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寧々ちゃんまだまだ寵愛中
寧々ちゃんの我慢
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私もどちらかと言えば、目の前のものに集中すると周りが見えなくなるし、聞こえなくなるタイプだ。
考え事してる時もそうで、よく「話聞いてる?」なんて言われちゃう。
で、辰巳さんもそのタイプだから一度本を開いたら、何時間でも同じ体勢でいるしご飯もトイレも行かなかったりする。
夜、本読んでてキリが良い所で止めるって言ったのに明け方目が覚めたらまだ同じ格好のままで、目が合ったら今寝る所だったとか言って慌てて寝たりしてる。
何がムカつくって私がそれすると本取り上げて寝かしつけてくるとこだよ! 自分は読む癖にぃ!
で、今の辰巳さんはというと、もちろん本読んでますよ。
それでね、何が不満って時刻が午後一時な所ぉ!
まだお昼食べてないって所ぉ! 寧々の事忘れてるよって所ぉ!!!
大きな鳩時計が十二時に鳴ったのに辰巳さんったら気が付かないんだから全くもう!
私が作ってあげたいけど、今日は庭で取れたバジルで一緒に鶏肉焼こうねって約束したんだもん!! それでサンドイッチ作ろうねって!
本読んでる大きな背中を、柱に寄りかかって体育座りで睨むけど、むむむむむむ……! 辰巳さん私に気が付く気配ナシ!!
でも声掛けるのはムカつくから、携帯携帯。
【辰巳さん寧々のこと嫌いなんだ?】
送ってみたら、ピヨピヨって辰巳さんの横に置かれた携帯からヒヨコの着信音が響いて、辰巳さんはこっちに振り向かないで返してきた。
NO! じゃないよ!! こんだけ放置しといて!
【辰巳さんのバカ!!】
送ったら直に、
そんな魂抜ける前にメッセ―ジの時間見ろよぉ!
「うううううう…………!!」
何かもう色々ムカつくし、目の前にい辰巳さんガブってしとく!!
「イッ…………! たくはない、どうしたの寧々ちゃん、どうしてご機嫌悪くなっちゃったの」
「どうしたのじゃないですうう! お腹空いたのぉ!!」
「え? ………………ああ、ごめんもうお昼すぎてたんだ。気が付きませんでした、じゃあお庭に行こうか」
「やだぁ! 嫌です、もう私、何も食べないもん! 家出するの!」
「わかったわかった、寧々ちゃんの言う事なんでも聞いてあげるから許して? 残念だけど家からは出しませんし、どこに行っても連れ戻しに行きますからね僕から逃げる事はできないので諦めて?」
「うう……」
「死んだって離さないよ?」
お姫様抱っこしてきて、もう! 直ぐそうやって王子様な顔でにこってして重いセリフ言うんだからぁ!
で、結局サンドイッチ作って、待ちに待ったご飯は美味しかった。
でもまだイライラしてるし、反抗期っていつものお片付けしないで携帯いじってやる!!
そしたら、辰巳さんは直に後ろから抱っこしてきた。
「もう寧々ちゃん機嫌直して? 僕と携帯どっちが大事なの」
「辰巳さんに決まってるでしょ! 携帯なんて辰巳さんがずっと一緒にいてくれるなら、いらないしぃいい!!」
「…………………うん、そっか」
「?!!!!」
「ありがとう、嬉しい」
考え事してる時もそうで、よく「話聞いてる?」なんて言われちゃう。
で、辰巳さんもそのタイプだから一度本を開いたら、何時間でも同じ体勢でいるしご飯もトイレも行かなかったりする。
夜、本読んでてキリが良い所で止めるって言ったのに明け方目が覚めたらまだ同じ格好のままで、目が合ったら今寝る所だったとか言って慌てて寝たりしてる。
何がムカつくって私がそれすると本取り上げて寝かしつけてくるとこだよ! 自分は読む癖にぃ!
で、今の辰巳さんはというと、もちろん本読んでますよ。
それでね、何が不満って時刻が午後一時な所ぉ!
まだお昼食べてないって所ぉ! 寧々の事忘れてるよって所ぉ!!!
大きな鳩時計が十二時に鳴ったのに辰巳さんったら気が付かないんだから全くもう!
私が作ってあげたいけど、今日は庭で取れたバジルで一緒に鶏肉焼こうねって約束したんだもん!! それでサンドイッチ作ろうねって!
本読んでる大きな背中を、柱に寄りかかって体育座りで睨むけど、むむむむむむ……! 辰巳さん私に気が付く気配ナシ!!
でも声掛けるのはムカつくから、携帯携帯。
【辰巳さん寧々のこと嫌いなんだ?】
送ってみたら、ピヨピヨって辰巳さんの横に置かれた携帯からヒヨコの着信音が響いて、辰巳さんはこっちに振り向かないで返してきた。
NO! じゃないよ!! こんだけ放置しといて!
【辰巳さんのバカ!!】
送ったら直に、
そんな魂抜ける前にメッセ―ジの時間見ろよぉ!
「うううううう…………!!」
何かもう色々ムカつくし、目の前にい辰巳さんガブってしとく!!
「イッ…………! たくはない、どうしたの寧々ちゃん、どうしてご機嫌悪くなっちゃったの」
「どうしたのじゃないですうう! お腹空いたのぉ!!」
「え? ………………ああ、ごめんもうお昼すぎてたんだ。気が付きませんでした、じゃあお庭に行こうか」
「やだぁ! 嫌です、もう私、何も食べないもん! 家出するの!」
「わかったわかった、寧々ちゃんの言う事なんでも聞いてあげるから許して? 残念だけど家からは出しませんし、どこに行っても連れ戻しに行きますからね僕から逃げる事はできないので諦めて?」
「うう……」
「死んだって離さないよ?」
お姫様抱っこしてきて、もう! 直ぐそうやって王子様な顔でにこってして重いセリフ言うんだからぁ!
で、結局サンドイッチ作って、待ちに待ったご飯は美味しかった。
でもまだイライラしてるし、反抗期っていつものお片付けしないで携帯いじってやる!!
そしたら、辰巳さんは直に後ろから抱っこしてきた。
「もう寧々ちゃん機嫌直して? 僕と携帯どっちが大事なの」
「辰巳さんに決まってるでしょ! 携帯なんて辰巳さんがずっと一緒にいてくれるなら、いらないしぃいい!!」
「…………………うん、そっか」
「?!!!!」
「ありがとう、嬉しい」
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