21 / 39
本編
第二十話 ドルフィンキーパー休暇中 前編
しおりを挟む
あ、そうそう、余談ではあるけれど。
年が明けるか明けないかの時間帯に、あのイルカちゃん達の中の人達を特集した番組がテレビで放送された。
なんと、中に入っていたのは、知らない人はいないと言われる、知名度の高いアイドルグループの人達だった。なんでも半年ほど前から、地元の青年部と共にあのイベントの計画をしていたらしい。もともと、震災や災害などが起きると様々な形でボランティアとして参加している人達だというのは知っていたけど、まさかこんな形でイベントに参加していたなんてビックリだ。
そりゃあなんでも器用にこなしちゃう人達だもの。イルカちゃんの着ぐるみを着たまま、セグウェイで疾走して編隊飛行をするもお手のものだよね、と感心したのは言うまでもない。
+++++
「白勢さん、こっちに戻ってきてから、すごく喉に良さそうなのど飴をいくつか見つけましたよ!」
久し振りに自分の部屋のベッドに引っ繰り返りながら、スマホの向こう側にいる相手に報告した。
『挨拶もなしにいきなりだね、浜路さん』
「ブルーのイケボのお世話係を任されているドルフィンキーパーとしては、大事なことだと思いますけど?」
『来年もよろしく頼むよとは言ったけど、まさかのど飴を探すところから始めるとはね。まったく浜路さんは、アクロ以上の斜め上を行くね』
電話の向こうであきれたように笑っている。
「だってアナウンスをいつまでするかわからないですけど、白勢さんはブルーのイケボ枠なんだからね。次のアナウンス担当が決まるまでは、喉は大事にしなきゃ」
『まあ、休みの時もそうやって気にかけてくれているだから、感謝するべきなんだろうね、俺は。それで? 今度は一体どんな飴?』
「えっとですね、京都らしく聖護院大根飴、それから~ものすごく効きそうな感じの高麗人参飴です! どちらもお店で風邪予防には抜群の効果ですよって言われました」
『……』
急に電話の向こうが静かになった。
「もしもし白勢さん? 聞いてますか?」
『聞いてる。それ、美味しいのかい? もちろん味見はしたんだよね?』
「良薬口に苦しですよ」
『つまり不味いってことじゃないか』
「まあその点は否定しません」
もちろん、商品を見つけて買う前に試食をさせてもらった。私が微妙な顔をしたのを見たおねーさんも「気持ちは分かります」と笑っていたっけ。お店の売り子さんですらそう言うってことは、つまりそういう味ってことなのだ。
『まさかその飴、買ったりしてないよね?』
「さすがにあれは、やめておいたほうが第11飛行隊にとって平和な気がしたのでやめました。そのかわり、因幡一尉のお土産用に金時人参飴を買いましたよ。もちろん白勢さんにも同じものを買いましたからね」
『ラパンに人参は分かったけど、俺にまで買ってくれる必要はないんだけどなぁ……」
なんだか心の底から嫌がっている様子だけど気にしない。せっかく人参味の飴を見つけたのだ、ここは是非とも三番機組全員に味わってもらわなくては。
「まあまあ、遠慮なさらず」
『俺は、いつものニッキ味ののど飴にしてもらったほうが、良さそうな気がしてきた』
「大丈夫ですよ、人参ぽいですけど、これは普通に飴ちゃんの味でしたから」
『まぼやの塩辛が美味しいとか言っちゃう浜路さんの言葉だからなあ……」
「なに言ってるんですか、まぼやの塩辛は間違いなく美味しいじゃないですか。私は旬になる夏を今から楽しみにしてるんですからね」
ほやが宮城名産だって教えてくれたのは白勢さんなのに。白勢さんは余計な味を教えちゃったかなと笑った。
『ほやと飴玉のことはともかく、浜路さん、あの後、調べたのかな、クリスマスの宿り木のこと。まあ好奇心旺盛な浜路さんのことだから、きっと調べたに違いないと思ってるんだけど』
とたんに顔が熱くなるのが自分でも分かった。
『浜路さん?』
「し、調べましたよ!」
寮に帰ってからすぐ!!
『それで感想は?』
「幸運とか安全はともかく、日本人にはあまり馴染みのない習慣のような気がしますけどね」
節分の時に玄関にかざる、ヒイラギとイワシの頭なら分かるけど。
『どんな手段を使ってでも、好きな女の子にキスしたい男の気持ちなんて万国共通だよ』
「……習慣の元になった神様は、きっとあきれてますよ」
『まあそういうことだから、俺が正式に三番機のパイロットになったあかつきには、よろしく頼みますよ、ドルフィンキーパーさん』
「なにがよろしく頼むですか」
つまりは、前に自分が三番機のパイロットになったらるいって呼んでも良いかってたずねてきたのは、白勢さんが正式に三番機のパイロットになったら、お付き合いしませんかってことだったらしい。遠回しながらも、あんなふうに面と向かって言われていたのに、その可能性にまったく気づかなかったなんて、自分の鈍さ加減にうんざりだ。
「声で腰が砕けたら仕事にならないので、仕事中にささやくのは無しですからね!」
しかも! 新田原で藤島一尉が言っていた腰が砕けた人っていうのは、きっと白勢さんとお近づきになった女性のことに違いないのだ、しかも複数人。あの基地の飛行隊に配属されて、どれぐらいなのかはよく分からないけど、仲間内であんなふうに言われるってことは、けっこうな人数がいたってことなんじゃないの? もしかして白勢さんって、ものすごくモテモテな人だったのでは?
『ってことは、承諾してくれたと判断して良いってことなんだよな?』
「まだ三番機のパイロットになったわけじゃないのに気が早いですよ、白勢さん。もしかしたら、イケボの評判が良すぎて、松島にいる間はずっとマイク持ちかもしれないじゃないですか」
『ひどい言いようだなあ』
「まだ訓練中であることには違いないでしょ。今のところ三番機のパイロットは、因幡一尉だけですよ」
今までにどれだけの人達が、あんなふうにささやかれたんだろうと考えたらムカついてきた。だからつい返事もとんがったものになってしまう。私、自分がこんなにヤキモチ焼きな人間だなんて思いもしなかった。
『……るい、もしかして藤島が言ったことを気にしてる?』
おもわずスマホが手から滑り落ちそうになる。
「ちょ、ちょっと! だから名前を呼ぶのは、正式に三番機のパイロットになってからって言ったじゃないですかっ」
普通に名前を呼ばれただけでこれなんだもの。通常モードじゃないイケボでささやかれたら、どうなってしまうんだろうと今から心配になる。やっぱりイヤーマフは必須アイテムになりそうな予感。
『なるほど了解した。やっぱり気にしてくれていたんだな』
「なんでそういう話になるんですかっ」
『夕飯を食べた時に質問されたから、もしかしてとは思ってたんだけど』
「あの時は純粋な好奇心からですよ!!」
『あの時はってことは、今は違うってことだろ?』
「会話で揚げ足取る人は嫌いです!」
なんだか話がおかしな方向に向いてきた!!
『そりゃあ、今まで誰もいなかったとは言わないよ。だけど、現在進行形で誰かいるわけじゃないから安心してくれていい。それはマボヤデートの時に言ったとおりだ』
「だからなにも言ってないじゃないですか」
『でも気になるんだろ?』
いきなり襖があいて弟の誠が顔を出した。
「ちょっと誠!! 襖を開ける時は一声かけてって言ったじゃない!」
「あ、ごめん。それよりねーちゃん、そろそろお節の準備を始めるから手伝ってくれって、かーちゃんが」
『すまない、長電話しちゃったかな』
誠に怒鳴り返すのを聞いて白勢さんが笑っている。
「そんなことないですよ、大丈夫です。ちょっと礼儀がなってない弟をしかっただけですから。じゃあ年明けの訓練始めの日を楽しみに……うわあ」
『?!』
「ねーちゃん!! しゃべっているのはブルーの人?!」
いきなり誠がかぶりついてきた。近い近い、あっちへ行けとばかりに、頭をつかんで向こうへと押しやる。
「そうだけど、電話中なんだからあっちへ行ってなさい!」
「話したい!!」
「はあ?! なに言ってんの、あんたは!!」
来年からは高校生だというのに、やることなすことが子供なんだから!! しかも私が入隊すると決めたころなんて「自衛隊?は、なにそれ?」な態度だったくせに。
『浜路さん、俺はかまわないよ。こっちのことは俺に任せて、浜路さんはお母さんの手伝いに行くと良い』
「そんなわけにはいきませんよ。もう切りますから御心配なく」
「ねーちゃん、あんまりだー!!」
『俺のほうは大丈夫だから。松島に来てからさんざんお客さん達の相手をしてきたんだ、浜路さんの弟君と話すぐらいなんともないよ。まだ正規パイロットじゃないのは申し訳ないけどね』
誠はまるで捨て犬のような目でこっちを見つめてくる。まったくもう、なんでこうなった?!
「適当にあしらって切ったら良いですからね。……誠、私にとっては上官に当たる人でもあるんだから、失礼のないように!」
「やったー!!」
お尻から特大の尻尾をはやすと、それをブンブン振り回している誠にそう宣言してからスマホを渡した。
「もしもし!! はい、弟の浜路誠といいます。いつも姉がお世話になっています!!」
「それと、今月のおねーちゃんの携帯代が膨れ上がったら、お年玉から引くからね!」
お世話してるのは私のほうなのにと思いながらそう申し渡したけど、すでに白勢さんとの話に夢中でこっちの話なんて聞いちゃいない。年が明けて白勢さんと顔を合わせたら、しっかりと謝っておかなくちゃ。
年が明けるか明けないかの時間帯に、あのイルカちゃん達の中の人達を特集した番組がテレビで放送された。
なんと、中に入っていたのは、知らない人はいないと言われる、知名度の高いアイドルグループの人達だった。なんでも半年ほど前から、地元の青年部と共にあのイベントの計画をしていたらしい。もともと、震災や災害などが起きると様々な形でボランティアとして参加している人達だというのは知っていたけど、まさかこんな形でイベントに参加していたなんてビックリだ。
そりゃあなんでも器用にこなしちゃう人達だもの。イルカちゃんの着ぐるみを着たまま、セグウェイで疾走して編隊飛行をするもお手のものだよね、と感心したのは言うまでもない。
+++++
「白勢さん、こっちに戻ってきてから、すごく喉に良さそうなのど飴をいくつか見つけましたよ!」
久し振りに自分の部屋のベッドに引っ繰り返りながら、スマホの向こう側にいる相手に報告した。
『挨拶もなしにいきなりだね、浜路さん』
「ブルーのイケボのお世話係を任されているドルフィンキーパーとしては、大事なことだと思いますけど?」
『来年もよろしく頼むよとは言ったけど、まさかのど飴を探すところから始めるとはね。まったく浜路さんは、アクロ以上の斜め上を行くね』
電話の向こうであきれたように笑っている。
「だってアナウンスをいつまでするかわからないですけど、白勢さんはブルーのイケボ枠なんだからね。次のアナウンス担当が決まるまでは、喉は大事にしなきゃ」
『まあ、休みの時もそうやって気にかけてくれているだから、感謝するべきなんだろうね、俺は。それで? 今度は一体どんな飴?』
「えっとですね、京都らしく聖護院大根飴、それから~ものすごく効きそうな感じの高麗人参飴です! どちらもお店で風邪予防には抜群の効果ですよって言われました」
『……』
急に電話の向こうが静かになった。
「もしもし白勢さん? 聞いてますか?」
『聞いてる。それ、美味しいのかい? もちろん味見はしたんだよね?』
「良薬口に苦しですよ」
『つまり不味いってことじゃないか』
「まあその点は否定しません」
もちろん、商品を見つけて買う前に試食をさせてもらった。私が微妙な顔をしたのを見たおねーさんも「気持ちは分かります」と笑っていたっけ。お店の売り子さんですらそう言うってことは、つまりそういう味ってことなのだ。
『まさかその飴、買ったりしてないよね?』
「さすがにあれは、やめておいたほうが第11飛行隊にとって平和な気がしたのでやめました。そのかわり、因幡一尉のお土産用に金時人参飴を買いましたよ。もちろん白勢さんにも同じものを買いましたからね」
『ラパンに人参は分かったけど、俺にまで買ってくれる必要はないんだけどなぁ……」
なんだか心の底から嫌がっている様子だけど気にしない。せっかく人参味の飴を見つけたのだ、ここは是非とも三番機組全員に味わってもらわなくては。
「まあまあ、遠慮なさらず」
『俺は、いつものニッキ味ののど飴にしてもらったほうが、良さそうな気がしてきた』
「大丈夫ですよ、人参ぽいですけど、これは普通に飴ちゃんの味でしたから」
『まぼやの塩辛が美味しいとか言っちゃう浜路さんの言葉だからなあ……」
「なに言ってるんですか、まぼやの塩辛は間違いなく美味しいじゃないですか。私は旬になる夏を今から楽しみにしてるんですからね」
ほやが宮城名産だって教えてくれたのは白勢さんなのに。白勢さんは余計な味を教えちゃったかなと笑った。
『ほやと飴玉のことはともかく、浜路さん、あの後、調べたのかな、クリスマスの宿り木のこと。まあ好奇心旺盛な浜路さんのことだから、きっと調べたに違いないと思ってるんだけど』
とたんに顔が熱くなるのが自分でも分かった。
『浜路さん?』
「し、調べましたよ!」
寮に帰ってからすぐ!!
『それで感想は?』
「幸運とか安全はともかく、日本人にはあまり馴染みのない習慣のような気がしますけどね」
節分の時に玄関にかざる、ヒイラギとイワシの頭なら分かるけど。
『どんな手段を使ってでも、好きな女の子にキスしたい男の気持ちなんて万国共通だよ』
「……習慣の元になった神様は、きっとあきれてますよ」
『まあそういうことだから、俺が正式に三番機のパイロットになったあかつきには、よろしく頼みますよ、ドルフィンキーパーさん』
「なにがよろしく頼むですか」
つまりは、前に自分が三番機のパイロットになったらるいって呼んでも良いかってたずねてきたのは、白勢さんが正式に三番機のパイロットになったら、お付き合いしませんかってことだったらしい。遠回しながらも、あんなふうに面と向かって言われていたのに、その可能性にまったく気づかなかったなんて、自分の鈍さ加減にうんざりだ。
「声で腰が砕けたら仕事にならないので、仕事中にささやくのは無しですからね!」
しかも! 新田原で藤島一尉が言っていた腰が砕けた人っていうのは、きっと白勢さんとお近づきになった女性のことに違いないのだ、しかも複数人。あの基地の飛行隊に配属されて、どれぐらいなのかはよく分からないけど、仲間内であんなふうに言われるってことは、けっこうな人数がいたってことなんじゃないの? もしかして白勢さんって、ものすごくモテモテな人だったのでは?
『ってことは、承諾してくれたと判断して良いってことなんだよな?』
「まだ三番機のパイロットになったわけじゃないのに気が早いですよ、白勢さん。もしかしたら、イケボの評判が良すぎて、松島にいる間はずっとマイク持ちかもしれないじゃないですか」
『ひどい言いようだなあ』
「まだ訓練中であることには違いないでしょ。今のところ三番機のパイロットは、因幡一尉だけですよ」
今までにどれだけの人達が、あんなふうにささやかれたんだろうと考えたらムカついてきた。だからつい返事もとんがったものになってしまう。私、自分がこんなにヤキモチ焼きな人間だなんて思いもしなかった。
『……るい、もしかして藤島が言ったことを気にしてる?』
おもわずスマホが手から滑り落ちそうになる。
「ちょ、ちょっと! だから名前を呼ぶのは、正式に三番機のパイロットになってからって言ったじゃないですかっ」
普通に名前を呼ばれただけでこれなんだもの。通常モードじゃないイケボでささやかれたら、どうなってしまうんだろうと今から心配になる。やっぱりイヤーマフは必須アイテムになりそうな予感。
『なるほど了解した。やっぱり気にしてくれていたんだな』
「なんでそういう話になるんですかっ」
『夕飯を食べた時に質問されたから、もしかしてとは思ってたんだけど』
「あの時は純粋な好奇心からですよ!!」
『あの時はってことは、今は違うってことだろ?』
「会話で揚げ足取る人は嫌いです!」
なんだか話がおかしな方向に向いてきた!!
『そりゃあ、今まで誰もいなかったとは言わないよ。だけど、現在進行形で誰かいるわけじゃないから安心してくれていい。それはマボヤデートの時に言ったとおりだ』
「だからなにも言ってないじゃないですか」
『でも気になるんだろ?』
いきなり襖があいて弟の誠が顔を出した。
「ちょっと誠!! 襖を開ける時は一声かけてって言ったじゃない!」
「あ、ごめん。それよりねーちゃん、そろそろお節の準備を始めるから手伝ってくれって、かーちゃんが」
『すまない、長電話しちゃったかな』
誠に怒鳴り返すのを聞いて白勢さんが笑っている。
「そんなことないですよ、大丈夫です。ちょっと礼儀がなってない弟をしかっただけですから。じゃあ年明けの訓練始めの日を楽しみに……うわあ」
『?!』
「ねーちゃん!! しゃべっているのはブルーの人?!」
いきなり誠がかぶりついてきた。近い近い、あっちへ行けとばかりに、頭をつかんで向こうへと押しやる。
「そうだけど、電話中なんだからあっちへ行ってなさい!」
「話したい!!」
「はあ?! なに言ってんの、あんたは!!」
来年からは高校生だというのに、やることなすことが子供なんだから!! しかも私が入隊すると決めたころなんて「自衛隊?は、なにそれ?」な態度だったくせに。
『浜路さん、俺はかまわないよ。こっちのことは俺に任せて、浜路さんはお母さんの手伝いに行くと良い』
「そんなわけにはいきませんよ。もう切りますから御心配なく」
「ねーちゃん、あんまりだー!!」
『俺のほうは大丈夫だから。松島に来てからさんざんお客さん達の相手をしてきたんだ、浜路さんの弟君と話すぐらいなんともないよ。まだ正規パイロットじゃないのは申し訳ないけどね』
誠はまるで捨て犬のような目でこっちを見つめてくる。まったくもう、なんでこうなった?!
「適当にあしらって切ったら良いですからね。……誠、私にとっては上官に当たる人でもあるんだから、失礼のないように!」
「やったー!!」
お尻から特大の尻尾をはやすと、それをブンブン振り回している誠にそう宣言してからスマホを渡した。
「もしもし!! はい、弟の浜路誠といいます。いつも姉がお世話になっています!!」
「それと、今月のおねーちゃんの携帯代が膨れ上がったら、お年玉から引くからね!」
お世話してるのは私のほうなのにと思いながらそう申し渡したけど、すでに白勢さんとの話に夢中でこっちの話なんて聞いちゃいない。年が明けて白勢さんと顔を合わせたら、しっかりと謝っておかなくちゃ。
3
お気に入りに追加
384
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
幼馴染はファイターパイロット(アルファ版)
浅葱
恋愛
同じ日に同じ産院で生まれたお隣同士の、西條優香と柘植翔太。優香が幼い頃、翔太に言った「戦闘機パイロットになったらお嫁さんにして」の一言から始まった夢を叶えるため、医者を目指す彼女と戦闘機パイロットを目指す未来の航空自衛隊員の恋のお話です。
※小説家になろう、で更新中の作品をアルファ版に一部改変を加えています。
宜しければ、なろう版の作品もお読み頂ければ幸いです。(なろう版の方が先行していますのでネタバレについてはご自身で管理の程、お願い致します。)
当面、1話づつ定時にアップしていく予定です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
その手で、愛して。ー 空飛ぶイルカの恋物語 ー
ユーリ(佐伯瑠璃)
キャラ文芸
T-4ブルーインパルスとして生を受けた#725は専任整備士の青井翼に恋をした。彼の手の温もりが好き、その手が私に愛を教えてくれた。その手の温もりが私を人にした。
機械にだって心がある。引退を迎えて初めて知る青井への想い。
#725が引退した理由は作者の勝手な想像であり、退役後の扱いも全てフィクションです。
その後の二人で整備員を束ねている坂東三佐は、鏡野ゆう様の「今日も青空、イルカ日和」に出ておられます。お名前お借りしました。ご許可いただきありがとうございました。
※小説化になろうにも投稿しております。
タロウちゃんと私達
鏡野ゆう
キャラ文芸
『空と彼女と不埒なパイロット』に登場した社一尉と姫ちゃん、そして羽佐間一尉と榎本さんがそれぞれ異動した後の某関東地方の空自基地。そこに残されたF-2戦闘機のタロウちゃん(命名は姫ちゃん)に何やら異変が起きている模様です。異動になった彼等の後を任されたパイロットと整備員達が遭遇したちょっと不思議なお話です。
『空と彼女と不埒なパイロット』に引き続き、関東方面の某基地にF-2戦闘機が配備されたという架空の設定になっています。
憧れの青空
饕餮
ライト文芸
牛木 つぐみ、三十五歳。旧姓は藤田。航空自衛隊で働く戦闘機パイロット。乗った戦闘機はF-15とF-35と少ないけど、どれも頑張って来た。
そんな私の憧れは、父だ。父はF-4に乗っていた時にブルーインパルスのパイロットに抜擢され、ドルフィンライダーになったと聞いた。だけど私は、両親と今は亡くなった祖父母の話、そして写真や動画でしか知らない。
そして父と航空祭で見たその蒼と白の機体に、その機動に魅せられた私は、いつしか憧れた。父と同じ空を見たかった。あの、綺麗な空でスモークの模様を描くことに――
「私の彼は、空飛ぶイルカに乗っている」の二人の子どもで末っ子がドルフィンライダーとなった時の話。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる