90 / 105
第2章 ランベルトスの陰謀
第29話 神の心、人知らず
しおりを挟む
白く、白く、光が広がる。
そこに、佇む、存在ふたつ。
『私は、愛してしまいました。この世界を。そのすべてを』
『安心して、ミストリア。もう準備は済ませてきたよ』
ひとつは銀色の光を帯びた、ちいさな少女の姿をしている。
『私は、重大なる罪を犯しました。私の選択により、あなたは犠牲となります』
『いいんだ。僕も同じ気持ちさ。エレナやミチア、リーランドさん。皆が懸命に生き抜いた、この世界を救えるなら安いものだよ』
銀色の少女に手が伸びる。
かのじょは静かに握り返す。
『ありがとうございます。親愛なる旅人よ。最期に、あなたの名を私に』
『あはは、そうだったね。僕の本当の名前は――』
黒く、黒く、闇が広がる。
その日、世界は〝終わり〟を迎えた。
その世界の名はミストリアス。
古き神々が創った、植民世界。
その世界の名はミストリアス。
新しき神々に、愛された世界。
創生と、再世の――。
ふたつの神が、愛した世界。
*
「聞いているのですか? 我輩の講義をマヌケ面で受けるとは、じつに無礼な!」
「んッ……? ああ悪ィ、なんか変な〝夢〟みてェのがさ……」
「なんだか眠くなっちゃうもんね、ここ。暗いし、さっきから変な音がしてるし」
エルスとアリサのやりとりに、ボルモンク三世は頭を抱えながら首を振る。どうやら彼は、かなり熱を入れての〝講義〟を行なっていたらしい。
「馬鹿は放っておいて続けます。――そこで我輩は人類の手足を切り落とし、魔導義体への換装を試みたものの、どうにも上手くいかない」
「なッ……!? なんてことしてんだよ、あんた!」
「私語は慎みたまえ。動力には瘴気が必要と判断し、素材に多量の瘴気を吸引させてみたものの。今度は生身の肉体が保たず、崩壊を起こすという有様」
声を荒げるエルスを無視し、ボルモンクは黒板を杖で示しながら、淡々と講義を続ける。すると今度はミーファが拳を突き上げ、彼の話を妨害する。
「うー! まさしく暴虐邪知の極みなのだー!」
「失敗は成功の糧なのです。もちろん、瘴気の塊ともいえる〝魔物〟でも実験しましたが、論外でした。斬ったそばから〝消滅〟してしまい、あまりにも役立たず」
「うーん。魔物でも、ちょっとかわいそうかも」
エルスたちはボルモンクの言葉に強い抗議を行なうも、彼は意に介す様子もなく、ひたすらに実験結果の発表を続けている。
「次に目をつけたのは〝魔族〟です。しかし、これはそもそも〝素材〟を手に入れること自体が不可能に近い。そこで我輩は、魔族の血を引く者らに着目しました」
「むー? まさかゴブリンたちなのだー? じつに許せないのだー!」
ゴブリン族とは、魔族とドワーフ族の間に生まれた者をさす。したがってドワーフの王族であるミーファにとって、いわばゴブリンたちは同胞ともいえる存在だ。
「その通り。しかし彼らは錬金術と科学に長けた、優秀な〝技術者〟でもある。あえて素材とするよりも、研究の〝助手〟として使う方が有用です」
「それでドミナさんの所からザグドをッ!?」
「ええ、あれは特に優秀でした。権威を盾に、能書きばかりを並び立てる聞き分けのない無能な職人どもよりも、よほど役に立ってくれましたよ」
そう言い放ったボルモンクは、合図をするかのように手を挙げる。すると頭上の照明の数が増え、空間の明度が大きく増した。
大広間の両端には机や作業台のほか、金属で出来た奇妙な設備が所々に配置されており、それぞれがガラスや金属製の、細い管によって繋がれている。
そしてそれらの側には黒い外套を纏った、いくつもの人影が佇んでいた。
*
「なッ……!? いつの間に人が!?」
「はじめからですよ。……はぁ、やはり大した冒険者ではなさそうですね」
「クソッ、さっきから人を馬鹿にしやがって!」
自身を睨みつけるエルスを無視し、ボルモンクは黒板に白い魔法ペンを走らせる。どうやら彼は、律儀にこれまでの講義内容を書き込んでいるようだ。時おり悪趣味な図を交えながら、黒板が白くなるほどに研究の成果が記されてゆく。
「さて、大いなる転換期はここからです! 魔の眷属を使い、いくつかの実験には成功したものの、どれも処置を施す前よりも能力が低下してしまいましてね」
「元々の方が強かったってことですか?」
アリサは律儀に手を挙げながら、ボルモンクに向けて質問をする。どうやら彼女は本質的に、学校や授業といったものへの〝憧れ〟があるようだ。
「そうです。元々の〝欠陥品〟であるダークエルフどもはともかく、今の我輩の技術では、最高の素材である〝魔人族〟の性能を生かすことも不可能だった」
「おい、あんたッ! さっきから聞いてりゃ、人を〝物〟みてェに言いやがって!」
「我ら人類など、神にとっては創造物に過ぎません。つまりは同じ〝モノ〟です」
どこか絶望したように、ボルモンクは深い溜息をついた。
「さて――。きっかけは〝とある失敗〟でした。じつは我輩は不覚にも、ある〝アイテムの改良〟に失敗してしまいましてね?」
「まさか〝降魔の杖〟かッ?」
「そのとおり。人類を異形化させてしまうという、非常に迷惑な失敗作。しかし我輩は思い至ったのです……! これこそが〝最良の素材〟ではないのかと!」
まるで歪んだ歓喜に酔いしれるかのように、ボルモンクは両手を天へと掲げる。
すると広間の照明が完全に灯り、室内の全貌が明らかとなった。彼の背後、壁の突き当りには〝巨大な魔水晶〟があり、内部にはどす黒い闇が渦巻いている。
「瘴気に耐えうるどころか、自ら〝魔導義体の動力源〟を生み出す最高の素体! それこそが、彼らなのです!」
そう高らかに叫びながら、ボルモンクが大袈裟に両手を広げてみせた。それに応えるかのように、周囲の外套姿の者らが、一斉にエルスたちへと向き直る。
彼らのフードの下からは不気味に動く、ひとつの〝巨大な目玉〟が覗いている。
「その目玉は〝杖〟のッ……!? じゃあ、コイツらは」
「ええ。杖によって〝変異〟した者たちです。なんでも貴方が直々に、ファスティアでの実験に協力してくださったのだとか?」
ボルモンクは狂気的な笑みを浮かべ、エルスに向かって手を伸ばす。
「どうです? 一緒に目指してみませんか? 創造の神へと至る、その高みを!」
「神だって!? あんた、何を言ってンだッ!」
「人間族、エルフ族、ドワーフ族。かつてはヒュレイン、マナリエン、アルミスタと呼ばれし〝神の創造物〟と、その混血種族たち」
怒りと困惑を露にするエルスを無視し、ボルモンクは黒板にペンを走らせる。
「神の被造物たる人類自身が忌わしき衡を断ち、〝新たなる人類〟を創造する! それこそが、我輩の悲願なのです!」
「都合よく言いやがッて! そいつら、元は生きてた人類たちだろうがッ!」
エルスは感情を剥き出しにしつつ、ボルモンクの顔を睨みつける。しかし彼は気に留めるでもなく、涼しげな表情を浮かべたままだ。
「ええ。そして今、こうして生まれ変わりました。古の記録に倣い、仮に彼らを〝魔導兵〟とでも呼称しておきましょうか」
「そんな……。戦わせるために無理やり変えちゃうなんて」
「うー! とんでもない悪人なのだー! そろそろ正義を爆発させてやるのだ!」
ボルモンクの前へ、アリサとミーファが進み出る。すでにミーファに至っては、巨大な〝正義の鉄塊〟を細い右手で構えている。
「これこそが我輩の掲げる〝正義〟です! 残念ですねぇ。せっかく共に歩む権利と機会を、貴方がたにさしあげたというのに……」
対話は終わりと判断したのか、黒ずくめの魔導兵らが、主の前に立ちはだかってきた。彼らは身長や体格にも大きな個人差があり、種族や年齢や性別を問わず、多様な人々が実験の犠牲にされたことが窺える。
「よくもッ……! これだけの人を簡単に殺しやがッて!」
「貴方とて冒険者。殺したことくらい、あるのでは?」
ボルモンクからのストレートな指摘に、エルスは苦々しげな表情を浮かべながら、強く奥歯を噛みしめた。
「ああ、あるさッ! でもな、俺が倒すのはッ! あんたのような悪党だけだッ!」
「そうなのだ! さー、観念して正義の前に滅ぶのだー!」
「まあいいでしょう。これも予定通りです。それでは実験開始といきましょうか!」
ボルモンクは嘲笑を浮かべながら、魔水晶の方へと後ずさる。そしてエルスら三人は武器を手に、それぞれが戦闘の構えをとった。
「へッ、上等だッ! いくぜ二人とも! 戦闘開始――ッ!」
そこに、佇む、存在ふたつ。
『私は、愛してしまいました。この世界を。そのすべてを』
『安心して、ミストリア。もう準備は済ませてきたよ』
ひとつは銀色の光を帯びた、ちいさな少女の姿をしている。
『私は、重大なる罪を犯しました。私の選択により、あなたは犠牲となります』
『いいんだ。僕も同じ気持ちさ。エレナやミチア、リーランドさん。皆が懸命に生き抜いた、この世界を救えるなら安いものだよ』
銀色の少女に手が伸びる。
かのじょは静かに握り返す。
『ありがとうございます。親愛なる旅人よ。最期に、あなたの名を私に』
『あはは、そうだったね。僕の本当の名前は――』
黒く、黒く、闇が広がる。
その日、世界は〝終わり〟を迎えた。
その世界の名はミストリアス。
古き神々が創った、植民世界。
その世界の名はミストリアス。
新しき神々に、愛された世界。
創生と、再世の――。
ふたつの神が、愛した世界。
*
「聞いているのですか? 我輩の講義をマヌケ面で受けるとは、じつに無礼な!」
「んッ……? ああ悪ィ、なんか変な〝夢〟みてェのがさ……」
「なんだか眠くなっちゃうもんね、ここ。暗いし、さっきから変な音がしてるし」
エルスとアリサのやりとりに、ボルモンク三世は頭を抱えながら首を振る。どうやら彼は、かなり熱を入れての〝講義〟を行なっていたらしい。
「馬鹿は放っておいて続けます。――そこで我輩は人類の手足を切り落とし、魔導義体への換装を試みたものの、どうにも上手くいかない」
「なッ……!? なんてことしてんだよ、あんた!」
「私語は慎みたまえ。動力には瘴気が必要と判断し、素材に多量の瘴気を吸引させてみたものの。今度は生身の肉体が保たず、崩壊を起こすという有様」
声を荒げるエルスを無視し、ボルモンクは黒板を杖で示しながら、淡々と講義を続ける。すると今度はミーファが拳を突き上げ、彼の話を妨害する。
「うー! まさしく暴虐邪知の極みなのだー!」
「失敗は成功の糧なのです。もちろん、瘴気の塊ともいえる〝魔物〟でも実験しましたが、論外でした。斬ったそばから〝消滅〟してしまい、あまりにも役立たず」
「うーん。魔物でも、ちょっとかわいそうかも」
エルスたちはボルモンクの言葉に強い抗議を行なうも、彼は意に介す様子もなく、ひたすらに実験結果の発表を続けている。
「次に目をつけたのは〝魔族〟です。しかし、これはそもそも〝素材〟を手に入れること自体が不可能に近い。そこで我輩は、魔族の血を引く者らに着目しました」
「むー? まさかゴブリンたちなのだー? じつに許せないのだー!」
ゴブリン族とは、魔族とドワーフ族の間に生まれた者をさす。したがってドワーフの王族であるミーファにとって、いわばゴブリンたちは同胞ともいえる存在だ。
「その通り。しかし彼らは錬金術と科学に長けた、優秀な〝技術者〟でもある。あえて素材とするよりも、研究の〝助手〟として使う方が有用です」
「それでドミナさんの所からザグドをッ!?」
「ええ、あれは特に優秀でした。権威を盾に、能書きばかりを並び立てる聞き分けのない無能な職人どもよりも、よほど役に立ってくれましたよ」
そう言い放ったボルモンクは、合図をするかのように手を挙げる。すると頭上の照明の数が増え、空間の明度が大きく増した。
大広間の両端には机や作業台のほか、金属で出来た奇妙な設備が所々に配置されており、それぞれがガラスや金属製の、細い管によって繋がれている。
そしてそれらの側には黒い外套を纏った、いくつもの人影が佇んでいた。
*
「なッ……!? いつの間に人が!?」
「はじめからですよ。……はぁ、やはり大した冒険者ではなさそうですね」
「クソッ、さっきから人を馬鹿にしやがって!」
自身を睨みつけるエルスを無視し、ボルモンクは黒板に白い魔法ペンを走らせる。どうやら彼は、律儀にこれまでの講義内容を書き込んでいるようだ。時おり悪趣味な図を交えながら、黒板が白くなるほどに研究の成果が記されてゆく。
「さて、大いなる転換期はここからです! 魔の眷属を使い、いくつかの実験には成功したものの、どれも処置を施す前よりも能力が低下してしまいましてね」
「元々の方が強かったってことですか?」
アリサは律儀に手を挙げながら、ボルモンクに向けて質問をする。どうやら彼女は本質的に、学校や授業といったものへの〝憧れ〟があるようだ。
「そうです。元々の〝欠陥品〟であるダークエルフどもはともかく、今の我輩の技術では、最高の素材である〝魔人族〟の性能を生かすことも不可能だった」
「おい、あんたッ! さっきから聞いてりゃ、人を〝物〟みてェに言いやがって!」
「我ら人類など、神にとっては創造物に過ぎません。つまりは同じ〝モノ〟です」
どこか絶望したように、ボルモンクは深い溜息をついた。
「さて――。きっかけは〝とある失敗〟でした。じつは我輩は不覚にも、ある〝アイテムの改良〟に失敗してしまいましてね?」
「まさか〝降魔の杖〟かッ?」
「そのとおり。人類を異形化させてしまうという、非常に迷惑な失敗作。しかし我輩は思い至ったのです……! これこそが〝最良の素材〟ではないのかと!」
まるで歪んだ歓喜に酔いしれるかのように、ボルモンクは両手を天へと掲げる。
すると広間の照明が完全に灯り、室内の全貌が明らかとなった。彼の背後、壁の突き当りには〝巨大な魔水晶〟があり、内部にはどす黒い闇が渦巻いている。
「瘴気に耐えうるどころか、自ら〝魔導義体の動力源〟を生み出す最高の素体! それこそが、彼らなのです!」
そう高らかに叫びながら、ボルモンクが大袈裟に両手を広げてみせた。それに応えるかのように、周囲の外套姿の者らが、一斉にエルスたちへと向き直る。
彼らのフードの下からは不気味に動く、ひとつの〝巨大な目玉〟が覗いている。
「その目玉は〝杖〟のッ……!? じゃあ、コイツらは」
「ええ。杖によって〝変異〟した者たちです。なんでも貴方が直々に、ファスティアでの実験に協力してくださったのだとか?」
ボルモンクは狂気的な笑みを浮かべ、エルスに向かって手を伸ばす。
「どうです? 一緒に目指してみませんか? 創造の神へと至る、その高みを!」
「神だって!? あんた、何を言ってンだッ!」
「人間族、エルフ族、ドワーフ族。かつてはヒュレイン、マナリエン、アルミスタと呼ばれし〝神の創造物〟と、その混血種族たち」
怒りと困惑を露にするエルスを無視し、ボルモンクは黒板にペンを走らせる。
「神の被造物たる人類自身が忌わしき衡を断ち、〝新たなる人類〟を創造する! それこそが、我輩の悲願なのです!」
「都合よく言いやがッて! そいつら、元は生きてた人類たちだろうがッ!」
エルスは感情を剥き出しにしつつ、ボルモンクの顔を睨みつける。しかし彼は気に留めるでもなく、涼しげな表情を浮かべたままだ。
「ええ。そして今、こうして生まれ変わりました。古の記録に倣い、仮に彼らを〝魔導兵〟とでも呼称しておきましょうか」
「そんな……。戦わせるために無理やり変えちゃうなんて」
「うー! とんでもない悪人なのだー! そろそろ正義を爆発させてやるのだ!」
ボルモンクの前へ、アリサとミーファが進み出る。すでにミーファに至っては、巨大な〝正義の鉄塊〟を細い右手で構えている。
「これこそが我輩の掲げる〝正義〟です! 残念ですねぇ。せっかく共に歩む権利と機会を、貴方がたにさしあげたというのに……」
対話は終わりと判断したのか、黒ずくめの魔導兵らが、主の前に立ちはだかってきた。彼らは身長や体格にも大きな個人差があり、種族や年齢や性別を問わず、多様な人々が実験の犠牲にされたことが窺える。
「よくもッ……! これだけの人を簡単に殺しやがッて!」
「貴方とて冒険者。殺したことくらい、あるのでは?」
ボルモンクからのストレートな指摘に、エルスは苦々しげな表情を浮かべながら、強く奥歯を噛みしめた。
「ああ、あるさッ! でもな、俺が倒すのはッ! あんたのような悪党だけだッ!」
「そうなのだ! さー、観念して正義の前に滅ぶのだー!」
「まあいいでしょう。これも予定通りです。それでは実験開始といきましょうか!」
ボルモンクは嘲笑を浮かべながら、魔水晶の方へと後ずさる。そしてエルスら三人は武器を手に、それぞれが戦闘の構えをとった。
「へッ、上等だッ! いくぜ二人とも! 戦闘開始――ッ!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる