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夢
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こ、こ、ここれはいつ来るって意味なの?!
でもとりあえず。
「風邪をうつしてしまうのでお見舞いは来ちゃダメです」
って返しとく、まあ無難な返信だよな、辰巳さんが家に来るなんて想像できないし、そしたら秒で。
【神の恩恵があるので僕はウィルスに感染しません】
うん! 相変わらず無難が通用しない男、辰巳である。
【僕の栄養分けてあげます】
そうだ宿り主。
【ただの風邪ですか】
あ、心配してくれてる
【病院で変なことされてませんか】
何とも言えない。
【ご家族は苦手な物はありますか】
あれ、手土産用意しようとしてない?
【簡単な地図か住所教えて下さい】
ヤバイ具体的な事言い出した。
【今日は何が何でも定時で上がります】
上がらないで!!!
【寧々ちゃんが好きです】
私もです。
あらやだ、ちょっと待って!
これ絶対来ちゃうパターン!!
薬局でこんなテンパってる人も私位じゃなかろうか。
【でも、ご家族に迷惑になってもいけないので了承を得てから行きますね。もちろん説得が必要なら僕からお話するのでいつでも連絡下さいローション買って行きます】
真面目な事言ったかと思ったら最後のアイテムはなんだ!!
「お母さん何でもダメって言う人だから無理です、話すって何語で? ローションって何? ぬるぬるの方? 保湿?」
【じゃあ重要な書類渡しに行く体でどうですか、何語でもいいですよ僕は英語の方が断然楽だけど。どっちも持って行けます!!】
「でも……明日には出勤できるかもしれないし……別に今日わざわざ来なくても……ってゆうか何するつもりですか」
【体調の悪かった君を連れ回した事に罪悪感を感じていて、一秒でも早く顔を見て謝罪したいのです】
え、そんな……。
【というのは建前で、熱が出て弱ってる寧々ちゃん無抵抗で絶対可愛いからぺろぺろしたいです】
「キモすぎ!」
【once more!】
もうこの変態部長どうにかして神様! とか思ったけど、その頼みの神様ですら辰巳さんと結託してそうで怖い。
それでお母さんからも薬飲むなら何か食べなさいねってメッセージ来てた。
一旦会話は中止、薬貰ってコンビニに寄っておでんのはんぺんだけ買って家に帰る。
小さい頃は風邪を引くと直ぐに扁桃腺がくっつく位腫れて痛くて何も食べられなくなって高熱が出た日にはお腹も緩くなるし超虚弱体質だった。
だから風邪を引いてもおかゆとかは痛くて食べられなかった、はんぺん柔らかく煮て卵でとじたのとかゆるーいゼリー…………腫れが引くまではそんなのを食べさせてくれてた。
家に帰って、まだまだ熱もあるしソファーに横になって動けない。
肩で息する位だ、ってゆうか家帰ってどっと体の重みが増した。
ぼーっとした意識の中で、三小田君の顔が浮かんだ…………アレ……マジで何だったんだろ。
BLではあるもののこんだけ恋愛漫画書いてるんだ、そういうのには敏感な方だ、むしろ敏感過ぎて妄想してしまう位だ。
だから三小田君のあれは……私に気が……あるよね? ありよりのありだよね?
だって普通どうでもいい子の手なんて握らないよね、それに昔の事も……謝るより忘れたふりしてる方が楽だろうに、わざわざ……。
その行動の意図には気付いたけど、でもなんでって感じ、だって私達あんまり接点なかったし。
そんな素振りだって全くなかったのに……あれかなおっぱい見たからムラムラしたのかな、漫画の資料にもなんないし、今まで邪魔だなとしか思ってなかったけどやっぱり男の人っておっぱい好きなの。
ソファーからズリズリ落ちて、ローテーブルに置いたコンビニ袋を手繰り寄せて、割り箸を割る。
おでんの小さなカップを開けてはんぺんを突いてみた、いい感じにふやけてて扁桃腺に響かなそうな柔らかさだ。
小さくして飲み込んで、うってなるくらいおでんの汁が沁みて痛かった。
それでも薬飲まなきゃだからちょっとずつ食べる。
昔は咳して痛くて泣いて、ご飯食べて泣いて、眠れなくて泣いたなって思い出した。
その時側にいてくれた人なんてお母さん以外にいない。
でも寝る時はお兄ちゃんだったかな。
二段ベッドだったけど、そういう日は一緒に寝てくれた、トイレとか急に体調悪くなったら起こせよなって。
久々の風邪で色々思い出した。
そして夜には必ずお父さんが額に手を当てに来た。
冷たいだろって帰って来たばかりの冷えた手で頭を撫でてくれて気持ち良かった、直ぐ治るよって布団を肩まで掛けてくれたっけ。
あの頃は今じゃ嫌いな野菜も食べてた。
おばあちゃんも生きていたから和食が多かったかな。
はんぺんを半分くらい食べて、お腹も満たされたし薬を飲む。
またソファーに横になって、疲れたーって体中痛いしんどいって伸びてたら自然と視界が狭まった。
膝掛けを引っ張ってお腹に掛けてうとうとして現実が消えてまた意識が戻ってうとうとして……。
「大丈夫か寧々」
「んん……」
お兄ちゃんの声……夢かと思って、
「大丈夫じゃない、辛いもうやだ死ぬ」
「部屋に連れて行く、首掴まれる?」
「うん」
強めに言い返したら、ふわって浮遊感……あれ本当にお兄ちゃん?
「何だよ全然力ないじゃん、まあいいか」
薄目に見たお兄ちゃんの顎に現実なのかと気が付いた。
今何時? どうして? って思うけど頭がぐらぐらで。
「あ、電話鳴ってる……おい寧々出られる? お前の電話だぞ……辰巳ってこないだの上司じゃないの」
「んッ……おにいちゃん……何でここ……」
「ん? お母さんに昼休みに寧々の様子見に行け言われたから、今日はバイクで仕事行ったんだよ、今昼休み中」
「そっか」
「大丈夫かお前、で、電話どうすんの? 仕事? 俺が出ていいのか?」
「ぅ……ぅん……? んん……わかんない」
全然会話、頭の中入ってこなくてコクコクしといた。
それで、ふわって布団の中。
布団掛けて貰って気持ち良くって瞼が閉じた。
膨張する意識の中で、まだ純粋で無垢な私は小学生の時の友達と遊んでいた。
大好きな親友に名前を呼ばれて返事して追い掛けて、その道がどこまでも続いていると思っていた。
笑って抱き合って遊具の中に身を潜める、自作の絵を見せ合ってあーだこーだと話して楽しいのに夕暮れ。
夕日って何で赤くなるんだっけって二人で頭を傾げて、日が落ちて、まあいいかまた明日ねと公園を出る。
別れたのに振り返って、いや、まだ遊ぼうよって誘われて、うん遊ぼうって走って遊具に戻った。
また話そうと思ったのに潜り込んだ遊具には私しかいなくて、突然その友達が消えて焦る、心拍が上がる足が竦む。
緩い傾斜だったはずの滑り台に足を取られて進めなくて、辺りは急に夜になって、階段に駆け寄れば終わりが見えない位先があって蠢く闇に続いていた。
千代ちゃんどこって、遊んでいた友達の名前を呼ぶけど月明かりしかない真夜中の公園には私しかいなくて、不意に目についた短い滑り台を滑った。
地面に足が着いて安心したのも束の間、だだっ広い広場には出入り口がない。
怖くなって辺りを見渡して、振り返ったら滑り台がなくなっていた。
視線を戻したら目の前には砂場がある。
いつの間にか右手にシャベルを握ってて何も考えずに掘る。
掘る掘る掘る。
掘って、何かに当たって手を入れて掴もうとして、触れて、それに人肌を感じて急に怖くなって私は砂場を出た。
何が埋まっていたかなんて知らない、でも感触は皮膚で温かくて怖くてもうそこには近寄りたくない、距離を取ろうと走れば背後で砂場が燃える、今度は火の手から逃げ回る。
怖い、怖い。
まだ真っ暗、泣いたらもう立ち直れないから泣かない。
泣いたらお化けに食われてしまう気がする、わからないけど。
体力が限界で何もないのに転んで結局泣いてそんな暗闇の中で、
「寧々ちゃん」
光が射した。
優しい声がした。
記憶と夢と現実と混じり合う瞬間、導くように頭に響くまた「寧々ちゃん」の音。
頬を撫でられる感触。
胸をポンポンされて唇がぬくい。
急に闇が崩れて現実の波がくる。
「寧々……愛してる」
耳に響いて、あれ寝てたんだって瞼に力を入れたら。
辰巳さんと間近で目があった。
間近と言うか、唇がくっついてた。
離れて、雑誌に出てるような美形が笑っていたから睨んだ。
「遅いよ」
「ごめんなさい」
「凄い怖かった」
「夢見て泣いちゃうの」
「知らない」
「僕が来たからもう大丈夫」
何だよ何で来ちゃったんだよ辰巳さんダメって言ったじゃん、でもそんなのはいいから今は抱き締めてもらった。
でもとりあえず。
「風邪をうつしてしまうのでお見舞いは来ちゃダメです」
って返しとく、まあ無難な返信だよな、辰巳さんが家に来るなんて想像できないし、そしたら秒で。
【神の恩恵があるので僕はウィルスに感染しません】
うん! 相変わらず無難が通用しない男、辰巳である。
【僕の栄養分けてあげます】
そうだ宿り主。
【ただの風邪ですか】
あ、心配してくれてる
【病院で変なことされてませんか】
何とも言えない。
【ご家族は苦手な物はありますか】
あれ、手土産用意しようとしてない?
【簡単な地図か住所教えて下さい】
ヤバイ具体的な事言い出した。
【今日は何が何でも定時で上がります】
上がらないで!!!
【寧々ちゃんが好きです】
私もです。
あらやだ、ちょっと待って!
これ絶対来ちゃうパターン!!
薬局でこんなテンパってる人も私位じゃなかろうか。
【でも、ご家族に迷惑になってもいけないので了承を得てから行きますね。もちろん説得が必要なら僕からお話するのでいつでも連絡下さいローション買って行きます】
真面目な事言ったかと思ったら最後のアイテムはなんだ!!
「お母さん何でもダメって言う人だから無理です、話すって何語で? ローションって何? ぬるぬるの方? 保湿?」
【じゃあ重要な書類渡しに行く体でどうですか、何語でもいいですよ僕は英語の方が断然楽だけど。どっちも持って行けます!!】
「でも……明日には出勤できるかもしれないし……別に今日わざわざ来なくても……ってゆうか何するつもりですか」
【体調の悪かった君を連れ回した事に罪悪感を感じていて、一秒でも早く顔を見て謝罪したいのです】
え、そんな……。
【というのは建前で、熱が出て弱ってる寧々ちゃん無抵抗で絶対可愛いからぺろぺろしたいです】
「キモすぎ!」
【once more!】
もうこの変態部長どうにかして神様! とか思ったけど、その頼みの神様ですら辰巳さんと結託してそうで怖い。
それでお母さんからも薬飲むなら何か食べなさいねってメッセージ来てた。
一旦会話は中止、薬貰ってコンビニに寄っておでんのはんぺんだけ買って家に帰る。
小さい頃は風邪を引くと直ぐに扁桃腺がくっつく位腫れて痛くて何も食べられなくなって高熱が出た日にはお腹も緩くなるし超虚弱体質だった。
だから風邪を引いてもおかゆとかは痛くて食べられなかった、はんぺん柔らかく煮て卵でとじたのとかゆるーいゼリー…………腫れが引くまではそんなのを食べさせてくれてた。
家に帰って、まだまだ熱もあるしソファーに横になって動けない。
肩で息する位だ、ってゆうか家帰ってどっと体の重みが増した。
ぼーっとした意識の中で、三小田君の顔が浮かんだ…………アレ……マジで何だったんだろ。
BLではあるもののこんだけ恋愛漫画書いてるんだ、そういうのには敏感な方だ、むしろ敏感過ぎて妄想してしまう位だ。
だから三小田君のあれは……私に気が……あるよね? ありよりのありだよね?
だって普通どうでもいい子の手なんて握らないよね、それに昔の事も……謝るより忘れたふりしてる方が楽だろうに、わざわざ……。
その行動の意図には気付いたけど、でもなんでって感じ、だって私達あんまり接点なかったし。
そんな素振りだって全くなかったのに……あれかなおっぱい見たからムラムラしたのかな、漫画の資料にもなんないし、今まで邪魔だなとしか思ってなかったけどやっぱり男の人っておっぱい好きなの。
ソファーからズリズリ落ちて、ローテーブルに置いたコンビニ袋を手繰り寄せて、割り箸を割る。
おでんの小さなカップを開けてはんぺんを突いてみた、いい感じにふやけてて扁桃腺に響かなそうな柔らかさだ。
小さくして飲み込んで、うってなるくらいおでんの汁が沁みて痛かった。
それでも薬飲まなきゃだからちょっとずつ食べる。
昔は咳して痛くて泣いて、ご飯食べて泣いて、眠れなくて泣いたなって思い出した。
その時側にいてくれた人なんてお母さん以外にいない。
でも寝る時はお兄ちゃんだったかな。
二段ベッドだったけど、そういう日は一緒に寝てくれた、トイレとか急に体調悪くなったら起こせよなって。
久々の風邪で色々思い出した。
そして夜には必ずお父さんが額に手を当てに来た。
冷たいだろって帰って来たばかりの冷えた手で頭を撫でてくれて気持ち良かった、直ぐ治るよって布団を肩まで掛けてくれたっけ。
あの頃は今じゃ嫌いな野菜も食べてた。
おばあちゃんも生きていたから和食が多かったかな。
はんぺんを半分くらい食べて、お腹も満たされたし薬を飲む。
またソファーに横になって、疲れたーって体中痛いしんどいって伸びてたら自然と視界が狭まった。
膝掛けを引っ張ってお腹に掛けてうとうとして現実が消えてまた意識が戻ってうとうとして……。
「大丈夫か寧々」
「んん……」
お兄ちゃんの声……夢かと思って、
「大丈夫じゃない、辛いもうやだ死ぬ」
「部屋に連れて行く、首掴まれる?」
「うん」
強めに言い返したら、ふわって浮遊感……あれ本当にお兄ちゃん?
「何だよ全然力ないじゃん、まあいいか」
薄目に見たお兄ちゃんの顎に現実なのかと気が付いた。
今何時? どうして? って思うけど頭がぐらぐらで。
「あ、電話鳴ってる……おい寧々出られる? お前の電話だぞ……辰巳ってこないだの上司じゃないの」
「んッ……おにいちゃん……何でここ……」
「ん? お母さんに昼休みに寧々の様子見に行け言われたから、今日はバイクで仕事行ったんだよ、今昼休み中」
「そっか」
「大丈夫かお前、で、電話どうすんの? 仕事? 俺が出ていいのか?」
「ぅ……ぅん……? んん……わかんない」
全然会話、頭の中入ってこなくてコクコクしといた。
それで、ふわって布団の中。
布団掛けて貰って気持ち良くって瞼が閉じた。
膨張する意識の中で、まだ純粋で無垢な私は小学生の時の友達と遊んでいた。
大好きな親友に名前を呼ばれて返事して追い掛けて、その道がどこまでも続いていると思っていた。
笑って抱き合って遊具の中に身を潜める、自作の絵を見せ合ってあーだこーだと話して楽しいのに夕暮れ。
夕日って何で赤くなるんだっけって二人で頭を傾げて、日が落ちて、まあいいかまた明日ねと公園を出る。
別れたのに振り返って、いや、まだ遊ぼうよって誘われて、うん遊ぼうって走って遊具に戻った。
また話そうと思ったのに潜り込んだ遊具には私しかいなくて、突然その友達が消えて焦る、心拍が上がる足が竦む。
緩い傾斜だったはずの滑り台に足を取られて進めなくて、辺りは急に夜になって、階段に駆け寄れば終わりが見えない位先があって蠢く闇に続いていた。
千代ちゃんどこって、遊んでいた友達の名前を呼ぶけど月明かりしかない真夜中の公園には私しかいなくて、不意に目についた短い滑り台を滑った。
地面に足が着いて安心したのも束の間、だだっ広い広場には出入り口がない。
怖くなって辺りを見渡して、振り返ったら滑り台がなくなっていた。
視線を戻したら目の前には砂場がある。
いつの間にか右手にシャベルを握ってて何も考えずに掘る。
掘る掘る掘る。
掘って、何かに当たって手を入れて掴もうとして、触れて、それに人肌を感じて急に怖くなって私は砂場を出た。
何が埋まっていたかなんて知らない、でも感触は皮膚で温かくて怖くてもうそこには近寄りたくない、距離を取ろうと走れば背後で砂場が燃える、今度は火の手から逃げ回る。
怖い、怖い。
まだ真っ暗、泣いたらもう立ち直れないから泣かない。
泣いたらお化けに食われてしまう気がする、わからないけど。
体力が限界で何もないのに転んで結局泣いてそんな暗闇の中で、
「寧々ちゃん」
光が射した。
優しい声がした。
記憶と夢と現実と混じり合う瞬間、導くように頭に響くまた「寧々ちゃん」の音。
頬を撫でられる感触。
胸をポンポンされて唇がぬくい。
急に闇が崩れて現実の波がくる。
「寧々……愛してる」
耳に響いて、あれ寝てたんだって瞼に力を入れたら。
辰巳さんと間近で目があった。
間近と言うか、唇がくっついてた。
離れて、雑誌に出てるような美形が笑っていたから睨んだ。
「遅いよ」
「ごめんなさい」
「凄い怖かった」
「夢見て泣いちゃうの」
「知らない」
「僕が来たからもう大丈夫」
何だよ何で来ちゃったんだよ辰巳さんダメって言ったじゃん、でもそんなのはいいから今は抱き締めてもらった。
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