57 / 156
寧々ちゃんバスタイム4 ※
しおりを挟む
「初めてのセックスなんだからもっと色々感じたいでしょ」
「でも……もう苦しいです」
「喋れているうちは苦しくないよね? 苦しいってもっと声も出なくなる状況だよ」
謎の微笑みに私は体を強張らせながら、それでも優しくキスされて結局舌で応えてる。
じくじくしてた下半身の呻きは一旦落ち着いて、浴槽に誘導されて体を温められて辰巳さんに抱き付いたまままた蕩けるディープキスに思考を預けた。
「口……痺れてきました」
「いっぱいキスしてるもんね」
「キスなんて……した事なかったのに……」
ふとこないだまでの私を思い出して辰巳さんの唇を指でなぞる、だってそうだ……1か月の前の私なら週末だから溜まったアニメ見たり漫画書いたり……でも今の私は。
大きな手が頬や目をすりすりしてきて気持ちいい、目きゅってつぶってすっかり辰巳さんに懐いてしまった自分が恥ずかしい。
でもこの手好きなの安心するもっと撫でられたい、辰巳さん辰巳さん。
「ああどうしよう、何コレ胸鷲掴みにされるんだけど」
「人を好きになるって、こんな自分を全部任せたいって……もらってって気持ちなるんですね辰巳さんが大好き」
「僕も同じ、寧々ちゃんになら全部あげたいって思ってる」
「あん、欲しいいっぱいいっぱい下さい辰巳さん」
ぎゅうって抱き付いて額グリグリさせていっぱいちゅう。
二人で唇食み合って舌擦れてる所も見て興奮して深く交わって抱き合ってこんなお風呂初めてだ。
「だからさ……」
「あい」
「こんな気持初めてで、幸せすぎるから……不安とかじゃなくて終わらせたくなくて」
「何の話……ですか?」
「セックス……僕も寧々ちゃんも初めてで……入れていいなら今すぐ入れたいけどなんかもったいなくて、だって一生に一度しかない事でしょう」
「うううう……」
何もうすっごいきゅんってして……どんだけ大事にしてくれるの辰巳さん。
胸が疼いて体温が一度上がった気がする、それくらい心に響いた。
広い胸板に唇を這わせてキスして吸って初めてのキスマーク。
舌出して見上げたらキス待ってくれて舌混じりあって顔離してまたキスマーク着ける。
「好き……辰巳さん好き……」
私だってこんなに好きなんだよって印。
誰にも渡したくないって証。
この人には私がいるんだって威嚇。
「好き……寧々の辰巳さん……ずっと好き一生好き、辰巳さん寧々好き?」
「死ぬ……本当倒れそう寧々ちゃん愛しすぎ結婚しよ!」「する!!!」
勝手に口が即答してて抱き締め合って、おっきい体大好きちょっとヤバイなエッチしなくても満たされるくらい辰巳ラブボルテージが上がっている。
いや、したい! エッチはしてみたい!! 気持ちいいの好き! 続きしたい、なので渾身の一言を。
「でも……」
「なあに?」
「辰巳さんみたいなおじさんのお嫁さんになってあげるんだから、心も体も満足させて下さいね?」
「…………」
綺麗な唇を人差し指で突いて言ってみた。
って、そんなの言うべきじゃなかった!!
分かりましたって辰巳さんはにっこり舌舐めずりをして直に私を浴槽の縁に座らせて片足を掴んで下から割れ目を舐め上げてきて。
「ちょっ……と待っ……ぁあん!」
「じゃあ僕も我慢してたんだけど満足するまでさせてもらうね」
「やっ……やっ」
「舐めにくいから立てる? 背中壁に預けて」
答える前に脇を掴まれて壁に押さえ付けように立たされれば辰巳さんの顔が股に埋まる。
絶対立ってられなくなるのにされたくて、大きな手を恋人繋ぎで握り締めて今度は私が見下しながら舐めてもらう下半身からエッチな音してる体が燃えてしまいそう。
尖った舌を突き出されて下から穴をほじられて甲高い声が出て、だらだら粘った体液が漏れて辰巳さんの顔を汚してる。
「手でも口でもお利口に善がるね」
「もっ……とえっち、下さっ……」
「ここ舐めたら直ぐ寧々ちゃん可笑しくなっちゃうから我慢してたんだけどもう舐めていいよね」
「ああ、待っ……て、だめ、だッああああ」
「こんなに期待して勃たせて……僕に虐めてほしくて待ってたんだね」
全然触れてこなかった一番敏感な所を剥き出しにされて舌が裏筋をつつっと這う、ビクビク震えてやっぱりダメダメって首振る。
緑の目が私を見ながら真っ赤に腫れた球を舐めてきて舌先で弄った後は吸われて揺すられて膀胱に快感が響く、気持ちいい。
「ああ、ダメ……辰巳さ……だめ」
「イッちゃうからダメ? 少し舐められたくらいでこんなおっきく硬くさせて凄い甘い香りしちゃってるよ」
「だってそこそんな、我慢できなッ!!」
「こんな腫らして……5秒でイカせてあげるからね」
きゅううっと吸われて自分で弄るのでは得られない悶える快感、舌で弾かれて5秒もかからずイッちゃう膝ガクガクしてもう立ってられなくなって体を捩った。
壁に手を突いて背中を向けたら辰巳さんが震える腰を引き寄せてきて背中にたくさんキスが降る唇が触れる度お尻の穴まできゅってしちゃうくらい体中性感帯になってる。
「ここ本当に大好きだね声の大きさ全然違う。まだこんなに硬くさせていつもイッた後も自分で弄ってるの?」
「やっ! ダメダメ今触っちゃ……!」
後ろから抱き付かれて、耳とか首とかキスしながらイッたばっかの尖ったとこ擦ってきて、そんな刺激無理すぎて腰を引いて逃げようとするんだけど羽交い締めにされて逃げられなくて。
「待って! イッたばっかだから……ああああ!」
「善い声……」
ぬるぬるの先っぽきゅうって抓まれて体が仰け反ってもうそれは悲鳴だった。
耳されながら羞恥心の欠片もなく声が出て腫れ上がったクリトリスを太い指が擦ってくる、ぬるぬるでよく滑っていやいやしても止めてくれなくて。
「あああ! あっ……ぅああ! だめ!」
「こんなにされたら狂っちゃうね……でも拒否できるようじゃ満足できてない証拠だな、もっと放心状態になりたいよね寧々。中からも押し出してあげようね」
「やだ! やだぁ!!」
ピチャって耳に舌が入ってて愛してるって低い声が響いて力抜けちゃ……頬にキスと首に噛み付かれて、全部甘美……気持ちいいだけ、これだけでも十分なのに指が中に入ってきて壁擦られて、わかんないけど前も後ろも気持ち良くって。
「ぎちぎちなのにこんなやらしい音させてどっちも腫らせて、またキちゃうね」
「無理! 無理……あああ! 出ちゃ……イッ……ク……!!」
いつに間にか辰巳さんに快楽を覚え込まされた体は絶頂の言葉を口にされただけでもゾクゾクきちゃって勝手にイッちゃって…………でもああ、待って辰巳さん終わらせてくれない。
「こんなにはち切れそうになってるクリトリス口で癒してあげないと可哀想だな」
「い、やだぁ! ヤッ!! そこ」
指入ったまんましゃぶりつかれて狂っちゃう、舌で何度も擦り上げられて、
「ああああ!! ああ…………あッぐ……」
「温かい…………舌出しちゃって可愛い」
頭キンってして真っ白……下半身に何の自制も利かなくなってダラダラ生暖かい体液が太腿を伝う。
指を動かされる度に奥から温かいのが出てきて感じた事ない愉悦と解放感と脱力感。
どこにも力入らなくて顔持たれてされるがまま辰巳さんとディープキス、まだ指は動いててお腹からいっぱいぬるいの出っぱなし。
顎ガクガク震えて息吸うのがやっとだ、それなのにぐりぐりって指が奥に入ってきて息止まる。
「いいね、子宮下がってきてるここは僕ので突いていいかな」
「んん…………?」
「浅くて大好きなところもいっぱい擦って鳴かせてあげるから奥は僕のでイこうね、ねえほらここ」
「ぅぁあ!」
グリグリって今までされた事ない深い所に指入ってきて喉の奥から喘ぐ。
「おしっこ……やだッ……! 辰巳さ」
「お漏らしなんてさっきからいっぱいしてるでしょ? 気付かなかった? この奥の精子欲しくて口開いちゃってるとこにいっぱい飲ませてあげるからね。じゃあベッド行こうか」
「べッド?」
抱き上げられて拐われてふわふわのタオルで拭かれながらキスしてたらいつの間にかベッドの上だ。
舌がくちゅって当たり前に絡んで、手を繋いだまま体中にキスされる。
エッチ……するんだ……とうとう入れるんだ……ってぼうっとした頭で考えていたら真剣な瞳が私を見て。
「ついに神との交わりの時だね」
「……………?!」
「覚醒の瞬間」
「もう……こんな時にもそうやって……」
ちゅっちゅってしてくるけど胸叩く!
「なあに?」
「そういう神とか……いつまでするんですか? 子供にもするの? ムード壊してますよ!」
「ああ……」
辰巳さんは目を見開いて細めて安心して、とでも言うように頭を優しく撫でてきた。
「初歩的な事を忘れていました。僕らはまだ自己紹介もしてなかったね」
「?」
私を組み敷いたまま濡れた金髪をかき上げて。
「僕の名前は辰巳 ロドニーノヴィチ エロフェイ、母がロシア人でロシアでは父親の名前をミドルネームとしてもらう。父親の名前に男の場合「ヴィチ」女性の場合は「ブナ」とつけるのが一般的。よって父はロドニー、勇敢な戦艦からとった名前だそうだよ。だから僕は名前はエロフェイ」
「エロフェイ……」
唇を指でなぞられて重なって。
「意味は“神”」
「か、み……?」
「そうだよ寧々」
眼鏡を外した翡翠が笑う。
「全ては神のシナリオさ」
「でも……もう苦しいです」
「喋れているうちは苦しくないよね? 苦しいってもっと声も出なくなる状況だよ」
謎の微笑みに私は体を強張らせながら、それでも優しくキスされて結局舌で応えてる。
じくじくしてた下半身の呻きは一旦落ち着いて、浴槽に誘導されて体を温められて辰巳さんに抱き付いたまままた蕩けるディープキスに思考を預けた。
「口……痺れてきました」
「いっぱいキスしてるもんね」
「キスなんて……した事なかったのに……」
ふとこないだまでの私を思い出して辰巳さんの唇を指でなぞる、だってそうだ……1か月の前の私なら週末だから溜まったアニメ見たり漫画書いたり……でも今の私は。
大きな手が頬や目をすりすりしてきて気持ちいい、目きゅってつぶってすっかり辰巳さんに懐いてしまった自分が恥ずかしい。
でもこの手好きなの安心するもっと撫でられたい、辰巳さん辰巳さん。
「ああどうしよう、何コレ胸鷲掴みにされるんだけど」
「人を好きになるって、こんな自分を全部任せたいって……もらってって気持ちなるんですね辰巳さんが大好き」
「僕も同じ、寧々ちゃんになら全部あげたいって思ってる」
「あん、欲しいいっぱいいっぱい下さい辰巳さん」
ぎゅうって抱き付いて額グリグリさせていっぱいちゅう。
二人で唇食み合って舌擦れてる所も見て興奮して深く交わって抱き合ってこんなお風呂初めてだ。
「だからさ……」
「あい」
「こんな気持初めてで、幸せすぎるから……不安とかじゃなくて終わらせたくなくて」
「何の話……ですか?」
「セックス……僕も寧々ちゃんも初めてで……入れていいなら今すぐ入れたいけどなんかもったいなくて、だって一生に一度しかない事でしょう」
「うううう……」
何もうすっごいきゅんってして……どんだけ大事にしてくれるの辰巳さん。
胸が疼いて体温が一度上がった気がする、それくらい心に響いた。
広い胸板に唇を這わせてキスして吸って初めてのキスマーク。
舌出して見上げたらキス待ってくれて舌混じりあって顔離してまたキスマーク着ける。
「好き……辰巳さん好き……」
私だってこんなに好きなんだよって印。
誰にも渡したくないって証。
この人には私がいるんだって威嚇。
「好き……寧々の辰巳さん……ずっと好き一生好き、辰巳さん寧々好き?」
「死ぬ……本当倒れそう寧々ちゃん愛しすぎ結婚しよ!」「する!!!」
勝手に口が即答してて抱き締め合って、おっきい体大好きちょっとヤバイなエッチしなくても満たされるくらい辰巳ラブボルテージが上がっている。
いや、したい! エッチはしてみたい!! 気持ちいいの好き! 続きしたい、なので渾身の一言を。
「でも……」
「なあに?」
「辰巳さんみたいなおじさんのお嫁さんになってあげるんだから、心も体も満足させて下さいね?」
「…………」
綺麗な唇を人差し指で突いて言ってみた。
って、そんなの言うべきじゃなかった!!
分かりましたって辰巳さんはにっこり舌舐めずりをして直に私を浴槽の縁に座らせて片足を掴んで下から割れ目を舐め上げてきて。
「ちょっ……と待っ……ぁあん!」
「じゃあ僕も我慢してたんだけど満足するまでさせてもらうね」
「やっ……やっ」
「舐めにくいから立てる? 背中壁に預けて」
答える前に脇を掴まれて壁に押さえ付けように立たされれば辰巳さんの顔が股に埋まる。
絶対立ってられなくなるのにされたくて、大きな手を恋人繋ぎで握り締めて今度は私が見下しながら舐めてもらう下半身からエッチな音してる体が燃えてしまいそう。
尖った舌を突き出されて下から穴をほじられて甲高い声が出て、だらだら粘った体液が漏れて辰巳さんの顔を汚してる。
「手でも口でもお利口に善がるね」
「もっ……とえっち、下さっ……」
「ここ舐めたら直ぐ寧々ちゃん可笑しくなっちゃうから我慢してたんだけどもう舐めていいよね」
「ああ、待っ……て、だめ、だッああああ」
「こんなに期待して勃たせて……僕に虐めてほしくて待ってたんだね」
全然触れてこなかった一番敏感な所を剥き出しにされて舌が裏筋をつつっと這う、ビクビク震えてやっぱりダメダメって首振る。
緑の目が私を見ながら真っ赤に腫れた球を舐めてきて舌先で弄った後は吸われて揺すられて膀胱に快感が響く、気持ちいい。
「ああ、ダメ……辰巳さ……だめ」
「イッちゃうからダメ? 少し舐められたくらいでこんなおっきく硬くさせて凄い甘い香りしちゃってるよ」
「だってそこそんな、我慢できなッ!!」
「こんな腫らして……5秒でイカせてあげるからね」
きゅううっと吸われて自分で弄るのでは得られない悶える快感、舌で弾かれて5秒もかからずイッちゃう膝ガクガクしてもう立ってられなくなって体を捩った。
壁に手を突いて背中を向けたら辰巳さんが震える腰を引き寄せてきて背中にたくさんキスが降る唇が触れる度お尻の穴まできゅってしちゃうくらい体中性感帯になってる。
「ここ本当に大好きだね声の大きさ全然違う。まだこんなに硬くさせていつもイッた後も自分で弄ってるの?」
「やっ! ダメダメ今触っちゃ……!」
後ろから抱き付かれて、耳とか首とかキスしながらイッたばっかの尖ったとこ擦ってきて、そんな刺激無理すぎて腰を引いて逃げようとするんだけど羽交い締めにされて逃げられなくて。
「待って! イッたばっかだから……ああああ!」
「善い声……」
ぬるぬるの先っぽきゅうって抓まれて体が仰け反ってもうそれは悲鳴だった。
耳されながら羞恥心の欠片もなく声が出て腫れ上がったクリトリスを太い指が擦ってくる、ぬるぬるでよく滑っていやいやしても止めてくれなくて。
「あああ! あっ……ぅああ! だめ!」
「こんなにされたら狂っちゃうね……でも拒否できるようじゃ満足できてない証拠だな、もっと放心状態になりたいよね寧々。中からも押し出してあげようね」
「やだ! やだぁ!!」
ピチャって耳に舌が入ってて愛してるって低い声が響いて力抜けちゃ……頬にキスと首に噛み付かれて、全部甘美……気持ちいいだけ、これだけでも十分なのに指が中に入ってきて壁擦られて、わかんないけど前も後ろも気持ち良くって。
「ぎちぎちなのにこんなやらしい音させてどっちも腫らせて、またキちゃうね」
「無理! 無理……あああ! 出ちゃ……イッ……ク……!!」
いつに間にか辰巳さんに快楽を覚え込まされた体は絶頂の言葉を口にされただけでもゾクゾクきちゃって勝手にイッちゃって…………でもああ、待って辰巳さん終わらせてくれない。
「こんなにはち切れそうになってるクリトリス口で癒してあげないと可哀想だな」
「い、やだぁ! ヤッ!! そこ」
指入ったまんましゃぶりつかれて狂っちゃう、舌で何度も擦り上げられて、
「ああああ!! ああ…………あッぐ……」
「温かい…………舌出しちゃって可愛い」
頭キンってして真っ白……下半身に何の自制も利かなくなってダラダラ生暖かい体液が太腿を伝う。
指を動かされる度に奥から温かいのが出てきて感じた事ない愉悦と解放感と脱力感。
どこにも力入らなくて顔持たれてされるがまま辰巳さんとディープキス、まだ指は動いててお腹からいっぱいぬるいの出っぱなし。
顎ガクガク震えて息吸うのがやっとだ、それなのにぐりぐりって指が奥に入ってきて息止まる。
「いいね、子宮下がってきてるここは僕ので突いていいかな」
「んん…………?」
「浅くて大好きなところもいっぱい擦って鳴かせてあげるから奥は僕のでイこうね、ねえほらここ」
「ぅぁあ!」
グリグリって今までされた事ない深い所に指入ってきて喉の奥から喘ぐ。
「おしっこ……やだッ……! 辰巳さ」
「お漏らしなんてさっきからいっぱいしてるでしょ? 気付かなかった? この奥の精子欲しくて口開いちゃってるとこにいっぱい飲ませてあげるからね。じゃあベッド行こうか」
「べッド?」
抱き上げられて拐われてふわふわのタオルで拭かれながらキスしてたらいつの間にかベッドの上だ。
舌がくちゅって当たり前に絡んで、手を繋いだまま体中にキスされる。
エッチ……するんだ……とうとう入れるんだ……ってぼうっとした頭で考えていたら真剣な瞳が私を見て。
「ついに神との交わりの時だね」
「……………?!」
「覚醒の瞬間」
「もう……こんな時にもそうやって……」
ちゅっちゅってしてくるけど胸叩く!
「なあに?」
「そういう神とか……いつまでするんですか? 子供にもするの? ムード壊してますよ!」
「ああ……」
辰巳さんは目を見開いて細めて安心して、とでも言うように頭を優しく撫でてきた。
「初歩的な事を忘れていました。僕らはまだ自己紹介もしてなかったね」
「?」
私を組み敷いたまま濡れた金髪をかき上げて。
「僕の名前は辰巳 ロドニーノヴィチ エロフェイ、母がロシア人でロシアでは父親の名前をミドルネームとしてもらう。父親の名前に男の場合「ヴィチ」女性の場合は「ブナ」とつけるのが一般的。よって父はロドニー、勇敢な戦艦からとった名前だそうだよ。だから僕は名前はエロフェイ」
「エロフェイ……」
唇を指でなぞられて重なって。
「意味は“神”」
「か、み……?」
「そうだよ寧々」
眼鏡を外した翡翠が笑う。
「全ては神のシナリオさ」
0
お気に入りに追加
1,062
あなたにおすすめの小説
【R18】豹変年下オオカミ君の恋愛包囲網〜策士な後輩から逃げられません!〜
湊未来
恋愛
「ねぇ、本当に陰キャの童貞だって信じてたの?経験豊富なお姉さん………」
30歳の誕生日当日、彼氏に呼び出された先は高級ホテルのレストラン。胸を高鳴らせ向かった先で見たものは、可愛らしいワンピースを着た女と腕を組み、こちらを見据える彼の姿だった。
一方的に別れを告げられ、ヤケ酒目的で向かったBAR。
「ねぇ。酔っちゃったの………
………ふふふ…貴方に酔っちゃったみたい」
一夜のアバンチュールの筈だった。
運命とは時に残酷で甘い………
羊の皮を被った年下オオカミ君×三十路崖っぷち女の恋愛攻防戦。
覗いて行きませんか?
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
・R18の話には※をつけます。
・女性が男性を襲うシーンが初回にあります。苦手な方はご注意を。
・裏テーマは『クズ男愛に目覚める』です。年上の女性に振り回されながら、愛を自覚し、更生するクズ男をゆるっく書けたらいいなぁ〜と。
【R18】エリートビジネスマンの裏の顔
白波瀬 綾音
恋愛
御社のエース、危険人物すぎます───。
私、高瀬緋莉(27)は、思いを寄せていた業界最大手の同業他社勤務のエリート営業マン檜垣瑤太(30)に執着され、軟禁されてしまう。
同じチームの後輩、石橋蓮(25)が異変に気付くが……
この生活に果たして救いはあるのか。
※完結済み、手直ししながら随時upしていきます
※サムネにAI生成画像を使用しています
イケメンエリート軍団の籠の中
便葉
恋愛
国内有数の豪華複合オフィスビルの27階にある
IT関連会社“EARTHonCIRCLE”略して“EOC”
謎多き噂の飛び交う外資系一流企業
日本内外のイケメンエリートが
集まる男のみの会社
唯一の女子、受付兼秘書係が定年退職となり
女子社員募集要項がネットを賑わした
1名の採用に300人以上が殺到する
松村舞衣(24歳)
友達につき合って応募しただけなのに
何故かその超難関を突破する
凪さん、映司さん、謙人さん、
トオルさん、ジャスティン
イケメンでエリートで華麗なる超一流の人々
でも、なんか、なんだか、息苦しい~~
イケメンエリート軍団の鳥かごの中に
私、飼われてしまったみたい…
「俺がお前に極上の恋愛を教えてやる
他の奴とか? そんなの無視すればいいんだよ」
婚姻届の罠に落ちたら
神原オホカミ【書籍発売中】
恋愛
年下の彼は有無を言わさず強引に追い詰めてきて――
中途採用で就社した『杏子(きょうこ)』の前に突如現れた海外帰りの営業職。
そのうちの一人は、高校まで杏子をいじめていた年下の幼馴染だった。
幼馴染の『晴(はる)』は過去に書いた婚姻届をちらつかせ
彼氏ができたら破棄するが、そうじゃなきゃ俺のものになれと迫ってきて……。
恋愛下手な地味女子×ぐいぐいせまってくる幼馴染
オフィスで繰り広げられる
溺愛系じれじれこじらせラブコメ。
内容が無理な人はそっと閉じてネガティヴコメントは控えてください、お願いしますm(_ _)m
◆レーティングマークは念のためです。
◆表紙画像は簡単表紙メーカー様で作成しています。
◆無断転写や内容の模倣はご遠慮ください。
◆文章をAI学習に使うことは絶対にしないでください。
◆アルファポリスさん/エブリスタさん/カクヨムさん/なろうさんで掲載してます。
〇構想執筆:2020年、改稿投稿:2024年
結婚直後にとある理由で離婚を申し出ましたが、 別れてくれないどころか次期社長の同期に執着されて愛されています
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「結婚したらこっちのもんだ。
絶対に離婚届に判なんて押さないからな」
既婚マウントにキレて勢いで同期の紘希と結婚した純華。
まあ、悪い人ではないし、などと脳天気にかまえていたが。
紘希が我が社の御曹司だと知って、事態は一転!
純華の誰にも言えない事情で、紘希は絶対に結婚してはいけない相手だった。
離婚を申し出るが、紘希は取り合ってくれない。
それどころか紘希に溺愛され、惹かれていく。
このままでは紘希の弱点になる。
わかっているけれど……。
瑞木純華
みずきすみか
28
イベントデザイン部係長
姉御肌で面倒見がいいのが、長所であり弱点
おかげで、いつも多数の仕事を抱えがち
後輩女子からは慕われるが、男性とは縁がない
恋に関しては夢見がち
×
矢崎紘希
やざきひろき
28
営業部課長
一般社員に擬態してるが、会長は母方の祖父で次期社長
サバサバした爽やかくん
実体は押しが強くて粘着質
秘密を抱えたまま、あなたを好きになっていいですか……?
副社長氏の一途な恋~執心が結んだ授かり婚~
真木
恋愛
相原麻衣子は、冷たく見えて情に厚い。彼女がいつも衝突ばかりしている、同期の「副社長氏」反田晃を想っているのは秘密だ。麻衣子はある日、晃と一夜を過ごした後、姿をくらます。数年後、晃はミス・アイハラという女性が小さな男の子の手を引いて暮らしているのを知って……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる