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おしまいの後
えっちな写真
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わたくし尾台絵夢、只今悩める乙女発動中、仕事でもこんな悩んだ事あったかなーって眉間を擦る。
擦って揉んで、耳に押し込んだイヤホンをもっとぎゅうううってして、PC画面の再生ボタンをクリックした。
両耳から華やかな明るいサウンドと優しい女の人の歌声、今が幸せーとかあなたが大好き! 的な歌詞が永遠と続くお歌を拝聴中。
少し聞いて中止、また眉間が寄っちゃうぜ。思わず溜息漏らしながら。
「この曲もいいんだよねえ」
って独り言……そしてこれ言うの本日二十回目……そろそろ頭煮え滾ってきて、ゴンッてキーボードの横で倒れてしまったわよ。
そしたら、顔から離れた所に富士山柄のカップが視界に映った、ふわっと甘いアップルティーの香りと、ほっぺにチュウも一緒に。
「今日も優柔不断が爆発してますね」
「まだ噴火してないよ? かなりマグマはぐらぐらしちゃってるけど」
袴田君はサラッと私の髪を撫でた後に、PCの再生ボタンを押す。
私の耳からイヤホンを抜いて顔近づけて自分の耳にインして音楽聞いてる……ち、近いよ……相も変わらずもっさい草食眼鏡に隠されたイケメン無防備に寄せてくるなよ。
嗅ぎたいけど、変な声出てしまったら恥ずかしいから息止めてる私の謎の努力よ……!!
もう脳内にイケメン入れるのだけでも止めておこうと瞼をシャットアウトだ! 呼吸を限界まで我慢してたら、袴田君の低い声がした。
「ふぅん、なるほど」
「あッ……どうだった?」
未だ私は机に顔を乗せたままで離れていく顔を視線だけで追う、袴田君は頷きながらお揃いのカップに入った何かを飲みながら言った。
「ん? 別に」
「別に、とは?!」
「一時間前に尾台さんが悩んでいた曲調とあまり変わらないと言うか……」
「いい曲だった?」
「ああ……はい、そうですねそれでいいです」
眼鏡直して首傾げられて、何か腑に落ちないぃいい!! けど、実際私ももうどれがいいのかわからなくなってきたんだよ!
顔上げて、いい香りのするカップ持って一口飲んで、はああ……蜂蜜で甘くしてあるアップルティー最強に美味しいよお! きっと袴田君が淹れてくれたから美味しさも倍なんだな! 今できる最大限の笑顔でお礼しちゃお。
「美味しいよ、ありがとう」
袴田君は視線を逸らして下を向いて、顔を手で覆いながら答える。
「喜んでもらえて嬉しいです」
「袴田君は? 美味しい?」
「え? ああ、俺のは水道水なんで無味です」
「だから何で一緒の飲まないんだよ」
「いや、尾台さん見ながら飲んでると水でも肉食ってるみたいに美味いです」
「…………」
それはもう味覚がご病気よ。
は言わないでおいた。深呼吸して、もう一度PC画面の縁に貼られたプログラムを確認する。袴田君はカップを置いて腕組みしながらプリント覗き込んで、私を悩ますCDアルバムを手に取って言った。
「BGMが必要なのは 1.迎賓(5~6曲)2.新郎新婦入場(1曲)3.乾杯(1曲)4.ケーキ入刀(1曲)5.お色直しの退場(1曲~2曲)6.食事・歓談(5~6曲)7.お色直しの再入場(1~2曲)8.テーブルラウンドなど(1~2曲 ※内容により変動)9.花嫁の手紙・花束贈呈(1~2曲)10.新郎新婦退場(1曲)11.お見送り(1曲)か……今どれの選曲中ですか」
「新郎新婦入場ッ!!!」
「ああ……一番重要な」
「でしょ」
「だから二週間も悩んでるんですね」
そうなんだよ、袴田君の手にあるウェディングソング100! が私を悩ませているのだ。
色々聞いてみたいなって曲数多いの選んだらどれも良くなってきて、このアルバムだけじゃない洋楽もJ-popもクラシックもオルゴールもロックもジャズ聞いてみたら全部いい気がしてきて頭噴火しそうなのだ。
結婚しよう! となって、挙式はできるだけ手作りでしたいのってお願いしたら袴田君は眼鏡キラってしながら、「ぜひぜひ」と賛成してくれた。
のだが、私とした事が「手伝いますよ」に対して「いえいえ、袴田君はお忙しいでしょうから私が全部やりますよ!」と宣言してしまったのだ。
おおまかなものを決めたら、土日は式場巡りしませんかって話で雰囲気作りからしたいのに、BGMの一つさえ決まらない。
招待状に席次表、まだまだ色んなもの作らなきゃいけないのに(ゼクシィ調べ)大丈夫か私。
頭の中ゴチャゴチャになりながら悩んでたら長い指に眉間を押されてしまった。
「可愛い顔に似合わないです」
「あん、だって」
「俺とする結婚式のBGMに悩んでくれてるって最強に嬉しいから口挟めなかったんですけど、そのせいで新郎を蔑ろにするなんて本末転倒な気がします」
「う」
「もちろん理解してますよ、一生に一度の大事な時間なのだから、最高の曲でスタートさせたいってその気持ちは痛い程分かってます。俺を気遣ってくれてるのも知ってます」
「…………うん」
「でも今ここにいるこの瞬間だって一生に一度しかないんだよ」
「わかってるけどお」
眼鏡至近距離にきて、唇触れて離れて、目瞑ったらもっと深いキスしてくれた。
不満とかイライラとか不安とか、ぜーーーんぶ持っていってくれるやつ。
首の後ろに手を回して抱き締めてってしたら、そのまま椅子から抱きかかえられてしまったんだけど?
「え? 何? エッチするんですか?」
「うん? してもいいけど、尾台さんしたら寝ちゃうから夜にしましょう。ちょっと見せたいものあります」
「見せたいモノ?」
「さっき宅急便来てたんですよ。気が付かなかった?」
「はい」
そのまま抱っこでちゅっちゅしながら、リビングの抜けて寝室へ、床には段ボールが開いた状態で置かれてた。ベッドに降ろされて、袴田君は段ボールの中から赤いアルバムを出して渡してくれた。
「しっかりしたアルバム……」
「欲しかったんでしょ? 俺の小さい時の写真」
「おおおおおおおおおッ!!!」
そうそう!! 結婚式のムービーに使うから、写真お願いしてたんだった。
「スライドショーみたいにするんでしたっけ? またそれにもBGM選ぶんですよね」
「うん、あ、そうだね。うわ!! やることたくさん……なのはいいから! 今は写真見たい見たい!!」
「どうぞ」
真っ赤なアルバムの表紙には【雄太 0歳から1歳】と書かれてて、袴田君は私を抱っこしながら一ページ目を捲ってくれた。
「はい、生まれて1時間後の俺」
「ひゃあああ!! 嘘、可愛いッ!! 赤ちゃん! 袴田君って赤ちゃんだった時あったんだ?!!」
「どういう意味? この状態で生まれてきたと思ってる?」
「わかんない」
うん、何か可愛いがすぎて変な感想出ちゃった! え?! だって何?!! 眼鏡かけてない(当然)しバブバブしてッ…………!!
一枚目から刺激強すぎて、思わずアルバム閉じちゃう、顔を上げれば、何か? みたいないつものすかした袴田君ッ!!
「やだ、どうしようどっちも愛しすぎるぅ!」
「いや、これの進化系が眼鏡なんだから俺のが愛しすぎるでしょ」
「全然分かってないな、お前は!!」
キスされて、二回目のキスは断って続きのお写真見させて頂きましたが、もう……だめえぇ……可愛いくて可愛くて……どうしよう、もう。
「無垢で愛くるしい意地悪言わないこっちと結婚したい」
「よしアルバム沖縄に送り返そう」
「いやよ!!」
強制的にアルバム閉じられて、抵抗してこじ開けて、何が嫌なのよ君が好きには変わりないのにぃ。
とっさに開けた一ページ、アルバムの上には【雄太一歳、初めてのたっち。上手だね】のコメントと、柱につかまり立ちする、ぽよぽよした全裸の雄太ぁ。
「無理無理無理無理無理!!! エモすぎッ!」
「へえ、ちょっとそこで雄太二十八歳全力のつかまり立ち見ます?」
「見ます!」
そしたら、突然インターホンが鳴った。袴田君は舌打ちして嫌な顔したけど、直に何か思い出したようにニコってした。
「そうだ、そんな皮被ってるつまらない雄太よりもっとエモイのありますよ」
「えええ?! 何?」
袴田君後ろからいったい位抱き締めてきてキスして耳元で言ってくる。
「ゆっくり服脱がせながら見ましょうね」
「ぎゃ!」
「想像以上なリアクション最高。あのねえ尾台さん、俺もお姉さんに頼んでたんですよアルバム」
「え?」
夜の強めの甘い声で
「涎垂らしてる絵夢のおむつ姿いっぱい見せて下さいって」
「言い方ぁッ!!」
※袴田君の第三話が公開中です。
https://www.alphapolis.co.jp/manga/official/809000362/4630
擦って揉んで、耳に押し込んだイヤホンをもっとぎゅうううってして、PC画面の再生ボタンをクリックした。
両耳から華やかな明るいサウンドと優しい女の人の歌声、今が幸せーとかあなたが大好き! 的な歌詞が永遠と続くお歌を拝聴中。
少し聞いて中止、また眉間が寄っちゃうぜ。思わず溜息漏らしながら。
「この曲もいいんだよねえ」
って独り言……そしてこれ言うの本日二十回目……そろそろ頭煮え滾ってきて、ゴンッてキーボードの横で倒れてしまったわよ。
そしたら、顔から離れた所に富士山柄のカップが視界に映った、ふわっと甘いアップルティーの香りと、ほっぺにチュウも一緒に。
「今日も優柔不断が爆発してますね」
「まだ噴火してないよ? かなりマグマはぐらぐらしちゃってるけど」
袴田君はサラッと私の髪を撫でた後に、PCの再生ボタンを押す。
私の耳からイヤホンを抜いて顔近づけて自分の耳にインして音楽聞いてる……ち、近いよ……相も変わらずもっさい草食眼鏡に隠されたイケメン無防備に寄せてくるなよ。
嗅ぎたいけど、変な声出てしまったら恥ずかしいから息止めてる私の謎の努力よ……!!
もう脳内にイケメン入れるのだけでも止めておこうと瞼をシャットアウトだ! 呼吸を限界まで我慢してたら、袴田君の低い声がした。
「ふぅん、なるほど」
「あッ……どうだった?」
未だ私は机に顔を乗せたままで離れていく顔を視線だけで追う、袴田君は頷きながらお揃いのカップに入った何かを飲みながら言った。
「ん? 別に」
「別に、とは?!」
「一時間前に尾台さんが悩んでいた曲調とあまり変わらないと言うか……」
「いい曲だった?」
「ああ……はい、そうですねそれでいいです」
眼鏡直して首傾げられて、何か腑に落ちないぃいい!! けど、実際私ももうどれがいいのかわからなくなってきたんだよ!
顔上げて、いい香りのするカップ持って一口飲んで、はああ……蜂蜜で甘くしてあるアップルティー最強に美味しいよお! きっと袴田君が淹れてくれたから美味しさも倍なんだな! 今できる最大限の笑顔でお礼しちゃお。
「美味しいよ、ありがとう」
袴田君は視線を逸らして下を向いて、顔を手で覆いながら答える。
「喜んでもらえて嬉しいです」
「袴田君は? 美味しい?」
「え? ああ、俺のは水道水なんで無味です」
「だから何で一緒の飲まないんだよ」
「いや、尾台さん見ながら飲んでると水でも肉食ってるみたいに美味いです」
「…………」
それはもう味覚がご病気よ。
は言わないでおいた。深呼吸して、もう一度PC画面の縁に貼られたプログラムを確認する。袴田君はカップを置いて腕組みしながらプリント覗き込んで、私を悩ますCDアルバムを手に取って言った。
「BGMが必要なのは 1.迎賓(5~6曲)2.新郎新婦入場(1曲)3.乾杯(1曲)4.ケーキ入刀(1曲)5.お色直しの退場(1曲~2曲)6.食事・歓談(5~6曲)7.お色直しの再入場(1~2曲)8.テーブルラウンドなど(1~2曲 ※内容により変動)9.花嫁の手紙・花束贈呈(1~2曲)10.新郎新婦退場(1曲)11.お見送り(1曲)か……今どれの選曲中ですか」
「新郎新婦入場ッ!!!」
「ああ……一番重要な」
「でしょ」
「だから二週間も悩んでるんですね」
そうなんだよ、袴田君の手にあるウェディングソング100! が私を悩ませているのだ。
色々聞いてみたいなって曲数多いの選んだらどれも良くなってきて、このアルバムだけじゃない洋楽もJ-popもクラシックもオルゴールもロックもジャズ聞いてみたら全部いい気がしてきて頭噴火しそうなのだ。
結婚しよう! となって、挙式はできるだけ手作りでしたいのってお願いしたら袴田君は眼鏡キラってしながら、「ぜひぜひ」と賛成してくれた。
のだが、私とした事が「手伝いますよ」に対して「いえいえ、袴田君はお忙しいでしょうから私が全部やりますよ!」と宣言してしまったのだ。
おおまかなものを決めたら、土日は式場巡りしませんかって話で雰囲気作りからしたいのに、BGMの一つさえ決まらない。
招待状に席次表、まだまだ色んなもの作らなきゃいけないのに(ゼクシィ調べ)大丈夫か私。
頭の中ゴチャゴチャになりながら悩んでたら長い指に眉間を押されてしまった。
「可愛い顔に似合わないです」
「あん、だって」
「俺とする結婚式のBGMに悩んでくれてるって最強に嬉しいから口挟めなかったんですけど、そのせいで新郎を蔑ろにするなんて本末転倒な気がします」
「う」
「もちろん理解してますよ、一生に一度の大事な時間なのだから、最高の曲でスタートさせたいってその気持ちは痛い程分かってます。俺を気遣ってくれてるのも知ってます」
「…………うん」
「でも今ここにいるこの瞬間だって一生に一度しかないんだよ」
「わかってるけどお」
眼鏡至近距離にきて、唇触れて離れて、目瞑ったらもっと深いキスしてくれた。
不満とかイライラとか不安とか、ぜーーーんぶ持っていってくれるやつ。
首の後ろに手を回して抱き締めてってしたら、そのまま椅子から抱きかかえられてしまったんだけど?
「え? 何? エッチするんですか?」
「うん? してもいいけど、尾台さんしたら寝ちゃうから夜にしましょう。ちょっと見せたいものあります」
「見せたいモノ?」
「さっき宅急便来てたんですよ。気が付かなかった?」
「はい」
そのまま抱っこでちゅっちゅしながら、リビングの抜けて寝室へ、床には段ボールが開いた状態で置かれてた。ベッドに降ろされて、袴田君は段ボールの中から赤いアルバムを出して渡してくれた。
「しっかりしたアルバム……」
「欲しかったんでしょ? 俺の小さい時の写真」
「おおおおおおおおおッ!!!」
そうそう!! 結婚式のムービーに使うから、写真お願いしてたんだった。
「スライドショーみたいにするんでしたっけ? またそれにもBGM選ぶんですよね」
「うん、あ、そうだね。うわ!! やることたくさん……なのはいいから! 今は写真見たい見たい!!」
「どうぞ」
真っ赤なアルバムの表紙には【雄太 0歳から1歳】と書かれてて、袴田君は私を抱っこしながら一ページ目を捲ってくれた。
「はい、生まれて1時間後の俺」
「ひゃあああ!! 嘘、可愛いッ!! 赤ちゃん! 袴田君って赤ちゃんだった時あったんだ?!!」
「どういう意味? この状態で生まれてきたと思ってる?」
「わかんない」
うん、何か可愛いがすぎて変な感想出ちゃった! え?! だって何?!! 眼鏡かけてない(当然)しバブバブしてッ…………!!
一枚目から刺激強すぎて、思わずアルバム閉じちゃう、顔を上げれば、何か? みたいないつものすかした袴田君ッ!!
「やだ、どうしようどっちも愛しすぎるぅ!」
「いや、これの進化系が眼鏡なんだから俺のが愛しすぎるでしょ」
「全然分かってないな、お前は!!」
キスされて、二回目のキスは断って続きのお写真見させて頂きましたが、もう……だめえぇ……可愛いくて可愛くて……どうしよう、もう。
「無垢で愛くるしい意地悪言わないこっちと結婚したい」
「よしアルバム沖縄に送り返そう」
「いやよ!!」
強制的にアルバム閉じられて、抵抗してこじ開けて、何が嫌なのよ君が好きには変わりないのにぃ。
とっさに開けた一ページ、アルバムの上には【雄太一歳、初めてのたっち。上手だね】のコメントと、柱につかまり立ちする、ぽよぽよした全裸の雄太ぁ。
「無理無理無理無理無理!!! エモすぎッ!」
「へえ、ちょっとそこで雄太二十八歳全力のつかまり立ち見ます?」
「見ます!」
そしたら、突然インターホンが鳴った。袴田君は舌打ちして嫌な顔したけど、直に何か思い出したようにニコってした。
「そうだ、そんな皮被ってるつまらない雄太よりもっとエモイのありますよ」
「えええ?! 何?」
袴田君後ろからいったい位抱き締めてきてキスして耳元で言ってくる。
「ゆっくり服脱がせながら見ましょうね」
「ぎゃ!」
「想像以上なリアクション最高。あのねえ尾台さん、俺もお姉さんに頼んでたんですよアルバム」
「え?」
夜の強めの甘い声で
「涎垂らしてる絵夢のおむつ姿いっぱい見せて下さいって」
「言い方ぁッ!!」
※袴田君の第三話が公開中です。
https://www.alphapolis.co.jp/manga/official/809000362/4630
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