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本編
第十一話 寝耳に洪水 side - 片倉 & 緒方
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「片倉先生、お嬢さんがご結婚されるらしいですね、おめでとうございます。しかもお相手は自衛隊の方だとか。意外な組み合わせに皆ちょっと驚いています」
そんな記者からの言葉に固まった。今なんと?
オジョウサンガゴケッコンサレルラシイデネ?
「まさか片倉先生のお嬢さんが、自衛隊の方とご結婚とは。お許しになったということは、もしかして先生の政治的な方針にも、何か変化があったと考えてもよろしいのでしょうか?」
「ここは個人的な話をする場所ではないのでお答えできませんよ。私は芸能人ではないのでね。そういう質問はお答えできかねます」
あくまでも表情は崩さず、いつもの微笑みを浮かべてそう答えると、まだ質問をしようと追いすがる記者達を振り切って車に乗り込む。見送る彼等の中に、普段は見かけない人間が何人か混じっていたことに気がついたのは、事務所に戻ってからのことだが、その時はまだ頭に血がのぼっていて、そこまで考える余裕はなかった。
「一体どういうことだ?!」
「は……私も今しがた顔見知りの記者から聞いたばかりで、何が何やら」
秘書の緒方も戸惑った顔をしてる。
「最近、娘と連絡を取ったか?」
「いえ……私から連絡をすることはありませんので」
万が一の時の為に、緒方には娘の携帯電話の番号を伝えてあった。しかし、考えてみれば緒方が私に無断で連絡を取り合うことはないか。
「連絡を取って事実確認をしろ、対処はそれからだ」
「分かりました。先生もお話をされますか?」
「必要ない」
+++++
「必要ない」
取り付く島もない冷淡な口調にいつもの笑みは無い。まあ、あの愛想の良さは外向きの顔なのだから仕方の無いことだが……。態度に出すわけには行かないので心の中で肩をすくめながら、奈緒さんの携帯電話にかけた。今日は平日、もしかしたら講義中で留守電に切り替わるかもしれないな、と思いつつ呼び出し音を聞いていると相手が出た。
『はい』
男の声。予想外の相手に一瞬なんと応対しようか迷った。
『誰だ?』
「こちらは片倉奈緒さんの携帯電話でよろしかったでしょうか」
『そうだが、生憎と彼女はいま手が離せなくて代わりに出た。そちらは?』
話している相手が、記者が言っていた自衛官だとピンとくる。
「わたくしは片倉総一郎議員の秘書をしております、緒方と申します。奈緒さんに火急の用件がございまして、お電話をさせていただいたのですが」
『……ああ、片倉議員の』
その声だけで、彼が片倉先生をどう思っているか分かるというもの。当然と言えば当然だ。自分達をまるで犯罪集団のように常に罵っている議員に、好意を持てと言う方が無理な話であって。
『少し待ってくれ』
電話口を手で押さえたらしく、向こう側で何を話しているのかは分からなくなった。だが誰かいることは何となく雰囲気で分かる。
待っている間に、ミラー越しに片倉先生の様子を伺った。誰かと電話で話しているようで、こちらのことは気にしていない様子。長いこと先生の秘書をしているが、秘書が自分の娘に電話しているというのに、ここまで無関心でいられる神経が未だに理解できない。
『……お待たせしました、奈緒です』
電話口に奈緒さんが出た。
「お忙しい時に申し訳ありません、緒方です」
何度か顔を合わせているが、あちらが自分のことを覚えているかは確信が持てないでいた。
『……』
「奈緒さん?」
『はい、えっと、秘書をされている方ですよね、なんとなく覚えてます。何か御用でしょうか?』
かなり警戒している口調だ。そりゃそうだろう。ずっと音信不通だった父親の秘書から電話がかかれば誰だって警戒する。
「実は先ほど、記者から奈緒さんが近々結婚されるという話を聞きました。先生の方にも何度か質問がありましたので、真偽のほどを確かめたいと思いまして」
『……』
「奈緒さん、聞こえてますか?」
『は、い。あの、確かに結婚します、と言うか、結婚しましたと言った方が良いと思います』
「え?」
結婚しました?
「お相手が自衛隊の方だという話もあるのですが、それは本当ですか?」
『そうです。夫になった人、ひゃっ!!』
相手が何かに驚いたように声をあげて会話が中断する。
「あの、大丈夫ですか?」
『す、すみません、カップ落としましたっ、思ってもみなかった人からの電話に動揺しちゃって』
「こちらこそ突然の電話で申し訳ありません。それで結婚されたというのは本当なのですか?」
電話の向こう側で笑い声が聞こえたように思ったのは気のせいだろうか。
『もう家族ではないと言われていたので、こちらから連絡する必要もないと思ってましたから』
「それは……」
その言葉にどう答えたものかと思案していると、向こう側で“代われ”という声がした。
『片倉議員に伝えておけ。奈緒は既に片倉の人間ではなくなった。これ以上の詮索は無用だと』
「しかしですね、実情はどうであろうと、奈緒さんは先生の娘さんであることには違いないんですよ?」
『まだ高校生だった娘を家を追い出した人間がどんなツラしてそんなことを言うのか、是非とも直に見物させていただきたいものだな。とにかく奈緒にはこれ以上関わるな、彼女は俺の妻だ。いらんクチバシを挟むようなら、こちらにも考えがあるぞ』
「でしたら、せめてそちらのお名前だけでも」
鼻で笑うような声が聞こえてきた。
『片倉先生なら直ぐに調べられるんじゃないのか? 自衛隊が無くても諸外国の情勢は手に取るように分かるとか豪語していたお偉い先生のことだ、国内のたかだか一自衛官の情報ぐらいお手の物だろうからな。ではこれで失礼する、妻が待っているので』
一方的に切られた。しばらく唖然としたが、気を取り直してもう一度電話をかけてみたが話中だ。あの口調からして、即効で着信拒否をされたかもしれないと溜め息をつく。
「先生、よろしいですか」
「どうだった」
「奈緒さんは既に結婚されているとのことです。お相手は自衛官、間違いありませんでした」
「なんてことだ、私の顔に泥を塗りおって!!」
密かに自分もその顔に泥をぶつけたいと思う。
「何とか連れ戻せ!! 恥さらしもいいところだ!」
「奈緒さんは成人した大人です。それを無理やり連れ戻すなんて現実的ではありませんよ」
「手段は問わん」
「それこそ現実的ではありません、相手は自衛官です。下手に手を出したら、自衛隊と防衛省を敵に回すことになりますよ」
それと防衛省と繋がりの深い重光議員も、と頭の中で付け加えた。そこまでこの人が考えているかは分からないが。
「とにかく事務所に戻ってから記者対策を考えませんと」
「分かった」
……やれやれ、自分の再就職先のことはどうでも良いから、いっそのこと誰かこの先生を潰してくれないだろうかと真剣に思った。
そんな記者からの言葉に固まった。今なんと?
オジョウサンガゴケッコンサレルラシイデネ?
「まさか片倉先生のお嬢さんが、自衛隊の方とご結婚とは。お許しになったということは、もしかして先生の政治的な方針にも、何か変化があったと考えてもよろしいのでしょうか?」
「ここは個人的な話をする場所ではないのでお答えできませんよ。私は芸能人ではないのでね。そういう質問はお答えできかねます」
あくまでも表情は崩さず、いつもの微笑みを浮かべてそう答えると、まだ質問をしようと追いすがる記者達を振り切って車に乗り込む。見送る彼等の中に、普段は見かけない人間が何人か混じっていたことに気がついたのは、事務所に戻ってからのことだが、その時はまだ頭に血がのぼっていて、そこまで考える余裕はなかった。
「一体どういうことだ?!」
「は……私も今しがた顔見知りの記者から聞いたばかりで、何が何やら」
秘書の緒方も戸惑った顔をしてる。
「最近、娘と連絡を取ったか?」
「いえ……私から連絡をすることはありませんので」
万が一の時の為に、緒方には娘の携帯電話の番号を伝えてあった。しかし、考えてみれば緒方が私に無断で連絡を取り合うことはないか。
「連絡を取って事実確認をしろ、対処はそれからだ」
「分かりました。先生もお話をされますか?」
「必要ない」
+++++
「必要ない」
取り付く島もない冷淡な口調にいつもの笑みは無い。まあ、あの愛想の良さは外向きの顔なのだから仕方の無いことだが……。態度に出すわけには行かないので心の中で肩をすくめながら、奈緒さんの携帯電話にかけた。今日は平日、もしかしたら講義中で留守電に切り替わるかもしれないな、と思いつつ呼び出し音を聞いていると相手が出た。
『はい』
男の声。予想外の相手に一瞬なんと応対しようか迷った。
『誰だ?』
「こちらは片倉奈緒さんの携帯電話でよろしかったでしょうか」
『そうだが、生憎と彼女はいま手が離せなくて代わりに出た。そちらは?』
話している相手が、記者が言っていた自衛官だとピンとくる。
「わたくしは片倉総一郎議員の秘書をしております、緒方と申します。奈緒さんに火急の用件がございまして、お電話をさせていただいたのですが」
『……ああ、片倉議員の』
その声だけで、彼が片倉先生をどう思っているか分かるというもの。当然と言えば当然だ。自分達をまるで犯罪集団のように常に罵っている議員に、好意を持てと言う方が無理な話であって。
『少し待ってくれ』
電話口を手で押さえたらしく、向こう側で何を話しているのかは分からなくなった。だが誰かいることは何となく雰囲気で分かる。
待っている間に、ミラー越しに片倉先生の様子を伺った。誰かと電話で話しているようで、こちらのことは気にしていない様子。長いこと先生の秘書をしているが、秘書が自分の娘に電話しているというのに、ここまで無関心でいられる神経が未だに理解できない。
『……お待たせしました、奈緒です』
電話口に奈緒さんが出た。
「お忙しい時に申し訳ありません、緒方です」
何度か顔を合わせているが、あちらが自分のことを覚えているかは確信が持てないでいた。
『……』
「奈緒さん?」
『はい、えっと、秘書をされている方ですよね、なんとなく覚えてます。何か御用でしょうか?』
かなり警戒している口調だ。そりゃそうだろう。ずっと音信不通だった父親の秘書から電話がかかれば誰だって警戒する。
「実は先ほど、記者から奈緒さんが近々結婚されるという話を聞きました。先生の方にも何度か質問がありましたので、真偽のほどを確かめたいと思いまして」
『……』
「奈緒さん、聞こえてますか?」
『は、い。あの、確かに結婚します、と言うか、結婚しましたと言った方が良いと思います』
「え?」
結婚しました?
「お相手が自衛隊の方だという話もあるのですが、それは本当ですか?」
『そうです。夫になった人、ひゃっ!!』
相手が何かに驚いたように声をあげて会話が中断する。
「あの、大丈夫ですか?」
『す、すみません、カップ落としましたっ、思ってもみなかった人からの電話に動揺しちゃって』
「こちらこそ突然の電話で申し訳ありません。それで結婚されたというのは本当なのですか?」
電話の向こう側で笑い声が聞こえたように思ったのは気のせいだろうか。
『もう家族ではないと言われていたので、こちらから連絡する必要もないと思ってましたから』
「それは……」
その言葉にどう答えたものかと思案していると、向こう側で“代われ”という声がした。
『片倉議員に伝えておけ。奈緒は既に片倉の人間ではなくなった。これ以上の詮索は無用だと』
「しかしですね、実情はどうであろうと、奈緒さんは先生の娘さんであることには違いないんですよ?」
『まだ高校生だった娘を家を追い出した人間がどんなツラしてそんなことを言うのか、是非とも直に見物させていただきたいものだな。とにかく奈緒にはこれ以上関わるな、彼女は俺の妻だ。いらんクチバシを挟むようなら、こちらにも考えがあるぞ』
「でしたら、せめてそちらのお名前だけでも」
鼻で笑うような声が聞こえてきた。
『片倉先生なら直ぐに調べられるんじゃないのか? 自衛隊が無くても諸外国の情勢は手に取るように分かるとか豪語していたお偉い先生のことだ、国内のたかだか一自衛官の情報ぐらいお手の物だろうからな。ではこれで失礼する、妻が待っているので』
一方的に切られた。しばらく唖然としたが、気を取り直してもう一度電話をかけてみたが話中だ。あの口調からして、即効で着信拒否をされたかもしれないと溜め息をつく。
「先生、よろしいですか」
「どうだった」
「奈緒さんは既に結婚されているとのことです。お相手は自衛官、間違いありませんでした」
「なんてことだ、私の顔に泥を塗りおって!!」
密かに自分もその顔に泥をぶつけたいと思う。
「何とか連れ戻せ!! 恥さらしもいいところだ!」
「奈緒さんは成人した大人です。それを無理やり連れ戻すなんて現実的ではありませんよ」
「手段は問わん」
「それこそ現実的ではありません、相手は自衛官です。下手に手を出したら、自衛隊と防衛省を敵に回すことになりますよ」
それと防衛省と繋がりの深い重光議員も、と頭の中で付け加えた。そこまでこの人が考えているかは分からないが。
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