんがカウンターキッチンから声を掛けてきた、お父さんはタブレットで動画を見ながらもうビールを飲んでて、銀司君のご両親は公務員なので大体夕飯の時間には家にいて羨ましい。
お父さんは老眼鏡をずらして私を見ると、「きーちゃんは仕事で疲れたんだから、何もしなくていいよ。早く席についておじさんと一杯やろう」ってグラスにビールを注いでくれた。
「そんな、皆だって仕事してたじゃないですか」
「いいからいいから」
グラスを席に置かれて、真希子さんを見れば笑って頷いてくれて、銀君が無言で椅子を引いてくれる。
だから、仕方なく座るのです。いつもの一連の流れ、本当……小野さんの家にはありえない位甘やかされてる。もちろんうちの両親には内緒。お母さんには失礼のないようにするのよって言われてます。
おじさんと乾杯して、先にビールに口をつけて、本当私ってば何様だよって思う、小野家の主と同じ待遇って森野家はなにか弱味でも握ってるのかなって邪推してしまうではないか。
シュワっと舌で苦みと泡が弾けて喉をビールが潤す、疲れが出ていくように深く息を吐いた。良かったビールが飲める体質で、これでお酒飲めませんとか言うのは隣人不孝でしょう?
真希子さんが先に座るまでおじさんの話を真剣に聞いて相槌打って、頷いて笑って、私も役に立ってますよね?
五分後、卵とトマトの中華スープが並べば夕飯の完成です、エプロンを取りながら真希子さんがお気に入りのサワーも開けながら席についた。
少しビールを飲んでしまったけど、皆で揃っていただきますです。
合わせた手を離した瞬間に銀君は私のビールを一気飲みして、そのまま空のグラスに麦茶を注いだ。
「喉乾いてたから」っていつものセリフをボソっと言いながら可愛いハート柄のモザイクコースターの上に麦茶のグラスを置く、私は何も答えない銀司君はワスワスと麻婆丼を食べ始めた。
隣の席の幼馴染のお兄ちゃんの丼は私の四倍は大きい、焼きそば三人前くらいなら炒めてしまえそうなフライパン位の大きな手が丼をガッシリ掴んでレンゲでご飯を掻っ込んでる。
いつもながらの迫力に、怖い! って思いながらもスープを飲みながら見上げていれば時々丼越しに覇気のない目と視線がぶつかって、いっぱい瞬きして逸らして、私も真似っこしていっぱいスープを口に運びます。
私の方が凄いもん! ってスプーンを置いて両手でお椀を持って一気に飲み干そうと思ったら、腕時計の光る手が私の手首を掴みました。
「きーちゃんの方がたくさん食べられるのはわかったから、ご飯食べよう? これはあまり体大きくならないから、スープでお腹いっぱいにしないで? ちゃんと炭水化物取って」
「む」
眼鏡の下から睨めば、前に座る二人に麻婆豆腐美味しいよって言われて、まあ私のが強いってわかっているならいいかって真希子さん絶品の麻婆丼を食べました。
わあ! 美味しい!! 美味しいよ!!! 美味しいけど…………辛いよ!!
ってもっかい銀君睨む、美味しいです! はちゃんと言ったけど、辛いなんて文句は言えないからね、お前だろ! 辛くしたの!
って膝で銀君の太腿を突けば、銀君は私を見下して言います。
「ちょっときーちゃんの辛くしすぎたかもしれない」
「べ、別に? そんなん事ないです、とっても美味しいよ辛くなんてなッ……」
銀君は、私の丼にかかった麻婆豆腐をレンゲで掬うと、自分の丼の空いた所に移して、ここは辛くないよって自分のを私にかけてくれるんだけど……!!!
だったら初めから辛くするなよッ!!!
と同時に、そんな間接キス的なやり取り銀君のママパパに見られ恥ずかしいんだけど?!
って私だけ顔赤くして、でも当の二人は仕事の話してて、こっちは見てないみたい、って事は私だけが銀君が口付けたもの貰って赤面してるだけじゃないですか! 銀君また黙々と食べ出してるし。
でも残す訳にもいかないから、一口食べて、今度はまろやかで一段と美味しく感じるなんて、何の魔法もかかっていいないんだからあ!
ご飯が終わって、真希子さんが食器洗い機に使った食器を入れている間、銀君とデザートの準備をしてた。アイスクリームに缶詰のパイナップル乗せるだけだけど。
もっと暑くなったらかき氷も作る。うーんと……幼稚園の年長さん位から毎年かき氷やってた記憶があります。
いつまで続けるんだよ! って話だけど、続けられるまでやりたいなって心の隅っこで思ってる。
食洗器の粉せっけんをスプーンで測りながらお母さんは言う。
「で? 今日もきーちゃんに何もなかった?」
銀君は真希子さんと目も合わせず口も開かず答えます。
「ん」
続けてお父さんも、
「会社では? 電車の中は? 大丈夫だったか?」
「ん、もう大丈夫。さっき色々……たから」
話したから、って銀君は言ったけど、私は一瞬ヒッ! ってなった。
なって、うん、やっぱり幼馴染だから、銀君は私の事気にしてくれてるんだなって実感する。毎回するこのやり取りはもう記憶にない頃からだ。
冗談だって分かってるけど、おじさんが森野さんちのお嬢様なんだから、お前が守ってやるんだぞなんて言って、そうよ! って真希子さんも言って、私も合わせて笑う。
私の両親は、たまにテレビに出てる、大御所芸能人に動物紹介したり、ニュースでは貴重な動物の人工授精に成功したとか、夏場の動物園の様子とかなんか色々、YouTubeもやってる。ちょっとした有名人なんだ。
でもそんなの私に関係ないけど。
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