短編まとめ

社内恋愛 パート3 【R-18】

最近、妙に小野田からの呼び出しの回数も増え、様子が変だと成宮も感じていた。

「今日はなんですか？」
「…シたい」
「はぁ！？」

しかし、さすがにココまで頭がおかしくなっているとは思ってもいなかった。小野田に後ろから抱きしめられるまではいつもヤツね…と真剣に捉えていなかったものの、首筋にキスをされながら服の中に手を入れられるとさすがに成宮も本気で抵抗を始める。

「ホントにダメ！！ぶん殴るよ！！」
「いいよ、殴っても」
「マジで頭おかしいって！」

成宮は手足をバタつかせて抵抗するも、小野田にそれとなくかわされ、着ていたシャツのボタンを半分ほど外され、ズボンと一緒に下着もおろされ、会社ではありえないような格好にさせられる。
そのまま成宮はデスクの上に押し倒され、その上に小野田が覆いかぶさる。
そして顕わになっている乳首や陰茎に小野田が手を伸ばせば、成宮はグッと唇を噛み締めてこらえながらも甘い声が少しずつ漏れてしまう。

「これ、せくはらﾞぁ…！ うったえる…ッ…！」
「今までのも全部セクハラだぞ」
「ばか、…ね、だめ…っ…！ほんとに…！」
「…なにがダメなの。社長の僕が許可してるのに」
「会社、来にくくなる……！ッあ、や、…ぁ…♡」
「じゃあもう辞めちゃお。養ってあげるから。今の会社の給料の倍出してあげる」

すっかりと骨抜きにされて、抵抗する力も無くなった成宮はせめてもの抵抗として嬌声を堪えるように両手で口元を抑えた。

「ッ、ん……よ、すけさん……」
「出そう？いいよ、出して。口で受け止めてあげる」
「や、っ、…ぁ、…ふ……きもちい……だめなのに……っ…」

成宮は抗えず、そのまま小野田の口内で吐精すると、小野田がゴクリとそれを飲むのを眺めながらくたりと力無くデスクの上で横になる。その隙にと言わんばかりに小野田がナカヘ指を滑り込ませて掻き乱そうとすると、我に返った成宮は慌てて抵抗する。

「待って、ホントに変だよ…！」
「なにが」
「どうしたの？俺には話せない？」
「………………大樹が、好きなだけ」

言いづらそうに小野田が口を開いた。

「でも、今まではこんな事なかったじゃん」
「……お前の同僚」
「え？……あ、えっ、もしかして嫉妬？もー、嫉妬するのは勝手だけど最悪の拗らせ方しないでよ」
「ごめん」
「いいよ。許してあげる。だから会社で手出したかったんだ？」

静かに頷く小野田の頭を成宮はそっと撫でてやる。

「バカすぎ」
「…悪い」
「そういうとこも嫌いじゃないけどね」
「え、」
「すぐ調子乗るとこはマイナス」

成宮はくすくすと笑いながら小野田の頭を抱き寄せてよしよしと子供をあやすように撫でてやった。
そんな成宮の胸の中でぼそりと小野田がつぶやいた。

「………続きが、シたい」
「えぇ～～……」
「しばらく誰も来ないように手回しはしてあるよ」
「そういうとこはいつも用意周到だよね」
「褒め言葉として受け取っておく。…で、どう？」
「……………………………………………1回だけ、なら……」