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「袴田君ちょっと待って」
「少しだけ、尾台さんも俺も疲れてるからちょっと抱き合いたいだけ」
「でも私お風呂」
「大丈夫セックスしないから」
大きなベッドに押し倒されて、抵抗するにも泣き過ぎた私の頭はボーっとしてて何もできない。
いや、抵抗する気はないんだけどさ。
今日は互いにネイビーのスーツで、それを脱ぐ事もしてない。
救急車と消防車がけたたましいサイレンを鳴らしながら会社の前を通過している間に私達は会社を後にした。
マンションに着くまでの間、私は袴田君の腕を両手で抱き締めたまま、整理のつかない胸の内をただただ泣くだけで会話はなかった。
袴田君も特に慰めたりする訳でもなくて、私に合わせゆっくり歩くだけだった、赤信号で新しいハンカチに変えてくれた。
涙が出る理由なんて分からなかった、漠然と切なくて胸が苦しくて私には何も出来なくて、このまま二人が終わってしまうって事実とお友達がそんな状況にあるのと…………いや、ああ、うんやっぱり何に泣いてるのか分かんないや。
でもボタボタ出てきちゃうんだもん。
無人のエレベーターに乗って、袴田君を見上げたら何も言わないけど優しく笑ってくれた、その瞬間胸が痛くなるくらい………………………………
好き
って気持ちが溢れた。
そう、うん。
好き、なんだよ、ずっと分かってたけど色んな気持ちが邪魔して認められなかった。
毎日袴田君の事考えてる、一緒にいるだけで胸が苦しくなる、離れると寂しくなる、そんなの好き以外にないじゃん。
だからそれを伝えたいのに袴田君は中々その時間を与えてくれない。
玄関で私が靴を脱いだらそれと同時に手を引いて寝室まで連れてきて少し強引に私をベッドに放った。
もう十二時は過ぎていると思う、袴田君は持っていた私の鞄と肩に掛けていた自分の鞄を床に投げ捨てて私に覆いかぶさる。
いっぱい泣いたからアイメイクも落ちてるし、なんなら目の周りがヒリヒリ痛くて熱い。
ファンデーションだってなんだってもう顔には何も残ってないと思う、って事は顔ぐちゃぐちゃだし、赤くなって目も腫れてる、そんな顔間近で見られるのは恥かしいよ恥ずかしいのに。
私も袴田君の顔を見たいと思った。
顔につく毛を優しく払いながら袴田君は言う。
「尾台さんが辛そうにしてるの俺本当に耐えられないんです」
「直ぐ泣いてごめんなさい」
「違う、そういう事を言ってるんじゃないです。むしろこれは俺のわがまま、尾台さんはいい子だから、何でも胸痛めちゃうし泣かないのは無理って分かってます。だけど尾台さんにはいつも笑っていてほしくて」
「うん」
袴田君はジャケットを脱いでベッドの下に投げると、私の脇の下に肘を付いてキスしてきた。
脇の下から差し込まれた手が頭を撫でてくる。
目が合って表情を確認されて何度も触れるだけのキスしてきて、
「袴田君恥ずかしいよ」
「はい、俺も尾台さんが腕の中にいるなんて恥かしくて泣きそうです」
「え?」
いつのも余裕の意地悪にやにやされると思ったのに、袴田君は眉間を寄せて笑った。
袴田君の顔に角度がついて唇が深く重なる、探るように舌が交じり合って目を開けたら白い頬と瞑った片目が見えた。
目を伏せて私とキスしている間、袴田君は何を考えてるんだろう。
くちゅって音がして袴田君の舌を受け入れる、ぬるくて柔らかくて厚い舌、私からは袴田君の口に舌を入れる勇気はなくて、入ってくる舌を舐めるだけだ。
それでも上顎をなぞられれば勝手に声が出て、袴田君のワイシャツ掴んで、逆の手は指を絡めながら繋いでる。
袴田君の体大きい、いい匂いする温かい骨硬い男の人だ、息吸うとひきつっていた心が満たされて侵食されちゃう、怖いのにもっと支配されたい、頬に当たる鼻息にも感じて色んな情報が入ってきて、体の芯が熱くなった。
「袴田君……」
「好きだよ尾台さん大好き」
「アンッ……」
大きな手に頭を撫でられながら耳に唇をぴったり付けられて言われて、その言葉にきゅんって耳の奥から体中に音が染み込む、無意識に袴田君の顔を引き寄せた。
自分から舌出して、もっとしてっていっぱい口の中虐めてもらう、気持ち良くって袴田君の吐く息が好きで全部吸い込みたくって、体中溶けてきて片足を腰に絡ませた。
腰から太腿を足で撫でて、そんな格好はしたないって分かっててももっと絡み合いたいんだもん、袴田君も口の中激しく掻き回してくる。
そんな事されたらもちろんお腹熱くなるし、いつの間にかジャケットのボタンが外されててワイシャツと一緒に肩までずらしながら、ちゅっちゅって柔らかい唇が鎖骨や肩をなぞってく。
服を掴む骨っぽい手が格好良くて、袴田君の横顔が整いすぎてて頭可笑しくなりそう。
優しく愛撫されながら、服を脱がされて下着だけになって思わず体を隠した。
「見ちゃダメ」
「尾台さんは本当に何もかもが綺麗ですよね」
「うん?」
「綺麗な顔、綺麗な体、綺麗な心」
言いながら袴田君はベルトを緩めてワイシャツとスラックスを脱いで裸になった、下着は付けてるけどこんなに正面から袴田君の…………ていうか男の人の体を見るのは初めてだった、こないだは上着てたし。
筋肉の付いた引き締まった体は袴田君が息する度に動いて、少し汗ばんだ胸板からはいい匂いがして艶かしくて触りたくなる。
抱かれたいって思う体、見てるだけでうずうずするの、いつの間に自分の指噛んでる。
「帰る!」
「半裸ですよ」
にやってしながら袴田君は私のスカートに手をかけた。
「あ、やだ」
「痛くしないから」
優しく言われて脱がされて、ストッキングを履いた爪先に袴田君はキスをした。
あ、ちょっと待って、それ今日一日履いてたからって言おうと思ったら親指を舐められて喘ぎ声が出ていた。
「足舐められるの感じる?」
「汚いよ」
「尾台さんに汚い場所なんてないです」
足の甲に唇が滑って音させながらしゃぶられて、やだ……気持ちいい。
眼鏡の下の切れ長の目が私を見上げてる、長い指が足を優しく揉んできてほぐされて疼く体を捩った。
「今度、この大事な所だけ破いて舐めていいですか?」
「あぁ……ンやぁ」
爪先を口に含まれて、長い指が下着のラインをストッキング越しになぞってくる。
だめだめって首振りながら、ストッキング脱がされて二人とも下着姿だ。
袴田君は部屋の電気を消して、おいでって手を広げた。
恥かしいのに吸い込まれるようにそこに抱きついて、たくさんキスをした。
「胸苦しくないですか、外していい?」
「苦しくなる程胸ないし」
「大きくなりたいの」
「それは………………ぅん」
「じゃあ俺が大きくあげる」
「………………だめ」
優しく背中を撫でていた手が音も立てずに片手でホックを外して流れるように肩紐を下げられて、暗いけど見られるの恥ずかしいから袴田君に体を密着させた。
胸板にむにゅっておっぱいが潰れて、これはこれで恥ずかしかった! 袴田君はふふっと笑うと、肌触りの良いケットをふわりと掛けてくれて気持ち良かった。
手の平や甲や指の腹で身体中ゆっくり撫でられて、お尻の丸いラインを指先が滑る、爪が下着を引っ掛けて下ろしてきていつの間にか私だけ裸にされてしまった。
抗議したくても上向いたらキスされちゃうし、私も袴田君の体無意識にたくさん触ってる。
しっとりした肌触りですべすべで筋肉質で骨が出てて、柔らかさがどこにもなくて硬い男らしい体、それなのに袴田君の愛撫は繊細で柔らかくてもどかしくて撫でられた所は全部性感帯になって触れられだけで声が出る。
気持ちいい気持ちいい……隅々まで袴田君に包まれて体の芯から燃えて吐息が震える、深呼吸したら勝手に涙が出た。
「落ち着きました?」
「うん? はい……ありがとう」
涙拭く場所がないから袴田君の胸に擦り付けとく。
「ねえ尾台さん」
「はい」
「いつか……いつか、俺の話もしていいですか」
「……………………聞く」
「ありがとう、俺は男だからこんな事言ったら格好悪いんですけど、尾台さんが大好きで大好きで大好き過ぎて、たまに不安になるんです」
「うん」
「それは俺が自分の話をしてないからだと思います」
「そっか…………あの……えっと私も…………私も今度自分の話してもいいかな」
「聞きたいです」
「引かないって約束してね」
「俺、風呂入ってない尾台さん体、骨までしゃぶり倒せる男ですよ、尾台さんの過去なら何でも美味しいです」
「ドン引き触らないで変態眼鏡」
「とりあえず今日はもう寝ましょう。また明日……起きても俺はここにいるから」
「うん、おやすみなさい」
「おやすみなさい、大好きな尾台さん」
「袴田君」
「はい」
「…………何でもない」
「はい」
袴田君は私を強く抱き直して頭にキスをした。
ふと何も食べてないとか色々思ったんだけど、頭が働かなくて体も動かなくて、私達は息を揃えて同時に意識を手放した。
「少しだけ、尾台さんも俺も疲れてるからちょっと抱き合いたいだけ」
「でも私お風呂」
「大丈夫セックスしないから」
大きなベッドに押し倒されて、抵抗するにも泣き過ぎた私の頭はボーっとしてて何もできない。
いや、抵抗する気はないんだけどさ。
今日は互いにネイビーのスーツで、それを脱ぐ事もしてない。
救急車と消防車がけたたましいサイレンを鳴らしながら会社の前を通過している間に私達は会社を後にした。
マンションに着くまでの間、私は袴田君の腕を両手で抱き締めたまま、整理のつかない胸の内をただただ泣くだけで会話はなかった。
袴田君も特に慰めたりする訳でもなくて、私に合わせゆっくり歩くだけだった、赤信号で新しいハンカチに変えてくれた。
涙が出る理由なんて分からなかった、漠然と切なくて胸が苦しくて私には何も出来なくて、このまま二人が終わってしまうって事実とお友達がそんな状況にあるのと…………いや、ああ、うんやっぱり何に泣いてるのか分かんないや。
でもボタボタ出てきちゃうんだもん。
無人のエレベーターに乗って、袴田君を見上げたら何も言わないけど優しく笑ってくれた、その瞬間胸が痛くなるくらい………………………………
好き
って気持ちが溢れた。
そう、うん。
好き、なんだよ、ずっと分かってたけど色んな気持ちが邪魔して認められなかった。
毎日袴田君の事考えてる、一緒にいるだけで胸が苦しくなる、離れると寂しくなる、そんなの好き以外にないじゃん。
だからそれを伝えたいのに袴田君は中々その時間を与えてくれない。
玄関で私が靴を脱いだらそれと同時に手を引いて寝室まで連れてきて少し強引に私をベッドに放った。
もう十二時は過ぎていると思う、袴田君は持っていた私の鞄と肩に掛けていた自分の鞄を床に投げ捨てて私に覆いかぶさる。
いっぱい泣いたからアイメイクも落ちてるし、なんなら目の周りがヒリヒリ痛くて熱い。
ファンデーションだってなんだってもう顔には何も残ってないと思う、って事は顔ぐちゃぐちゃだし、赤くなって目も腫れてる、そんな顔間近で見られるのは恥かしいよ恥ずかしいのに。
私も袴田君の顔を見たいと思った。
顔につく毛を優しく払いながら袴田君は言う。
「尾台さんが辛そうにしてるの俺本当に耐えられないんです」
「直ぐ泣いてごめんなさい」
「違う、そういう事を言ってるんじゃないです。むしろこれは俺のわがまま、尾台さんはいい子だから、何でも胸痛めちゃうし泣かないのは無理って分かってます。だけど尾台さんにはいつも笑っていてほしくて」
「うん」
袴田君はジャケットを脱いでベッドの下に投げると、私の脇の下に肘を付いてキスしてきた。
脇の下から差し込まれた手が頭を撫でてくる。
目が合って表情を確認されて何度も触れるだけのキスしてきて、
「袴田君恥ずかしいよ」
「はい、俺も尾台さんが腕の中にいるなんて恥かしくて泣きそうです」
「え?」
いつのも余裕の意地悪にやにやされると思ったのに、袴田君は眉間を寄せて笑った。
袴田君の顔に角度がついて唇が深く重なる、探るように舌が交じり合って目を開けたら白い頬と瞑った片目が見えた。
目を伏せて私とキスしている間、袴田君は何を考えてるんだろう。
くちゅって音がして袴田君の舌を受け入れる、ぬるくて柔らかくて厚い舌、私からは袴田君の口に舌を入れる勇気はなくて、入ってくる舌を舐めるだけだ。
それでも上顎をなぞられれば勝手に声が出て、袴田君のワイシャツ掴んで、逆の手は指を絡めながら繋いでる。
袴田君の体大きい、いい匂いする温かい骨硬い男の人だ、息吸うとひきつっていた心が満たされて侵食されちゃう、怖いのにもっと支配されたい、頬に当たる鼻息にも感じて色んな情報が入ってきて、体の芯が熱くなった。
「袴田君……」
「好きだよ尾台さん大好き」
「アンッ……」
大きな手に頭を撫でられながら耳に唇をぴったり付けられて言われて、その言葉にきゅんって耳の奥から体中に音が染み込む、無意識に袴田君の顔を引き寄せた。
自分から舌出して、もっとしてっていっぱい口の中虐めてもらう、気持ち良くって袴田君の吐く息が好きで全部吸い込みたくって、体中溶けてきて片足を腰に絡ませた。
腰から太腿を足で撫でて、そんな格好はしたないって分かっててももっと絡み合いたいんだもん、袴田君も口の中激しく掻き回してくる。
そんな事されたらもちろんお腹熱くなるし、いつの間にかジャケットのボタンが外されててワイシャツと一緒に肩までずらしながら、ちゅっちゅって柔らかい唇が鎖骨や肩をなぞってく。
服を掴む骨っぽい手が格好良くて、袴田君の横顔が整いすぎてて頭可笑しくなりそう。
優しく愛撫されながら、服を脱がされて下着だけになって思わず体を隠した。
「見ちゃダメ」
「尾台さんは本当に何もかもが綺麗ですよね」
「うん?」
「綺麗な顔、綺麗な体、綺麗な心」
言いながら袴田君はベルトを緩めてワイシャツとスラックスを脱いで裸になった、下着は付けてるけどこんなに正面から袴田君の…………ていうか男の人の体を見るのは初めてだった、こないだは上着てたし。
筋肉の付いた引き締まった体は袴田君が息する度に動いて、少し汗ばんだ胸板からはいい匂いがして艶かしくて触りたくなる。
抱かれたいって思う体、見てるだけでうずうずするの、いつの間に自分の指噛んでる。
「帰る!」
「半裸ですよ」
にやってしながら袴田君は私のスカートに手をかけた。
「あ、やだ」
「痛くしないから」
優しく言われて脱がされて、ストッキングを履いた爪先に袴田君はキスをした。
あ、ちょっと待って、それ今日一日履いてたからって言おうと思ったら親指を舐められて喘ぎ声が出ていた。
「足舐められるの感じる?」
「汚いよ」
「尾台さんに汚い場所なんてないです」
足の甲に唇が滑って音させながらしゃぶられて、やだ……気持ちいい。
眼鏡の下の切れ長の目が私を見上げてる、長い指が足を優しく揉んできてほぐされて疼く体を捩った。
「今度、この大事な所だけ破いて舐めていいですか?」
「あぁ……ンやぁ」
爪先を口に含まれて、長い指が下着のラインをストッキング越しになぞってくる。
だめだめって首振りながら、ストッキング脱がされて二人とも下着姿だ。
袴田君は部屋の電気を消して、おいでって手を広げた。
恥かしいのに吸い込まれるようにそこに抱きついて、たくさんキスをした。
「胸苦しくないですか、外していい?」
「苦しくなる程胸ないし」
「大きくなりたいの」
「それは………………ぅん」
「じゃあ俺が大きくあげる」
「………………だめ」
優しく背中を撫でていた手が音も立てずに片手でホックを外して流れるように肩紐を下げられて、暗いけど見られるの恥ずかしいから袴田君に体を密着させた。
胸板にむにゅっておっぱいが潰れて、これはこれで恥ずかしかった! 袴田君はふふっと笑うと、肌触りの良いケットをふわりと掛けてくれて気持ち良かった。
手の平や甲や指の腹で身体中ゆっくり撫でられて、お尻の丸いラインを指先が滑る、爪が下着を引っ掛けて下ろしてきていつの間にか私だけ裸にされてしまった。
抗議したくても上向いたらキスされちゃうし、私も袴田君の体無意識にたくさん触ってる。
しっとりした肌触りですべすべで筋肉質で骨が出てて、柔らかさがどこにもなくて硬い男らしい体、それなのに袴田君の愛撫は繊細で柔らかくてもどかしくて撫でられた所は全部性感帯になって触れられだけで声が出る。
気持ちいい気持ちいい……隅々まで袴田君に包まれて体の芯から燃えて吐息が震える、深呼吸したら勝手に涙が出た。
「落ち着きました?」
「うん? はい……ありがとう」
涙拭く場所がないから袴田君の胸に擦り付けとく。
「ねえ尾台さん」
「はい」
「いつか……いつか、俺の話もしていいですか」
「……………………聞く」
「ありがとう、俺は男だからこんな事言ったら格好悪いんですけど、尾台さんが大好きで大好きで大好き過ぎて、たまに不安になるんです」
「うん」
「それは俺が自分の話をしてないからだと思います」
「そっか…………あの……えっと私も…………私も今度自分の話してもいいかな」
「聞きたいです」
「引かないって約束してね」
「俺、風呂入ってない尾台さん体、骨までしゃぶり倒せる男ですよ、尾台さんの過去なら何でも美味しいです」
「ドン引き触らないで変態眼鏡」
「とりあえず今日はもう寝ましょう。また明日……起きても俺はここにいるから」
「うん、おやすみなさい」
「おやすみなさい、大好きな尾台さん」
「袴田君」
「はい」
「…………何でもない」
「はい」
袴田君は私を強く抱き直して頭にキスをした。
ふと何も食べてないとか色々思ったんだけど、頭が働かなくて体も動かなくて、私達は息を揃えて同時に意識を手放した。
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