滅びゆく世界と創世の神々

〝ある異世界の行く末。その植民世界は〝真世界〟たり得るのか?〟

ただ一つの大陸のみが残された、異世界ミストルティア。
偉大なる神々によって創生された、この〝植民世界〟は、今や消滅の危機に瀕していた。

その原因の一端となったのが、ラグナス魔王国によるフレスト聖王国への侵攻だ。
そして敢えなく聖王は討たれ、聖なる玉座は魔王の手に陥ちた。

この危機に際し、聖王国の天才神官長である〝バルド・ダンディ〟は時を操る力を秘める、〝時の宝珠〟を発動させる。これこそが聖王国と世界を救う、たったひとつだけの希望。

この瞬間――。
植民世界ミストルティアの命運は、彼の選択に委ねられた。

<全4話・1万文字(ルビ符号を除く)>

【登場人物紹介】
バルド・ダンディ:
フレスト聖王国に仕える神官長。
若くして要職に上りつめた、天才的な男。

ナナ・ロキシス:
ラグナス王国出身の若い女性。明るく天真爛漫な性格。
交換留学生として、フレスト聖王国を訪れていた。

イスルド:
ナナの恋人。フレスト聖王国の新米騎士。
誰に対しても好意的に接する。人あたりの良い好青年。

ウル・ロキス・ラグナス:
ラグナス王国の第一王子。
実妹である第二王女との結婚が決まり、晴れて王位継承者となった。
24h.ポイント 0pt
1
小説 192,111 位 / 192,111件 ファンタジー 44,608 位 / 44,608件

あなたにおすすめの小説

改竄された現世にて

ゴノサキ
ファンタジー
"異世界"が混入し、現実は改竄される。 「あなたはどうして生きてるの?」  一つの世界が、災厄の侵略により滅亡しようとしていた。  残された人々は聖者に縋り、世界は転生を果たす。  異能もモンスターも存在しない、ある意味"何の変哲もない"世界。  そんな世界の日本は山梨県、七美丘という町で、深代十は抑揚のない日々を過ごしていた。  ある日、堕落した生活を過ごしていた十が徹夜後に自室の窓から外を覗くと、奇妙な違和感を覚える。  23年間暮らした町に、ゲームに出てくるような生き物が、中世風の荘厳な教会が、魔術が紛れ込んでいた。  そして、これほど不気味な異変が起きているにもかかわらず、なぜかそれを当たり前として過ごしている人々。  夢かと戸惑うも一向に目が覚めることはない。家の前で呆けていると、見知らぬ美少女が涙を浮かべ抱き着いてきた。 「十くん…っ! やっと、会えた…!!」  世界は大きく変容した。  異世界転生の発動者であり"改竄"を認識するフィールと、その姉でちょっと気が強い少女アネシィという、突然沸いてきた幼馴染との生活。  改竄をなぜか受け付けない記憶に、自分の未来の危難が聞こえる剣呑のささやき。  そして現れる、世界を終焉に導く災厄…。  十は戦いの中で、自らの過去と世界の真実を知る。

ヒートアップ! 清涼院エリアス

輪島ライ
SF
生徒会長の清涼院エリアスは暑さを憎み、生徒会全体で熱中症対策を強引に推し進めてきた熱い女。そんな彼女は世界を揺るがす能力を無意識に秘めており…… ※この作品は「小説家になろう」「アルファポリス」「カクヨム」「エブリスタ」に投稿しています。 ※この作品は2019年に文芸同人誌で発表した作品を改稿したものです。

勇者は世界を平和にする!

幸崎 亮
ファンタジー
「俺が勇者だ! さあ、平和をはじめよう!」 俺は勇者として異世界へ降り立った! なぜなら、勇者は平和の使者だからだ! 平和とは何か? 勇者とは何か? 最後はちょっと泣ける――かもしれないな! <短編:全8エピソード・1万字以下> ※さらに全体的に文章を見直しました。  文字数は1万字以下(ルビによる加算を除く)のまま、変化ありません。

真世界へと駆け抜ける風

幸崎 亮
ファンタジー
突如として〝終了〟を宣告された異世界・ミストリアス。 これはそんな終わりゆく世界の、最後の戦いの記憶。 <全5話・1万字(ルビ符号除く)> 【登場人物紹介】 アクセル・マークスター: 相棒グリードと共に盗賊稼業を行なっていた男。 最低限の礼儀は弁えており、風の魔法を得意とする。 グリード: 口が悪く、風の魔法に並々ならぬ執着を持つお調子者。 相棒アクセルと共に、変な名前の盗賊団を率いていた。 レクシィ: 魔王ヴァルナスを討つべく、討伐隊に加わった美しいエルフ族の女性。 ヴァルナスとは恋人関係にあったようだ。 ヴァルナス: 魔王として知られる男。恐るべき魔王軍を率いている。 世界消滅の危機に際してもなお他国を制圧すべく、各地へ侵攻を開始した。

ニート 終末 人間兵器

沢谷 暖日
ライト文芸
僕はニートだからか兵器に改造されてしまった。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

トキノクサリ

ぼを
青春
セカイ系の小説です。 「天気の子」や「君の名は。」が好きな方は、とても楽しめると思います。 高校生の少女と少年の試練と恋愛の物語です。 表現は少しきつめです。 プロローグ(約5,000字)に物語の世界観が表現されていますので、まずはプロローグだけ読めば、お気に入り登録して読み続けるべき小説なのか、読む価値のない小説なのか、判断いただけると思います。 ちなみに…物語を最後まで読んだあとに、2つの付記を読むと、物語に対する見方がいっきに変わると思いますよ…。

セブンス・ヘブンズ・オーソリティ -SEVENTH HEAVEN'S AUTHORITY-

ヴァルヴィリヤ=B=リースフェルト
ファンタジー
 とある北欧の小さな村に住む少年は、幼き頃より類まれなる魔法の才覚を備えていた。ところがある日、神様の実験台に選ばれた彼は、この世界の<主人公>にされてしまう。  神々の緞帳の向こうに隠されたこの世界の綻びを解き明かすべく、彼は魔法研究のために高等学院へ通うことになる。そこで沢山の仲間と出会っていく中で、彼と同じように天啓を受けた一人目の<登場人物>を見つける。  そして彼は初めて神様の課題を知る。 『世界はあと五年で崩壊する。七人の賢者で世界を救え』と。  神様の課題に立ち向かう選ばれし開拓者(スティリスタ)たち――七人の賢者。  どうすれば世界の崩壊を食い止めることができるのか、世界の理そのものに抗うべく、魔法の成り立ちや仕組みを科学的・化学的に解明し、彼がたどり着いた答えは――想像を遥かに超える、まさに驚愕すべき世界の真実が明らかになる。  魔法とは一体何なのか。  神様とは一体何なのか。  世界とは一体何なのか。  身を滅ぼしかねないほど知的好奇心の旺盛過ぎる少年と、その個性的過ぎる仲間たちによる、魔法と理系(とロマンス)が交錯する稀代の北欧ハイファンタジー冒険譚。  世界の秘密を知ってしまった少年たちの末路や如何に。 『さあ、君の世界をはじめよう』  今、未曾有の伝説が始まろうとしている――

処理中です...